自転車ひとり旅★

自転車大好きなTVディレクター日記。

冒険とパンク。

2020年11月14日 19時12分32秒 | 自転車



15日に ちょっと頑張って走る必要があるので
調子を上げたくて ロングヘ出かけた



いつもと違う道を走って 利根川を目指す



気持ちよく巡航していると
道に何かが落ちている







サイフだ…



落し物の中で 財布ほど面倒なものはない
第一 ほとんどの場合
中身が抜き取られて 外側だけ落ちていることが多い

拾って中身が空っぽだった時
外側だけを届けても 絶対に疑われるし
その場に置いていくのも気が引ける


「どうか空っぽじゃありませんように」


願いを込めて拾ってみると
普通に中身が入っていた
心なしか まだ温かい気もする
落としたてなのかもしれない



色々触って 指紋を残すと
あとで「中身がない」となった時に面倒なので
中身には一切触らず交番へ








警察官が 目の前で中身を丁寧に取り出して並べる

1000円紙幣が数枚
いろんなメンバーズカード
クレジットカード
診察券
割引チケット
500円玉が4枚
スーパーで食材を購入したレシート


落とした方の 苦労が見える気がした



以前 財布を届けた時
お礼等はいらないと言って置いたにもかかわらず
電話はかかってくるし お礼の素麺まで送られてくる始末だったので
(このときは財布に5万円入ってた)
今回は名前も書かず 全てを放棄しますと伝えて
警察官に託して さっさと交番を後にした




利根川を目指し
さらに北上しながら
財布のことを考えた



財布は自分の社会的立場を示すと
よく言われる

確かに 立派な長財布から
「スルッ」と折り曲げていない万札を取り出すのをみると
「おお」と思うし
いくら偉い人でも 小さい財布から
折りたたんだお札を取り出し セコセコと広げてるのをみると
小市民に見えてしまう


私は 四六時中自転車ウェアを着ているので
財布はラファのエッセンシャルケースであることが多い
傍目からは どんな人物に見えているのだろうか




落ちていた財布から分析すると
落とし主は年配の男性
メンバーズカードの種類からすると おそらく50代
食材を買っていたので独身かもしれない
小銭が五百円玉だけだったのは 特殊な職業だったりするのだろうか
それとも精神的なものだろうか

あの数千円で 何日を暮らすのだろうか



考えれば考えるほど
落とし主が心配になってくる財布を拾ってしまったものだ(笑)
願わくば 無事に持ち主の元へ戻って
「生きていれば 良いこともあるものだ」
ぐらいのことを思ってもらえたら嬉しい






70キロ走って 利根川
16時で すでに夕景


のんびりナイトライドで帰ることにする



夜の走りで 試して見たいことがあった
そう グーグルマップのナビを使うことだ


夜間走行は 車の激しい通りを避けて行きたい
そこはグーグルくんの得意分野であろう






今回も グネグネギザギザ
細い道をつなぎ合わせて 楽しい道のり
もちろんグラベルも出現



しかし





行き止まった(笑)



ちょうどシンゴちゃんがLINEで連絡くれたので
状況を報告したら 喜んでくれた(笑)



時間に余裕があるときは
最高のエンターテインメントかもしれない



120km TSS260



次の日

後輪がパンクしていた
スローパンクのようだ





ロングを走りながら
この白い汚れが気になっていたのだが
どうやらシーラントが吹き出した跡らしい





タイヤを外すと
2センチほどの針金が
タイヤの内部でうねっていた


これでよく走って帰れたな(笑)


チューブレスタイヤとシーラントのおかげか






久々のタイヤ交換
楽しみにしていたピレリのチューブレスタイヤをはめてみる






サイスポかバイクラの記事を見て購入した シュワルベのタイヤレバー
写真のように タイヤが外れてくるのを せき止めることができる
そしてタイヤは超簡単にハマった
ウルトラオススメです





フレームに貼っていたシールがボロくなったので





交換した(笑)