団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

ツリー

2007年11月30日 | アメリカ

  毎年今頃になると第787話第1560回で取り上げたニューヨークロックフェラーセンターのクリスマスツリーがニュースになります。
  地球環境の問題からこのツリーにも変化があったようです。

  CNN,comより

  NY名物のツリー、LEDライトで電力節約へ

  ニューヨーク(AP) ニューヨーク・マンハッタンのクリスマスを彩るロックフェラーセンターのクリスマスツリーの装飾が、従来の白熱電球から、LED(発光ダイオード)に切り替えられることになった。これにより、消費電力を半分以下に抑えられるという。

高さ約25・6メートルのツリーに飾られるのは、長さ約8キロのコードでつながれた色とりどりのLED3万個。1日当たりの消費電力は、従来の3510キロワットから1297キロワットに削減される。米国の一般的な一戸建てに住む世帯が、1カ月に使うのと同程度の電力を、毎日節約できる計算だ。

ブルームバーグ市長は、「ツリーを見た市民や旅行者が、それぞれの生活の中で環境への配慮をあらためて意識してくれることを望む」と述べた。

同センターはまた、このほど新たに365枚の太陽光発電パネルを屋上に設置したことも明らかにした。マンハッタンの民間施設としては、最大規模のパネルだという。

ツリーは28日の点灯式から来年1月第一週まで、毎日午前5時30分から午後11時30分まで点灯される予定。

ロックフェラーセンターのクリスマスツリーは、ビル建設工事が開始されたばかりの1931年、作業員らが現場に6メートルほどのモミの木を立てたのが始まり。1月に撤去された後は、貧困者のための建設ボランティア団体、ハビタット・フォー・ヒューマニティが建材として活用する。

  アメリカもいよいよ白熱電球の見直しが本気になってきたのでしょうか。こういう壮大な無駄遣いもお祭りとしての効用は馬鹿にならないでしょうから一概に止めろとは言えそうもありませんが、こうして少しでも環境に配慮することは良いことでしょう。太陽光発電も採用したとあっては広告塔としての効用も高そうです。
 アメリカも政府はボケているようですが、民間の環境意識は高いものがありそうです。日本もうかうかしていられませんね。

  もう一つ、私がわざわざ生の木を使うことを疑問に思っていたモミの木も建材として有効利用されていることを知り、私の短絡な思いを恥じるばかりです。

表面だけでは分かりませんね!


自転車道

2007年11月29日 | 自転車・公共交通

  

自転車通勤を始めて始めて気がつく事が多いですが、意外と自転車に乗っている人が多いのです。しかし、その多くは学生さんに主婦、そして私を含め(含めたくはないですが)老人です。
  残念ながら老人の自転車は周りの状況に関係なくわが道を行く状態で見ていて交通事故が起きないのは偶然でしかないと言っても過言ではない様相です。
  それだけに自転車が安心して走れる自転車道の整備が必要と痛感します。香川県でも高松はそういう取り組みは意外と早いようです。

 25日、読売新聞香川版より

  安全通行へ分離実験

 国土交通省四国地方整備局や県警などは、高松市の歩道2か所で、自転車と歩行者の通行レーンを分ける実験をしている。・・・中略

  実験区間は、高松高裁前と中央公園を東西に走る復員4メートルの歩道各200メートル。中央にプラスチック製の分離柵(高さ、長さとも0.7メートル)を5メートル間隔で計70個設置し、車寄りの2メートルを自転車レーン、もう一方を歩行者専用にして行う。・・・中略

  県内の自転車保有台数は63万台で、3人に2人が持っている割合と推定され、人口1万人あたりの推定保有台数は全国6位。・・・中略

  県内の自転車事故件数は2285件(2006年度)で、全国ワースト1位となっている。・・・以下略

  なるほど、ワースト1位ですか。まぁ、あの老人の自転車の運転と道路状況を見るとさもありなんと納得するものがあります。兎に角、一日も早く自転車道の整備をお願いしたいものです。
  余談ですが、この記事の東西に走るは南北の間違いのように思います。

  同じこの実験でも感じ方もいろいろあるようです。

  四国新聞コラム「一日一言」より

  11月26日付・袖振り合うも多生の縁

 「さぬき映画祭」が行われていたこの1週間ほど、会場であるかがわ国際会議場や県民ホールによく通った。

 そこへ向かう中央通りの途中、2カ所にわたって歩道が柵で区切られている。自転車用と歩行者用。両者のスムーズな通行と安全を図るための社会実験らしいが、通るたびに覚えた違和感が、映画祭に出演した大林宣彦監督の話を聞いて氷解した。

 尾道を舞台にした名作「転校生」から25年。信州で再び同じ作品を撮った監督が披露したのは、路地裏の文化について。「袖振り合うも多生の縁」、すれ違う人へのささやかな思いやりが、狭い空間を気持ちのよい場所にすることを含蓄ある言葉で語った。

 狭い路地がメーンの通行路だった江戸の人々の間には、道を行く時の暗黙のしぐさがあったという。人とすれ違う時、互いに肩を引き合う「肩引き」、雨の日に、相手に雨粒がかからないように傘を傾け合う「傘かしげ」。広い往来でも7割は天下の公道と了解し、端の3割を歩いた。

 「江戸しぐさ」と呼ばれるこれらの動作、極めつけに「うかつ謝り」というのがある。例えば不注意で人にぶつかってしまった時、ぶつかった方が謝るのはもちろんだが、ぶつかられた方も「こちらもうかつなことで」と謝る。お互い謝ることで、その場をやわらかに収めるのだ。

 歩行者の近くでは自転車のスピードを落とす。歩道を大人数で広がって歩かない。方向を変える時は周囲を確認してから。子供のころ確かに教えられた。マナーや思いやりの代わりに金と手間をかける時代。あの柵は現代の情けなさをさらしているように思えて仕方ない。 

  この気持ちは第2866回第2907回で江戸しぐさを取り上げた私も分からなくはないですが、今更日本人の精神の復活を善意の気持ちで待っていたらそれまでにどれだけの犠牲者が出るか分からないことになりそうです。ここは、やはり、システムとしてマナーの悪さを押さえ込む方式を採用することは仕方ないのじゃないでしょうか。
  きちんとした交通体系にきちんとした精神が加われば鬼に金棒です。まずは、形から入る事も必要なのではないでしょうか。

まずは整備から!


タバコのポイ捨て

2007年11月28日 | 日記・その他

  

昨日、落ち葉のことを書いた翌日の今朝、何時ものように体育館横の歩道を掃除していると日頃心配していたことが現実のものになっていました。。

 何時ものように、「又、吸い殻のポイ捨てがあるなぁ!何時になったらなくなるんだろう」と何気なく拾おうとしたところその下の落ち葉が焦げているじゃないですか。火こそ消えていましたが、見事に落ち葉は焦げていました。やはり火はつくんですね。分かってはいたのですが、現実にその証拠を目にするとやはり恐怖を感じます。やはり条件次第ではこうしたものが何時かは火事の原因となるのでしょう。

 それにしても、どういうつもりでポイ捨てをするのでしょうか。確かにきちんと消したものを捨てている人は、礼儀作法の面で問題はあるものの火事のことも頭にあるのでしょうからまだ許せるところがありますが、火が付いたままでポイ捨てする人の気持ちだけはどうしてもわかりません。ましてやよく見る車の運転席からのポイ捨てなんてどこに吸い殻が飛んでいくのか分からないのですから恐ろしいものがあります。

 自分が捨てたものは火事にならないと思っているのでしょうか。それともそんなことを想像することもできないのでしょうか。一日も早くポイ捨てが止まって欲しいものです。

 しかし、善意を信じるのは甘すぎるでしょうね。やはり、第2927回でも取り上げたように徹底的な罰金制度しかなさそうです。

情けない!


落ち葉

2007年11月27日 | 日記・その他

  いよいよ憂鬱な季節になりました。と言うのは落ち葉です。坂出市立体育館の敷地の植木からの落ち葉の全盛期です。掃いても掃いても後から落ちてくるのです。やっと掃き終わったと思って後を振り返ると今までやってきたのは何だったんだろうと思えるほどに降り積もっています。

 特にケヤキの大木からの落ち葉が半端じゃありません。何とかしたいと思って枝を切り落とそうとしたのですが、大きすぎて手に負えません。小さな梯子では届かないのです。かといって大きな梯子は重いし危なくて命に関わります。ということで、結局は何の手も打てずに諦めました。

 それにしても、おそまつ君の「れれれの小父さん」じゃないですが落ち葉掃きなんてやるもんじゃないですね。やってもやってもキリの無い非生産的な仕事はきつい。まさに賽の河原の石積です。

 それにしても、皆さんどうやってるんでしょうね。自分がその身になって初めて世間はどうやっているのかが気になります。しかし、どうも放ったらかしが多いようです。つまりはそれ程人手を入れる余裕はないのでしょう。

 ここに来て初めて分かりましたが、手入れの予算も無いのにやたらに木を植えるのは考え物です。特に公共施設は後の手入れの予算も考えないと世話をする人は大変です。

 自分がやらない時は、緑があることは単純に良い事だと考えていましたが、立場が変わると初めてその大変さがわかるのですから人間なんて好い加減な者です。

それとも私だけか!


年賀状

2007年11月26日 | 日記・その他

  

毎年今頃になると年賀状をどうするかで悩んできました。もともと、そんな虚礼に染まるような性格ではないのですが、どう言う訳か今まで止めることができずにいました。なんだかんだ言っても、やはり世間体というものに縛られているのでしょうか。

  パソコンを覚えてからは、いざ始めると案外早く済むようになったので楽にはなりました。しかし、それでも、なかなか取り掛かることができずに、何とか気力を振り絞って取り掛って印刷が終わるまでは何となく憂鬱な気分が続きます。結局は面倒くさがりの小心者ということのようです。

 さて、今年はどうするか、と例年通り悩んでいたら、何とプリンターが壊れてしまいました。分からないままに分解して見たりしましたが手に負えませんでした。これは諦めて止めなさいというこかもしれません。還暦を機会に思い切って世間のしがらみから自由になるのも良いかも。

 現実問題として、殆んど年に1回、年賀状だけに使っているような状態なので、この為に新しくプリンターを買うのも「何だかなぁ」との思いもあります。

  何年か前にこの部屋での年賀状だけにしようかとも考えたのですが、何分、年賀状の相手がパソコンをやらない人が多くこの部屋を見てくれている人がほとんどいない状態なので代わりにもなりそうもないのです。

さてどうするか!


素人療法

2007年11月25日 | 日記・その他

  

「親の因果が子に報い」じゃないですが、母親が糖尿病で長年苦しんでいたので、私も何時かはと覚悟していました。毎年の健康診断で血糖値の高さを指定されていましたが、敢えて無視してきました。

 しかし、予定通り宣告を受けました。何時までも放っておくわけにもいけません。そこで、丁度前の会社を早期退職する機会に良いチャンスと思い教育入院を経てインシュリン注射と食事療法を始めました。半年ほど続けたでしょうか。

 朝晩のインシュリン注射と毎日の血糖値の測定に「こんなこと一生やってられるか。食事療法で直して見せる」とインシュリン注射を止め食事の節制だけで半年ほど様子をみたところ血糖値もHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の数値も糖尿病ぎりぎりのところで安定してきたので先生に治療の中止をお願いして自分で食事療法を続けてきました。

 しかし、やはり、素人療法でしかなかったようです。久しぶり(3年ぶり?)に健康診断を受けたところ血糖値とHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の数値が当時よりかなり悪化していました。毎日食べるものも食べずに辛抱してきたのは無駄だったようです。がっかりです。残念。

 もう少し食事療法をきつくして頑張ってみるか、それとも、もう一度医者に付くか考えどころです。

さてどうするか!


次世代型路面電車

2007年11月24日 | 自転車・公共交通

  第2985回の軌道内芝生化に昨日の電気自動車に次いで路面電車の話題です。こんな話題が増えてきたと言うことはいよいよクルマ社会から脱却しなくてはならないということが当たり前の考え方になってきた証拠でしょうか。良い傾向かもしれません。

  日経エコロミーより

  (11/19)川崎重工業、蓄電池も搭載した路面電車を試作

 川崎重工業が開発したニッケル水素電池で駆動する路面電車「SWIMO」=19日午後、兵庫県播磨町〔共同〕

 川崎重工業は19日、ニッケル水素蓄電池を電源にした次世代型路面電車(LRV)の試作車両を報道陣に公開した。架線からの電力に加え、蓄電池からの電力で走行し、路線の一部で架線を省くことができるのが特徴。今後、寒冷地で走行性能の検証などを行い、早ければ2008年度中に受注活動に入る。

 公開したLRVは31編成で全長約15メートル、乗車定員62人。座席の下にニッケル水素蓄電池を搭載し、約5分間の急速充電で架線がなくても10キロメートル以上走行できる。床を低くして乗り降りをしやすくしたほか、ブレーキをかける際に発生させた電力を蓄える機能も持つ。

 播磨工場(兵庫県播磨町)の試験線で約1カ月間の走行試験を行い、最高時速約40キロでの走行性能などを確認した。今後、寒冷地での検証や消費電力の削減などを進める。価格は1編成25000万―3億円。架線などを引く初期投資が削減できることなどをアピールし、受注を目指す。

 路面電車も昔のチンチン電車のイメージとは違ったこうした良い車両ができて来ているのですから昔よりコストも抑えることができるかもしれませんね。

 一日も早く路面電車主体の交通体系に移行するべきときが来ているのは大方の人達が分かっているはずです。進まないのは自分のことしか考えていない政治家しかいないからでしょうか。

  石油にかけられた税金を道路特定財源から一般財源になんて騒いでいますが、もっと高くして路面電車や自転車道・歩道の整備に使った方が余程将来の日本の為になりそうと思うのは私だけでしょうか。

もう大方の人は分かっているのじゃないでしょうか!


電気自動車

2007年11月23日 | エネルギー 環境

  第2689回で取り上げた電気自動車「ジラソーレ」の販売が本格的になりそうとのことです。

  オートイーブィジャパン、電気自動車の販売を本格化

 オートイーブィジャパン(東京・大田)は家庭で充電できるイタリア製の電気自動車「ジラソーレ」は欧州仕様=の販売を始めた。これまでは先行予約で受け付けた分だけを納入していたが、メーカーの量産体制が整ったため、全国に10店舗ある代理店で11月から通常販売を開始した。0810月までに都市部を中心に30店舗で販売できるようにする。年間販売目標は1000台。

 ジラソーレはイタリアのスタートラブ社の製品。リチウムイオン電池とモーターを組み合わせて走る。2人乗りで、日本では軽自動車として扱われる。家庭用コンセントにつなげば約6時間の充電で120キロメートル走行できる。最高速度は時速65キロメートルだ。

 価格は2604000円で国から最高77万円の補助が受けられる。従来は左ハンドル車だけだったが右ハンドル車の受注も開始する。首都圏などの都市部で販売店網を拡充し、将来的には全都道府県に店舗を配置する。 [1119/日経産業新聞]

  このクルマは大きさといい最高速度といい私が理想とする究極の電気自動車と言えそうです。唯一つ残念なのが値段です。私には到底手が出ません。
  しかしながらコンセプトに間違いはないので日本で沢山売れて欲しいものです。そうなれば量産効果でコストダウンも計られそうです。個人的希望とすれば100万円は割って欲しいところですが補助金があるのならそう難しくは無いのじゃないでしょうか。
  こういうクルマが売れれば、いよいよ電気自動車の時代が近づきそうです。

乗ってみたい!


新築に太陽光発電

2007年11月22日 | 太陽光発電

  

新築の家で太陽光発電を付けないのは何故だろうと不思議でなりません。と言うのも、既築の家に取り付ける場合最大15年のローンが組めるのですが、新築の場合家のローンに含まれるので一ヶ月のローン代は光熱費の削減分で十分賄えるのです。
 どういうことかと言うと、太陽光発電とオール電化にした場合とそうしなかった場合の光熱費の差額でローン代をはらえるのです。
  つまりは、家のローン代+太陽光発電とオール電化のローン代より家のローン代+毎月の光熱費の方が高くなると言うことです。
  それなのに、新築でも既築より太陽光発電の採用が増えているとは言いながらもその割合は1割も無いのじゃないでしょうか。何とも勿体無い話です。
  この当たりが、購入される方も住宅販売の営業マンも良く分かっていないようなのです。ですから、採用が案外少ないのだと思われます。
  ローンで新築されるのなら太陽光発電とオール電化は絶対に採用すべきです。だって、支払いが少なくなるのですから。

  建築業界も、大分力は入ってきているようです。

  日経エコロミーより

  (11/19)積水化学、太陽光発電システムの調達先に京セラを追加

 積水化学工業は戸建て住宅に取り付ける太陽光発電システムの調達先を拡大する。従来ほぼ全量をシャープに頼ってきたが新たに京セラからの購入を始めた。全使用量の3割を京セラ製に切り替える計画。太陽電池の原料となるシリコンの需給が世界的に逼迫(ひっぱく)するなか、取引メーカーを増やし安定調達につなげるねらいだ。

 京セラの太陽光発電システムは多結晶シリコンを材料に使う太陽電池を採用し、単結晶シリコンを使うシャープ製より安価なのが特徴。積水化学の戸建て住宅に太陽光発電システムを導入するための費用は施工費を含め平均約200万円。京セラ製を採用すれば7万円程度安くなるとみられる。

  政府も新築には太陽光発電は必須位の法律を作れば良いと思うのは私だけでしょうか。
  メーカーも太陽光発電の有利さをもっと分かって欲しいものです。新築が100%採用遅々として進まない太陽光発電も少しは広まりそうです。

その位のことはやるべきでしょう!


芝生軌道

2007年11月21日 | 自転車・公共交通

  第1387回で路面電車の軌道内の芝生化をとりあげましたが、日本でも少しは進んでいるようです。前回とは違った会社が取り組んでいるそうです。

  FujiSankei Business i.より

   路面電車、再評価 軌道敷にも緑あれば… 東邦レオが技術支援 2007/11/19

 屋上緑化や壁面緑化などを手掛ける東邦レオ(大阪市中央区)は、夏場に都市部の気温が周辺よりも上昇するヒートアイランド現象の緩和や、市街地の景観を向上するために、路面電車の軌道敷の緑化をサポートする事業を20日から開始する。路面電車は、人と環境にやさしい公共交通として再評価されるようになっており、この軌道敷の緑化を技術的に支援することで、環境貢献を進める。

 急速な車社会の進展に伴って廃止が続いていた路面電車は、低床式車両や次世代型路面電車システム「LRT(ライト・レール・トランジット)」が登場し、各地で復活を果たしている。この動きと連動する形で路面電車が走行する軌道敷の緑化にも関心が集まっている。近年、都市部で顕著になっているヒートアイランド現象を緩和するとともに、都市景観も向上し、観光都市ではとくに、都市のイメージアップの効果が期待できるためだ。

 実際、コンクリートがむき出しだった軌道を緑で覆うことで、周囲の温度が下がることも実証されている。軌道敷緑化を積極的に取り入れている鹿児島市が測定したところ、緑化によって路面表面温度が43度から31・5度に下がったという。

 ただ、軌道敷緑化には植物が健全に生育できる基盤づくりに加え、電車の運行に支障をきたさず、植物を省メンテナンスで維持管理できるようにする必要があるなど、屋上緑化よりも技術的に難しいとされる。

 そこで東邦レオでは、これまでに培ってきた屋上緑化技術をベースに、各地の軌道条件や導入する植物の特性に合わせたソリューションサービスを展開する。

 同社の技術の特徴的なところは、周辺の状況を分析した最適な緑化の提案と低コストでの緑化の実現。例えば緊急車両などの進入が想定される場所では、耐圧性が高く車輪の空回り(スタッグ)を防止する植栽基盤を施す。緑化のコストは、工事費を含めて1平方メートル当たり1万4000円から。

 同社では今後、自治体や鉄道事業者などに緑化の効果を説明し、導入を働きかける。すでにこの技術を応用し、工場敷地内の運搬・移動用軌道を緑化したいという問い合わせも寄せられているという。

 参照:軌道敷緑化&都市景観WEB

  やっぱり綺麗ですね。しかし、軌道内芝生化どころか路面電車の普及自体が遅々として進まない日本ではこんな綺麗なものはなかなか見ることは出来ないでしょうね。
  太陽光発電と同じで、未来の日本の為にもクルマ中心の交通体系を路面電車を中心としたものに変えるべき時が来ていると思っているのは私だけではないはずです。
  郊外から電気自動車でやってきた人はパークアンドライドで路面電車に乗り換える。こんな綺麗な線路を路面電車が走り、人々は自転車か歩きでのんびりと街を散策すているなんて考えただけでもわくわくします。
  世界中がこうした交通体系を取り入れれば地球温暖化の問題も克服できるのじゃないでしょうか。そのけん引役になるべきだしその技術もチャンスも持っている日本に欠けているのは政治でしょうね。

何とかして欲しい!


サンテック

2007年11月20日 | 太陽光発電

  第2935回第2936回第2963回で取り上げた中国のサンテックがいよいよ日本市場も狙いだしたようです。日本のメーカーを買収したときからおかしいとは思っていましたが、とうとう本性を現したというところでしょうか。

  頂門の一針より

  ◎中国製太陽電池、日本市場へ進出

  世界第4位の太陽電池メーカー中国尚徳太陽能(サンテック・パワー)は、2008年春から日本で太陽電池の生産と販売を行う。日本経済新聞電子版は14日付で、次のように報じている。

  尚徳太陽能は06年に同業のMSKを買収、日本市場進出の準備を進めていた。08年春、同社は中国工場で生産した太陽電池部品を日本へ輸送し、長野県佐久市にある工場で最終組み立てを行う。また同社は住宅屋根用の量産型太陽電池のブランド名を『サンテック』に統一し、MSKの住宅メーカー販売ネットワークを利用し、売上の拡大を目指す。新華網  (2007/11/15 17:56:06)

  不気味な動きですね。のんびりしていると日本の太陽電池メーカーは何時の間にかサンテックの傘下に陥ってしまっているなんてことになるかもしれません。

  尤も、日本自体が中国に吸収されている方が現実味があるのかもしれません。何と言っても、日本の将来に対する展望も危機感もない政治家さんたちが率いているのですから。

 既に、マスコミを筆頭として、日本の偉いさんたちの多くが中国に篭絡されていると考えるとその可能性は高そうです。

怖いですね!


はなせんせ

2007年11月19日 | 日記・その他

  

雑草との戦いの中で、「敵を知れば百選危うからず」と考えインタネット検索で色々調べてみましたが、これが結構難しい。名前を知らないのですから、科目で探したり、季節の花で調べたりしますが、お目当てのものに中々当たりません。これかなと思うものに当たっても、画像だけでは簡単には判別が付き難いものがあります。

 かろうじて確信できたのが、カラスノエンドウやムラサキカタバミなどです。まだまだ確認できないものが沢山あるので、暇なときに巡回してみるのですがやはりこれと確信できるものはめったにありません。

 そこで最近は質問に答えてくれる掲示板を見たりしていますが、これが又花が主体で雑草の質問は少ないときています。と言うことで、最近は半ば諦めていたのですが、読売新聞に「はなせんせ」という同じような掲示板が紹介されていたので行って見ました。

 ところが、やはり名前の通り「はな」が主体のようで雑草は難しいかもしれません。それにしても、ネットの凄さを改めて認識させられます。花の写真を投稿して質問すると沢山のその道の通の方が答えてくれる。それでも、写真では場所や花の大きさ・葉などが分かり難くて判別が付き難いようです。

 造詣の深い人でも判断でき難いものが沢山あるくらいですから、私のような門外漢が簡単に見つけることは難しいと言った方が良さそうです。

 やはり、身近に先生を見つけるべきなのかもしれません。ネットの威力も万能とはいかないですね。

参照:画像掲示板@植物園へようこそ

      なんでも百花店 花の掲示板

      これ何だろう?の広場

何か良い方法はないものか!


ブルーギル

2007年11月18日 | 日本再生

  第1261回でも書いたようにブルーギルやブラックバスなど外来種の始まりは今の天皇陛下が皇太子の時に持ち込まれてからとの話は有名のようですが、そのことを天皇陛下も悩まれていたようです。

日経エコロミーより

(11/12)「琵琶湖の外来魚、心が痛む」天皇陛下が異例の言及

 天皇、皇后両陛下は11日、大津市で開かれた「第27回全国豊かな海づくり大会」に出席され、ニゴロブナやホンモロコなどの稚魚を琵琶湖に放流された。

 天皇陛下は式典のあいさつで、外来魚が琵琶湖の生態系を悪化させていることに触れ「ブルーギルは50年近く前、私が米国より持ち帰り、水産庁の研究所に寄贈したものであり、今、このような結果になったことに心を痛めています」と異例の言及をされた。

 宮内庁によると、1960年の両陛下訪米時にシカゴ市長がブルーギルを寄贈。当時は食用魚として国が養殖方法を研究し、滋賀県も63年から試験的に養殖を始めた。しかし養殖は軌道に乗らず、90年代以降は琵琶湖でブルーギルなどの外来種が急増し、フナなど在来種が減少する影響が出ている。

 陛下の責任と言うより水産庁の研究所に問題がありそうですね。とは言っても、今更誰が悪いなんて言っても何の解決にもなりませんが。

 食用として持ち込んだのであれば意外と将来の日本の食糧不足に役に立つときが来るかもしれません。繁殖力があるということはそれだけ食糧としての増産もやりやすいということですから貴重な蛋白源として喜ばれるのじゃないでしょうか。何と言っても、エネルギー危機と食糧自給率の少ない日本の未来は食糧難のダブルパンチで国の存続も危なくなっている可能性がありそうですから。

そうならないことを願います!


ホンダ

2007年11月17日 | 太陽光発電

  第2947回で全国展開を始めたホンダの太陽電池が世界を狙っているそうです。

  日経エコロミーより

 (11/12)ホンダ、太陽電池の販売網拡充・08年度中に200拠点へ

 ホンダは12日、新規参入した太陽電池の事業計画を明らかにした。同事業を手がける全額出資子会社、ホンダソルテック(熊本県大津町)の年間生産能力を2008年春に27.5メガ(メガは100万)ワット(約9000世帯分)に引き上げるとともに、08年度中に200拠点の販売網を確立する。

 ソルテックは同社の熊本製作所内にあり、工場への投資額は約70億円。フル生産時の従業員数は約150人。販売網は工務店などを中心に開拓する。10月中旬から生産を開始し、全国80店舗で販売を始めた。年内に200世帯からの受注獲得を目指す。

 価格は一般世帯向けの3キロワットのシステムで施工費などを含め200万円程度。将来は欧州など海外市場に事業を展開する。ホンダの福井威夫社長は同日の開所式で「化石燃料を使わないエネルギーの開発などで環境負荷低減に取り組んでいく」と強調した。

  ホンダのニュースリリースより

  20071112日 ホンダソルテック、太陽電池工場の開所式を実施

 ~Hondaのエネルギー創出事業を加速~

  ・・・略

さらに今後は、Hondaの太陽電池を熊本から世界に向けて発信する体制も整えていく。

 Hondaは環境負荷低減のために、自ら高い目標を掲げ、四輪車や二輪車、汎用製品などのクリーン化や、CO2低減に積極的に取り組んできた。一方で、化石燃料を使用しない、クリーンなエネルギー技術の開発にも長きにわたって取り組んでいる。セルロースエタノールの開発や、既に日米で販売している燃料電池車や家庭用コージェネレーションユニットなどに加え、今回の次世代型太陽電池の事業化で、地球に優しい持続可能な社会の実現に向けての取り組みを加速させていく。…以下略

 これからどんな展開になっていくのか楽しみでもあります。20年、30年後には主力は太陽電池になっているかもしれませんね。ホンダは昔は車も作っていたらしいなんて言われているかもしれません。その頃トヨタは何を作っているのでしょうか。トヨタも遅ればせながら太陽電池にも進出していたりして。

 それにしても、2キロワットのシステムが何時の間にか170万円から200万円になっています。これじゃあシリコン系との価格と同じですから何の面白味もないですね。果たして、シリコン系を圧倒できるコストダウンを実現できるのでしょうか。そうでなければわざわざ薄膜にした意味はないような気がします。

どうなんでしょう!


自立運転

2007年11月16日 | 太陽光発電

  我が家の太陽光発電も11月に入るといよいよ文字通り冬の時代に突入です。日照時間が短くなりどうしても発電量が落ちるのに反して暖房がかかせなくなってきて12月1月2月は電気代も年間で尤もかさむ時期になります。

 何とかこの冬の三か月も電気代がいらないようにしたいものですが、今のところ太陽電池の増設鹿方法はなさそうです。

 しかしながら、来るエネルギー不足の将来を考えると自分の家のエネルギーは自分で賄うべき時代が来そうな気がします。

 それを解決してくれそうな記事がありました。

  日経エコロミーより

  (11/12)再生可能エネルギーだけで商用電力賄う、三菱電機など実験成功

 三菱総合研究所、三菱電機、青森県八戸市は12日、太陽光や風力、バイオマスの再生可能なエネルギーだけを使って、学校やオフィスなどの商用電力を賄う実証実験に成功したと発表した。実験は今月310日までの8日間、八戸市内の小中学校、市庁舎など計6施設で行った。

 同実験では、各施設を商用電力系統から切り離した状態にして、設置した太陽光やバイオマスガスなどの発電設備だけを使って電力を供給した。実際に電力会社が供給する電力とほぼ同等の99.85%の確率で安定供給ができたという。

  参考:ソフトエネルギー 

      三菱電機ニュースリリース

  これは面白そうですね。公共施設は全てこうした方式で独立電源で賄うようにすべきでしょう。そうしておけば、いざと言う時にエネルギーを自分で賄える避難所としても使えます。

 いずれは、自分が使うエネルギーは自分で賄う時代のさきがけとして是非進めて欲しいものです。そうなると、電力会社も必要なくなる時代が来るかもしれません。

  太陽光発電に冷たい日本の電力会社さんもそれを恐れて反対しているのでしょうか。そうなった時には、補助として使ってあげましょうか。

なんて言ってみたいですね!