パソコンの自作にのめり込んでいた頃HDD(ハードディスク)は容量も少なく値段も結構高かったものです。ですから1G(ギガ)が出た時に驚き、それが1万円にまで価格が落ちてきてやっと増設できたものでした。
それが、何時の間にかテラなんて時代になっているのに気が付いて驚いたものです。しかしながら、その容量の急激な増大と価格のダウンに何が起きたのだろうと思いながらも、そんなもんなんだろうと勝手に自分で自分を納得させていたものです。
ところが、やはり裏には大きな技術のブレイクスルーがあったようです。
読売新聞 コラム「顔」より
今年の日本国際賞を受賞する東北工業大理事長 岩崎 俊一さん 83
あらゆる情報を記憶するハードディスク駆動装置(HDD)は、情報社会の主役だ。来年度世界で出荷される6億5000万台はすべて、この人が発明した「垂直磁気記録方式」に代わる。
HDDは情報を小さな磁石に記録する。磁石を水平に並べる従来方式は、記憶容量に限界があった。「ならば垂直に立てよう」。コロンブスの卵的な発想で、1977年に新方式を開発。商品化まで時間はかかったものの、容量は飛躍的に増えた。・・・以下略
ウィキペディアより
垂直磁気記録方式(すいちょくじききろくほうしき)は、磁化膜(磁性体)に対して垂直に磁化する記録方式。1975年当時東北大学教授の岩崎俊一により、従来の水平磁気記録方式に対する優位性が提唱された。六角板状バリウムフェライトなどの磁性体を使った垂直磁気記録テープは1970年代後半に実用化された。また1980年代にはMOで採用、近年では磁気ディスク、特にハードディスクドライブにも採用されはじめている。・・・以下略
こんなことが起きていたんですね。それも日本人の発明とは、驚きました。それにしても、お金がなくなってハードの世界から遠ざかってしまった付けは大きいですね。こんなことも知らなかったなんてチョッと悲しいものがあります。
それにしても、パソコンがこんなに安くて高性能になったというのに自作から遠阪ざるを得ない我が身の情けなさが身にしみます。
ここはやはり、昨日も書いたようにオバマさんにマネーゲームを退治してもらいたいものです。
とは言いながらも、もう自作の道に戻ることはないでしょうね。
くやしいなぁ!