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18日のオンエアまであと1週間ですね。
ちょっとドキドキしてきました。
きょうは、冒頭の写真のお話をひとつ。。
編集作業、と聞いても、
ほとんどの方にはピンと来ないと思います。
たとえば自転車探検部の編集は、
オフライン編集に3週間、
本編集に丸1日(12時間)、
整音、音楽とナレーション入れに丸1日(18時間)。
都合1ヶ月の時間がかかります。
50分の番組に、1ヶ月かかる(しかも1日18時間以上編集してる)なんて!
編集はまず、撮影素材をぜんぶ見ることから始まります。
今回のミャンマーの旅ですと、素材は60時間分ぐらいですので、
メモを取ったり、チェックしながら
全部見終えるまで1週間かかります。
そこから実際に編集を始めるのですが、
つなげられるのは、1日がんばって10分ほど。
旅のゴールまでを一度つなぎ終えるのが
編集開始から早くて15日目ぐらい。
ここから映像を精錬し、精錬し、
60分ぐらいにしたところで「試写」というものが発生します。
まずは社内のスタッフ全員で見て、精度を上げて行きます(社内試写)。
次に局のえらい人(この番組の場合は探検部名誉会長)と一緒に見て、
どうしたら良いかを議論します(局試写)。
10回以上試写する場合もあるそうですが、
私はだいたい社内試写免除、局試写は3回です。
試写→直す→試写→直す。
そうして50分にまとめたものが、番組になるのですね。
……………
さて。
冒頭の写真。
その試写の2回目で、みんなが頭をかかえても良いアイデアが出ず、
4時間が経過したところです。
ミャンマーの旅の15分版の良いタイトルが思い浮かばないのです。
写真の左から、ADアキヒロ、プロデューサーのタテオ、私、APの照沼さん。
撮影したのは、ご自身もすっかり煮詰まっちゃった
局のえらい人。
でも、モノ作りってこんなものですし、
これぞ醍醐味、だったりするのです★