『ぼくは12歳』をkohの親に読ませよう。
もう40年もの昔に読んだ本。
一冊の詩のノートを残して12歳で自死した岡真史君の詩集。
今もう一度読んでみたが、一時間もかからずに読める。
真史君の父親が、長い「あとがき」の中で書いている。
《もし、いないという厳粛な事実が動かしがたいものであるならば、それを生かす道は、いま生きている多くの少年たちを守る以外に他に道はないのではないでしょうか。わたしどもにそれを教えてくれたのは、この詩の手帖でした。》
《悲しい死を遂げた子の言葉が、人々によって生かされ、また同じ年頃の少年少女たちにとって、生への歩みのいくばくかの糧ともなれば、という祈りにも似た思いが、いまわたしどもの胸底にあります。「少年よ、その足で大地をふまえよ!」わたしには、そう叫ぶ真史の声が、聞えます。どうかその心をしなやかに強く生き抜いて、この儚い子の言葉を生かしてやって下さい。それこそが、この詩を読んでいただこうと思ったわたしどもの、心からの祈りです。》
「私は今でも息子の夢をよく見ます」で始まる母親の文も載ってますが、それはちょっと悲しすぎるので…。
もう40年もの昔に読んだ本。
一冊の詩のノートを残して12歳で自死した岡真史君の詩集。
今もう一度読んでみたが、一時間もかからずに読める。
真史君の父親が、長い「あとがき」の中で書いている。
《もし、いないという厳粛な事実が動かしがたいものであるならば、それを生かす道は、いま生きている多くの少年たちを守る以外に他に道はないのではないでしょうか。わたしどもにそれを教えてくれたのは、この詩の手帖でした。》
《悲しい死を遂げた子の言葉が、人々によって生かされ、また同じ年頃の少年少女たちにとって、生への歩みのいくばくかの糧ともなれば、という祈りにも似た思いが、いまわたしどもの胸底にあります。「少年よ、その足で大地をふまえよ!」わたしには、そう叫ぶ真史の声が、聞えます。どうかその心をしなやかに強く生き抜いて、この儚い子の言葉を生かしてやって下さい。それこそが、この詩を読んでいただこうと思ったわたしどもの、心からの祈りです。》
「私は今でも息子の夢をよく見ます」で始まる母親の文も載ってますが、それはちょっと悲しすぎるので…。