団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

必要なものだけ買う

2007年06月11日 | 日本再生

  私はどうやら最先端をはしっているようです。久し振りにトッテンさんのコラムを読んでそう感じました。

  アシスト ビル・トッテン関連情報  コラム(Our World)より

  No.781 必要なものだけ買う

  ・・・略

  幸せが「消費すること」にとって代わったのはいったいいつ頃からだったか。生きるために必要な物から、次々と新しい製品や過剰ともいえる不要な物が提供されるようになり、いつしか、それら「モノ」を持つことが、繁栄と豊かさの証となった。テレビから高級自家用車まで、人生になくてはならないものとなったのだ。「モノ」の獲得が人生の目的そのものとなったのは日本も同じである。

  この物質至上主義に対抗する動きが出始めている。その一つは“無買日”(Buy Nothing Day)という、1年で1日、具体的には北米の人がもっとも買い物をするイベントの一つである感謝祭の翌日を「必要なもの以外買わない日」とする運動である。1992年にカナダで始まり、私は知らなかったが日本でも行われているらしい。

  これをさらに進めたのが、サンフランシスコで始まったコンパクト(Compact)という市民グループの活動である。消費行動を見直すために、食料品と薬品、下着などの衛生用品以外、1年間新しい物を買わず、必要なものは中古品を買うというもので、グループ名のコンパクトは、北米大陸に移住したピューリタンが結んだメイフラワー・コンパクトという契約書からとったという。地元のニュースで報道されてから、他のメディアも取り上げ、今では約8千人がメンバーでシンガポールやアイスランドなど全世界で55のサブグループが活動している。・・・中略

  コンパクトの活動家は、買い物は問題を解決しないどころか、多くの人々にとってそれが問題を作っていると言う。現代はお金と負債が人生を支配しており、物を買うために長時間労働をするという消費の悪循環の中に入ってしまうからだ。そして無駄な消費が環境に及ぼす影響と、資源をめぐる供給と消費者の需要との衝突を終わらせるためにも買い物を見直すことが必要なのである。・・・以下略

  私の場合このコンパクトの活動家と違って買わないのじゃなくて買えない(稼ぎが少ない為)のですが、やってることは同じようです。
  ここ何年かで新しく買ったものといえば太陽光発電設備くらいしか思いつきません。クルマは軽の中古だし、パソコンは頂いたもの。服も靴も何年も以前のもの。
  と言って、買えないことにそれ程苦痛を感じることもありません。これもトッテンさんと同じで、テレビもクルマもパソコンも当然携帯電話も無い時代に生まれて物心付くまでそんなものが無い生活を経験していることでイザそんな生活になっても意外と耐えられるのじゃないでしょうか。
  もう一つ、これは私の父の性格を受け継いでいることも在りそうです。私の父は今の私よりはずっと収入も良かったはずですが殆ど自分のものを買うことはありませんでした。しかし、自分は節約しながら私や兄を無条件で大学にやってくれました。
  そんな生活態度に感謝しながらも「もっと自分の好きなことをすれば良いのに」と父の人生を気の毒に思ったものでした。ところが、自分がその年になって、自分のものを買いたいという欲望が余り無く、それを別段苦痛とも感じないことに気が付き「親父も意外と物欲が無くて結構不幸とも感じていなかったのじゃないだろうか」と感じるようになりました。
  多分、私にも同じような気質が受け継がれているのでしょう。まぁ、私の場合は稼ぎが悪いということもありますが、それも物欲の少ない為かもしれません。

これからの時代には意外と強いかも!