団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

空気動力乗用車

2008年02月29日 | エネルギー 環境

  

クルマは電気自動車それも太陽光発電で充電が最高だと思っていますが、私のような文科系には想像も付かないことを考える人がいるようです。 

  FujiSankei Business i.より 2008/2/19

  世界初の空気動力自動車 印タタ、年内にもニューデリーなどに投入

 ■1リットル当たり50キロの燃費性能

 1月に約29万円の低価格車「ナノ」を発表したインドの自動車大手、タタ・モーターズが、フランスのベンチャー企業が開発した世界初の空気動力乗用車「OneCAT(ワンキャット)」の製造、販売を計画していることがわかった。英メディアが伝えた。

 新型車はインド国内で製造し、早ければ年内にも、ニューデリーなど人口過密の都市部の市場に投入。周辺国にも輸出する。

 英公共放送BBC(電子版)などによると、OneCATは、仏ベンチャー、MDIエンタープライゼズ(カロス市)が基本技術を開発。車体のシャシーに設置されたタンクに圧搾空気を満たし、動力とする。

 都市部の短い距離を移動するだけなら圧搾空気だけで間に合うが、長距離走行時にはガソリンなどの燃料でピストンを動かし、圧搾空気を補充する。時速50キロを上回るスピードが出るという。

 車体はグラスファイバーを使い350キロまで軽量化したため、圧搾空気を供給するための燃費性能は1リットル当たり約50キロメートルと極めて高い。

 タタはOneCATをインドで生産し、人口過密都市に投入する計画だ。まずインドの主要都市向けをMDIと共同開発することで合意し覚書を交わした。インド向けは5人乗りで、価格は2500ポンド(50万円強)。年内か遅くとも来年初めに売り出す。

 MDIは、OneCATを「電気自動車を上回る究極のエコ自動車」とアピールし注目を集めていた。

 とんでもないことを考えるものですね。こんなものが走るんでしょうか。なんだかおもちゃのような気がします。こうなるとぜんまい仕掛けのクルマも登場するかもしれません。しかし、電気自動車よりエコとなれば意外と面白いかもしれませんね。

  このクルマも第3044回で取り上げたインドのタタとは驚きです。新しいものに挑戦するなかなか面白い会社のようです。もし成功すれば世界でも面白い存在の会社になるのかもしれません。それとも、花火だけで終わるのか。

注目したいですね!


世界最大の太陽光発電所

2008年02月28日 | 太陽光発電

  第3080回でドイツのQ-sellsに抜かれた話題を書いたと思ったら、今度はスペインの企業が世界一の太陽光発電所を設置するのだそうです。  

  AFPBB News

  スペイン企業、米国に世界最大の太陽光発電所を建設へ

222 AFP】スペインのバイオ技術大手アベンゴア(Abengoa)のエネルギー部門、アベンゴア・ソーラー(Abengoa Solar)は21日、世界最大の太陽光発電所を米アリゾナ(Arizona)州に建設すると発表した。

 アベンゴア・ソーラーによると、同社はアリゾナ州公益事業局(Arizona Public Service Co.APS)と太陽光発電所の建設事業計画を締結した。

 建設予定地はアリゾナ州中部フェニックス(Phoenix)から南西に112キロの地点。現時点では世界最大規模のものとなるという。

 2011年までに操業開始し、発電容量は7万世帯への電力供給に十分な280メガワット。さらに太陽光を利用することで温室効果ガス40万トンを削減できるという。

 完成後はAPS30年間、電力を販売。アベンゴア・ソーラーではこれにより40億ドル(約4300億円)の収益を見込んでいる。また、アリゾナ州にも10億ドル(約107億円)の経済効果がもたらされるとしている。(c)AFP

  何だか、ヨーロッパの元気さばかりが目に付いてますます日本の不甲斐なさに落ち込んでしまいます。もう日本の太陽光発電は完全に後進国入りなのかもしれません。

 それにしても、エネルギー大国入りのチャンスを逃がした現在の日本の国、逃がした魚はとてつもなく大きかったりして。

後世の人にどうやってお詫びをしますか!


節電

2008年02月27日 | エネルギー 環境

  珍しく3連続で坂出の話題です。昨日も書いた我坂出体育館も開設以来25年も経つと最初からの設備も古くなって現在の省エネ指向に合わないものが沢山あります。

  特に、アリーナの照明はマルチハロゲン灯標準型400Wというものですし、玄関周りの照明などは未だに白熱電球です。その電気代はバカにならないのですが、設備投資のお金が無いので省エネのものに交換する予算が付かないのだそうです。本当に金が無いのかそれともその気が無いだけなのかはよく分かりませんが、本当に金が無いとすれば貧すれば鈍するとはまさにこのことでしょう。

    となれば、三菱電機が新発売する誘導灯も導入は当然無理なのでしょう。

  業界最薄の器具厚さを実現。誘導灯の約80%がLED光源に

三菱 LED高輝度誘導灯「ルクセントLEDsシリーズ」新製品発売のお知らせ

 三菱電機株式会社(執行役社長:下村節宏)は、災害時の避難口や通路を表示するLED1高輝度誘導灯「ルクセントLEDsシリーズ」の新製品として、業界最薄※2の器具厚さを実現した機種など計9機種を421日から発売します。当社誘導灯は既発売機種と合わせ、約80%(販売台数ベース)がLED光源になります。

  しかし、設備投資は必要なもののランニングコストを考えると充分採算は採れると思われるし、温暖化対策としても有効なのですから是非採用して欲しいものです。全国のこうした公共施設で省エネ機器を採用すればその効果もバカにならないと思うのですがどうなんでしょう。どこか税金の使い道が違うような気がするのは私だけでしょうか。

 尤も、室内競技に縁の無かった私には、卓球やバドミントンなど部屋を閉め切って照明をつけてやるスポーツなんてのは省エネの時代には考え直す必要があるのじゃないでしょうか。こんなこと言ったら総スカンを食いそうです。

まだまだ無駄は多そう!


ヒドラジン

2008年02月26日 | 日記・その他

  

我、坂出市に日本ヒドラジン工業という会社が私の子どもの頃からありました。何をする会社かは知りませんでしたが、何年かに一度、「ドカン!」と大爆発を起こすことで有名でした。その会社が我体育館の隣にあります。

  最近では名前も株式会社日本ファインケムと変えています。その「ヒドラジン」が何を意味するのか知らなかったのですが、今回ひょんなところからその名前を知ることになりました。

時事ドットコムより2008/02/21

  燃料タンク破壊を確信=衛星撃墜、検証にはなお時間-米軍高官

 【ワシントン21日時事】米統合参謀本部のカートライト副議長は21日、制御不能となったスパイ衛星の撃墜に関して記者会見し、有害物質ヒドラジンを積載した燃料タンクがミサイルにより破壊されたと「80~90%程度の確信を持っている」と語った。ただ、破壊されたかどうかの検証には「なお24~48時間かかる」との見通しを明らかにした。

 ヒドラジンを調べてみました。

 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 ヒドラジン (hydrazine) は無機化合物の一種で、示性式が H2NNH2 と表される強塩基。

アンモニアに似た刺激臭を持つ無色の液体で、空気に触れると白煙を生じる。水に易溶。強い還元性を持ち、分解しやすい。引火性があり、ロケットや航空機の燃料として用いられる。常温での保存が可能であるため、ロシアなどのミサイルの燃料としても広く用いられており、また人工衛星や宇宙探査機の姿勢制御用の燃料としても使われている。燃料電池の燃料としても模索されている。毒物。気化吸引、皮膚への接触ともに腐食をもたらし全身を骨までドロドロに溶かす。また中毒症状をおこす。

水と共沸し、55 mol% のヒドラジンを含む混合物を与える。化学実験で用いる際は通常、抱水ヒドラジン(ヒドラジン一水和物、H2NNH2?H2O)が用いられる。

 まさかロケットや航空機の燃料とは想像もしませんでしたが何とも恐ろしい物ですね。落下を防ぎたいのも分かりますね。こんなものが地上に落ちてきたらどんな被害が起きるか分かりません。しかし、坂出ではそんな恐ろしい最先端のものが製造されていたんですね。あの爆発はこのヒドラジンの爆発だったのでしょうか。犠牲者が出たとは聞いてないので不幸中の幸いだったのでしょうか。

  その隣の工場との間にコンクリート製の壁のような大きな体育館の看板があります。何と、それは、その隣の工場での爆発を防ぐため防御壁なんだそうです。 何でも、原料貯蔵庫が体育館の横にあり本来なら移設する必要があるのですがその場所が確保できないので、工場の費用持ちでその塀を作ったのだそうです。まさか、何の気なしに見ていた看板にそんな恐ろしいいわくがあるとは全く想像もしませんでした
現在は坂出ではヒドラジンは製造してないとの噂です。

しかし、何で坂出だったんでしょう!


通行料

2008年02月25日 | 日本再生

  今年20周年を迎える瀬戸大橋も橋上マラソンなどのイベントを用意していますが、その通行料の高さで相変わらず有効には利用されていないと言っても良いでしょう。

 橋上マラソンも東京マラソンの3万人規模に負けないくらいの本格的なものを毎年開催して欲しいと思うのは私だけでしょうか。

 後続のしまなみ海道もやはり、有効には使われていないようです。

   毎日jp

  しまなみ海道:観賞用の橋いらない 無料化求め、尾道・今治両市民が署名活動 /愛媛

217161分配信毎日新聞

 「観賞用の橋はいらない」。広島県尾道市と今治市を九つの橋で結ぶ瀬戸内しまなみ海道(正式名=西瀬戸自動車道、59・4キロ)の通行料無料化を求めて、両市民が署名活動を起こした。両市などによると民間主体では初の試み。両市は05~06年にそれぞれ島しょ部と合併しており、島民らは「高い通行料では陸地側に行けず市の一体感が無い」などと主張している。【土本匡孝】

  25円のガソリン税を3本の橋を高速道路並みの通行料にするために使ってくれないですかね。新しい道路も良いですが、作ってしまったものを有効に使うことの方が大事なのじゃないでしょうか。

 いずれにしても、政治家も官僚もこの国を何とかしようという気概は全く感じられませんね。自分の国より中国や韓国の為に仕事をしている政治家が多すぎますね。所詮は利権ですか。

全く、とんでもない奴らです!


Q‐Cells

2008年02月24日 | 太陽光発電

  第2845回第2895回でその驚異的な成長に、シャープが抜かれるのも時間の問題かもしれないと心配したQ-Cellsが本当に抜き去ったようです。

  フトエネルギーより

   太陽光発電2007年実績で、Q-Cellsがシャープを抜き世界一に

 追い上げが著しかったドイツのQ-Cellsが2007年ついにシャープを抜き世界一となったそうです。…中略

 関連記事

  worldwide - News_PI - PHOTON International

  Solar cells manufacturer Q-Cells ranked as worlds No. 1

  さらに、二位の座も中国のSuntechと競っている状況です。数字的には微妙なようです。これで日本の企業と技術のアドバンテージがすぐにどうこうということでもないでしょうが、さらに追いすがるインドの太陽電池メーカーなどの動きもあり、世界の太陽光発電企業の勢力図は大きく転換する時期にきているのかもしれません。…以下略

  とうとう心配していたことが現実になったようです。やはり国のバックアップの無さが足を引っ張ったと言って良いでしょう。
  どんなに優秀な企業が頑張っても政治に足を引っ張られると苦戦は免れないと言うことです。
  世界のエネルギー大国になれるというチャンスをとうとう潰してしまったようです。後世の日本人にどうやってお詫びをするつもりなのでしょうか。尤も、今の利権に目がくらんだ彼らにそんな反省を求める方が野暮というものかもしれません。

いよいよ日本の未来は暗そう!


太陽電池関連企業

2008年02月23日 | 太陽光発電

  

太陽電池は原材料数が少ないので関連企業というのは余り無いと勝手に思っていたのですが、意外な企業が関係していたりして驚くことがあります。尤も、私が知らないだけと言う面もありそうです。

 それでも、あの焼き物のノリタケが太陽電池に関わっているとは想像もしませんでした。しかし、良く考えれば、京セラや村田製作所のようにセラミックから大きくなった企業があるのですからまんざら関係が無くは無いんですね。やはり、単に私が無知だっただけのようです。

  日刊工業新聞より

  ノリタケカンパニーリミテド、太陽電池電極用ペーストを発売

 【名古屋】ノリタケカンパニーリミテドは18日、太陽電池の発電効率を従来より0・1―0・2ポイント向上できる電極用ペースト「マクサニー」3種を3月初旬に発売すると発表した。価格は銀系が1キログラム6万―9万円、アルミニウム系が同7000―8000円。08年度に10億円の売り上げを目指す。

 受光面用の銀系「FA」、裏面でシリコンと反応し電力の取り出しを効率化するBSF層用のアルミ系「AL」、裏面リード線用「BA」の3種。いずれもシリコンウエハーに印刷、乾燥、焼成し電極にする。

 溶媒の樹脂ペースト材料や、銀・アルミの粒度を工夫した。FAは印刷後も形がくずれず、幅80マイクロメートルまでの狭いリードが量産でき、受光面を従来より2割増やせる。導電性も高い。ALは膜厚調整が容易で高出力。アルミ層を30%薄くでき、焼成不良も減らせる。ALは無鉛。BAは有鉛、無鉛が選べる。(掲載日 20080219日)

  もっと古い記事ですがこんなこともやっているそうです。

  EDリサーチ社より 20071214

  ノリタケがメッシュ・ベルトを使わない太陽電池セル用焼成炉を発売

 ノリタケカンパニーリミテドは071213日、太陽電池セル用高性能焼成炉を開発し、081月初旬から発売する、と発表した。同社は電極などの形成のため、基板に印刷された電子ペーストを焼成する装置(焼成炉)を各種製造業に提供しているが、太陽電池セル用高性能焼成炉は結晶系太陽電池セルの電極用に特化し、同社独自の技術を採用した装置として完成させた。現在、結晶系太陽電池セル基板の電極形成工程における焼成は一般に「メッシュ・ベルト式連続炉」で行われている。新装置は同社独自の基板搬送技術であるW/B(Walking Beam:移動桁)式タクト搬送の採用により、メッシュ・ベルトを使用しない。本体価格は標準的なサイズ(25MW)13000万円。太陽電池関連の設備投資が活発な中国、台湾、欧州など海外の太陽電池メーカを中心に販売。08年度に2億円、09年度に10億円の売上高を目標としている。…以下略

 こうしてみると日本の太陽電池の業界も色んな企業が関わって成り立っているんですね。自動車のように部品数が多い産業のように底辺は大きくは無いようですが大量生産が軌道に乗ればそれなりに潤う業界もありそうです。

  リベートに群がる道路などの箱物はもう程ほどにしてこれからの地球を救う太陽電池に予算を傾斜配分することの方が日本の未来には余程役に立つと思うのですが、全くそんな気配はありませんね。

全く、碌な政治家がいませんね!


黄砂

2008年02月22日 | 中国

  

温暖化もどこへ行ったかと思うような寒さが続いた今年ですが、それでも日が長くなって我が家の太陽光発電もこのところ順調に稼いでくれています。

 もう直ぐ、花粉や黄砂が飛ぶ季節が来ます。今年の黄砂はどんなもんだろうかと思っていたら、変なニュースが先に飛んできました。

  YOMIURI ONLINE(読売新聞) 216

  黄砂予報精度かすむ、国家機密と中国がデータ提供拒否

  春になると、中国大陸から飛来する黄砂を日本、中国、韓国、モンゴルの4か国で観測し、環境省のホームページ(HP)で飛来状況を公表したり、予測したりする計画が、当初協力を約束していた中国が「離脱」したため、精度を確保できない見通しになっている。中国側が「気象情報は国家機密」として、データの提供を拒否したためで、HPは、肝心の発生源の情報がないまま今月下旬の本格運用を迎える。…中略

 気象庁では現在、黄砂の飛来状況について、全国85地点で観測した情報を発表しているが、目視確認のため国内に飛来した時点の情報しかなく、正確な飛来量も予測できない。

このため環境省では昨年春、HP上で「黄砂飛来情報ページ」の試験運用を始め、今年2月下旬から、中国と韓国の各1か所、モンゴルの3か所、それに日本の10か所の観測地点のデータをもとに、地上から上空6キロまでの実際の飛来量や、黄砂の予想分布図を公表する予定だった。

中でも、中国の観測地点は、日本への飛来ルート上の首都・北京にあるため、日本への飛来量について精度の高い予測を出すには不可欠だったが、試験運用を始める直前の昨年4月、中国側から突然、データ提供をストップすることを通告された。

気象観測データは国の安全と利益にかかわる機密情報として、あらゆる気象観測データを国外に持ち出すことを禁じた法律「気象局13号令」を施行したことが理由だった。

 この状況は現在も続いており、今月下旬から始める本格運用でも、中国でどれぐらいの量の黄砂が発生しているのか、発生源のデータがないまま、飛来量を予測することを余儀なくされる。

  全く中国って余程日本が嫌いなんでしょうね。そんな中国の為に働く政治家を沢山飼っている日本って本当に変な国です。

 国民も自分の利益になるかどうかじゃなくて国の為に仕事をする政治家をきちんと見極めて選んで欲しいものです。尤も、選ぶ方にも選ばれる方にもそんな奴はいないのかもしれません。

結局は、自業自得ですね!


モデル都市

2008年02月21日 | エネルギー 環境

  

歳をとると同じことを何度も言うようになると言われます。私もどうやらその傾向が出てきているようです。気はつけているつもりなのですが、それができなくなるのが歳ということなのでしょう。
  同じ本を買うなんてことは40歳台でもやっていましたからまあもともとその気はあったようです。

  そのボケがここでもとうとう出てきたようです。第3051回で取り上げたフランスのペルピニャン市の記事を見て、「これは良い」と引用させてもらおうと考えたのは良いのですが、どうもどこかで見たような気がして探してみたら案の定同じ話題でした。それにしても、一月近くも経って同じ記事を出されると只でさえボケた頭には堪えます。

  時事ドットコム

 2008/02/18-06:10 光と風だけで街に電力を=温暖化緩和へ-南仏ペルピニャン

 【パリ17日時事】フランスで最も日照時間が長いといわれる南部の都市ペルピニャンが2015年までに、太陽光や風力発電だけで人口約20万人の消費電力を賄うことになった。ボルロー環境相によると、脱石油の再生可能エネルギー利用計画としては欧州最大規模。地球温暖化の緩和に向けた世界的な先進モデルになる。

 計画では、地中海沿岸産の果物と野菜の集散地である同市のサンシャルル市場で、建物の屋根全体約7万平方メートルに総工費5500万ユーロ(約87億円)をかけてソーラーパネルを設置。このほか風力発電機40基、太陽光発電所3カ所、廃熱利用施設1カ所を市一帯に設ける。

  折角ですのでちょっとサーチしてみました。

   Googleで場所を確認。地中海側、スペインとの国境の近くでした。 

   Perpignan  大きな地図で見る

 参照: ペルピニャン観光ガイド ペルピニャン

 写真で見ると綺麗な街ですね。あらためて勉強になったのでボケも役に立ったかも。それにしてもこんな街で太陽光発電をやるのなら京都あたりでやっても問題ないのじゃないでしょうか。

  さし当たって日本では松山市や高松市に頑張って貰いましょうか。

フランスに負けるな!


クルマを使わない

2008年02月20日 | エネルギー 環境

  世界一の座に着いたトヨタを筆頭に自動車の製造や販売に携わる企業が将来の交通体系をどう予測してどんな手を打とうとしているのか興味があります。
 最も抜け目のなさそうなのがハイブリッドでリードして、軽量の車を提案していたトヨタのようですが果たして、車自体がどのくらい残れるのかも興味深いところです。
  とりあえずは車は残るという考えで、どう環境問題と折り合いをつけるかに意識が行っているようです。つまりは、車社会は変わらないと考えているので賞か。果たしてそんな程度で良いのかと疑問に感じるところもあります。しかし、その中でも面白い考えがありました。偶然でしょうか昨日の高松の「車使わない日」にも通じる考えです。

 nikkei BPnet → ECOマネジメント

  「クルマを使わない」がフォルクスワーゲンのメッセージ?

 …略

  エコドライブについては、自動車メーカーも盛んにその重要性を説いている。なかでもユニークなのが、フォルクスワーゲングループジャパンが行っているエコドライブトレーニングのなかで掲げている10のポイントだ。

 10項目の最初に挙げられているのは「短距離走行は、なるべく避けよう」という項目。「歩ける距離は、クルマを使わずに、徒歩や自転車で出かけよう」と呼びかけている。基本的な考えだが、自動車メーカーが自ら「クルマを使わずに」と呼びかけることは、従来では考えられなかった対応だ。…以下略

  これはなかなか面白いですね。これこそ私が常に言っている市街地は路面電車と自転車に歩行という考え方にも合います。
  自動車業界も何時までも車主体の交通体系には限度があるとある程度は覚悟しているということでしょう。そうであるならば、せめて長距離は車社会を残したいとの考えでしょうか。

  いずれにしても、自動車業界にこんな考えが出てきたということは案外未来は明るいのかも。

少しは希望が持てるか!


車使わない日

2008年02月19日 | エネルギー 環境

  第3054回の路面電車や第3071回の自転車道で我坂出市が負けたと思わされた高松市がまたしてもやってくれました。

14日、読売新聞香川版より

 「車使わない日」を

 自転車が走りやすく、環境に優しいまちづくりを考える「自転車を利用した香川の新しい都市(まち)づくりを進める協議会」高松地区委員会の利用促進部会が13日、県庁で開かれ、屋根付き三輪自転車に客を乗せるベロタクシーの活用や、全国6都市で実施されている車を使わない「カーフリーデー」の導入などを検討することを申し合わせた。

 協議会は、国や県、高松市など約30団体が昨年10月に設立。高松市をモデル地域に指定し、利用環境の整備や事故対策などを専門部会で協議している。

 部会では、四国初となるベロタクシーや、車道の通行規制を含むカーフリーデーの実施、健康面で自転車利用の有効性をPRするパンフレットの作成など28項目の検討課題が事務局から示された。

 委員からはカーフリーデーについて、「毎年実施していない市もあるが、デメリットはあるのか」「通行規制が実施可能な場所はあるのか」などの質問があり、事務局側は「地域のイベントに合わせて実施しているケースがある」「実施するには迂回(うかい)路が必要」などと説明。夏までに具体的な実施計画案や予算を決める方針を了承した。

  路面電車に自転車道、カーフリーデーにベロタクシーと、何だか高松市楽しそうですね。本気でやってくれれば本当に日本のモデル都市になれる可能性があります。もっと言えば、世界のモデル都市として頑張ってもらいたいですね。

  これに太陽光発電でエネルギーを賄ってもらえれば私の夢である街づくりの完成です。こんな素晴らしい街が我香川に実現されたら最高ですね。願わくば坂出市であって欲しかったなんてのは欲張りでしょうか。それでもお隣にそんな街が出来たら坂出市もぼんやりとはしていられないんじゃないでしょうか。

いっそのこと合併してもらいますか!


関西電力

2008年02月18日 | 太陽光発電

  何か風向きが変わったのでしょうか。それとも何か裏があるのか、日本の電力会社が大規模太陽光発電設備を建てるそうです。

日経エコロミー

  (2/14)関電、堺市に太陽光発電設備の建設検討・発電規模1万キロワット

 関西電力が堺市で太陽光発電設備の建設を検討していることが14日、明らかになった。建設候補地は大阪府保有の埋め立て地で、発電規模は国内最大の1万キロワット級を軸に調整している。2009年度をメドに稼働する見通しだ。

 発電設備にはシャープ製の太陽電池を使う方針。建設候補地近くではシャープが太陽電池や液晶パネルの新工場を09年度に稼働させる計画で、両社は部材調達以外での協力も視野に入れる。

 国内の太陽光発電設備では、シャープが亀山工場(三重県亀山市)に持つ約5200キロワットが最大。新設備は日本の電力会社による国内初の本格的な太陽光発電施設になる見通しだ。

あのシャープのコンビナートの近くだそうですから何か関係もありそうですね。もし、関西電力が本気で太陽光発電の普及に乗り出すのであれば大歓迎なのですが。これを契機に他の電力会社も本気で太陽光発電の普及に乗り出すとなれば日本のエネルギー問題は大きく進展することになりそうです。

  しかし、本当にその気になったとしても、何を持って、その気が変わったのか知りたいものです。それとも、やはり何かがあるのか。どうも、今まで散々日本の太陽光発電の発展の足を引っ張ってきた電力会社の方針がそう簡単に変わるとは信じられません。

果たして本音はどこに!


小規模太陽電池

2008年02月17日 | 太陽光発電

  

ネット巡回中、太陽光発電とか太陽電池という字には直ぐに反応してしまいます。今回も目ざとく見つけたのですが、どうやらちょっと毛色が違っているようでした。

  日刊工業新聞

  グンゼ、電池・エネ事業に参入-デザイン性高い太陽電池を開発

 グンゼはフィルム基板上に酸化亜鉛を蒸着した色素増感太陽電池を開発、電池・エネルギー事業に参入した。酸化亜鉛は色素を多く含有できることから、従来品に比べてデザイン性がアップする。モバイル機器のほか、衣服と組み合わせて機器類の電源にする用途展開を模索していく。同社はほかにも燃料電池向けのガス拡散膜を開発しており、太陽電池と合わせて新事業の強化育成を目指す。

 新しい色素増感太陽電池は、岐阜大学大学院工学研究科の吉田司准教授と共同で開発した。従来の酸化チタン膜の蒸着に比べてカラーデザインの自由度が高い。同社はセルサイズ10ミリ×20ミリメートルで変換効率2・7%の性能を持つサンプルを個別案件ごとに供給する。

 色素増感太陽電池は形状もフレキシブルに変化し、衣服の表面に配置が可能。そのため同社はモバイル機器の電源を持つ衣服などの用途も提案する。(掲載日 20080214日)

  どうも住宅用などの電池とは違うようですが、こうした製品が出てくるということは太陽光発電にとっても悪くはないのかもしれません。
  日本の得意なカーボンファイバーがゴルフクラブのシャフトなど民間の商品から使途が広まって今や飛行機の主翼などへ使われるようになったように、太陽光発電の普及の後押しにならないとは限りません。
  それどころかエネルギーは全て太陽光からなんて時代が近づいてきているのかもしれません。

  例えば、こんな商品も出ています。

  時事ドットコム

  2008/02/13-09:53 太陽電池でケータイを充電

 雑貨販売のストラップヤネクスト(神奈川県小田原市)は、太陽光線で充電できるソーラーパネル付きの携帯電話ストラップ「ソーラーチャージeco」を発売した。本体は縦5.6センチ、横3.7センチ、厚さ1.4センチ。晴天の屋外で6時間-10時間、パネルを太陽に向けて置くとフル充電され、携帯電話につないで電気を供給できる。100ボルトの電灯線コンセントからも充電可能。同社は「普段から少しずつ電気を蓄えておいて、ケータイの電池が切れた時の応急用として使える」としている。au用とFOMA・ソフトバンク3G用があり、各1995円(税込み)。

  SANYO ソーラー充電器セットなんてのも出ています。

 エネルギーは太陽光か人力と決めれば環境問題はなくなるかもしれません。

そうなれば面白いですね!


運慶

2008年02月16日 | 日本再生

  

「運慶」「快慶」と言えば東大寺南大門の阿吽形の仁王像は余りにも有名です。私も、何時かは仏像を彫ってみたいなんて考えたこともあるくらい興味はあるのでその名前には畏敬の念を持っています。

 その「運慶」の作とみられる仏像がアメリカで競売に掛けられるそうです。そんなものを買うことが出来ないほど日本は不況なんでしょうか。

  読売新聞より

  文化財未指定「運慶」、米で競売へ…海外流出の恐れ

 鎌倉彫刻を切り開いた巨匠、運慶の作と見られ、2004年に初めて紹介された木造大日如来座像(個人蔵)が3月18日、米ニューヨークで開かれるクリスティーズ社の競売に出品されることが分かった。

 売却の際に国への申し出が必要な重要文化財などに指定されていなかった。落札予定価格は約1億6000万~2億1000万円。日本側から入札がない場合、彫刻史上、一級の重要作品が海外に流出する恐れがある。

 像高は66・1センチ。ヒノキ材で、表面は金色に仕上げられている。北関東に伝来した仏像として美術商から入手したという所有者が2003年、東京国立博物館に連絡。エックス線撮影の結果、底板で封じられた像内に運慶一派独特の形をした木札や水晶塔などが納められていた。作風からも1190年代の運慶作品の可能性が高いと分かり、2004年、寄託作品として同博物館が一般公開した。

 運慶作品は真作・推定作を合わせて10件余り。その多くが国宝か重要文化財に指定されている。指定文化財は有償譲渡の際、まず国への申し出が必要で、国が買い取らない場合、売買できる。また、国外持ち出しには許可が必要となる。

 文化庁によると、一昨年ごろ、指定文化財ではないとの証明を求める書類申請があり、売買の動きを把握。国として買い取りを検討したが、契約成立に至らなかった。(211日)

  と思っていたら、同じように考える人もいるようです。

  論談 → 目安箱

  トヨタ自動車は「運慶の仏像」を買い戻せ!!平成200212) 投稿者: chicipapappa

  トヨタ自動車は確かに世界一のいい自動車を作る。 アメリカのGMを抜いて売上高世界一も悪くはない。

  日本国にとり、大企業の中心企業として、大いに外資を稼いでくれる。 だが、である、その為に多くの中小零細企業の職場が外国に奪われたのも事実であろう。

三菱財閥とか三井とか住友財閥は、明治以来、一世代で一度以上の大きな社会的寄付をしてきている。 それは日本各地の随所に見られる。

これだけ世界的企業になったトヨタには、それらしき行為をしてきたという話題が皆無である。。 聞くのはトヨタは社会的寄付をしないということのみである。

要するに、トヨタは、金持ちのクセに、社会的還元をしていないのである。 今猶、「ドケチの三河サムライと言われる所以であろう。

トヨタの精神性は小アキンドでサムライ精神が欠如しているのだ。

現在、ニューヨークの競売に出されている、国宝クラスの運慶の仏像」、トヨタにすれば、「はした金に過ぎない1億円である。 競り落として日本の矜持を守れ。

せめて、それくらいしろよ、ドケチのトヨタ自動車、社会的還元が足りない。

自分だけ儲け、溜め込むのは田舎もんのすることだ。

あのソロスでさえ、1000億円単位の寄付をしているぞ。平成20年2月12日

  成るほどトヨタですか。そうですね、トヨタならこの程度のお金は誤差のうちでしょう。でもあのトヨタがそんな心意気を見せるでしょうか。

  それにしてもトヨタの勢いはますます盛んです。GMの凋落も急ですね。

  毎日新聞より

  トヨタ:07年売上高で業界首位に GM決算11.9%減 212

  米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)が12日発表した07年12月期連結決算は、売上高が前年同期比11.9%減の1811億ドル(約19兆3800億円)にとどまった。トヨタ自動車の07年の売上高は26兆518億円(四半期ベースの売上高の合計、前年比11.5%増)で、トヨタが年間売上高で初めて世界の自動車業界の首位に立った。

 GMの07年12月期の最終(当期)赤字は、米低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題の影響で旧金融子会社の損失が膨らんだことから、387億ドル(約4兆1400億円)と過去最大になった。

 GMは05年12月期決算で104億ドルの最終赤字に転落。06年12月期決算も19億ドルの最終赤字を計上しており、07年12月期で赤字は3年連続となった。

 トヨタは07年の世界生産台数でも949万7754台とGMを21万台上回って初の世界一となっており、売上高と合わせて2冠を手にした。トヨタは07年の世界販売台数も936万6418台と首位のGMに3106台差に迫っており、好調な販売が売上高の伸びを支えている。

 一方、経営再建中のGMはリストラの一環として、06年末に当時の金融子会社の株式の51%を投資グループに売却した。これに伴って旧金融子会社の売上高のほとんどがGMの決算に反映されなくなり、GMの売上高が落ち込んだ。【谷川貴史、ワシントン斉藤信宏】

  こりゃあトヨタの天下が続きそうですね。もうどこもトヨタに追いつくことはできないのかもしれません。それにしても、下請けをいじめ派遣社員や請負で人件費をけちり、外人さんを安く使うなど、そんなに儲けてどうするのと言いたくなります。
  ここはせめて「運慶」くらい買って貰っても罰は当たりませんね。ひとつ位日本のためになることをしても良いのじゃないでしょうか。

どうですかトヨタさん!


自転車道

2008年02月15日 | 自転車・公共交通

  

このところ妙に自転車による交通事故が増加したとか自転車が加害者になる例がふえているとかマスコミによる自転車攻撃が増えているような気がするのは私だけでしょうか。
  確かに増えてはいるのでしょうが、それは私に言わせれば、自転車と人が同じ道を使うという貧困な日本の道路事情が大きな原因である。

  しかし、そんなことは国土交通省もわかってはいるようで、去年から全国の自治体から募集して実験をしています。香川では高松がその実験に応募しています。

  四国新聞 2008/02/11

  歩道の通行分離「安全性が向上」-高松で実験 

 「分離柵」で安全―。四国地方整備局香川河川国道事務所が昨年、高松市の中央通りの歩道で実施した歩行者と自転車の通行を柵で分離する社会実験の結果によると、歩行者の81%、自転車の76%が通行区分により歩道の安全性が向上したと評価した。これを受けて同事務所は今春をめどに、琴電高松築港駅―中新町交差点の1・4キロで本格実施する予定にしている。

  実験は昨年11―12月、琴電高松築港駅から裁判所までと、中央公園東側のそれぞれ約200メートルで実施。幅4・5メートルの歩道の中央に柵を5メートル間隔で設置し、車道側の2メートルを自転車、もう一方を歩行者が通るように区分し、誘導する案内板を置いた。

  自転車が歩道の車道側を通行する割合は、実験前の42%から90%に上昇。約800人を対象に行ったアンケートでは、86%は柵が設置されれば通行区分を守ると回答した。歩行者と自転車の分離が歩道の安全確保のために有効と評価したのは75%を占めた。

  社会実験は国、香川県、香川県警、高松市などの「自転車を利用した新しい都市づくりを進める協議会」が実施。事務局の同事務所は「分離の効果は大きい。柵の設置間隔や案内板の見やすさなどを改善し、本格的な実施を図りたい」としている。今後は栗林公園北口まで延長も検討する。

  ここでもわが坂出市は第3054回で取り上げた高松市に先を越されています。やはり地方都市でもある程度の規模がないと都市計画も難しいのでしょうか。

  しかし、こんなことは実験しなくても分かっていることだと思うのは私だけでしょうか。実験より実施です。
  あのガソリン税25円を道路整備に使いたいのなら自転車道の整備こそ最適じゃないでしょうか。これで自転車が増えて車が減れば環境問題にも貢献できるし一挙両得です。

何故、それができないのか!