今日は、ちょっと遅いですが、英国のEU離脱 の話 題を取り上げたいと思います。と言うか、書き溜めが増えてしまって、アップするのが遅くなってしまったということです。
とは言いながら、結果が出たあくる日は、どこもこの問題が中心になるので、少し遅れて、考えるのも一興と捉えること もで きるのじゃないかと、勝手に、屁理屈をつけて、自己擁護にしています。
さて、言い訳はこの辺にして、今回のこの離脱をどう考えるかですが、私は、トランプ現象と同じで日本再生の最大の チャン スというか、安倍さんへの最大の応援になるのじゃないかと期待しています。
これで、移民問題とグローバリズムからの脱却を目指し、日本の素晴らしい雇用体系を持っていた経営を取り戻すべきで しょ う。
尤も、この面では、未だに竹中を使っている安倍さんの経済対策に不安を覚えてしまいますが、これも、安倍さん得意の 仕掛 けがあるのであれば良いのですが、こればっかりは、やはり、分かりかねます。
経済問題は、やはり、田村さんです。今回の離脱をどう捉えているでしょうか。
産経ニュースより 2016.6.25
【英 EU離脱】世界危機ドミノがいよいよ迫ってきた 轟いた金融体制崩壊連鎖の号砲 編集委員 田村秀男
英国の欧州連合(EU)からの離脱は金融主導の経済体制崩壊連鎖の号砲である。衝撃度は2008年のリーマン・ショッ クを しのぐかもしれない。迫り来る世界危機のドミノに対し、日本は潜在力をフル出動させなければならない。
リーマン時では米連邦準備制度理事会(FRB)がドルを大量発行することで大恐慌の再来を防いだが、中国に流れ込んだ ドル は過剰設備・不動産に化け、今や銀行不良債権を際限もなく膨らませている。米国では紙幣を印刷して借金を返済すると叫ぶ共和 党トランプ氏が今秋の米大統領選有力候補になっている。
国際金融センター、ロンドンを抱える英国は、グローバルなカネの流れを左右する。そのEUからの離脱は国際金融体制の ほこ ろびを意味するから、リスクある各地で危機を誘発する。
旧英領香港を通じて、ロンドン市場に深く結びついている中国はとりわけ危うい。タックスヘイブン(租税回避地)の内情 を暴 露した、かのパナマ文書によれば、共産党幹部一族や国有企業が世界でもっとも多くタックスヘイブンに資産を逃避させている。 ロンドンの金融街シティーはタックスヘイブンの総元締めだ。シティーは人民元の国際取引に全面協力し、収益を稼ぐ。
元国際通貨化の勢いを駆って、国有商業銀行は企業や地方政府に対し、巨額の融資を続ける。鉄鋼などのゾンビ企業は過剰 生産 をやめない。上海などでは不動産バブルが再発した。銀行の不良債権は北京当局発表ではこの3月末で融資残高の1・4%だが、 国際通貨基金(IMF)の基準だとその10倍、国内総生産(GDP)比で2割、日本円換算で約230兆円に膨らむ。
米国の有権者も英国民と同じく、グローバリズムに反発を強めている。トランプ氏はメキシコからの移民を遮断する一方 で、 FRBにカネを刷らせて日本などへの借金を返し、国内雇用を回復させると意気込む。ドル基軸体制の利点を乱用するわけで、ド ルの信用は地に落ち、国際金融市場を破壊しかねない。そんな市場の懸念は、反ウォール街の政治潮流に封殺されている。金 融主 導経済への不信感を強めた世論が作用したEU離脱騒ぎは底流が同じだ。危機は米中という世界1、2位の経済超大国に連鎖しか ねない情勢だ。
日本はどうすべきか。世界有数の安全資産、日本国債は金利マイナスでも買い手が殺到している。おかげで超円高に突き進 みか ねない。ならばチャンスだ。
財政資金をマイナス金利国債で調達して、インフラ整備や人材投資など経済再生に使う。対外金融資産は900兆円以上も あ る。それをリスクだらけの国際金融市場にまかせるのはばかげている。
田村さんは、やはり、チャンすと捉えていますね。この結果が出る前に、田村さんがこのことを語ってくれています。
これを、安倍さんが取り入れてくれれば、日本経済復活も間違い無いでしょう。
田村さんは、22分40秒頃から。
何度も書いているように、福島復興を促進する為に、この資金を中韓から撤退して福島に進出する企業に補填することも やっ てもらいたいですね。こうすれば、世界の危機が日本のチャンスになります。