先日終わった新聞小説「かたばみ」がよかったので、その著者のほかの本が読んでみたくて借りてきた本。
『漂沙のうたう』(木内昇・集英社刊)。直木賞作品。
三分の一ぐらい読んだところだが、力作で読みごたえがある。
明治初期の廓を舞台にした小説で、わたしの知らない言葉がたくさん出て来る。
作者の木内さんがこの小説を書いた時はまだ40歳代だから、よほど勉強されたのだろう。
巻末に記された参考文献の数が27冊。努力の末の小説なのだ。
「かたばみ」とは大いに作風が違う。
作家さんも10年過ぎるとこうも変わるのか?
「かたばみ」は肩に力が入っておらず、軽く読めたが、「漂沙のうたう」は少し重い。
これからどんな風に展開してゆくのか楽しみ。
『漂沙のうたう』(木内昇・集英社刊)。直木賞作品。
三分の一ぐらい読んだところだが、力作で読みごたえがある。
明治初期の廓を舞台にした小説で、わたしの知らない言葉がたくさん出て来る。
作者の木内さんがこの小説を書いた時はまだ40歳代だから、よほど勉強されたのだろう。
巻末に記された参考文献の数が27冊。努力の末の小説なのだ。
「かたばみ」とは大いに作風が違う。
作家さんも10年過ぎるとこうも変わるのか?
「かたばみ」は肩に力が入っておらず、軽く読めたが、「漂沙のうたう」は少し重い。
これからどんな風に展開してゆくのか楽しみ。