自転車ひとり旅★

自転車大好きなTVディレクター日記。

おいかける!

2015年02月18日 09時14分22秒 | 世界自転車探検部



三脚にカメラを付けて走る旅人を撮ることを
「定点」と呼びます。
自転車探検部で言うと、番組タイトルのテロップが乗るカットがそうですね。
この「定点」を撮るときは、
旅人さんを置き去りにしてひたすら先行し、
良い定点が取れそうなポイントがあれば、道の脇の崖などによじのぼって、
置き去りにした旅人が来るのを待ちます。
(ちなみに上の写真はトルコのタイトルカットになった定点。
 手前に見える草はトゲだらけ…)
そんでもって、やり直し無しの一発勝負で撮影。
がっつり体力勝負の撮影、それが「定点」なのですね。





↑定点探し中。
「この崖にのぼれないかなあ」と考えているところ。
(ここは結局登れなかった…)



そんでもって、一発勝負の撮影がおわると、
すぐさま旅人に追いつくための猛ダッシュがはじまります。
崖から降りて、カメラと三脚を車両にあずけ終わるまでに
だいたい5分。
旅人は2キロほど先に行っています。
それになるべく早く追いつくために、全力疾走です。





走る人との距離を2キロ詰めるのって、けっこう大変。

ここで天の助けとなるのが、2人乗りのバイク。
2人乗りのバイクは時速40キロぐらいで走るので、
ぴったりくっついて、風よけにするにはもってこいなのです。





40キロで走っていると、43キロぐらいで走るバイクに抜かされたりする。
これも天佑。
ささっと乗り移って、速い方のバイクにくっついて行きます。





ただ、自転車レースになじみのない国でこれをやると、
「風よけ」の概念がないために、ただのあやしいストーカーになっちゃう。
よく怪訝そうな顔で振り向かれます。

こうなったら、身振り手振りで乗り切るしかありません。
全力で漕ぎながら「4・0・GO!」とジェスチャーすると、
「40キロで走ってくれ!」と伝わったりします。
たまに「GO!」だけ伝わって、ガンガンに飛ばされたりするけど…



こうして、長距離はダメだけど、
ストップ・アンド・ゴーには強いカラダが
出来上がって行くわけですね★

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
スピード (mappa)
2015-02-18 14:02:53
レースではないので、バイクでドラフティングありですね。

特に取材中に後れを取り戻すのは至難の業。撮影側は利用できる物は何でも使って有りです。

ただ、くれぐれも気をつけて。日本に帰国するまでが探検です(笑)
返信する
やり直しが (トラベラー)
2015-02-19 08:13:52
出来ない定点の一発撮り、大変そう(;^_^A

でも、うまく行った時はガッツポーズのD☆さんが浮かびます(笑)

あ~早く山陽さんが見たいなぁ♪
返信する
Unknown (D☆)
2015-02-20 01:20:28
mappaさま。
まさにペーサーつきの高速もがき練です。
ごちゃごちゃの路上走行に慣れているので
けっこう安心してドラフティングできますよ☆

トラベラーさま。
ガッツポーズ! したいところですが、
撮り終えたら次のことを考えないといけないので
そそくさと移動してます。
もちろん心の中ではガッツポーズですよ☆
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