アメリカの187名の学者による公開書簡の歴史学者の勉強不足には呆れましたが、やはり、元凶は日本にありそうですね。
何と、日本の歴史団体というのがバカな声明を出したそうです。一体、どんな歴史を勉強しているのでしょうか。昨日も取り上げた加瀬英明さんやねずさんに講義をしてもらって、自分たちがどんなに恥ずかしい自虐史観に洗脳されているかに気が付いてほしいものです。
と言うか、知っていてやっているのかもしれません。つまりは、もしかしたら日本人じゃないのかも。
聯合ニュースより 2015/05/25
慰安婦の強制連行は実証済み 日本の歴史16団体が声明
【東京聯合ニュース】歴史学研究会など日本の歴史学関係16団体は25日、都内で「『慰安婦』問題に関する日本の歴史学会・歴史教育者団体の声明」を発表し、慰安婦問題を歪曲(わいきょく)する行為を中止するよう求めた。
声明は「強制連行された慰安婦の存在はこれまでの多くの資料と研究によって実証されてきた」と指摘。「事実から目をそらす無責任な態度を一部の政治家やメディアがとり続けるならば、それは日本が人権を尊重しないことを国際的に発信するに等しい」と強調した。
また、朝日新聞社が朝鮮人女性の強制連行を証言した故吉田清治氏に関する記事を取り消したことは、旧日本軍の同問題への関与を認めた1993年の河野洋平官房長官談話の根拠が崩れたことにはならないと主張した。
歴史学研究会の久保亨委員長によると、声明に参加した学者数は約6900人に上るという。声名は慰安婦問題の加害国である日本で活動する歴史学者らが意見を表明したもので、今後、日本国内の世論に及ぼす影響が注目される。
歴史学研究会は昨年10月、「吉田証言の内容の真偽にかかわらず、日本軍が慰安婦の強制連行に深く関与し、実行したことは、揺るぎない事実である」と する声明を発表した。その後、同団体は歴史科学協議会、日本史研究会、歴史教育者協議会など、声明の趣旨に賛同する団体と慰安婦問題の歪曲に共同で対応す ることにし、約半年にわたり関連団体の意見をまとめる作業を行ってきた。
NHKも嬉々として書いているようです。流石韓国の新聞と同じですね。
NHKニュースより 5月25日
慰安婦問題で歴史学の16団体が声明
国内の歴史研究者で作る学会などのうち16の団体が、いわゆる従軍慰安婦の問題について問題を記憶にとどめ、過ちを繰り返さない姿勢が求められるとする声明を発表しました。
声明は、国の内外でいわゆる従軍慰安婦の問題が関心を集めるなか、歴史学や歴史教育に携わる研究者で作る学会などのうち、会員数が 2000人を超える「歴史学研究会」や「日本史研究会」など合わせて16の団体が、25日、国会内で記者会見して発表しました。
声明では、問題の背景には植民地支配や差別など不平等で不公正な構造が存在していたと指摘しています。
そして、「問題に関し、事実から目をそらす無責任な態度を一部の政治家やメディアがとり続けるならば、日本が人権を尊重しないことを国際的に発信するのに 等しい。今、求められているのは歴史研究や教育を通して問題を記憶にとどめ、過ちを繰り返さない姿勢だ」と指摘しています。
声明を発表した団体の1つ、「歴史学研究会」の委員長を務める信州大学の久保亨教授は、「声明には数千人の歴史研究者の意志が反映されている。この声明を基に今後の議論が行われることを期待している」と述べました。
学者数は約6900人だそうですが、こんなに自虐史観に侵された学者がいるとは驚きです。この人達が、学生などに講義して間違ったことを教えているとしたら、自虐史観がなくならない訳ですね。本当に、日本の教育界は一度解体すべきですね。
NHKがもう一つ、嬉しそうに書いています。教育界と司法が一緒に狂っているのですから、日本の再生は並大抵じゃないですね。
NHKニュースより 5月25日
君が代斉唱 “不起立で再雇用しないのは違法”
東京の都立高校の元教職員が卒業式などでの君が代斉唱で起立しなかったことを理由に、定年退職後に再雇用されなかったのは不当だと訴えた裁判で、東京 地方裁判所は「教育委員会の判断は裁量権の範囲を超えるもので違法だ」として、1人当たり200万円余りの賠償を東京都に命じました。
この裁判は、都立高校の元教職員22人が平成18年度から20年度にかけて卒業式や入学式での君が代斉唱で起立しなかったことを理由に、定年退職後に再雇用されなかったのは不当だと主張して都に賠償を求めていたものです。
25日の判決で東京地方裁判所の吉田徹裁判長は「個人の思想信条に従った行為を理由に、大きな不利益を科すことには慎重な考慮が必要だ。式の進行は混乱 しておらず、都の教育委員会が起立しなかったことだけを不当に重く扱ったのは、裁量権の範囲を超えるもので違法だ」と判断し、都に対し、1人当たり200 万円余りの賠償を命じました。
判決について、原告の1人は「教育委員会の言うことを聞かなければ再雇用されず、学校現場が萎縮していたが、違法だと明確に示してくれたので影響は大きい」と話していました。
一方、東京都の中井敬三教育長は「大変遺憾だ。内容を精査して対応を検討する」とのコメントを出しました。
ここまで汚染が進んでいると、これを一つ一つ改革して行くのは不可能かもしれません。やはり、余命3年作戦で左翼と在日を一掃するしか日本を再生する方法は無さそうです。
グーグルが又、面白いことを始めたようです。 今でも、過去の画像を見ることは出来ますが、それの動画版のようですが、その作成方法に驚かされます。
アメリカがバックに付いているとは言われてますが、グーグルは一体どこまで行くのでしょうか恐るべきものがありま す。
私としは、何がバックにあろうとも、金に糸目をつけずに、世界をリアルタイムで見ることができるようにして欲しいと 期待しています。
プライバシー問題で騒がれそうですが、そこまでやると、世界の犯罪も抑止されるのじゃないでしょうか。興味深い物に はリスクも必要でしょう。
と言っても、私のように取られて困るプライバシーのないものにとっては何の脅威も無いですが。
WIRED.jpよ り 2015.5.22
ネッ ト上の公開画像から1,000万倍速のタイムラプス動画ができるまで
グーグルとワシントン大学の研究者チームが、同じランドマークの画像を自動的に見つけ出し、それらを編集して撮影時 間に沿って並べる手法を開発した。巨大なスケールで時間を駆け抜ける早送り(タイムラプス)動画を作成するものだ。
ロンドン塔や「エンジェル・オブ・ザ・ノース」(英国にある高さ20mの彫刻作品)の近く、あるいはマンハッタン島のど こかに住んでいる人ならご存知の通り、これらのランドマークは毎日、数百万回撮影され、ウェブ上にアップロードされてい る。
こうした画像を組み合わせれば、長期間における世界の変化と進化の物語を見ることができるだろう。それらを分類し、つな ぎ合わせる何らかの方法さえあれば。
その方法が開発された。グーグルとワシントン大学の研究者チームが、同じ場所で撮影された画像を自動的に見つけ出し、そ れらを時間に沿って並べる方法を開発したのだ。巨大なスケールで時間を駆け抜ける経時的な動画を作成するものだ。
研究チームは、FlickrやPicasaなどの写真共有サーヴィスから画像8,600万枚を参照した。早送り(タイム ラプス)映像になるよう、写真の縦 横比や構図が揃えられ、色彩が修正され、日付順に並べ替えられた。こうした制作プロセスでは、日付順に並べられた画像 1,000枚につき約6時間がかかっ た。
「わたしたちは世界を、固定された一時的なスケールで見ています。そこでは、一度に1秒だけ時間は進みます。しかしそう ではなく、もし1年間を数秒で見る ことができたとしたらどうでしょう」と、チームはリポートの中で述べている。「普通の1,000万倍の速さでは、都市が 拡大したり、氷河が小さくなったり するプロセスを見ることができます」
「人気が高いランドマークの長期変化を示す10,728件の早送り動画をつくることができました。わたしたちの方法は、 タイムラプス動画の並び方を安定化 して、その風景で基礎をなす変化がわかるようにしています。このように視覚化された変化には、建設過程にある建築物、小 さくなっていく氷河、植物の成長、 季節の移り変わり、そしてさまざまな地質学的変化の過程などがあります」
冒頭の動画では、世界各地で「発見」された、素晴らしいタイムラプス動画を見ることができる。
画像を集めて修正して日付順に並べ替えてなんて気が遠くなるようなことが出来る時代になっているんですね。こうなる と、世界の人達がアップしてくれる画像が貴重なものですね。皆さん、どんどん画像をアップしてください。
何とも、面白い時代になったものです。
今日、第 346回の 「今度は日本の歴史団体今度は日本の歴史団体」 で、自 虐史観に侵された日本の歴史団体を取り上げましたが、自民党にも同じようなのが若手にいるようです。
そんな汚染された議員達が、「過去を学び『分厚い保守政治』を目指す若手議員の会」なんてのを立ち上げて、これも、自 虐史観に侵された作家に講演してもらったようです。どこが分厚い保守政治なのでしょう。冗談もいい加減にして欲しいもの です。
自民党の汚染も酷いものですね。何で、こんなのが議員になって、次世代の党が落ちなければならないのでしょうか。本 当に、日本は狂っているとしか言いようがないですね。
産経ニュースより 2015.5.25
70 年談話「侵略入れよ」 浅田次郎氏が自民会合で
自民党若手議員が戦後70年の日本の歩みを検証する勉強会の第2回会合を25日、国会内で開いた。作家の浅 田次郎氏が、幕末以降の日本外交をテーマに講演し、安倍晋三首相が夏に発表する戦後70年談話に関し「『侵 略』という言葉を入れるべきだ」と述べた。
同時に「中国が待っているのはこの言葉だ。それでお互い大人になれる」と語り、「侵略」の使用が近隣諸国への配慮に なるとの認識も示した。
勉強会は「過去を学び『分厚い保守政治』を目指す若手議員の会」で、武井俊輔衆院議員らが共同代表世話人。この日は 17人が参加した。
この会について、東京新聞や毎日新聞が嬉しそうに書いていると思うのは私の偏見でしょうか。
東京新聞より 2015年5月8日
自 民若手、戦後を学ぶ会 27人で発足「幅広い保守へ」
自民党の若手議員が七日、戦後七十年の日本の歩みを検証する勉強会「過去を学び、分厚い保守政治を目指 す若手議員の会」を設立した。設立 趣意書に「修正主義的な過剰なナショナリズムを排し、広範な保守政治を構築する」と明記し、二十七人が発足メンバーと なった。戦争責任に関する歴史認識な どをめぐり、安倍晋三首相らのタカ派的な言動が目立つ中、自民党内にも多様な意見があることを示す狙いがある。
会員は、衆院は当選二回以下、参院は二〇一三年初当選の議員が対象で、発起人は十二人。七日に国会内で開いた初会合 には約二十人が出席した。
発起人代表の武井俊輔衆院議員は「(今年は)戦後七十年という節目。戦争を直接経験し、戦後活躍された方の声を直接 聞くことが重要だ。戦争の悲惨さ、負の部分を受け止め、幅広い保守の一翼を担う学びの場にする」とあいさつした。
谷垣禎一幹事長もメッセージを寄せ「戦後七十年の節目の中、時宜を得たものだ」と勉強会の発足を歓迎した。
初会合では村山内閣から小泉内閣までの八年七カ月間、官房副長官を務めた古川貞二郎氏が戦後政治の変遷などについて 話した。勉強会は月一回程度、開く予定。次回二十五日は、作家の浅田次郎氏を講師に招く。
発起人を除く初会合出席議員は次の通り。 (敬称略)
【衆院】小田原潔(東京21区)▽田中英之(京都4区)▽山下貴司(岡山2区)▽宮内秀樹(福岡4区)▽加藤寛治(長 崎2区)▽赤枝恒雄(比例東京)▽青山周平(比例東海)▽門博文(比例近畿)▽岩田和親(比例九州)
【参院】大沼瑞穂(山形)▽三宅伸吾(香川)▽古賀友一郎(長崎)
毎日新聞より 2015年05月13日
若 手議員:自民にハトがいた 「分厚い保守政治の会」とは
すっかり姿を消したとばかり思っていた自民党にハトがいた。「過去を学び『分厚い保守政治』を目指す若手議員の会」 がそれ。安倍晋三首相にモノ申すほ どの勇ましさはなさそうだが、ようやく「歴史修正主義的なナショナリズムを排そう」との声が聞こえてきた。タカにぱくっ と食われやしまいか?【鈴木琢磨】…以下略
自民党もこんな若手を議員にしているようでは改革は難しいでしょうね。本当に、日本の選挙制度は変えないとどうにも ならないようです。
自虐史観にまみれた歴史学者に保守議員なんて日本には必要ないです。それにつけても、次世代の党の復活が待ち遠し い。
ねずさんのブログで、如何に日本が素晴らしい国だったかを教えてもらい、目から鱗の毎日です。それに比べて、戦後の日本人が、GHQの工作とはいえこれ程までに堕落してしまったことにがっかりさせられます。
本当に、GHQに操られた教育やマスコミなどの怖さを思い知らされます。日本はもう一度あの素晴らしい時代を取り戻すことが出来るでしょうか。
そんな素晴らしかった日本を加瀬英明さんが詳しく書いてくれています。戦前までは、明治以後、西洋文明を取り入れることで堕落したとは言いながら、まだまだ、今の日本に比べることができない程素晴らしい国だったことが分かります。
加瀬英明のコラムより Date : 2015/05/19 (Tue)
日本の理想を実現した大東亜会議とAA会議
4月に、インドネシアのジャカルタにおいて、アジア・アフリカ会議60周年記念首脳会議が催された。バンドン会議、あるいはAA会議とも呼ばれた。
安倍首相が日本が引き続きアジアにおける平和の構築と、アジア・アフリカの成長に貢献してゆくと、演説したが、堂々としていた。
会議には、アジア・アフリカから約100の国と、地域の首脳が参集した。
第1回バンドン会議は昭和30(1955)年に、29ヶ国の代表が参加して開催された。日本がサンフランシスコ講和条約が発効して、独立を回復してから、はじめて出席した国際会議となった。
この時、私の父・俊一は政府次席代表として、会議に出席した。
私は高校3年生だった。父がインドネシアへ出発する前に、私に「今度の会議は重光(葵)と、わたしが苦労した大東亜会議につぐ、有色民族の2回目の歴史的な会議となるものだ」と、感慨深げに語った。
50年前のAA会議に当たっても、10年前の50周年記念会議、今回の60周年会議の時にも、日本のマスコミが大東亜会議を引き合いにだすことが、まったくなかった。残念なことである。
大東亜会議は昭和18(1943)年に、東京にビルマ、フィリピン、インド、タイ、満州国、中国(南京政府)の首脳が、一堂に会して催された、人類はじめての有色民族のサミットだった。
当時、東條内閣の外相だった重光葵と、政務秘書官として側近だった父が、東京・麹町の重光私邸で大東亜会議の構想を幾晩も徹夜して練って、首相に提案したものだった。
日本は開戦の御詔勅にあるように、「自存自衛」のために戦っていた。しかし、戦争目的が自衛のためというと消極的であるから、大東亜会議は日本の役割を歴史に残すために、アジアの諸民族を解放することを、宣明することをはかったものだった。
重光は敗戦後、A級戦犯として実刑判決を受け、日本が独立を回復した後に釈放されたが、鳩山内閣がAA会議の前年に成立して、外相に復帰した。
父は出発する前に、「重光に晴れ舞台を踏ませたかったのに、来れないのは何とも残念だ」といった。重光外相が首席代表となるところだったが、国会会期中だったために、首相と親しい実業家の高碕達之助経済審議庁長官が、起用された。
日本はインドネシアを敗戦の年の9月に独立させることを、決定していた。インドネシアは日本が連合国に降伏した直後の8月17日に、独立を宣言した。
第1回AA会議は、大戦が終結してからまだ10年しかたっていなかったために、反植民地感情が奔騰するなかで開催された。父もその熱気に、あらためて驚かされた。
会議が始まると、新興アジア・アフリカ諸国の代表たちが日本代表団の席にくると、日本が帝国主義勢力をアジアから駆逐して、民族解放をもたらしたことに対して、つぎつぎと感謝の言葉を述べた。
昭和31(1956)年3月8日に、重光葵外相が参院予算委員会で、「太平洋戦争によって、日本は東南アジア諸国の独立に貢献した」と述べた。
いま、岸田外相が同じ発言を行うことが、できるだろうか。
だが、日本が先の大戦を戦ったことによって、人種平等の世界が招き寄せられたのだった。
昭和天皇は敗戦の翌年に、側近者に対して先の戦争をもたらした原因について、つぎのように述べられている。
「この原因を尋ねれば、遠く第一次世界大戦后(ご)の平和条約の内容に伏在してゐる。(大正8年のパリ講和会議において)日本の主張した人種平等案は列 国の容認する処(ところ)とならず、黄白の差別感は依然残存し加(カリフォルニア)州移民拒否の如きは、日本国民を憤慨させるに充分なものであった。
かゝる国民的憤慨を背景として、一度、軍が立ち上つた時に、之を抑へることは容易な業(もの)ではない。(『昭和天皇独白録』)
平成12(2000)年に、拓殖大学が創立100周年を祝った。拓殖大学は明治33(1900)年に、海外で開拓に当たる人材を育成するために、創立された。
今上天皇が記念式典に、行幸された。その時のお言葉のなかで、「校歌には青年の海外雄飛の志とともに、『人種の色と地の境 我が立つ前に差別なし』と、 うたわれています。当時、多くの学生が、この思いを胸に未知の世界へと、大学を後にしたことと、思われます」と、述べられた。
父・天皇の想いを、語られたにちがいない。
大東亜会議とAA会議は、日本の理想を実現したものだった。
この、かろうじて残っていた民度の高さは、やはり、江戸時代に完成されたもののようです。これも、詳しく書いてくれています。
加瀬英明のコラムより Date : 2015/05/18 (Mon)
身近に感じる江戸時代
しばらく前に、江戸開府400年が祝われた。日光東照宮が記念事業として、江戸研究学会をたちあげた。
私が江戸時代の日本が、世界のなかで庶民がもっとも恵まれていた国だったと書いたりしていたので、会長を引き受けさせられた。
竹内誠館長も理事だったので、江戸東京博物館で講演会を行うなどしたが、このところ休眠状態が続いている。
今日の東京には、江戸の遺産が多く残っている。
いまでも、路地に入ると家の前に花や、植木の鉢が置かれている。わが家も御多分に洩れず、植木を並べている。日本の原風景の1つだ。
私は都心の麹町に住んでいるが、銀座まで30分ほどかけて歩くと、途中に屑籠が1つもないので、西洋人を当惑させている。
アメリカや、ヨーロッパの都市なら、屑籠が30メートルおきぐらいに、置かれている。日本では芥(ごみ)を外で捨てずに持ち帰ったし、物を大切に使ったから、芥がほとんどなかった。
幕末に日本を訪れた西洋人は、貧寒な村を通っても、人々が笑みを絶やさず、親切、丁重で純朴なことに、申し合わせたように感嘆している。道も家のなかも清潔で、身なりがこざっぱりしているのに目を見張った。
日本にはヨーロッパや、アメリカだけではなく、世界のどこでも付きものの不潔がみられなかった。
長崎海軍伝習所の教官だった、オランダ士官のカッテンディーケは「支那の不潔さと較べて、日本はどれほどよいか、聖なる国だ」と、書いている。フランス 人のボーボワル伯爵も、「不潔、むかつくような悪臭が漂っている、きわまりなく下品な支那を離れて、日本は深い喜びだ」と、述べている。
江戸時代は治安がきわめてよかった。江戸は百万都市だったといわれるが、人口がつねに百万人を越えていた。
江戸は当時の世界で、最大の都市だった。増減があったが、武士とその家族が50万人と、70万人あまりの町人が住んでいた。
テレビ・ドラマや、講談によって知られているように、南北2つの町奉行所が町民を治めていた。南北に奉行所があったから、行政的にいえば、2つの市が存在していた。奉行は、市長に相当した。
通称を南番所、北番所と呼ばれた奉行所には、332人の町方役人といわれた武士が働いていた。この数は江戸時代を通じて、変わらない。2人の奉行のもとに、管理職に相当する与力が50人いた。その下で、283人が働いていた。
そのうえ、両奉行所の役人は月番制で、隔月交替して働いた。2つの奉行所には半数の166人しか、詰めていなかった。
そこで、江戸の町民人口を75万人として、166人の役人で足りたのだった。この他に、地方から商家に働きにきた人々や、出稼ぎや、訴訟などのために滞留していた者が多くいた。
332人の役人のうち、64人が司法と警察業務を担当していた。このなかで、警察官に当たる奉行所付同心定廻(じょうまわ)りは、江戸時代を通じて両奉 行所を合わせて、12人しかいなかった。定廻りは町方同心とも、町同心とも呼ばれ、「八丁堀の旦那」として知られた。自分の収入のなかから、それぞれ5人 あまりの目明しというと、岡引(おかっぴ)きを抱えて私的に使用した。
目明(めあか)しは御用聞とも呼ばれたが、同心の手先として、裏世界を内偵した。さらに岡引きが、それぞれ5人あまりの下引(したっぴき)を、自前で雇っていた。
同心も隔月で勤務した。そこで岡引きと下引きを加えても、70人あまりの警官が、70万人以上の治安を維持していたのだった。
これは、町民が高い自治能力をもち、公徳心がきわめて強かったことを、証している。日本人は世界で、もっとも道徳心が高かった。
今日の東京都には都民310人ごとに、警察官が1人いる。江戸では町民4700人ごとに、1人で足りた。江戸時代の日本人は、道徳性が高かったのだ。町民が礼節を重んじていたことが、社会に秩序を与えていた。
西洋人は家や部屋に鍵も錠もなく、誰でも侵入できるのに、金銭や物が盗まれることがけつしてない、母国では貧しい者が粗暴で、暗い表情をしているのに対して、日本では誰もが明るく、人々が口汚く罵りあうことがないことに、驚嘆した。
アメリカの初代領事だったハリスに仕えたヒュースケンは、「この国ではどこにも悲惨なものを、見いだすことができない。人々の質実な習俗と、飾りけのなさを賛美したい」と、記している。
日本の人口は江戸中期から幕末まで、ほぼ3千万人だった。鎖国が日本に固有の文化を創りだして円熟したが、食糧をはじめ自給自足することが可能だったために、鎖国を行うことができた。
江戸時代の日本人は上から下まで浪費を嫌い、倹約を旨として生きた。公徳心が高く、内面を律する心の働きによるものだった。
金持が高ぶらず、贅沢をみせびらかすことがなく、誰もが控え目で、貧乏人は卑下しなかった。江戸には貧乏人が存在したが、西洋や、中国、朝鮮にみられた惨めな貧困がなかった。
江戸時代の日本の水緑土の景観は、すばらしかった。どこへ行っても、神社や小さな祠(ほこら)があった。人々の崇神の心が篤く、自然を汚すようなことがなかった。
仏教と儒教が7世紀に大陸から伝来して、日本の文化に大きな影響を与えた。土着の信仰である神道と混淆したといわれるが、神道の心のうえに積み重ねられたにすぎなかった。
神道は心と身の回りを、清明に保つことを求める。
江戸は当時の世界のどの都市よりも、飲料水に恵まれていた。
家康が江戸を都市として建設するまでは、伝染病をもたらす蚊やボウフラが涌く湿地が、ひろがっていた。
家康は江戸を本拠地として定めると、良質の飲料水を確保するために、小石川上水と神田上水の造営を命じた。
幕府には神田上水奉行や、玉川上水奉行などの水道奉行が置かれていたが、貴重な水質を守るために、水源に番人が詰める水番屋と水衛所が設けられ、高札が建てられて、洗い物や水浴び、放尿や芥(ごみ)の投棄を、御法度として厳しく取り締まった。
江戸期に編纂された『慶長見聞録』に、「是(これ)薬のいづみなれや、五味百味を具足(註・十分に備わる)せる色にそみてよし、身にふれてよし、飯をかしひよし、酒茶によし(中略)濁水をのぞき去て、清水を万人にあたへ給ふ」と、述べられている。
江戸の人口が増すと、今日の東京都羽村市にあった羽村の取水口から新宿御苑にあった四谷大木戸の水番屋まで、多摩川上流から43キロにわたって、石樋、瓦樋、木樋を使って、清水を引き込む地下水路を掘削した。
これは壮大な計画だった。四谷大木戸の水番所から地下水道を通じて、それぞれの町内に設けられた上水井戸まで、届けられた。
日本は物心ともに、ひたすら清明を求める文化だった。今日、東京の水道水が世界一だといわれるのも、日本の精神文化が創りだしたものだ。
明治が終わるころまでは、日本語のなかで「こころ」が、もっとも多く用いられた。
日本語のなかには「心尽くし」「心立て」「心置き」「心配り」「心入る」「心有り」「心砕き」「心利(き)き」「心嬉しい」「心意気」「心合わせ」「心 がけ」「心延(ば)え」「心回る」「心馳(ば)せ」「心根」「心残り」「心様(ざま)」をはじめとして、心がつくおびただしい数にのぼる言葉がある。
『コンサイス英和辞書』で、heartをひくと、「ハートアタック」(心臓麻痺)、「ハートバーン」(胸焼け)をはじめ、両手で数えられるほどしか、心がつく言葉がない。
およそ今日の日本文化の形は、江戸時代につくられたといってよい。私たちは江戸時代の恩恵を、大いにこうむっている。
平和が幕藩体制のもとで続くなかで、何ごとについても、ことさら精神が重んじられるようになった。
武士道という言葉が、江戸時代に生まれた。戦う武術が武道となって、精神面が強調されるようになった。
人々が正座するようになったのも、江戸時代になってからのことだ。それまでは、茶の湯も胡坐(あぐら)をかいて行われた。
女性の幅広い帯から、落語、俳句、歌舞伎、文楽、花火、寿司、天麩羅まで、江戸時代のものである。落語ははじめは軽口ばなしと呼ばれていたが、中期から落し咄(ばなし)と呼ばれた。
落語は人情噺(にんじょうばな)とも、呼ばれた。江戸期の日本には、人情が微粒子のように、空気のなかに飛んでいた。ちなみに、西洋諸語には人情に当たる言葉がない。
同じころのパリや、ロンドン、ベルリンでは、糞尿は住居に面する路上に投棄されていた。中国や朝鮮も、同じことだった。日本では、糞尿は商品だった。汲取屋が汲取式便所から糞尿を買って農村まで運び、堆肥(たいひ)として売った。このために、街路が清潔に保たれた。
汚穢屋(おわいや)は立派な職業で、同業組合をつくっていた。
日本は庶民も、教育水準が高かった。全国に寺子屋が2万軒あまりあった。庶民の少年男女が読み書き、算盤、行儀、農業、漁労など地元の産業について学んだ。今日、当時の教科書であった往来物が、7千種以上残っている。
寺子屋はすべて、地元の人々の手造りだった。幕府にも藩にも、教育を担当する役人が存在しなかった。私は、今日、文科省を廃止したら、日本の教育の質が向上するものと信じている。
この他に、おびただしい数の私塾が存在した。日本人は身分にかかわらず、向学心が旺盛だった。
幕府は社会秩序を維持するために、士農工商の四身分制をとったが、庶民は武家の株を買って武士になれたし、農工商の区分はなかったといってよい。
私は伊能忠敬の玄孫(やしゃご)に当たるが、忠敬は農民に属していながら、酒をつくって売っていた。
渋沢栄一は明治の“資本主義の父”といわれるが、今日の埼玉県の農家で、染物の藍(あい)を栽培して、藍玉をつくって売っていたから、農工商を兼ねていた。
庶民の教養が、驚くほど高かった。江戸期の傑出した経済学者といえば、石田梅岩(1685~1744年)と、二宮尊徳(1787年~1856年)の2人だが、ともに庶民である。
興味深いのは、同時代のヨーロッパを代表する経済学者で、『国富論』によって知られるアダム・スミス(1723年~1790年)は、グラスゴー大学の倫理学の教授だった。石田も、二宮も同じように、倫理を説いている。東西とも倫理と経済は、1つのものだった。
日本は身障者に、やさしい社会だった。
勝海舟の曽祖父は農家の子で、全盲の按摩師だったが、金貸しをして小金を貯め、息子に最下級の武士の株を買った。幕府は身障者保護に手厚く、盲人だけに金貸しを営むことを許していた。
私は盲人福祉に40年近く携わってきたが、江戸時代は2人の世界的な盲人を生んだ。
杉山和一(1610年~1694年)は、中国の太く長い鍼を、今日の日本の筒に入った細く短い鍼にかえた、管鍼法をつくった。
和一は今日の和歌山の武家の子だったが、さまざまな苦難を乗り越えて、5代将軍綱吉の侍医となった。綱吉は和一に求められて、1680年から全国30ヶ所に、盲人に6年以上教える鍼按摩稽古所を開設した。
ヨーロッパで最初の盲人学校が、フランスで1784年に開校した104年前に当たる。
もう1人の塙保己一(はなわほきいち)(1746年~1821年)は、今日の埼玉県の農家に生まれ、幼少の時に失明した。人が音読したものを暗記して学 び、江戸時代を代表する大学者となった。666冊にのぼる『群書類従』によって知られるが、保己一が取り組んだ『史料』の編纂は、いまでも東京大学史科編 纂所が引き継いでいる。
ヘレン・ケラーが昭和12年にはじめて来日した時に、東京・渋谷の温故会館にまっ先に駆けつけた。女史はここに置かれた保己一の机を、しばし感慨深げに撫でた。
女史は幼い時から、母親から東洋の日本に塙保己一という、全盲の大学者がいたことを聞かされて、手本にして努力したのだった。
今年は日清戦争から、120年目に当たる。5千円札を使う時に、樋口一葉の肖像をよく見てほしい。本名をなつといった。
なつは日本が日清戦争に勝った翌年の明治28(1895)年に、肺病を患って25歳で、赤貧のなかで死んだ。葬儀には家族と友人が12、3人集まっただけだった。
なつは明治5(1872)年に、東京府の下級官吏を父として、府庁舎の長屋で生まれた。父は今日の山梨県の甲斐国(かいのくに)の農家の子だったが、当時は長男しか相続できなかったので、江戸に出た。
なつは11歳で小学高等科を、首席で卒業した。当時の小学校は4年制だった。なつの最終学歴である。幼時から父に古典を教えられて、古典に親しんだ。
父親は教養人だった。いったい、今日の日本で幼い子に古典を教える親が、いるだろうか。
なつが17歳になった時に、役所を辞めていた父が事業に失敗して、多額の借金を残して病死した。
なつは母と妹をかかえて、針仕事や洗い張りによって、3人の生活を支えた。そのかたわら、死後、高く評価されるようになった作品を、世に送った。今日の日本で10代の娘が、家族を養うために、身を削って働くものだろうか。あのころは、日本人の覚悟が違った。
開国してから、文明開化と呼ばれた西洋化の高波が、日本を容赦なく洗っていたが、江戸期の生きかたが、まだ人々を律していた。
なつは克明な日記を遺したが、しばしば日本が直面した、内外の情況に触れている。
病没する前年の日記に「安(やす)きになれておごりくる人(ひと)心(ごころ)の、あはれ外(と)つ国(くに)(註・西洋)の花やかなるをしたい、我が 国振(くにぶり)のふるきを厭(いと)ひて、うかれうかるゝ仇(あだ)ごころは、流れゆく水の塵芥(ちりあくた)をのせて走るが如(ごと)く、とどまる處 (ところ)をしらず。流れゆく我が国の末いかなるべきぞ」と、記した。
日本が明治に入ってから、まだ30年もたっていなかったが、西洋を模倣することによって、日本人の心がすでに蝕まれるようになっていたのだろう。
なつが憂いてから、123年たった。
今日の日本は物の豊かさが満ちあふれているために、心が貧しくなった。人々が満たされることがない。
そのために、共同体であるべき社会が、急速に壊れつつある。人々が欲望によって駆り立てられて、自分しか顧みないために、苛立ちやすい。
このところ、日本では高速道路がひろがるごとに、人の心が狭くなった。スーパーやレストランが立派になるのにつれて、家庭の食卓が貧しくなった。機能的 なマンションが建てられて、生活がいっそう快適になってゆくのにつれて、家族の解体が進み、隣人への親しみが失われるようになった。
若者まで心が疲れて若々しさを失って、安易な癒しを求めている。
欲しいものが何でも手に入るようになったというのに、この国から希望だけがなくなってしまった。
人々はついこのあいだまで、人生が苦の連続であると、みなした。そこで、少しでも楽しいことがあれば、喜んだ。ところが、今日では多くの者が、人生が楽の連続でなければならないと思って、つねに不満を唱えて、すぐに挫折してしまう。
人生が楽の連続であるというのは、真実から遠い。だから精神がひ弱くなって、傷つきやすい。
私はインドに通った。デリーに、マハトマ・ガンジーが暗殺されるまで住んだ、簡素な石造りの家がある。
ガンジーは、いつも裸足(はだし)だった。私はガンジー財団に案内されて訪れた時に、裸足になって、靴を手に持って構内を歩いた。ガンジーが歩いた大地に触れたかった。
ガンジーは倫理を重んじて、自ら糸車で糸を紡いで、人々が質実な生活を送るべきことを説いた。
ガンジーは道徳と、節制を説いたアジアの最後の指導者となった。
その後のアジアは、鄧小平や、先ごろ亡くなったシンガポールのリ・クワンユーが代表したように、経済成長を最重要な課題とするようになった。
経済が倫理から切り離されて、欲望の経済となった。邪欲の経済というべきだろうか。
しばらく前に、漢字の会から私がもっとも好む漢字を、揮毫するように頼まれた。私は「貧」と書いた。漢字が生れた時に、貝は貨幣だった。小さな貝を分かち合うとは、素敵ではないか。「貪(むさぼる)」という漢字は、いま、金をみつめるという、高度成長を表わす字だ。
時代の流れとは雖も、日本は明治維新で西洋に追いつき追い越せと国を挙げて突き進んできたことによって民度の低い西洋に感化されどんどん堕落して来たことは間違いないようです。
これからは、日本の素晴らしさを日本人が知ることにより、自信を持ち、今度こそ、世界を導く国になる必要があるのじゃないでしょうか。それには、それ が、出来る民度の高い日本人をもう一度取り戻す必要があります。果たして、今の日本人にそれが出来るでしょうか。とは、言いながら、やはり、世界でも、そ の可能性があるのは日本人だけかもしれません。
どうあっても、もう一度日本人の民度を高め、世界を導くという大きな目標を持って進まねばならないでしょう。世界はそれを待っている。
昨日の南極の棚氷の話題が本当なら、今更、温 暖化対策も遅いかもしれませんね。とは言いながらも、黙って指を咥えて見ていると言う訳にも行かないでしょう。世界の足 並みが揃わないとしても、何かしらの足掻きはやってみるべきじゃないでしょうか。
このところ、評判の悪い太陽光発電などの再生エネルギーですが、やはり、大きな武器になるのじゃないでしょうか。コ ツコツと増やして行けば、何時かは大きな力となるはずです。間に合うかどうは分かりませんが、やはり、やってみる価値は あるでしょう。
大きな武器になるには変換効率の画期的なアップが望まれますが、相変わらずその進展は遅いようです。そんな中でも、 新しい技術の開発も進んでいるようです。
TABI LABOより
わ ずか4ミクロン。化石燃料よりも安く発電できる「次世代ソーラーパネル」
自然エネルギーの有効活用は、世界的な課題だ。その中でも太陽光発電は消費者との距離も近く、注目も集まりやすい。 先日、テスラモーターズからも家庭 用のソーラー蓄電機「Powerwall」 が発表され話題になったのも記憶に新しいが、太陽光発電のパネルに関しても小型化が進んでいるようだ。
アメリカの「Rayton Solar」社が新たに開発した次世代ソーラーパネルは、従来品よりもはるかに効率的で、圧倒的に安いコス トで電力を生み出せる。とくに際立っているのは、その薄さだ。
発電効率は業界トップ企業の高価な製品と比べても約2倍。これまで多くの企業で使用されてきた安価な中国産のパネル よりも安く生産することができる。生産過程で出る有毒物質はゼロだ。
また、薄く柔軟性もあるため、アウトドア、衣料品、小物への利用なども期待される。
現在、このパネルは「Indiegogo」 で資金調達中だ。製品化が決まれば、スマートフォンやラップトップなど、小型デバイスのソーラー充電へと応用できるかも しれない。今後が楽しみな発明品だ。
しかし、これも小型デバイス用では太陽光発電の切り札には遠そうですね。もっと強烈なブレイクスルーが必要でしょ う。のんびりとやっていては間に合いそうもないですね。
私が、余り評価しない風力発電に面白いものが開発されているようです。これは、従来の風力発電の弱点を克服している ようです。もしかしたら、武器になるかも。
WIRED.jpより 2015.5.21 THU
未 来の風力発電機には「羽がない」
地表から空に向かって伸びる巨大な葉巻、あるいはアスパラガスのような物体。それが、スペインのVortex Bladeless社が提案する新しい風力発電機である。風がつくり出す渦を利用したこの発電機は、低コス トで無音、そして衝突するブレードがないため野鳥にとっても安全だという。
「Vortex」は、羽がない新しい風力発電機だ。
高速道路を運転中に30メートルの風車が回っているのを見かけるのは、いまやすっかりおなじみだ。しかしそんな光景 を見慣れすぎてはいけない。スペイ ンの企業Vortex Bladelessが提案する革命的な風力発電法は、車窓の風景を一変させるかもしれないからだ。
そのアイデアとは、ブレードのない風力タービン「Vortex」。その見た目はまるで天を衝く巨大な巻きタバコだ。
Vortexの目的は、従来の風力タービンと同じく、風を運動エネルギーに変え、電気として使えるようにすること だ。しかし、その仕組みはまったく異なる。
プロペラの回転運動からエネルギーを得るかわりにVortexが利用するのは、「渦 度」と呼ばれる渦の回転から生じる空気力学的効果だ。渦度は長いこと建築家やエンジニアに嫌われ、これを回 避するデザインが追求されてきた。それも当然で、風の力が強ければ、渦度によって建物に振動が生じ、場合によってはタ コマナローズ橋の崩落のような事故につながることさえある。
しかし、このデザイナーの天敵は、Vortex Bladelessの創業者、ダヴィド・スリオル、ダヴィド・ヤネス、ラウル・インヘニエローにとってはチャンスだった。「このエネルギーを避けるのでは なく、利用してみたらどうだろう、と考えたのです」とスリオルは言う。この振動エネルギーを生産的に利用するため、彼ら は2010年にVortex Bladelessを設立した。
(関連記事)羽 根も可動部もない風力発電「Ewicon」
Vortexのプロトタイプ。
Vortexの形状は計算に基づいて設計されたもので、風の渦がマスト全体に沿って発生するようになっている。ファ イバーグラスとカーボンファイバーの合 成素材でできた本体は、その重さによってマストの振動を最大にする。円錐の基部には反発する2つの磁石のリングが取り付 けられ、風速に関係なくマストの動 きが増幅させられる構造になっている。これして生まれた運動エネルギーが、発電機で電気に変換されるのだ。
ギアもボルトも機械駆動部品もないVortexは、製造もメンテナンスも安くつくと、開発者たちは言う。さらに高さ 12.5メートルの彼らのVortex Miniは、理想的な条件下(風速毎時約42キロメートル)では風力の最大40パーセントを捕捉できるという。野外実験では、Vortex Miniの出力は従来の風力タービンよりも30パーセント低かったが、Vortexは同じ面積にプロペラタービンの2倍 の数を設置できるため、この欠点は 帳消しになる。
Vortexは製造コストが低く、完全に無音で、衝突するブレードがないため野鳥にとっても安全だ。Vortex Bladelessによれば、彼らのタービンは従来型の風力発電機から約51パーセントのコストカットを実現できる。ブ レードとサポートシステムが、従来 型のコストの主要部分を占めるためだ。しかも、見た目も最高にクールだ。スリオルは言う。「アスパラガスのようで、この 方がずっとナチュラルでしょう」
同社はすでに100万ドルを民間資本とスペイン政府資金から調達し、まもなく米国でのプロモーションツアーを行う予 定だ。注目度は高く、彼らはタービンに 関する問い合わせメールを毎日200件以上さばいているという。もちろん、この技術はまだ発展途上だ。彼らの目標は、最 初の製品として途上国向けの高さ3 メートル、出力100ワットのタービンを年内に完成させること。高さ12.5メートルのVortex Miniは、1年以内に完成予定だ。
しばらくは風車の立ち並ぶ風景を見続けることになりそうだが、スリオルは決してそれを嫌っているわけではない。「従 来の風力タービンを悪く言う気はあ りません。素晴らしい機械だと思っています。わたしたちはただ、新しい、従来とは違ったやり方を提案しているだけなので す」
機械の駆動部分が無いというのが良いですね。私が太陽電池を評価するのもこの可動部分が無いということです。つまり は、故障が少ないということです。 風車が回る時の振動の問題も無いと言うことですから設置場所も選ばないのじゃないでしょうか。意外と、風力にとっては大 きな武器になるかもしれません。
兎に角、こうした地道な努力も今や間に合わない可能性もありそうですが、諦めたら終わりです。すこしでも、可能性が あるうちは諦めずに努力する必要があります。気が付いたら、温暖化を克服していたなんてことになるかもしれません。
やはり、二階は根っからの売国奴のようです ね。第 712回の「売国奴二階の暗躍か」で取り上げた訪中で、習主席に合って、言いたい放題を言われて何の反論も せずに大喜びのようです。
時事ドットコムより 2015/05 /23
「中 日関係重視変わらず」=歴史認識で安倍政権けん制-習主席、訪中団に表明
【北京時事】中国の習近平国家主席は23日夜、北京の人民大会堂で開かれた二階俊博自民党総務会長ら訪中団の歓迎会 で演説し、「中国が中日 関係発展を重視する基本方針は終始変わらない」と述べ、日本との関係改善に意欲を示した。2012年11月の習近平体制 発足後、習氏が対日関係の演説で、 日本との友好交流基調を前面に出したのは初めて。
習氏は「両国関係が順調に発展していないときこそ、民間交流の強化が必要だ」と語り、若い世代の交流も提案した。
一方で習氏は、安倍晋三首相の歴史認識を念頭に「日本軍国主義の侵略の歴史を歪曲(わいきょく)・美化しようとする いかなる言動も決して許さない」とけ ん制。首相が今夏に発表する戦後70年談話で、同50年の村山富市首相談話や同60年の小泉純一郎首相談話に明記され た、先の大戦への「心からのおわび」 の文言継承に否定的なことに警戒感を示した。
これに対し、二階氏はあいさつで「日中関係を支えているのは政治情勢に左右されない民間レベルの深い人的関係だ」と 指摘。「習主席をはじめ、中国側の皆さまから前向きのご支持を頂きながら、ともに日中関係の新時代を築いていきたい」と 語った。
歓迎会の席上、二階氏は習氏に首相の親書を伝達。この後、両氏は歓迎会を中座し、約10分間立ち話した。二階氏によ ると、習氏は首相と2度にわたって首 脳会談を行ったことに触れ、「お互いに戦略的互恵関係でしっかりやっていこうとなっているから、そのまま進めれば日中は 良い結果になるのではないか」と表 明。「首相によろしくお伝えください」とも語ったという。
歓迎会には、二階氏に同行した観光業界関係者ら約3000人が出席した。
日 中改善へ政府は努力を=二階氏 2015/05/2
【北京時事】自民党の二階俊博総務会長は23日夜、中国の習近平国家主席とやりとりしたことを踏まえ、日中関係につ いて「いい雰囲気ができた。これか ら先は政府がやることだ」と述べた。安倍晋三首相が発表する戦後70年談話が焦点となっていることを念頭に、関係改善に 向けた努力を政府に促したものだ。 二階氏は「日中がお互いにできることは何かを考えながら協力し合って成果を上げ、次の世代にバトンを委ねていけるように したい」とも語った。北京の人民大 会堂で記者団の質問に答えた。
相変わらず歴史の歪曲を美化しているなどとよくも恥ずかしげもなく言えるものです。日本人には到底理解できないこと ですね。やはり、どうあっても付き合ってはいけない国でしょう。
こんなことを言わせておいて、何の反論もしないどころが、おべんちゃらですから、余程、利得があるんでしょうね。人 間もここまで堕落できるんですね。見事です。
その分け前をねらっての3000人の同行者も恥を感じない人達なのでしょう。もう、纏めて日本からいなくなってもら いたいものです。
産経新聞がその習主席の目論見を書いてくれています。こんなのに載せられて喜んでいるのですから何をかいわんやです ね。両方が腹の中で舌を出しているのでしょう。何とも、醜悪です。
産経ニュースより 2015.5.24
習 式揺さぶりの術? 二階氏ら「正義と良識ある日本人」、安倍首相が「諸悪の根源」
【北京=矢板明夫】中国の習近平国家主席は23日夜、自民党の二階俊博総務会長が率いる約3千人の訪中団(財界や日 中友好団体の関係者らで構成)と面 会した際、安倍晋三政権の歴史認識を暗に批判する一方、訪中団のメンバーを「正義と良識のある日本人」などと褒めたたえ た。日本政府と一般の国民を切り離 す「二分論」を展開し、日本の世論に揺さぶりをかけようとする思惑があるとみられる。
日中関係をめぐっては、3月末から5月初めにかけて自民党の谷垣禎一幹事長や高村正彦副総裁、額賀福志郎元財務相ら 日本の要人が相次いで訪中し、それぞれ習主席との面会を求めたが実現しなかった。
2012年11月に中国の最高指導者となった習主席は対日強硬姿勢を崩さず、日本政府要人と会うことを極力避けてお り、今回の二階氏訪中に関しても、「習主席には会えないのでは」との見方が出ていた。
ところが、習主席は人民大会堂で開かれた日中の交流式典に突然登場し、関係者を驚かせた。ある中国共産党関係者は 「習主席は日本の民間人に対し『日中 関係悪化の原因は全て安倍政権にある』と直接強調するのが目的だ」とした上で、「日本の世論を分断し、8月に発表される 戦後70年の首相談話や憲法改正の 動きを牽制(けんせい)したい思惑もある」と指摘する。
日本政府と国民を区別する二分論は毛沢東時代からの対日工作の常套(じょうとう)手段だ。「諸悪の根源は軍国主義の 復活を図る右翼政治家にあり、日本国民は政府に洗脳された被害者だ」という論法で、日本のリベラル勢力などを味方に付け ることを目的にしているという。
習主席はこの日の講演で、唐代の詩人、李白と、唐で学んだ阿倍仲麻呂との友情などを例に挙げ、日中交流には長い歴史 があり、今後も民間交流を展開する 必要性を強調した。その上で、日中戦争が中国国民に大きい災難をもたらしただけではなく、「日本国民もあの戦争の被害者 だ」と主張し、訪中団に「歴史を歪 曲(わいきょく)する動きに一緒に反対しよう」と呼びかけた。
習も余程、追い詰められたのか、何とか日本にすり寄りたいのかもしれません。何と言っても、もう中国は手の打ち様が 無いのは分かっているので、日本の金が欲しいのでしょうね。
兎に角、中・韓とは一日も早い国交断絶しかないでしょう。
バンドン会議やアメリカでの演説で、第5689回の「安倍さんの演説」でも書いたように、この夏の談話もほぼ決まったとは思ってましたが、早々に、安倍さんが方針を固めたと表明したようです。
こんなに早くから表明したのは、やはり、中・韓やアメリカン、国内の左翼・マスコミなどの反応を見る為でしょうか。そうであっても、何があっても方針を変更することが無いように期待したいですね。
ここで、日本の将来が決まると言っても良いくらい大事な談話になりそうな気がします。どこまで、安倍さんが腹を括れるかでしょうね。これまでの経過を見れば、まず間違いはないとは思います。
時事ドットコムより 2015/05/22
70年談話「謝罪」盛り込まず=安倍首相、戦後に区切り
安倍晋三首相は22日、今夏に発表する戦後70年談話について、先の大戦への「謝罪」の表現を盛り込まない方針を固めた。未来志向を前面に出すととも に、戦後の歴史に区切りを付ける必要があると判断した。ただ、米国内には首相の歴史認識を「修正主義」と警戒する向きもあり、首相は同国の動向なども見極 めながら慎重に最終判断する。
戦後50年の村山富市首相談話、同60年の小泉純一郎首相談話とも「心からのおわび」が明記された。中国や韓国はこれらの談話の継承を求めており、首相方針に反発するのは必至だ。
これに関し、首相周辺は「首相には『自分がおわびをしたら、いつまでおわびしなければいけないのかという問題を残すことになり、次の世代に悪い』との思いがある」と指摘した。
戦後70年談話に関する有識者会議「21世紀構想懇談会」の西室泰三座長も22日、首相官邸で記者団に「いたずらに謝罪することを基調にするのではなく、これから先を考えて、未来志向を決して崩さない」と語った。
首相は、米議会上下両院合同会議の演説などで、先の大戦について「痛切な反省」を表明する一方、「謝罪」には触れていない。西室氏の発言は、こうした首相の姿勢に沿ったものだ。
22日は有識者会議の第5回会合が開かれ、アジア諸国との戦後和解をめぐり意見交換した。出席者からは「和解は一方的な謝罪ではできない」などの意見が出た。
戦後日本の平和的な歩みについては、出席者から「基本的にちゃんとやってきた」との発言が相次いだ。ただ、「歴史教育をしっかりやってこなかった」との指摘も出た。
本来なら、大東亜戦争に引きずり込まれた原因や南京虐殺・慰安婦問題・靖国参拝問題などもきちんと主張してもらいたいところですが、そこまでやれる環境は整ってないでしょうね。
とは言いながら、それが出来るまでは本当の日本の再生は無いでしょう。何時の事やら。
渡部昇一「 東京裁判とマッカーサー証言」「安倍総理はリビジョニストか」 Feb 28, 2015
どうなってるんでしょう、このところ、やたら 温暖化の話題が増えています。今日は、南極の棚氷が解けていると言う話題です。
北極の氷は海に浮かんでいるので、溶けても、海水面が上がると言うことはありませんが、南極大陸の氷が溶けて海に流 れ出すと大変なことになります。
GIGAZINE(ギガジン)より 2015年05月23日
南 極大陸の棚氷が終わろうとしている
2002年に部分的に崩壊した南極大陸のラー セン棚氷Bが、2020年には完全に消滅してしまうことが研究で明らかになりました。棚氷があることで氷河 は南極大陸上に留まっているのですが、棚氷の崩壊により、氷河の海への流出が続いています。
崩壊していくラーセン棚氷の様子は以下のムービーから見ることができます。
2月23日の画像では、棚氷が崩れだしたことが分かります。
2002年3月7日。どんどん崩れていっています。
4月13日。棚氷は南極大陸から氷河が流れ出さないようにする門番の役割を果たしていますが、その棚氷がなくな ることで、氷河が海へと流れ出していっている様子が見て取れました。
「巨大な棚氷が崩れていく様子を目の当たりにできるのは、科学者にとっては非常に魅力的ですが、1万年以上存在 した棚氷が消えそうになっているという状況は、地球にとっては悪いニュースです」とKhazendar氏は語りまし た。
棚氷自体は海に浮かんでいるので、北極の氷と同じですが、それが、大陸の氷河を止めているとは知りませんでした。そ の堰が無くなれば、氷河が海に流れ出すので大問題になるんですね。
こんな大きな問題が起きようとしているとは思っていませんでしたが、これが真実なら大変なことです。まさか、温暖化 がここまで来ているとは驚きです。
海面上昇がどの程度になるのか分かりませんが、気候には影響がありそうですね。一体どうなるのでしょう。
温暖化はどうも怪しいと思い出していましたが、こうなって来ると、猶予は無いのかもしれません。今更遅いかもしてま せんが、と言っても、放って於けば地球崩壊にもつながりかねません。やはり、世界が一緒になって温暖化の対策を急いだ方 が良いかもしれません。
最近も第 711回の『歴代政権が「腑抜け」だった』で取り上げ背た貰った、コラム「世迷言」が又しても、スカッとさ せてくれました。
ここは、ズバリと書いてくれるので毎日楽しみにしています。朝日や毎日のコラムでは日本を貶めることに血道を上げて いて、腹が立つことが多いのですが、その点、何時もぶれることなく正論を書いてくれるので安心して読むことができるし、 勉強になります。
今日も、国連をズバリと非難して、スカッとさせてくれました。朝日や毎日も爪の垢を煎じて飲んで欲しいものです。こ のように、たまには、日本の為になることを書いたらどうですか。まあ、それでは廃刊に追い込む楽しみが無くなってしまい ますね。
東海新報社より 2015年05月23日付
世 迷言
ここまで来ればもう国家の「品性」を疑うしかあるまい。NPT(核拡散防止条約)再検討会議で日本の岸田外相が、世 界の政治指導者に広島と長崎を見て もらいたいと呼びかけたところ、中国と韓国が「被害者づらをするな」とばかり、反対したというのだからだ。
岸田外相の呼びかけは最終文書素案に盛り込ま れ、世界の指導者に被害地の訪問を促す文言が躍る予定だったが、それが中国の反対によって修正され、文言は削除されてし まった。日本は広島と長崎を強調す ることにより、第2次大戦の犠牲者を演じて「歴史を歪曲」しようとしているというのだからケチもつけよう。得たり賢しと 韓国も同調する。
そもそもこの条約 に核保有国が加盟しているのがおかしい話で、唯一の被爆国である日本が核の拡散を防ぎ、廃止に持ち込もうと提案するのは まさに正当であり、被災地訪問を促 して何の問題があろう。大体、保有国が「他の国は持つな」と言うのは矛盾も甚だしく、その意味で中国の反対は論点のすり 替えもいいところだ。
さらに文言の 削除を求めた中国の軍縮大使が「広島、長崎への言及を望まないのは、両市への原爆投下には理由があったからだ」と述べた というに至っては論外で、あの大量 殺戮兵器が人類の上に投じられたということ自体、どんな理由をつけても正当化などできない。
中国のこのごり押しに他の国が知らんぷりをして文言の削除を許 したというのも情けなく、こうなったら日本は国連分担金を大幅に減額して意地を見せつけてやれ。
世の中に無駄なものは多いですが、国連ほど欺瞞に満ちた壮絶な無駄は無いのじゃないでしょうか。まずは、今回も無茶 を言っている中国やロシアが拒否権を持つ常任理事国と言うこと自体が根本的にこの組織を役に立たない者にしているのは間 違いないでしょう。
これに、アメリカも加わって、拒否権を行使するのですから、本当に大事なこともまとまらないのは当然でしょう。
世迷言さんは分担金の減額と言われていますが、本当は、脱退で良いでしょう。というか、国連自体の解体こそ必要で しょう。
あんな世界平和に何の役にも立たない組織があるから却って、世界の紛争が無くならないのかもしれません。
もし、本当に、世界平和の為の組織を作るとすれば、やはり、日本が中心となって運営するものでないと役に立たないで しょう。
と言う、日本も今の日本人じゃ無理かもしれませんね。今の日本人が先人の矜持に追いついて初めて運営できるのじゃな いでしょうか。と言うことは、やはり、国連何て組織は壮絶な無駄でしかないでしょう。
マイケル・ヨンさんは何を怒っているのだろうかと、第341回の「所詮分かり合えないのか所詮分かり合えないのか」で書きましたが、どうやら月刊『WiLL』編集長花田紀凱さんが関係しているようですが、良く分かりません。
一体、何があったのでしょうか。花田さんは周りをかなり怒らせているようです。
Michael Yon JP より Thursday, May 21, 2015
日本:Willマガジンは読者にうそをついている
花田氏は誹謗中傷を犯している。我々は公の謝罪を要求する。もしも花田氏が誤りを認めないのであれば、我々は次のステップに進む。
彼による嘘偽りのなかでも極めつけは ― 私のワイフも私自身もファーストクラスで飛んだことは無いということだ。そんなのデタラメだ。さっき確かめるためにワイフを呼んだ。ビジネスクラスか ファーストクラスで飛んだことあるかと聞いてみた。彼女は、一度か二度、チェンマイからバンコクへビジネスクラスで飛んだことあると思うわ、と言った。 (私はビジネスするときはビジネスクラスを利用するが、普通はエコノミークラスだ ― ファーストクラスなんて乗ったことなどない。)
こんなデタラメはケネディ・日砂恵(Hisae Kennedy)という女性が大元だ。彼女は国際セックス業務を遂行するために、アメリカ人の夫の銀行口座から数十万ドル(数千万円)も引き出して使っ た。もちろん私とのセックス業務では無い。日砂恵女史は著名な櫻井よしこ女史のアドバイザーだ。彼女と櫻井女史、花田氏(このビデオに登場する)は、この 件に関して談合しているんだ。櫻井女史は谷山雄二朗氏のフィルム、アメリカにおける日本の評判をがた落ちにする内容のフィルムのサポートもしている。この 件については個人的に櫻井女史に忠告した。
たしかにこれはトレーラーパークでのケンカみたいなものだ、しかし金持ちで権力のある櫻井女史と花田氏が相手だ。
花田氏よ、あなたはあなたの読者に謝罪するよう要求する。情報の信頼性を確認しなかった。それからケネディ・日砂恵女史についてだが、彼 女は敬虔なキリスト教徒ということになっているらしいが、いろんな相手と寝ているのは確かだ。私を訴えろ。真実が私の盾だ。
つづけるか?…以下略
続きがアップされました。これを読むと、純粋に谷山さんのフィルムが気に入らないようです。やはり、アメリカ人のトラの尾を踏んだのでしょうか。映画を見ていないので判断できませんね。
櫻井よしこ女史は決断を下すべきだ Saturday, May 23, 2015
彼女は谷山雄二朗氏の気色の悪いフィルムを見てから、そのフィルムを推薦したのか? それともその気色の悪いフィルムを見ずに推薦したのか? どっちだ、選べ。
個人的に櫻井女史にはこのフィルムを推薦しないよう忠告した。谷山氏にも何度も電子メールで忠告した。-- 大いにありそうなことだが -― そんなものを持ってアメリカに行くなとも。
東京にある櫻井女史の家に滞在中、谷山氏がその映画のDVDのコピー3つを私に手渡した。彼女(櫻井女史)が彼(谷山氏)を彼女のホームス タジオで言論TVチャンネルに登場させた。私達は後でそのフィルムを見て唖然とした。彼女がこんなフィルムをサポートするなんて。
今日も何度も忠告を受けた、櫻井女史にさからうなと。彼女は人気も権力もある。彼女は私をつぶそうとするだろう。日本の私のサポーターは離 れていくに違いない。しかし櫻井女史は比較的小さいウサギだ。私から彼女に弓を引くことは無い。問題はWILLマガジンの花田氏だ。彼は自分の嘘を認めて 公に謝罪しなければならない。さもなければ後悔することになるだろう。
私を訴えろ。…以下略
ケネディ・日砂恵と言う人と花田さんの対談の動画がありました。
月刊『WiLL』編集長花田紀凱さんと桜チャンネルの水島さんとのいざこざに関係あるのでしょうか。と思いましたが、これとは違うようですね。やはり、谷山さんの映画の件ですね。
これは、花田さんが水島さんから番組中に電話があったことを暗黙の了解があると思い込んで放送してしまったのじゃないかと思います。お互いに、もう少し冷静になって欲しいものですね。
田母神さんの件といい、数少ない愛国者同士がいがみ合うのは左翼を喜ばすだけだなので何とか元の鞘に納めて欲しいものです。
やっとマイケルさんの怒りの訳を、谷山さんの大学での上映と講演をお膳立てしてくれた岡田さんが、ヨンさんのブログで書いてくれています。
Michael Yon JP より Sunday, May 24, 2015
CWUの岡田です。
今回の件でマイケルさんにいわれなき嫌疑が掛けられていることをたいへん残念に思います。
アメリカで上映会を体験した私はよく理解できるのですが、先ず、マイケルさんが皆さんに警鐘を鳴らしているのは、"谷山さんのDVDを日本人の感性で 見て、闇雲に外国人、特にアメリカ人に推薦するべきではない"、それ一点です。これは谷山さんに対する個人攻撃ではまったく、ありません。
マイケル・ヨンチーム、私を含む在米日本人同胞は4/28,29日に行われたCWUイベントの前後1ヶ月、日夜寝る間も惜しんで、いまだにダメージコントロールに追われております。
この様な事態を再発させないためにマイケル・ヨンさんが警鐘を鳴らしているのです。
当地での問題解決が終了していない現時点で、詳細を書くことは多くの方々にご迷惑をお掛けする事になるので要点だけ申します。
私はS先生の推薦を読んで、谷山さんにDVDの手に入れ方について質問、すると彼から来米講演の申し出が有り(私自身はこの時点でDVDを見ていませ んでした)、申し出を受け入れて準備中に、谷山さんのサイトでCWU上映会を知った人が当大学のあるアメリカ人教授に連絡したことから強硬な反対運動が大 学全体を巻き込んで起こりました。
同時期にクラスで予告編を見せた私は学生から多くの拒否反応を受けたうえ
「学生をunsafe environment (安全では無い)環境に置いたと」と 大学から叱責されました。
大学で孤立無援になった私に助けの手を差しのべて下さったのがマイケル・ヨンチームだったのです。
このまま見せてしまったら実害が多い3時間あまりの DVDを45分程度に編集するように谷山さんを説得して頂き、学術的なイベントにするために、元ハーバード大学教授の目良浩一先生や、CWUイベント直後 に産經新聞にも取り上げられたアメリカ人若手学者のジェイソン・モーガン氏に(インターネットで)参加していただき、「強制連行の神話」著者鄭大均教授か らも韓国での慰安婦問題研究の現状報告についてのメッセージを頂きました。過激なプロテストが予想された会場ではセキュリティーも配備していただきまし た。
谷山さんのスピーチビデオを御覧になった方々から絶賛の声が上がっていますが、アメリカ人の反応は全く反対でした。
セキュリティー担当者の報告によると、谷山さんが俗語や冗談(ランス・アームストロング、ウッディ・アレンなど)を使う度にアメリカ人の観客が出ていったそうです。
私の大学の同僚は、会場から出て来た年配のアメリカ人達がHe was ranting.(怒りの感情に任せて 延々と話を続ける事)、The Directer just proved that he is a maniac.(あの監督はたった今彼が気違いだと自分で証明した)と言っていたのを聞いております。
また、彼が韓国系の青年達が出ていこうとしていた場面で「事実に立ち向かえないので出ていっています」と言った事を沢山の日本人が(よくぞ言ってやっ た!!!)という見方でコメントを書いているのをあちらこちらで拝見致しましたが、全く誤解も甚だしく、谷山さんはあの発言で韓国系の青年のみならずアメ リカ人の反感もかってしまったのです。
あの時間は反対派が計画した対抗イベントが始まる時間で、出ていこうとしていた韓国系の青年たちは両方の言い分を聴く為に出ていったのです。彼らは翌日来る予定だったのです。
谷山さんがあのような暴言を吐いて居なければ彼らも、同様な計画をしていたアメリカ人も、翌日に戻って来ていたはずです。これは推測ではありません。 何故なら出ていった青年の1人は私の教え子で翌日授業に来た彼自身から「 公衆の面前でいわれの無い罵倒をされた」 との怒りを訴えられました。
彼は元々このイベントで孤立無援になっていた私に「先生、なにか僕に出来る事があったら言って下さい。自分は殆ど何も知らないので色々知りたいです」と いってくれていた学生です。隠す事がない私は 学生だけでなく同僚たちにも、馬鹿正直に「是非行きたかったらこちらは二日目があるから、初日はあちらの対抗イベントにどうぞ」と言っていたので、沢山の アメリカ人も出ていったのですが, 生憎の谷山さんの言葉と、感情に訴えかけるあちら側の対抗イベントで、如何に私側の主張が邪悪かを刷り込まれ、二日目に戻ってくるはずだった人達は姿を現 しませんでした。あの一言が無ければ、と悔やまれます。
谷山さんは英語はネイティブ並みだし、知性と能力を兼ね備えた希有な方です。
しかし、「あなた方は、知らないだろう」と上から目線で大量のデータを述べ続けてもアメリカ人は反感を感じるだけです。
カジュアルを越えて昔の小作人の様な格好をして室内で野球帽を被ったまま、俗語やアメリカの有名人を揶揄する冗談を繰り返す。これでは反感をかっても仕方がありません。
マイケル・ヨンさんはこれが分かっていたからこそ、谷山さんのDVDを推薦している方に止めるよう助言したのです。谷山さん本人にも何回も説得したのですが、谷山さんは上映するDVDを短く編集する、という以外は聞き入れてくれませんでした。
谷山さんがことの本質を理解するまで、CWUでのスピーチビデオが拡散され、世界向けのメディアに登場する事態が今後も続いたら、日本にダメージを与えてしまいます。 だからマイケル・ヨンさんは、日本の為にアドバイスをしてくれているのです。
日本の皆さまお願いです。(ここで今全部は書けませんが私はマイケル・ヨンチームの親日アメリカ人たちに大変お世話になりました。全部無償です。)
彼らは本当に日本とアメリカの友好の為に慰安婦問題に取り組んでくれています。反対派に知られてはいけないので、私も彼も全部の状況を説明できない場合もあることをご理解下さい。
親日アメリカ人のアドバイザーの存在はとても貴重です。
特にマイケル・ヨンさんの様な元軍人関係やメディアの国家安全保障ネットワークに強い方はなかなか いません。
慰安婦問題を世界に訴えて行くためには私達日本人が仲間割れせずに、有能な親日外国人のアドバイザーの協力を素直に受け入れて発信することが一番有効です。コメント欄での言い争いを止めて、団結いたしましょう。
岡田コリンズ・マリ子 ※ CWU :セントラルワシントン大学
確かに、第336回の「嘘ばかりの慰安婦問題」で取り合えた谷山さんの動画を見たときにあの帽子をかぶったジーンズ姿には私も違和感を感じました。
しかし、それも、何か意味があるのだろうと、勝手に納得していました。
こうやって、関係者が日本語で書いてくれると、ヨンさんが何で怒っているのかが分かりました。海外で育ち英語を使いこなしている谷山さんと雖も、そのあたりの機微は分からないところがあるのかもしれません。
逆に、全て分かっていて、敢えて挑発するための演出と言うことも考えられそうです。反発されても、大きなインパクトを与える方を選択したと言うことも考えられそうです。
貴重な日本の応援者だけに、何とか、分かりあって一緒に活動して欲しいものです。
今日も天候異変の話題です。今度は国内、それ も我が香川のことです。この部屋でも何度も書きましたが、去年の8月の冷夏は我が家の太陽光発電にとっては最悪でした が、私自身はおかげさまで、エアコンなしの生活でも汗に悩まされるもなく快適でした。
顰蹙を買うだろうと言いながら、密かに今年も冷夏を期待しています。何と言っても、ここ数年はエアコン無しで、あの 例年の夏の暑さで汗をかきながらのネット三昧でしたが、去年の快適さは我が人生でも初めて経験でした。
ところが、その願いが叶うかもしれないような予報が出たようです。
四国新聞社 | 香川のニュースより 2015/05/20
県 内、冷夏の予感/高松地方気象台3カ月予報
今年の香川県内は冷夏?-。高松地方気象台の3カ月予報によると、7月の気温が平年より低くなる見通しだが、今年のこれま での気象状況を見ても冷夏を予 想させるデータが並ぶ。5月までの台風の接近や春の降水量の多さが過去の冷夏の年と似通っており、「暑過ぎない夏」を裏付ける傾向が浮かび上がっている。
3カ月予報によると、今年は偏西風が平年より南を流れる予想から、季節進行が例年より遅く、梅雨入りが遅 れる 見通し。6月の雨量が少ない一方、7月は雨が多く、平年より気温が低い可能性があるという。
加えて今年は、台風の接近時期に特徴がある。気象庁では台風の中心が四国4県いずれかの気象台から300 キロ以内に入った場合を「接近」とし、今年は12日に台風6号が接近した。
同気象台によると、5月までに四国地方に台風が接近した年は、記録がある1951年以降で、56年、65 年、 2003年、11年の計4回あ り、うち11年を除く3回は、6~8月の平均気温が平年(26・1度)以下だった。最高気温が30度を超える「真夏日」の年間日数も、過去20年間で03 年が最も少なかった。
さらに、5月までに台風が接近した年は、例年より天候不順の日が目立ち、3~5月の降水量が多い。いずれ も平年を1割以上上回り、11年は約1・5倍を観測した。
12日の台風6号の接近は、56年の4月25日に次ぐ早さ。今年は3月下旬から4月上旬の日照時間が記録 的に少なく、3~5月の降水量は既に平年を上回っている。
今年は台風の発生数が既に7個と平年の2・4個より大幅に多い。5月の台風は、大陸方向に進んだり、太平 洋沖で東に曲がったりするのが一般的だが、「一時的に夏に近い気圧配置になることで、日本付近に接近する」と同気象台。
「データ上では冷夏の傾向にある。早い時期に高気圧が勢力を強めることが、夏場の天候に影響を与えるのか もしれない」としている。
これも、温暖化の影響でしょうか。こうも天候異変が続くと怪しそうな温暖化も現実のものかもしれないと考えた方が良 いかもしれませんね。
やはり、世界が団結して中国を消滅させないと大変なことになるかもしれません。当然、怪しそうな原発を作っている韓 国も一緒に消滅させましょう。
さて、本当にこの夏はどうなるでしょう。私にとっては待望の冷夏になってくれるとありがたいのですが、そんな我儘を 言っては申し訳ないですね。やはり、季節は例年通りでないと農作物や経済にも悪影響をもたらすことになります。
昨日も書いた、関野さんが発見してくれた GHQのWGIPがどれだけ日 本人に自虐史観を植え付け、日本人に日本は世界に対して悪いことをしたと、日本人の自信を無くし、それが、未だに日本を 貶める元になっていることを、ケン ト・ギルバートさんが動画で分かり易く語ってくれています。
それが、どれだけ日本人に嘘を植え付けたかを詳しく語ってくれている動画もありました。これに、第 5708回の「GHQ焚書図書開封」で取り上げた関野さんと西尾さんの動画を合わせて見れば、如何に日本人 が未だに自虐史観に侵されているかが分かります。
一日も早く日本人が目を覚まし、世界に自信を持って発言する必要があります。
何時ものBBさんも詳しく書いてくれています。ケントさんの動画もアップして くれています。
次世代の党の衆議院での惨敗で国会が本当につまらなくなりました。杉田水脈さん達が素晴らしい質問をしてくれていた頃は本当に楽しかった。もう一度あの活発な国会を見たいものです。
今や、建設的な質問は無く揚げ足取りだけでその余りの低俗振りに見る気もしません。それが、党首討論でも同じなのですから、もう日本の国会は終わってますね。早く、選挙制度を変えて、まともな議員を選べるようにしないと、益々、バカな議員ばかりになりそうです。
共産党の委員長も揚げ足取りで喜んでいるようです。この人は、本当に日本が嫌いなのでしょうね。政権を取って、中国の主席のように利権で財産を築くのが夢なのでしょうか。
J-CASTニュースより 2015/5/21
安倍首相、ポツダム宣言「つまびらかに読んでない」
安倍晋三首相は2015年5月20日の党首討論で、共産党の志位和夫委員長から第二次世界大戦の終結につながったポツダム宣言の中身に関する見解を問われ、「つまびらかに読んでいない」と答弁した。
志位氏から「過去の日本の戦争は間違った戦争との認識はあるのか」と問われると、首相は「不戦の誓いを心に刻み戦後70年間、平和国家としての歩みを進め てきた。その思いに変わりはない」「村山談話、小泉談話など節目節目に出されている政府の談話を全体として受け継いでいくと再三申し上げてきた」と述べ た。
この答弁に志位氏は「過去の戦争が、間違った戦争か正しい戦争か、その善悪を聞いた」と反論。1945年に日本政府が受諾したポツダム宣言を引用して「日 本の戦争は間違った戦争だという認識を明確に示した」と指摘し、「ポツダム宣言のこの認識を認めないのか」と迫った。
首相は「連合国側の理解をご紹介いただいたが、私はその部分をまだつまびらかに読んでいない。承知していないので、今ここでただちにそれに対して論評する ことは差し控えたい。いずれにせよ、痛切な反省によって今日の歩みがある。我々はこのことを忘れてはならない」と述べ、直接の評価を避けた。…以下略
この安倍首相の「つまびらかに読んでいない」を鬼の首を取ったように朝日新聞がはしゃいでいます。本当に、日本の左翼は日本が嫌いでたまらないようです。早く掃除をしないと益々日本は堕落して行きそうです。
朝日新聞デジタルより 2015年5月22日(金)
天声人語
この人は手だれだ。慶応大教授の松井孝治(こうじ)さんは官僚時代、首相官邸に勤務していてそう感じたという。共産党の志位和夫委員長の国会での質問 ぶりである。自身は保守、志位氏は革新と立場は異なるが、その力量はわかった▼今回も手だれぶりを見せたというべきか。一昨日の党首討論について、松井さ んがフェイスブックに書いている。安倍首相は〈まさに志位氏の術数にはまり恰(あたか)も王手飛車取りに遭った如(ごと)き感がある〉と▼論題は首相の戦 争観だった。志位氏は1945年に日本が受諾したポツダム宣言に触れ、先の戦争は間違っていたと認めるかとただした。首相は答弁した。「まだその部分をつ まびらかに読んでいないので、直ちに論評することは差し控えたい」▼志位氏は宣言の個別の項目に言及した。細かい文言の記憶が首相になくても不思議はな い。「手元に用意がない」などとかわす手もあったろう。しかし、「読んでいない」はいかにも具合が悪い。米英や中国の人々が聞いたら、どう思うだろうか▼ ポツダム宣言は戦後の世界秩序の起点の一つだ。首相はそれも読まずに、「戦後体制(レジーム)からの脱却」を唱えてきたのかという批判が出たのは当然であ る。基本的な歴史の知識すら欠くのでは、と疑われても仕方がない▼本当に読んでいないのか、とっさに言葉を選び損ねただけなのか。参院議員や官房副長官も 務めた松井さんは著書に書いている。「政治家は、言葉で生き、言葉で滅びる」。まして首相の言葉は重い。
こうやって、左翼が大喜びですが、阿比留さんが見事に論破してくれています。阿比留さんが今、日本に居てくれることは本当に有難いことです。
産経ニュースより 2015.5.22
【阿比留瑠比の極言御免】 日本は世界征服目指したか?
20日の党首討論を聞いて耳を疑った。共産党の志位和夫委員長が、日本に降伏を求めた1945年7月のポツダム宣言を引用し、安倍晋三首相にこう迫った場面でのことだ。
「(宣言は)日本の戦争について、世界征服のための戦争だったと明瞭に判定している。宣言の認識を認めるのか認めないのか」
確かにポツダム宣言第6項には、志位氏の指摘のように「日本国民を欺瞞(ぎまん)しこれをして世界征服の挙にいづるの過誤を犯さしめたる者の権力および勢力は永久に除去せられざるべからず」とある。とはいえ、志位氏はこの認識が絶対だと本当に思っているのか。
志位氏は討論後、記者団にまるでポツダム宣言が民主主義の聖典であるかのようにこう称揚もした。
「日本の戦後民主主義の原点中の原点がポツダム宣言だ」「ポツダム宣言は戦争認識の原点で、誰も否定できない」
だが、戦前の日本は果たして「世界征服」など目指していたのだろうか。対英米戦は両国などの対日禁輸政策に追い詰められた日本が、窮余の策として選んだ道ではないか。
政府高官は討論終了後、周囲にこう苦笑していた。
「どこの国の政治家ですか、という質問だった。日本が世界征服をたくらんだなんて、どれだけリアリティー(現実味)のない話なんだ。テレビを見ていた国民もそう思っただろう」
ポツダム宣言は、戦いを有利に進めていた日本の戦争相手国が出したものであり、日本を「悪者」として位置付けるのは当然だといえる。また、昭和2年に田中義一首相(当時)が天皇に上奏したものとされ、日本の世界征服計画を記した「田中上奏文」が米英などの対日認識に大きく影響していた可能性もある。
田中上奏文については、東京裁判でも取り上げられたが、日本側弁護団によって中国側が作った偽書であることが立証されている。
東京裁判は、先の大戦は日本の軍国主義者たちの「共同謀議」に基づく侵略計画に沿って実行されたという見方を前提にして始まった。検察側は、それを裏付ける証拠として田中上奏文を持ち出したが、裁判途中で偽書と気づいて追及をやめたのである。
志位氏が引用したポツダム宣言第6項は、この東京裁判でもインド代表のパール判事らから数々の反論がなされた荒唐無稽な「共同謀議」史観に貫かれている。どうして今さら、そんな珍妙な認識を日本が認めないといけないのか。
ここで思い出すのは、これまで国会で繰り返されてきた「日本は東京裁判を受諾したのだから、その歴史判断も受け入れなければならない」という議論だ。
国を個人に置き換えて考えてみたい。裁判を経てある判決を言い渡された場合、法治国家の一員である以上、当然、その刑に服さなければならない。
だが同時に、外形的に刑を受け入れても、内心で裁判官の判断を不服に思うのも、自身は実は無罪だと考えるのもその人の自由であるはずだ。憲法19条「思想および良心の自由」を持ち出すまでもない。
東京裁判を受け入れたからといって、その思想や歴史観、政治的背景、各国の都合や思惑を全部ひっくるめて引き受けることなどできようはずもない。
それが可能だと考える人は、他者の内心に容易に手を突っ込み改変できると信じる危険な傾向を持つ人物だということにはならないか。(政治部編集委員)
それにしても、志位氏や左翼は本当に日本が世界征服を目指したなんて信じているのでしょうか。それとも、それとも、分かっていて安倍首相攻撃の為に使っているのでしょうか。もし、本当に信じているとしたら、余程、自虐史観に洗脳されているのでしょう。
しかし、頭の良い彼らが、そんなことも分からないとは信じられないものがあります。やはり、日本の皇帝になりたいのかもしれません。本当に、中国の共 産党のようり利権を手にして莫大な資産を作るという夢でも持っているのかも。まさかとは思いますが、あの反日の言動を見ていると、そうとしか思えない。
一昨日、昨日と、カリフォルニアの干ばつを取 り上げましたが、これも、第 5710回の『世 界のCO2「危険水域」を突 破』が現実に起きているので しょうか。
温暖化現象については最近 は最近は少し疑問を持っていた のですが、カリフォルニアであ んなことが起きているのを知る と、もしかしたらと考えてしま います。
そんな時、あの世界一役に 立たない国連がまたまた、怪し そうな発表をしたようです。国 連が絡んでいるだけに、利権が からんでいるのじゃないかと疑 いたくなりますが、もし、本当 なら、やはり、怖いものがあり そうです。
FUTURUS(フトゥールス)より 2015年5 月18日
国連が発 表・・・地球温暖化による海面上昇は「加速」している
1988年に設立されたIPCC(国 連気候変動に関する政府間パネル)によれば世界規模の海面上昇の原因は地球温暖化で『氷が溶ける』からではなく、『海水 の膨張』によるものとしている。
そのIPCCが2013年に世界の平均海水面が1901年~2010年の110年間に計19cm(年平均 1.7mm)上昇したと発表した。
海面上昇は温暖化による海水の膨張が原因
今回の発表での第5次報告書の中で1993年~2010年の間に海面上昇の速度が平均で年間3.2±0.4mmに加 速していたと指摘している。
一方、昨年公開されたアニー・カズナーヴ氏の研究によれば過去10年間の海面上昇率がその前の10年間に比べて著し く低減していたとしている。
ただ双方の発表とも人工衛星による観測データをベースにしているものの『鉛直陸地運動』、つまり地球の地表における 自然変動(沈降、地震、隆起)に関する変数が考慮されていないという。
氷河期が去った後、北半球の一部にそれまで氷河で押し潰されていた陸地が反発して上昇を続けている地域が存在するた め、この『鉛直陸地運動』を考慮する必要があるという訳だ。
そこで、タスマニア大学のクリストファー・ワトソン氏が英科学誌『Nature Climate Change』に世界中の海の潮位計から得たデータに統計的な補正を加えることで、バイアスドリフト(陸地の動き)を加味した海面上昇に関する研究結果を 公開した。
海面上昇が加速している?
同氏の研究結果、1993年から2014年半ばにかけた海面上昇量が年間で2.6‐2.9±0.4mmだったことが 判明したそうだ。
特に1993年以降6年間に渡って陸地の反発上昇が見られることから、海面上昇値を年0.9‐1.5mm分減少させ る必要があった模様。
ワトソン氏によれば海面上昇速度が実際には低下ではなく上昇していることを意味しているという。
沿岸地域では注意が必要に
IPCCは今世紀末までにCO2の排出量によっては40-63cmの範囲で海面上昇すると予測しており、誤差範囲を 考慮した場合は最大82cmにまで拡大する可能性があるとしている。
海面上昇は洪水や土地の浸食を引き起こすだけに、これらのシミュレーションが正しいとした場合、海抜が低い沿岸地域 や島々では、将来に備えた対策が必要となりそうだ。
最近の早い台風の襲来など日本の気候もどうもおかしなものがあるのも気になります。幾らあの信頼できない国連の発表 と雖も、データーは確かなものかもしれません。
やはり、最悪の場合を考えて真剣に手を打つ必要があるのかもしれません。そのためには、国連を解体して、日本が主導 する新しい組織を作る必要があるのじゃないでしょうか。
何と言ったって、世界の汚染の根源である中国が拒否権を持った常任理事国なんて組織が真剣に環境問題に取り組むとは 思えません。
新しい国連の最初の仕事は、中国を解体させることでしょう。それが出来て初めて環境問題の取り組みも先行きが見えて 来るのじゃないでしょうか。
昨日、450人を超えたという、第 341回の 「所詮分かり合えないのか所詮分かり合えないのか」 でも書いた、歴史学者に対し て、日韓両方から強力な反論が 出て来たようです。
驚いたのは韓国ですが、日 本の反論者も驚く人でした。ま ずは、韓国の方から。
Chosun Online | 朝鮮日報 より 2015/05/12
【コ ラム】世界的な歴史学者187人が韓国に呈した苦言
著名な世界の歴史学者187人が日本の歴史歪曲(わいきょく)をとがめたことについて、まずは胸のすく思いがした。彼らは生涯を日本研究にささげてきた 碩学(大学者)たちであり、知日派たちだ。巧妙な言葉で日本の国家責任を否定してきた安倍首相としては困り果てているこ とだろう。
韓国は心強い友軍を得たように「それ見たことか」とだけ言っていればいいのだろうか。だが、そう安心するには彼らの 声明に盛り込まれた2つの文が引っ かかる。歴史学者たちは「慰安婦問題は日本だけでなく韓国や中国の民族主義的攻撃によりあまりにも歪曲され、政治家や ジャーナリストだけでなく研究者たち さえも歴史的探求の基本的な目的を失っている状態だ」と述べた。また、「元慰安婦たちの苦痛を避け、国が民族主義的目的 のため悪用することは国際的な問題 解決を困難にし、被害女性の尊厳をさらに冒涜(ぼうとく)すること」とも書いている。歴史学者たちは声明の草案をめぐ り、メールをやりとりしながら修正に 修正を重ねたという。あえてこの2文を盛り込んだのには深い思慮があったのだろう。
声明が発表された後、韓国のある外交官は国内メディアのインタビューで、声明に「歪曲」と「悪用」という文言が入っ た理由を「(歴史学者たちが)韓国 の味方をしているという印象を与えず、可能な限り多くの人々が署名できるようにするための意図的な努力だった」と説明し た。学問の自由と中立性を追求する 学者たちにとっては冒涜に聞こえるということだ。まさにこうした自己中心主義への警告として、彼らはこの文言を入れたの かもしれない。
今、韓日間では日本の明治時代の産業施設をユネスコ世界遺産に登録する問題が争点になっている。登録候補23施設の うち八幡製鉄所など7カ所について 「第二次世界大戦中に朝鮮人を強制連行して軍需品を作った戦犯企業だ」として韓国国内に登録反対の世論が高まっている。 外交部(省に相当)の尹炳世(ユ ン・ビョンセ)長官は先週、国会で「ユネスコ世界文化遺産委員国に韓国が反対していることを伝えて説得する」と述べた。 しかし、何をもって反対するという のか、そのようにして最終的に登録を阻止できるのかについては分からない。ドイツのフェルクリンゲン製鉄所も1994年 にユネスコの世界遺産になった。 1873年に建てられたこの製鉄所は、第一次世界大戦時にドイツ軍のヘルメットの90%を生産し、第二次世界大戦時には海外の労働力を搾取して手りゅう弾 を作った戦犯企業だった。尹長官は大衆の情緒に従って漠然と「反対する」と言うのではなく、精巧な論理と事実をもとにド イツと日本の近代産業遺産登録のど こが同じでどこが違うかを指摘すべきだ。
歴史学者187人は民族主義的な「歪曲」と「悪用」が何なのかを具体的には語っていない。しかし、韓日間の歴史認識 問題は、今や韓国人同士が声を上げ て日本を攻撃し、自足するような範囲を超えている。全世界がこれを見守っており、アカデミズムまで加勢している。大きな 枠組みで見て、客観的に説得力のあ る論理を積み重ねて行かなければ、大きな国益を逃してしまう。
大衆は民族主義的になりがちだ。それをあおって利益を得ようという一部政治家や活動家もいる。日本に対する世界の著 名な歴史学者たちの批判を「第三者 のものだから意味がある」と言うなら、韓国人に対する彼らの苦言も「第三者のものだから価値がある」と受け止めなけれ ば、成熟した姿勢だとは言えない。
金泰翼(キム・テイク)論説委員 朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
韓国にも冷静な人はまだいるようです。しかしながら、又、潰されなけれは良いのだがと心配します。
もう一つの意外な日本人とは、何と、第 5708回の「GHQ焚書図書開封」で、書いたように、GHQ日本人洗脳工作の原文発掘をしてくれたあのホ ンダのOB関野通夫さんが宮崎正弘さんの「宮崎正弘の国際ニュー ス・早読み」に投稿してくれていたのです。
この方は、根っからの愛国者ですね。日本人にも強力な人が現われてくれたものです。ありがたいですね。
宮 崎正弘の国際ニュース・早読み(北京の中央警備にも異変か?) 平成27年(2015)5月21日(木曜 日) 通算第4546号
読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
(読者の声1)「187名の学者による公開書簡」という日本の慰安婦問題を非難した書簡がアメリカで出されたのをご 存知ですね。
この公開書簡に対する疑問(率直に言えば批判)を彼らに送りました。少し長いですが。お知らせします。拡散頂けば幸いで す。
187人の反日学者に送った批判文和訳
(メルアド不詳等の理由で、実際は133名に発信)
「日本の歴史家を支援するための公開書簡」に関する幾つかの考察
我々下記署名者は、正義と公正を愛するすべての人々に代わって、上記書簡に対し我々の率直な意見を表明せざるを得ま せん。
我々は、187人の著名な学者が、上記公開書簡を出されたことを知り喜んでいます。何故なら、このことは、いわゆる 慰安婦問題について討議を行う際の作法について、国際的な舞台で我々の見解を表明する大きな機会を与えてくれたからで す。
我々は、上記公開書簡を読み、この書簡が、人種的偏見と真実についての誤解なしに書かれたのか疑問に思います。これ は、理性的で論理的な論でしょうか。
最初に、表題が「日本の歴史家を支援するため」となっています。この歴史家とは誰のことですか。日本の全ての歴史家 ですか。限定する語なしの「日本の歴 史家」という語は、日本の全ての歴史家を想起させます。もしそうなら、この表現は印象操作と呼ばれます。正確には、一部 の、反日歴史家に違いありません。
この人たちは、「しかし、(安倍首相の)歴史認識の問題は、これらの成果を祝福する妨げになっています」と言ってい ます。私は、これに賛成します。しか し、真逆の意味においてです。この人たちの歴史認識は、すべての悪は日本に由来するものであり、連合国の手は真白である という大前提のもとに行われた「東 京裁判」によって作られた歴史観によって捻じ曲げられたものであるように思われます。私が、日米関係の研究に従事するア メリカ人から聞いた情報によれば、 アメリカ人の多数は、東京裁判は法的観点から不公正だったと思っているようです。
我々は、この公開書簡が犯したと思われる間違いを完全に指摘します。
彼らは、日本の慰安婦制度だけを見て、兵士の性衝動にどう対処するかという普遍的問題として議論しなくてはならない ことに触れていません。この瞬間、 彼らは、この普遍的問題を論じる正当性を失いました。彼らは、何故アメリカ、ソ連、韓国などのケースに触れないのです か。
彼らは、日本を非難するために、この問題を論じているように見えますが、具体的で検証された証拠を提示できていませ ん。具体的で検証された証拠なしに、他を非難し貶める人は、誣告の罪を犯した犯罪人です。
恐ろしいとか残虐ななどという感情的で扇情的な言葉を使うことは、議論が理性的に冷静に行われるために避ける必要が あります。
私が観察したところ、下記の4ナイが許される時にだけ有効な論理に囚われやすい人々がいます。
1.彼らは、彼らの意見の根拠になる証拠を検証しない。
2.彼らは、異なる場所で起こった同様の事象との比較考証を行わず、問題を具体的に、普遍的に論じる正当性を失って いる。
3.彼らは反証をチェックしない。
4.彼らは、その時点で有効だった法律をチェックしない。
このように、この公開書簡は冷静で理性的な意見の表明なのか、この書簡は人種差別に満ちたヘイトスピーチのようなも のになっていないか疑わしいと思います。 (関野通夫)