昨日の第190話「任侠の世界から暴力団へ」で最後に書いた李承晩ラインは第66回の「悪の根源李承晩」などでも取り上げて来た日本にとっては最悪の大統領でしたが、韓国の人達にとっても最悪であったことは間違いないでしょう。
もし、戦後の初代大統領がせめて朴正熙大統領であれば、これ程反日に染まらずもう少し様子が変わっていたかもしれません。尤も、韓国の事ですから同じ結果だったかもわかりません。
さて、その李承晩に付いてねずさんが詳しく書いてくれていました。少し古いですが、今こそ読んでおく必要があるのじゃないでしょうか。何時ものように、全文は是非リンク元で読んでください。
ねずさんの ひとりごとより 2011年10月12日
李承晩と朝鮮半島の歴史
…略
さて、そうした戦後の朝鮮半島と日本が、どのような流れになってきたのか、すこし考えてみたいと思います。
そこには、怒りと感動の物語がある。
いま、朝鮮半島は、北と南に分断されていますが、実は大東亜戦争が終結した直後、昭和20(1945)年9月6日に、統一朝鮮(北と南の両方がひとつの国になった朝鮮)が樹立されていたのです。
国名を、「朝鮮人民共和国」といいます。
戦前の朝鮮は、日本に併合されていましたから、南北の切り分けなんてなかったのです。
そこには朝鮮総督府があり、その総督府の機能が、そのまま朝鮮建国に結びつく筈だった。
だから朝鮮総督府には、呂運亨(ヨ・ウニョン)という立派な人がいて、朝鮮建国準備委員会を設立し、半島統一国家の建設を企図し、実際に「朝鮮人民共和国」が建国宣言まで行ったのです。
ところがそのまま統一朝鮮が樹立されればよかったのですが、樹立宣言の翌日に上陸して来た米占領軍は、半島に勝手に軍政をひいてしまいます。
そして呂運亨率いる「朝鮮人民共和国」も「朝鮮建国準備委員会」も否認してしまったのです。
実はこの否認にはこれにはもうひとつの理由があります。
それが、後に韓国の初代大統領となる李承晩(イ・スンマン)です。
李承晩は明治8(1875)年生まれの朝鮮の独立運動家です。
生家は、李氏朝鮮の初代王である太宗の長男で世宗の兄である譲寧大君の末裔とされていますから、要するに両班(りゃんばん、朝鮮の貴族)の家にあたります。
李氏朝鮮の時代というのは、人口でいったらほんの一握りしかいない朝鮮貴族の両班が、民衆に対して絶対的権勢を振るった時代ですから、彼らにしてみれば日本によって民衆に力を与えられるのは憎くて仕方がない。
日韓併合によって朝鮮半島が日本統治になると、李承晩は上海に渡り、そこで「大韓民国臨時政府」を樹立して、勝手に初代大統領を名乗っています。
これが大正8(1919)年のことです。
さすがにことのときは、日本も怒り、憲兵隊が李承晩を逮捕した。
日本はアジアの独立、アジアの欧米による植民地支配からの脱却、そして人種平等を目指して戦っていたのです。
人種の平等というのは、人間の平等の精神でもあります。
どんな人でも、努力をすれば、相応の地位も名誉も与えられる。
単に権威の上にあぐらをかくような存在は、否定される精神でもあります。
これに対し、李承晩が抱いていた思想は、あくまで朝鮮半島は両班のものであるという思想です。
朝鮮半島の人も富も、すべては朝鮮人の両班のものでなければならない。
これは、日本の大東亜共栄の思想とは全く異なるものです。
日本の憲兵は、李承晩に対し、理を諭し、情をもって接するのだけれど、李承晩は火病を起こして翻意しない。
あまりのことに腹を立てた憲兵が、その李承晩に平手打ちをしたのだそうです。
このたった一回の平手打ちが、実はその後の韓国と日本の関係を決定づけた。
李承晩は、実は太宗の長男の系譜とはいっても、16代目にすぎません。
家は簡単に言ったら、没落貴族でしかない。
けれど彼にとっての誇りというのは、自分が両班である、というその一点に集約されている。
だから、人から平手打ちなんてもらったことのない李承晩は、生涯にわたって、その平手打ちを逆恨みし続けたのです。
当時は、日本人の間では、平手打ちなんてのはあたりまえの習慣です。
平手で相手のホッペタを、ピシャリと叩くのだけれど、平手打ちというのは、打たれた側は痛みはあっても怪我はしません。そして打った側も、手のひらが痛い。
打つ側の手の平の痛みは、打つ人の心の痛みでもあります。
その心を素直に感じることで、打たれた側も反省をする。
日本ではあたりまえの、そうした習慣が、朝鮮人の李承晩にはまったく通じなかったどころか、彼は生涯それを個人的怨恨として逆恨みし続けたのです。
李承晩は、憲兵から釈放されたあと、渡米し、そこで米国大統領ならびにパリ講和会議の米国代表団に宛てて、「朝鮮半島を国際連盟の委任統治領にしてもらいたい」という請願書を提出しています。
もし、朝鮮半島が現実に「委任統治領」になっていたら、おそらく今の韓国の発展はないことは、火を見るよりもあきらかなことと思います。…以下略
アメリカは本当にどうしようもない国ですね。ペリー来航以来アメリカが日本に対して行ったことは全て間 違っていたと言っても過言ではないでしょう。中国を見誤って応援して、思惑外れで共産国になってしまって、何の恩恵を得ることもできなかったことを未だに 反省していないのでしょう。
挙句の果てに、アメリカが李承晩を大統領に据えたばかりに今の混乱です。アメリカって本当はバカなのじゃないでしょうか。真剣に反省してもらいたいものです。