団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

ムラサキカタバミ

2008年04月30日 | 日記・その他

  第3138回に続いて又してもムラサキカタバミとの戦いです。何とか気力を振り絞ってあれからも毎日戦っていますが、敵の勢力は一向に衰える様相を見せません。
  この間テレビでハマグリの取り方のコツで一つ見つけたらその周りにかたまっているので周りを掘りなさいと言っていましたが、まさにムラサキカタバミと同じです。一つ芽が出ている周りを掘ると、必ず土の中に白い芽を出した種が何個か見つかります。これがハマグリだったら良いのですが、そのしつこさにがっくりするばかりです。それもほんの2,3日前にかなり丁寧に掘り起こしたつもりの場所だったりします。一体どこから沸いてくるのか不思議です。やはり、種を見残しているのでしょう。
  もしかしたら、完全に撲滅するには庭の土を入れ替えるしかないのかもしれません。かと言って、そんな予算も無いので、最後の一本まで抜いていくしかなさそうです。私の気力が続くかどうかが戦いの行方を握っているようです。それにしてもとんでもない奴を敵に回したものです。いっそのことムラサキカタバミの庭にした方が良かったのかもしれません。なんて、ちょっと弱気になっています、
  と言うのも、我が家の芝生の中のと違って戦いやすいと見ていた坂出市立体育館の方も、1週間ほどでしょうか放っておいて、もしかしたらと見回ってみると、期待に違わず、見事に芽を出していました。全く信じられない思いです。どこに種が残っていたのか全く分からないほど徹底的に抜いたつもりだったのですがやはり敵の方が上手のようです。一体これで何度抜いたことでしょう。今度もきっと又生えてくるでしょう。

  しかし、此れほどの強敵とは、敵ながらあっぱれとしか言いようがないですね。ここまできたらやるしかなさそうです。

覚悟しろよ!


へずり

2008年04月29日 | 日記・その他

  我が家と坂出市立体育館でのく草抜きの毎日が続いています。相変わらずムラサキカタバミとの戦いは終わることがなさそうです。

  しかしながら、油断していたら他の雑草も伸びてきているので放っておく訳にはいけません。そんな雑草の中でも名前が分からず気になるものが沢山あります。

 その一つに、こどものころに「へずり」と呼んでいたと思うものがあるのですが、ネットで調べてもそんな名前は出てきませんし、何時ものごとく写真が小さかったりして中々これと断定できるものがありません。

 その中でも、「ノミノフスマ」と言うのがそれらしいのですがやはり自信がありません。そのうち、もう一つ「コハコベ」もそれらしく思えます。どっちだろう。

  そこで、もう一度「へずり」でサーチしてみました。やっと一つ見つけました。 

    高松の方言  【へ】の項

  へずり(辺摺り)

  はこべ。西讃では,「ひずり」といっている。この草は,大地をはうように生いしげる習性があるので,「へずり(辺摺り)」の名が起こったといわれている。

  やはり「へずり」はあったんですね。私の記憶もまんざらじゃなかったようです。しかし、かなりのローカル名のようで植物の名前ではどこにもありませんでした。

  兎に角、もう一度「はこべ 」で探してみました。

 繁縷(はこべ)

  未だに確信は持てませんが「へずり」という名前があっただけでもよしとしましょう。それにしても、植物の名前を調べるのは本当に難しい。こういうときには身近に先生が欲しいですね。

虫が良すぎますか!


電力業界の陰謀

2008年04月28日 | 太陽光発電

  政府がなぜ太陽光発電の足を引っ張るのかその訳が良く分かる記事がありました。

  日経エコロミーより

   太陽光発電技術、いずれはプラント輸出を――甘利明経済産業相に聞く(下)

  …略

  確かに太陽光発電量ではドイツに抜かれてしまいました。しかし、まだドイツに次ぐ太陽光発電国であることは間違いありません。なぜドイツが急激に伸ばしたか、これはドイツの電力会社が長期買取保障という制度に基づき買い取り、電力会社はそっくりそのまま電力料金に転嫁する仕組みがあるからです。太陽光発電会社も電力を作れば即、儲かる仕組みなのですから苦労しない。

 では、誰が大変かというと一般消費者です。家庭の電気料金はどんどん上がっていると聞きます。新エネルギーについて、家庭に跳ね返る金額で言うと、日本の30円に対し、ドイツは500円くらい上乗せされています。このまま増えていけば、この500円はもっと拡大していくでしょう。電気料金の平均額は日本だと月6000円ですが、ドイツは9000円。それではたまらないと、すでに家庭からは悲鳴が上がっているようですよ。

 太陽光発電について、もうひとつ問題があります。太陽光発電は出力が乱高下するのです。晴れているときは多く、曇っているときは少ないし、夜はゼロです。そこで発電した量をそのまま、大量に電線に流し込んでしまうと、変動幅が大きいために本流がぶれてしまい、一般使用に耐えられない質の電気になります。EUでは電線が全てつながっていて線自体も太く、日本の3倍から4倍流し込んでもぶれませんが、日本ではより多くの制約があります。

 このような電流のブレを抑えるため、バッテリーを入れて出力を安定させて流しこむことが求められます。太陽光発電だけでなく、風力発電でもいえることです。…以下略

  大臣がこんな後ろ向きの考えでは進むものも進まないはずです。やりたくない理由を挙げているだけじゃないですか。そしてそれの裏にはやりたくない電力会社の思惑があるようです。

  同じく日経エコロミーより

  日本の環境エネルギー政策は世界標準の「三周遅れ」――飯田哲也・環境エネルギー政策研究所長に聞く<下>

  …略

  その背景の1つは、10年前からの電力自由化をめぐるバトルがある。経産省の改革派は電力自由化によって市場メカニズムを機能させようとしたが、現状の独占体制を維持したい電力業界に敗れた。電力自由化を表明した現職の通産大臣が2名も選挙で落選し、電力業界の力を見せ付けた形となった。2004年に、電力市場の自由化と原子力政策の合理化を巡って最後のバトルがあったが、その両方で経産省は敗れた。それ以来、こうした状態が続いている。…以下略

  電力業界の力は凄いんですね。そして、その力にやぶれた経産省の大臣が上記のような電力業界の思惑通りの発言をするということなんですね。
  やはり、この国の未来は暗そうです。それにしても電力業界は日本の未来より自社が大事なんですね。

それで良いのか!


ツツジとサツキ

2008年04月27日 | 無知

  第3100回でツバキとサザンカの違いについて書きましたが、今の時期、今度はツツジとサツキの違いが気になります。

  これもツバキとサザンカのように何となく分かるような気がしていますが、どうも本当には分かっていないようです。

 我が家にはサツキが子どもの頃からあります。今も当時と同じように毎年花を咲かせていますが、ここ最近はちょっと元気がなくなっているような気がします。子どもの頃にはその花の蜜を吸ったものです。それだけに、サツキは分かっているような気がしていたのですが、いざとなるとどちらがどちらか分かりません。相変わらずのいい加減な観察力です。

  取り敢えず調べてみました。

 Wikipediaより

 ツツジ:4月から5月の春先にかけて、漏斗型の特徴的な形の花(先端が五裂している)を数個、枝先につける。世界に850種ほどが(日本には40-50種ほど)確認されており、園芸品種も多い。山地に自生し雑種も多いため、花を少し見ただけで「ツツジ」の仲間ということまではすぐ解るが、種まで鑑別することは難しいことが多い。

 サツキ:ツツジ科の植物で、山奥の岩肌などに自生する。盆栽などで親しまれている。サツキツツジ(皐月躑躅)などとも呼ばれており、他のツツジに比べ一ヶ月程度遅い、旧暦の五月(皐月)の頃に一斉に咲き揃うところからその名が付いたと言われる。

 どうもその違いは良く分かりません。サツキの方が花が遅く5月に咲くから皐月(サツキ)と言うのが何となくしっくり来ます。

  盆栽も、サツキは多いようですがツツジは余り聞きませんね。もしかしたら無いのかな。

  Yahoo!知恵袋より

  「つつじ」と「さつき」はどう違うのでしょうか?

  【ツツジ】

花:開花期は、3~5月頃です。

葉:花後に新芽が伸びます。

ツツジは、常緑性種(半落葉性含む)と落葉性種に分かれます。

大雑把に言って、常緑性は暖地に自生が多く、落葉性は寒地に多いようです。

 

【サツキ】

花:開花期は、5~6月頃です。

葉:新芽が伸びきってから花が咲きます。

サツキは、常緑性ツツジの一種です。

  サツキはツツジの一種なんですね。ということは分かり難くて当たり前なんでしょう。

ツバキとサザンカより分かり難そう!


薄膜太陽電池

2008年04月26日 | 太陽光発電

  第3117回のシャープの薄膜太陽電池増産に続いてサンヨーも薄膜の量産を始めるそうです。シリコンの不足はかなり深刻なのでしょうか。それとも、コストダウンの切り札なのでしょうか。

  日経エコロミーより

  (4/23)三洋、薄膜型太陽電池の量産2年前倒し――10年メド開始

 三洋電機は2010年をメドにシリコン使用量を大幅に減らせる薄膜型太陽電池の量産を始める。研究開発費を大幅に増やすなどして当初計画に比べ2年前倒しする。薄膜型は発電量当たりの価格を従来に比べ半分程度に抑えられるとみられており、09年度に同型の専用工場を稼働させる予定のシャープを追い上げる。材料のシリコン不足が原因で07年に世界シェアを低下させた日本勢の巻き返しが強まりそうだ。

 薄膜型太陽電池は現在主流の多結晶シリコン型に比べ、原料のシリコン使用量が100分の1程度で済む。生産コストが大幅に下がる一方で、太陽光を電力に変換する効率(発電効率)は多結晶シリコン型に劣るという課題があった。三洋は新技術を活用し、発電効率を従来の10%から最大14%と世界最高に高めた商品を量産する。

  薄膜でコストダウンと発電効率が達成できるのならそれに越したことはない。第3139回でも取り上げた昭和シェルやホンダのシリコンを使わない薄膜といよいよ太陽電池の主役は薄膜に移っていくのかもしれません。
  いずれにしても
第3134回のようなコストダウンが一日も早く実現されることを願います。そうなれば、今は冷え切った日本の市場も活気を盛り返すはずです。バカな政府の政策を待てない以上民間企業に頑張って貰うしかありません。しかし、余り遅くなると、気がついた時には世界から大きく遅れてしまっていて取り返しのつかないことになっていそうです。

そんなことにならないように!


今年のスポーツ

2008年04月25日 | 日本再生

  20日、野茂選手が所属のロイヤルズから戦力外通告されました。10日間ウエーバーにかけられ、獲得球団が現れるのを待つのだそうです。どこか獲得してくれれば良いのですが、望みは薄そうですね。

  イチロー選手をはじめとした今の大リーグの日本人選手の活躍の契機となった大リーグへの挑戦はどんなに評価されてもしすぎることは無いでしょう。しかしながら、彼も年令には勝てそうもありません。このあたりが引きどきかもしれません。

  それにしても、今年のスポーツは私にとっては気の滅入ることばかりです。イチロー選手は例年のごとくスタートが悪いのですが、今年の悪さは、もしかしたらと不安を感じさせられるのは私だけでしょうか。シーズンを終われば、通算3000本安打と200本安打はきっと達成してくれているとは思いますが、それでも何となく落ち着かないものがあります。

 そして、もう1人、佐藤琢磨選手もスーパーアグリにスポンサーが見つからずレースに出れるかどうかという大変なことになっています。もっと良いチームで走らせてあげたいものです。

  そして、極めつけは、北京オリンピック。善光寺の聖火スタート地点の返上は唯一の良いニュースですが、日本の聖火ランナーからもオリンピック代表選手からも誰一人ボイコットの宣言が出ません。きっとマスコミや企業のしがらみ等があるのでしょうが、それにしても、日本のスポーツ界はこんなことでは世界の笑いものになるのじゃないでしょうか。誰か1人くらい勇気のある人はいないのでしょうか。

  こうなったら、オリンピックのテレビ放送は絶対に見ません。それくらいしか私に出来る抵抗が無いのが寂しいですが、それも仕方ない。

本当に今年はどうなるのでしょう!


EVAフィルム

2008年04月24日 | 太陽光発電

  第2975回で取り上げた太陽電池用接着材料「EVAフィルム」の増産を決めたブリヂストンが又しても増産だそうです。世界の太陽電池の需要は旺盛なようです。

  EDリサーチ社 2008EDリサーチ社421

  ブリヂストンが磐田工場の太陽電池用接着フィルムの生産能力を倍増

  ブリヂストンは08418日、太陽電池用接着封止膜用のEVAフィルム(エチレンビニルアセテート・フィルム)の需要増加に対応するため磐田工場(静岡県)EVAフィルム生産能力を増強する、と発表した。投資総額は約21億円で、2010年後半からの増産を予定。これにより、0711月に発表した増産計画(20101月からの増産開始予定分)と合わせて、現在の生産能力対比約2倍の生産能力となり、月産約2000トンのEVAフィルムが生産可能となる。

 EVAフィルムは太陽光線を電気に変換するシリコン・セルを加熱による分子結合(架橋)でガラス面に固定する接着剤として使用され、加熱することで無色透明となり、水や紫外線にも強いため、屋外で使用される太陽電池用接着封止膜には最適な素材といわれている。同社は企業活動における環境への取り組みを経営の最重要課題の一つと位置づけており、EVAフィルムはこのような環境経営活動を具現化した商品であるとしている。伸長が見込まれる太陽電池需要に対応するため、今後も状況に応じた生産能力増強などの施策を検討していく予定という。

  参考:ニュースリリース

  これもきっと海外の需要拡大に応えるものなのでしょうね。日本のメーカーが増産するのは歓迎しますが、願わくば日本の需要に応えるものであって欲しいのは私だけでしょうか。
今年は、こうした太陽光発電関連の記事が多いような気がしますが、それだけ世界で太陽光発電が認められてきたということじゃないでしょうか。
  その関連商品も日本の企業の活躍が目立つのですがそれが日本で使われないのは何としても勿体無いですね。

もう諦めるしかないのでしょうか!


月光発電

2008年04月23日 | 太陽光発電

  太陽光発電の弱点は何と言っても太陽が隠れてしまうことです。曇や雨もそうですが決定的なのは夜ですね。夜に太陽に出てくれとお願いしても、こればかりは叶えてくれそうもありません。
  それならば、今度は太陽電池を改良して夜の月や星の明かりでも発電するものはできないものかとバカなことを夢想しています。

  しかし、それも人間が思うことは実現すると言われていますから何時かはそんなものができてくるかもしれません。
  とそんなバカなことを考えていたら、面白そうな記事がありました。

  2008417

  暗所でも鮮明な画像認識が可能!   ロームが産業技術総合研究所と共同で高感度・広帯域イメージセンサを開発!

 ロームと独立行政法人産業技術総合研究所太陽光発電研究センター(茨城県つくば市)08417日、従来のCCDCMOSを用いたイメージセンサと比べて広帯域かつ高感度なCIGS(CuInGaSe2)系イメージセンサの開発に成功し、これまで撮影できなかった0.001ルクス(星明かり程度の明るさ)相当の暗所での画像認識に成功した、と発表した。

 車載分野やセキュリティ分野(暗視カメラ)において一般的に使われているシリコン系のCCDCMOSセンサでは0.1ルクス以下の明るさでは画像認識が難しく、ある程度の明るさを確保するか、高価な赤外線カメラに頼るしかなかった。ロームと産総研では次世代太陽電池の材料として注目されているCIGS(CuInGaSe2)の光の吸収係数がシリコンの約100倍であることに着目し、これを光電変換素子として用いることにより高感度、広帯域のイメージセンサの開発を進めてきた。デバイスの開発については、すでに銅・インジウム・ガリウム・セレンの薄膜の積層に成功して画像の認識が可能であることは確認できていたが、今回材料組成の比率の最適化やプロセス技術の改善により、光子を変換した電荷をデバイス内部で増幅することに成功し、高感度イメージセンサの試作を実現した。これによりCCDCMOSなどシリコン系のイメージセンサに比べ約100倍の大幅な高感度化が可能となった。このイメージセンサは近赤外領域でも画像認識が可能なだけでなく、0.001ルクス(星明かり程度の明るさ)相当の暗所でも高い感度を持つことが可能なため、明るいところから暗所まで認識できる車載カメラ、各種防犯カメラ、虹彩認証、静脈認証などのバイオメトリクス分野への応用が期待できる。ロームでは今後、①微細化による高精細化②プロセス技術の安定化による画素バラつきの低減など商品化に向けた開発をさらに進めていく。

  薄膜太陽電池の材料でこんなことができるのなら、もしかしたら月や星あかりで発電なんてことも夢じゃないかもしれませんね。
  尤も、それなら昼間の変換効率の方がもっと上がりそうなものです。とは言いながらも、夜にも発電する太陽光発電なんてできたら笑っちゃいますね。尤も月光発電になりますか。

実現しないかな!


ムラサキカタバミ

2008年04月22日 | 日記・その他

  全く、何時になったら終わるのか、それとも諦めるのか。第3127回に続いて又ですが、ムラサキカタバミとの戦いは終わりそうも無い様相を呈してきました。相変わらずこれでもかと言わんばかりに毎日のようにあちこちから芽をだしてきています。よくもまぁ、ここまで生えてくるものだと関心するしかありません。

  子孫を残すためとは言え、この繁殖力はどうしたものでしょう。これに打ち勝つにはこちらも子孫に戦いを受け継がないと止めた途端に負けとなるでしょう。つまりは、雑草に戦いを挑んだのが間違いだったのかもしれません。所詮、あちらは地球が続く限りその繁殖を止めようとはしないでしょう。その点、人間の方が早く滅びそうな気がします。そして、その方が地球の環境にとっても良さそうです。

  なんてことを考えながら毎日のように続けている戦いですがその果てしなさにいい加減うんざりです。これはもしかしたら運命が私の忍耐力を試しているのでしょうか。それとも、私が単に無謀な価値の無い戦いに挑んでいるだけなのでしょうか。

  以前のように、雑草の生えるがままに放っておくべきなのでしょうか。そうすれば、ご近所の顰蹙さえ辛抱すればのどかなのんびりした毎日を過すことができます。なんて、誘惑にかられそうな気持ちを何とか奮い立たせてもう少し頑張ってみようとは思っていますが。

何時まで続くやら!


食糧自給

2008年04月21日 | 日本再生

  第3122回で中国の毒餃子事件を契機に値段が高くなっても国産の農産物を購入することにより日本の農業の再生を計る時だと書きました。
しかし、書きながらも、負け組みに陥っている我が家にそんな余裕はあるだろうかと一抹の不安を感じていました。
  生きて行くためには毒が心配だろうがなんだろうができるだけ安い物を買うしかないという現実が重くのしかかっているちょっと悲しい現状に涙が出そうです。
  そんな事情は私だけではなさそうです。

  ビル・トッテン関連情報 コラム(Our World)より

  No.817 幻想のアメリカンドリーム

  …略

  米国で話題となっている「食」には二つの側面がある。一つはオーガニックフード(有機肥料などを使って栽培された農産物)への人気の高まりだ。有機農業が米国で注目され始めたのは80年代終わり頃、リンゴに使われた農薬に発ガン性があり、とくにそれが子どもに高い危険性があるというデータを環境保護団体が発表した時である。ハリウッドの映画女優が、危険なリンゴを許すべきでないと主張したこともあり、消費者は農薬の危険性に気づき始めた。こうして、ハリウッドのセレブリティをはじめ高所得者層の人々から安全な食品を求める声が高まり、消費者の選択肢が増えていった。

  しかしもう一つの側面、低所得家庭では、食の「安全」を考える以前の問題がある。選択肢というのは、お金があったうえで行使できる権利であり、低所得者の住む地区にはオーガニック製品を販売している店そのものすらない。コネチカット州の非営利団体「ハートフォードシステム」の報告書によると、低所得者層を対象に行った調査で、彼らの住む地区には質のよい新鮮な食料品を販売する店舗がなく、またこの地区の住民のほとんどはアフリカ系とヒスパニック系で、肥満が蔓延し、糖尿病の割合は米国平均より23倍も高かったという。新鮮な野菜を買うためにはバスを乗り継いで買い物へいかなければならず、いかにオーガニックが身体によいとわかっていてもそれらを買うことは問題外、というものだった。そして貧困層の人々は化学物質を大量に使用したジャンクフードを常食することによって、貧しいにもかかわらず肥満、そして病気という悪循環に陥っているのだ。

  食について米国と大きく異なるのは、日本には長い伝統に裏づけられた食文化があることだ。しかし格差がさらにひろがれば、安くて不健康な食を消費せざるをえない人々が日本でも増えかねない。…以下略

  我が家がそうであるように日本でももう増えていると言っても過言ではないのじゃないでしょうか。それでもまだ食い詰めて餓死するほどではないし、生活を切り詰めれば地産地消のために少しくらいなら高くなったものを購入する余裕はありそうです。今こそ日本人が食生活を考える時じゃないでしょうか。

食糧自給を取り戻しましょう!


グリーン電力証書システム

2008年04月20日 | 太陽光発電

  「本当かいな」と思わず口走りそうな記事を見つけました。第3115回で取り上げたグリーン電力証書システムをお国が採用しようかという動きがあるそうです。

  電気新聞より

  家庭用太陽光発電普及へ、グリーン電力証書を活用-エネ庁、「一括買い取り」など検討

  経済産業省・資源エネルギー庁は住宅用太陽光発電の導入を促すため、グリーン電力証書を活用した新たな枠組みづくりに乗り出す。太陽光発電を置いている複数の家庭を対象に、自家消費分を基にした大量の「環境価値」を企業などに一括で提供する仕組みを検討。第三者機関の認証が必要な太陽光発電用メーターを導入し、自家消費分の算定と環境価値の証書化を厳格・円滑にする。証書化を促すことで家庭の費用負担を減らし、太陽光発電の導入を加速させる狙いだ。

 総合資源エネルギー調査会(経産相の諮問機関)新エネルギー部会グリーンエネルギー利用拡大小委員会(委員長=山地憲治・東大大学院教授)が5月にまとめる報告書に盛り込む。

 住宅用太陽光発電の環境価値は逆潮流分を電力会社に売る「電気事業者に対する新エネルギー特別措置法(RPS法)」分と、自家消費分を環境価値として売る証書分がある。ただ証書用に認定された設備量(累計)はRPS法分の40分の1。証書の認定設備(同)の中でも太陽光発電は6.8%しかない。

 住宅用太陽光発電の証書化が進まない背景には1件あたりの規模が小さく、大量購入を望む企業ニーズに対応しづらいという点がある。非営利法人(NPO)が一括売却する例も少数あるが、環境価値を「みなし算定」で行うなど課題もある。

 エネ庁は住宅用太陽光発電の証書価値を一括売却する制度を整備することで、各家庭の環境価値を掘り起こしたい考え。証書化されれば1キロワット時あたり3~15円が家庭に入るため、太陽光発電導入のインセンティブになるとみている。

 計量法の解釈を整理して自家消費の算定も厳格にする。通常の電気メーターとともに、太陽光発電用のメーターに日本電気計器検定所での認定を義務付け、証書の信頼性を高める考えだ。 

 住宅用太陽光発電の証書化業務を一本化するため、エネ庁は太陽光発電協会に体制強化を打診している。同協会は現在、任意団体だが、エネ庁によれば5月の総会で中間法人に移行することを検討中。法人化することで国の委託事業なども行えるようになる。

  それにしても、相変わらず分かり難いですね。この文を読んでいると、既存の設置者にもその恩恵があるのかどうかはこれも分かり難いですが、いずれにしても売電価格が少しでも高くなることは設置の促進を促すことにはなるでしょう。

  しかしながら、どうしてこんな分かり難い方式にしなければならないのでしょう。ドイツのように単純に買取価格を高く設定すれば良いことなのにそれをやらにということはやはり何か都合が悪いことがあるのでしょうか。
  後期高齢者の保険もそうですが、とにかく分かり難いことには裏があると考えた方がよさそうです。もしかしたら、間でピンはねをする事を考えているのでしょうか。
  どんな良い話にも裏がありそうに思えてしまうのは余りにもいい加減な政・官・財を見せ付けられ続けた所為でしょうか。

素直になりたい!


油断大敵

2008年04月19日 | 日記・その他

  第3127回で気が萎えそうになりながらも何とか気力を振り絞って続けているムラサキカタバミとの戦いはやはり当分は終わりそうもありません。
  日の入りが遅くなったお陰で仕事から帰ってきてからも1時間位は戦えるようになったのですがそれでも敵は毎日のように芽を出してきます。それでもここまで来たら負けるわけには行かないと続けています。私も、意外としぶといのかもしれません。敵も今頃は嫌な奴を相手にしたものだと恐怖を感じているのじゃないでしょうか。
  なんてことを考えながら戦い続ける私ですが、又しても、ショックを受けることがありました。うすうす不安を感じてはいたのですが、ムラサキカタバミとの戦いに熱中するあまり、他の雑草に注意が向いていませんでした。
  そして、ふと気がつくとあちこちで他の雑草が芽を出しているじゃないですか。実を言えば、去年までの戦いで、他の雑草はほぼ制圧したとの自信もあり油断もしていたのです。
  しかし、よく考えたら、今年は例年と違ったことをしていたのです。
第3093回で書いた芝焼きです。どうやら、伸びるに任せていた芝生が雑草の生長を防いでくれていたようです。芝が無くなって日が当たるようになって今まで芽吹くことができなかったのが一気に芽を吹いたようです。
  ムラサキカタバミとの戦いが途中と言うのに新たな敵との戦いも必要になってきました。全くの油断でした。

  ここまでなんとか持続してきた気力が又しても萎えそうです。

油断大敵!


新日石2

2008年04月18日 | 太陽光発電

  

昨日太陽光発電への進出を取り上げた新日石、研究にも金を出すそうです。いよいよ本気と言うことなのでしょうか。

  MSN産経ニュース

  コスト半分の太陽電池開発へ 新日石が先端研と  2008.4.14 19:33

 石油元売り最大手の新日本石油は14日、東京大学先端科学技術研究センター(先端研)と連携し、1キロワット時あたりの発電コストを現在と比べ半分以下となる次世代型太陽電池の共同研究を開始したと発表した。先端研内に共同研究ラボを設置し、新日石からの常駐研究者10人を含む20~30人体制で基礎技術の確立に取り組む。平成27年度をメドに1キロワット時あたりの発電コストを現在と比べ半分の23円、42年度には7円までにする。石油製品の需要が縮小するなか、新たな成長事業として力を入れていく。

 両社は、現在ある太陽電池に比べ発電効率が20~30%高くなる「次世代有機系」や、同じく40~50%アップする「量子ドット構造」などの新たなタイプを共同で研究していく。

 研究費用は年間数千万円の見込みで、新日石が負担する。研究期限は設けず、基礎研究で確立した技術は、新日石の社内研究所で開発・商品化を目指す。

  参考:ニュースリリース

  この数字はどこかで見たことがあります。第2363回で取り上げたシャープのロードマップにそっくりです。

    シャープのロードマップ

   2002年(平成14年)50円/KWh  

   2010年(平成22年) 23円/KWh   

   2020年(平成32年)14円/KWh  

   2030年(平成42年) 7円/KWh   

    新日石の場合  

   2015年(平成27年)23円/KWh  

   2030年(平成42年) 7円/KWh

  シャープの2010年の23円はまず不可能でしょうから新日石も5年遅らせてきましたね。しかし2030年7円はそろえてきましたね。これが本当に実現できるのであれば大歓迎ですがどうなんでしょう。

 せめて23円でも成功すれば市場は一気に広がりそうです。なんとかここまでを一日も早く実現して欲しいものですが期待していいのでしょうか。

  さて、シャープと新日石、どちらが先に成功するでしょうか。それとも、他のメーカーが成功するか。兎に角、どこでも良いから成功して欲しいものです。そして、それを見届けて見たいものです。

私の予定・72歳まで残り11年!


新日石

2008年04月17日 | 太陽光発電

  石油業界では、第2256回第2651回で取り上げた昭和シェル石油が太陽電池に取り組んでいますが、今度は新日石が取り組むようです。

 NIKKEI NET 

  新日石、太陽電池ウエハー大手に出資・システム自社生産へ布石

 新日本石油は太陽電池向けシリコンウエハー大手のスペースエナジー(東京・台東、仁村利尚社長)に出資した。株式の15.5%を取得し、第2位株主となった。新日石は需要減が続く石油製品依存からの脱却を目指し、太陽電池事業に近く参入する。当面は外部調達の太陽光発電システムを販売するが、将来のシステム自社生産をにらみ基幹材料メーカーに出資し、新事業で攻勢をかける。

 新日石はスペースエナジーが3月末に実施した第三者割当増資を引き受けて、54000株を取得した。取得額は約23億円で、仁村社長に次ぐ株主となった。ウエハーは太陽電池の発電機能を担うセルの材料。新日石がウエハーメーカーに出資するのは初めて。(07:00)  

  これは面白くなってましたね。石油業界もいよいよ将来の石油枯渇に備えて新しいエネルギーへの転換を準備しだしたということでしょうか。
  石油会社が次のエネルギーとして太陽光発電の可能性を認めたと言うことは太陽光発電にとっても大きな後押しになるのじゃないでしょうか。
  20年、30年後にどこが笑うのか見てみたいものです。もちろん日本政府はこのままで行けば世界の笑いものは間違いないでしょう。

72歳が寿命の私は残念ながら見ることはできないでしょう!


春の落葉

2008年04月16日 | 日記・その他

  第3127回でのムラサキカタバミとの戦いや第3130回でのタバコやガムのポイ捨ての上に、わが坂出体育館の外回りにはもう一つの大敵があります。
  晩秋から初冬にかけて
第3053回アキニレの小さな葉と種の掃き難さとケヤキの大木の落葉の量は半端じゃありません。掃いた後から落ちてくるのでキリがありません。それでも毎日続けていれば、冬の盛りには流石に葉も落ちてしまい一段落しました。
  ところが、春になって、又落葉との格闘が始まりました。何で春に落葉と思うかもしれませんが、実は常緑樹の
がくせものでした。春になって新しい葉が出てくる頃、古るい葉がどんどん落ちてくるのです。
  新しい小さな葉も一緒に落ちてくるようでその量も結構多くて驚かされます。庭掃除なんかしたことも無かったので春に落葉に悩まされるとは想像もしていませんでした。
  それにしても、実際にその立場になって初めて知ることの何と多いことか。九牛の一毛なんて言葉もありますが、人生、殆ど何も知らずに死んでいくんでしょうね。知らずにいることの幸せも沢山ありそうです。

  この春の落葉も困り者ですが、この楠は花や実の他にも去年の経験では小さな黒い木屑か糞のようなものが沢山落ちてきます。あれは害虫の糞なのでしょうか。木を下から眺めてもそんな虫の気配も見えず未だに何なのか分かりません。
  いずれにしても、この楠は庭木にするのは考え物ですね。特に、下が土で掃除の必要が無いのなら許せますが、下がコンクリートやアスファルトなどで舗装しているところは掃除の手間が大変です、一年中休まるときが無いのですから。
公共施設に緑は必要かもしれませんが、後の手間も考えて植えて欲しいものです。

なんてね!