第4371回で非正社員の増加をどうにかならないものかと書きましたが、その 元凶をズバリと指摘してくれたものがありました。
日本の面影 うぃすぱー・ぼいすより
今の格差社会は男女雇用均等法が廃止され ないとなくならない~雇用均等法前の日本はこんなだった
(2009.11)
たとえ政権が変わろうとも、人間の普遍の真理に抵触する男女雇用機会均等法を廃止しない限り、今の日本の格差社会 がなくなることは絶対にありえないよ。
男女雇用均等法により、それまでの女性一般職が廃止され、その結果が派遣社員採用によるお茶くみ職員や、男の派遣 が急増した。
男女雇用均等法は、正社員内での平等化が実現したが、よりひどい正社員と派遣という階層化を生んだ。
昭和の頃は、昇給のない男の派遣な んて、ほとんど存在せず、男は正社員が当たり前。30代 前半以下の者はそんな世界の想像つかないよな。
昔は、男の派遣なんて、ホントにいなかったんだよ。
一定の年齢以上の奴ならよくわかるだろ?
当時の日本では、転職したり、離婚したりしようものなら、白い目で見られていた。
軽作業工員のようなブルーカラーならともかく、客に振り回されて夜遅くまで働かざるをえないホワイトカラー的な仕 事が、普通の女性に勤まるはずがない。
一部エリート層の女があらわれても、やはり普通の女なら昇給がなくとも楽な派遣社員を選択する(どっちみち、エ リートとして正規採用されるなんて、男も女も今じゃ困難だ)。…中略
日本沈没の元凶は、男女雇用機会均等法。
昭和の頃のようにこんなものなくして、一般職を復活して、派遣なんかとりやめる。
普通の男は正社員で働いて高所得化、女は家庭を守って、しっかり子供も生む。
そうして離婚を減らすこと。今じゃなんと4割近い夫婦が離婚しているが、昭和の頃は離婚なんて1割にも満たなかっ た。
事実上の離婚奨励金となってる母子家庭手当なんて廃して、離婚を減らす政策をとらなきゃダメだ。
今の格差社会や少子化を改善するには、これしかないよ。…以下略
そうか何でも平等が一番と思っ ていた私のような平和ボケが何の疑問も感じない間に男女雇用機会均等法なんてのができてしまっていたのですね。
この上に、第3235回で取り上げたように労働者派遣法が1986年に施行された。
最初は特殊な技術を持った人を優遇するものが何時の間にかあらゆる業種に適用されるように拡大され目先の利益し か考えない経営者に利用されるようになってどんどん派遣社員が増加した。
男女雇用機会均等法も1986年の施行のようですから同時期に施行されたようです。
日本解体はこの辺りから始まったのかもしれません。誰かの陰謀か、それとも単に政治家の頭が悪かっただけなの か。いずれにしても今のままではダメでしょう。
何とかしなければ!