喫茶 輪

コーヒーカップの耳

「うさんごろとかっぱ」

2023-08-01 10:58:09 | 懐かしい話
「半どん」180号が届きました。



交流のある人のページを読ませていただきました。
六車明峰さん、田岡弘子さん、鈴木漠さん、梅村光明さん、涸沢純平さん、福永祥子さん、渡辺信雄さん、そして中野文擴さん。
そのうちの中野さんの児童文学「カッパに会った少年」に心惹かれました。
←クリック。
というのも遠い昔のことを思い出したからです。
この本です。

『うさんごろとおばけ』
(瀬名恵子作・絵)。
1979年発行のものですが、まだきれいです。
これ、どれほど読まされたでしょうか。ついこの前のような気がします。
長男が大好きな絵本でした。
この中に「うさんごろとかっぱ」という話があって、読むわたしも楽しかったのを覚えています。
うさぎのうさんごろは強いうさぎです。
ある時、となりのちび助をつれて沼で魚釣りをしていたのですが、ちび助が沼にオシッコをしたことで沼に住むカッパが怒って、うさんごろとケンカになりました。
出てきたかっぱをやっつけたのですが、次から次と仲間のかっぱが応援に出てきて1000匹も相手にしたのです。
でもみんなやっつけて、沼の中にかっぱは逃げ込んだのです。ところが、
「あっ、ぬまがちいさくなっていく」
「ふしぎだ」
「ふろしきぐらいのおおきさになっても、そのなかに、やっぱり くらげのように すきとおった ちいさな かっぱが、千びき うごいている」
「うまのあしあとぐらいの ちいさな みずたまりに なっても、ぼうふらより ちいさな かっぱが、千びき うようよ」
「とうとう すっかり きえて しまったとさ」 というような話。
子どもの想像力をかきたてるような話でしたが、読むわたしも楽しかったのでした。
因みに作者の瀬名恵子さん、ググって見ると、現在91歳でご健在だとか。
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