わたしが幼稚園の時に習って今も覚えている歌は一曲だけ。
「青い目をしたお人形」です。
「青い目をしたお人形は アメリカ生まれのセルロイド」と始まり、
「優しい日本の嬢ちゃんよ なかよく遊んでやっとくれ」と続く。
もう60何年も昔です。太平洋戦争が終わって間もない頃、アメリカに叩きのめされた余韻がまだ世間に漂っていましたし、通園の道路脇には戦災の焼け跡が無残にその姿をさらしていました。
そんな中でのこの歌です。
この歌、今調べて見ると、戦後に出来た歌ではなく大正時代に作られています。
なかなか含蓄のある歴史を持っています。
けど、わたしは戦後間なし、昭和23年頃に習っています。
何か教育的な目的があったと思われます。
http://www.youtube.com/watch?v=776dbqPcbl0
今、家内に聞いてみました。「この歌、習った？」と。
そしたら彼女も全部覚えていました。わたしより４歳下ですが、やはり幼稚園の時に習ったと。
よほどしっかりと覚えさせられたのか、それとも子どもが覚えやすい歌なのか。
今の中国の様子を見て、なぜかこの歌を思い出しました。
山口幼稚園の先生をしておられた神橋綾子さんから教わったように記憶しています。
青い目の人形にまつわる話として
答礼人形として日本からは市松人形が送られたようです。。。
この歌、皆さん知っておられるようですね。けど、その歴史はご存知ない人が多いようです。私も知りませんでした。昔からある童謡はいいですねえ。
今も時々鼻歌で・・・でも時々色々な歌が交ざってしまい「あれ？」と思うこともあります。
「赤い靴」も好きです題名はあっているのかな？
方言には標準語にない情感があふれていていいですねえ。
そうですか、ひいおじいちゃんが。
「こだぬめんこい人形さは 罪はねぇ、燃やすなんて もぞこくて（可哀想、不憫などか弱いものに対して多く使われる感じ） でぎねぇ」なんて 会話が あったとかなかったとか
うちの ひいじいちゃんが 町長をしていた頃のお話だったかもしれません
ウィキペディアにはこのように載ってます。
「日露戦争後に日本が満州の権益をにぎると、中国進出をうかがっていたアメリカ合衆国とのあいだで政治的緊張が高まっていた。また、1924年に成立したジョンソン＝リード法（通称「排日移民法」）もまた、両国民の対立を高めつつあった。そんななか、1927年（昭和2年）3月、日米の対立を懸念し、その緊張を文化的にやわらげようと、米国人宣教師のシドニー・ギューリック博士（1860年 ? 1945年）が提唱して親善活動がおこなわれた。その一環として、米国から日本郵船の天洋丸で日本の子供に12,739体の「青い目の人形」が贈られた。仲介者は渋沢栄一であった。「青い目の人形」は全国各地の幼稚園・小学校に配られて歓迎された。
返礼として、渋沢栄一を中心に「答礼人形」と呼ばれる市松人形58体が同年11月に日本から米国に贈られた。
日本に贈られた「青い目の人形」だが、太平洋戦争中は敵性人形としてその多くが焼却処分された。しかし、処分を忍びなく思った人々が人形を隠し、戦後に学校等で発見された。現存する人形は2010年現在、323体[1]にすぎないが、日米親善と平和を語る資料として大切に保存されている。」
アメリカから 贈られた 歌にまつわるのかどうか…青い目の人形たちが あちこちにあり
隣町 丸森の 金山に 本体が残っていて 話題になったことがありました
母の従姉妹がお人形抱っこして
新聞に載ったのだったかしら…