もうここまできているんだと驚いて、2015年9月15日 (火)、第5826回の「植物工場でレタス」で取り上げた野菜工場が今度はロボットを導入するのだそうです。
いよいよ、農業もロボットの時代が来るのでしょうか。こうなると、2015年12月12日 (土)、第5914回の「49%が人工知能やロボットで代替可能」も夢じゃなくなりそうです。今度は、外国人労働者どころか、日本人が職を奪われる時代になるかも知れませんね。
人手不足をやすい外国人労働で賄うなんて、姑息な手段を考えていた経営者や政治家も根本から日本の雇用を考えないと、人余り対策の方に苦労しなくてはならなくなるかも知れません。これは、これで恐ろしそうです。
やはり、日本は、ロボットを有効に使って、国民一人当たりの可処分所得を最大に持って行くという道を目指すべきです。案外、近いかも知れませんね。
GIGAZINEより 2016年02月20日
日本から世界初のロボットが農業を行う「自動野菜工場」が誕生へ
高齢化社会の日本で農業の労働力不足を補うアプローチとして、人間の代わりにロボットが農作業を行って野菜を育てる工場が、京都府亀岡に登場する予定です。
「ロボット野菜工場」を開始するのは株式会社スプレッドが持つ京都の亀岡プラントで、無菌状態の高品質なレタスを提供する野菜工場として、GIGAZINEでも以下のように取材を行っています。
ベジタス「野菜工場」亀岡プラントで野菜の安定供給の次世代スタイルを見た 2012年09月04日
2017年中頃にロボット野菜工場の運用がスタートする予定で、ロボットは稚苗を水耕栽培用の水田に植え替える作業および、刈り取りや収穫といった作 業を 自動で行うことができるようになるとのこと。ロボットの運用が始まれば、工場では1日に5万個~21万個のレタスを栽培できるようになり、5年以内に1日 50万個まで収穫数の拡大が計画されています。
スプレッドのグローバルマーケティング部門のマネージャーを務めるJJ Price氏によると、「種子の植え込みは人間の手でする必要があるものの、それ以外のほぼ全てのプロセスが全自動で行われるでしょう」と計画について話 しています。工場のスタートにより、既存の亀岡プラントに比べて労働コストは半分になり、LEDライトによってエネルギーコストは3分の1に抑えることが できるほか、農作物を育てるために使われる水の98%は再利用されるとのこと。
ロボット野菜工場を開始するにあたって、スプレッドは「我々のロボット工場は、農業の新しいモデルを示すことになります。しかし、ロボットを人間に置 き換 えることが目的ではなく、人間とロボットが一緒に働ける新しいモデルを開発することで、特に若い人たちの農業に対する関心を高めたいのです」と語っていま す。
ベジタス - おいしい、キレイ、元気!ビタミンレタス
問題は、コストをどこまで落とせるかですね。あらゆる農作物がロボットで安くできるところまで行くでしょうか。とは言いながら、やはり、太陽の光を浴びて育った農作物に味や栄養で勝てるのでしょうか。
そこは、不安が残ります!