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コーヒーカップの耳

思いのほか、いい本の予感

2023-08-10 08:52:54 | 本・雑誌
『#みんな大好き能見さんの美学』ですが、読み始めて見ると、思いのほかいい本の予感がします。



阪神から戦力外通告を受けたあと、何チームからかの誘いがありオリックスに決めたのだが、それはコーチ兼任だった。
それが能見さんにとっては良かった。
こんなことが書いてあります。
《引退を決めた理由は、選手たちの成長を「うれしい」と感じるようになったことです。》
《オリックスにはもともと能力の高い投手がたくさんいました。チームとしてうまく機能せず、僕が入る前は2年連続最下位。(略)
ただ、僕自身そこまでオリックスの選手たちのことを知らなかったので、40歳を超えているとはいえ、まだまだ戦力として働けるだろう、コーチ兼任ではあるけれど、選手としても拾ってもらった恩返しはできるだろうと思ってました。ところが「あれ?自分がいなくても大丈夫だな」1年目のキャンプで気づいてしまったのです。そこからのスタートだったので、1年目のシーズンを終えて「引退」を決断したのは自然なことでした。》
しかし能見さんは、その年限りで引退せず、もう1年現役を続けます。選手としても役立ちたいと考え、トレーニングもしながらコーチの方に比重を置いてのことでした。
まだ、読み始めたばかりですが、能見さんの人柄が伝わって来ます。同僚選手の多くに慕われた理由もわかるような気がします。

追記 今日一日で読み切ってしまいました。300ページ近く。
多少毒のある実名での秘話もあり、面白かったです。


『触媒のうた』 能見選手の故郷、出石のちょっといい話も載ってます。
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