今月から自転車による傘差し運転が取り締まりの対象になるということで第3345回の肩ブレラや第3429回の雨合羽など雨対策の商品を探していましたが、これというのはなかなかないものです。
今は、子供が学生の時に使っていた雨合羽を貰って自転車の前かごに入れて急な雨に備えています。今までは折りたたみの傘を積んでいたのですが、こんなことで警察に捕まるのも癪なので面倒くさいですが仕方なく使っています。
それにしても、傘差し運転は危ないと言えども小雨くらいならそれ程棄権でもないと思うのですが、何で貧乏人をいじめるんですかね。しかしながら、違反は違反だし、たしかに安全とは言えないところもあるので、雨合羽で我慢しています。
古い記事ですが面白い自転車を見つけました。これなら雨にも使えそうです。
WIRED VISIONより
「通勤用自転車のコンテスト」に優勝した作品 2009年2月 5日
究極の通勤用自転車というものは、おそらく存在しない。どのようなモデルが最適かは、個人のニーズによって異なる。
たとえばワイアードの編集者Dylan Tweneyは、変速もできないおんぼろの自転車に乗っている。余分なものが一切ないため、電車に積み込みやすいのだ。一方、ドイツのベルリンに住む、『Boing Boing Gadgets』サイトのJohn Brownlee氏の自転車には、必要なときだけ下げて使う補助輪がある。この補助輪があれば、酒場でとったビールまみれの朝食から無事に帰宅し、仕事を始めることができるのだ。
そしてTorkel Dohmens氏は、車の間をすり抜けるため、屋根付きの軽量リカンベントを設計した。このコンセプトデザインは、『Bicycle Design』が開催した通勤用自転車のデザインコンテストで優勝した。
車体にはカーボンファイバーかフラックスファイバーを使用。屋根にはソーラーパネルが搭載され、LEDランプに電力を供給。自転車を動かすゴムベルトは車体の中を通っている。
この自転車『ThisWay』がリカンベントになり切っていないことに気付いた人もいるかもしれない。リカンベントに乗るのはたいてい、[ストレッチ素材]LYCRA(ライクラ)でできた服に身を包み、あごひげを生やしたバイク・ヒッピーのような人で、自分が選んだサイクリングの流儀にこだわるあまり、毎日のように路上で自らの命を危険にさらしている。周りの車からその姿が見えないためだ。
一方、ThisWayは屋根があるため、はるかに目立つ。乗る姿勢も「リカンベント」というより「チョッパー」に近い。
結論を言うと、ThisWayは見た目が少し変だし、間違いなく電車には持ち込めない。しかし、快適そうに見えるのは確かだ。
Bicycle Designの記事『優勝者が決定!』を参考にした。
これは屋根付きにしては軽そうだし使えそうな気がします。第3446回でも取り上げたリカンベントというのも面白そうです。こんなのがあれば乗ってみたいですね。
しかし、日本の道では乗り難そうにも思えます。ここはやはりこうした自転車も安心して走れる自転車道の整備を望みます。
こんな自転車で雨の日も安心して通勤できるような環境が整えば放っておいても自転車通勤が増え、CO2の削減や省エネの効果も上がるというものです。
口先の25%削減も良いですが、やはりやれることから整備していくことは必要でしょう。
楽しい通勤を!