自転車ひとり旅★

自転車大好きなTVディレクター日記。

二度目の二之瀬。

2023年05月19日 00時21分25秒 | 自転車
ロケの間の移動中
午前中に時間を作って 五郎さんと朝練しようと決めていたが
前日に名古屋に着いたら タイヤの空気が抜けていた





五郎さんにヘルプを求めたら
「居ないけどマクハル置いときます」と





さすが五郎さん
注射器までしっかり用意してくれた

マクハルシーラントを注入すれば
おそらく空気抜けは直せるはずだ



だがしかし





バルブコアを取り外す小さい工具がなかった(笑)


五郎さんちの前で「あちゃー」と困っていたら
娘さんが家から出てきたので
三重で買ったお土産を渡した
確か娘さんとは 前に二之瀬を走った時に会って以来のはずだ
ずいぶん大きく素敵になった






さて バルブコアである
こんなことで 年に1度もないチャンスを諦めるわけにはいかない





タイヤレバーでバルブコアを挟み込み
20分ぐらいかけて外した





無事完治






急いでホテルに帰って ロケ続きで書けなかった台本を2本書く
深夜3時にようやく終わり 倒れるように就寝






6時起床


目指すは二之瀬峠
あそこでタイムアタックをしてみたかった





道を知らないので渋滞に巻き込まれ
二之瀬到着は8時20分
五郎さんが待っていてくれた





赤いジャージがどうにも見慣れない







7年ほど前に 1度だけ上ったことのある二之瀬
あの時はたしか22分ぐらいかかったと思う
体重の5倍で上れば19分だというが
今から5倍で上れる気がしない


「5倍で前を引いてもらえませんか?」
と聞いたら
「5倍で上るには 僕もそれなりの準備がいるのよ」
と断られた(笑)


仕方なく自分が先頭
五郎さんが着き位置で
目標は5倍の19分だ



五郎さんのカウントでスタートする


最初は平坦区間
平坦区間はスピードが出るため 空気抵抗が増えて損をする
なので序盤を抑え気味に 勾配が上がってからパワーを出そうと思っていたが


視界のはしに「告」と書かれた看板が飛び込んできて
これがうわさの「告看板」かと サイコンを見たら
平均パワーは313W
しまった 突っ込んでしもうたではないか
さらにショックだったのは
この時点で2分40秒だった
確か五郎さんのブログには 2分20秒ぐらいのことが書いてなかったっけ?


この時点で20秒差?
パワーを出しすぎているのに?
シマノのパワーメーターは10Wぐらい低く出るのは本当か?


走りながら色々と考えてしまった


考えて 言い訳を探すのだが
確かなのは このペースでは最後まで行けないことと
タイムが遅いということだ





さらに困ったことが起きた
8分走ったところでお腹がグルグル言い出した
やばい 漏れる(笑)
このまま草むらに駆け込んで 出してしまいたい


だが 五郎さんが綺麗に整備した二之瀬峠には
そんな便利な草むらは無いのであった…



お腹は痛いし 息は苦しいし
何度もやめてしまおうと思った
「五郎さん 今日はダメだ」
そう言ってサイクリングに切り替えたい
ついでに草むらに駆け込みたい(笑)


だが 私から根性すら取ってしまったら
いったい何が残るというのだろうか?
ダメでも最後まで行くのだ
そこからは必死に270Wを維持した






20分05秒(ストラバだと19分44秒…スタート地点が違う?)
290W


4.9倍のパワーで走って
20分を切れなかった理由を
五郎さんが教えてくれた


パワーを出すことばかりで
走るラインが酷かったこと
スピードを乗せるべきところで
休んでしまったこと
オールアウト寸前で フォームが悪くなり
脚の力にばかり頼っていたこと


「ほんの少しの積み重ねで タイムは大きく変わるんですよ」




よく「パワーを出すためだけの走り方」と言われるが
これがそうなのだと 納得した


「速さはパワーの数字ではなく いかに自転車を速く進ませるか」
そんなことは100も承知だと思っていたのに
やってもうた(笑)


この失敗で いろんなことが分かった
自転車競技というのは本当に面白い






ああ 来週にでももう1本上りたい
どんな走りをしたらどう変わるのか
研究してみたい…





出し切ってボーゼンとしていたら
ロケの出発時間ギリギリになり
ホテルまで全力で帰ることになりましたとさ★

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