台湾がやってくれたようです。何と、香港からの移住に専門部署を設立して亡命者の受け入れに備えるようです。これは、香港の空っぽが実現するなんてこともあるかも。と言うか、香港は完全に終わりですね。
宮崎さんが詳しく書いてくれています。さて、いよいよ今年中にはしなの崩壊を見ることが出来るのでしょうか。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和2年(2020)5月30日(土曜日) 通巻第6516号
トランプ、香港とWHOに「さようなら」
台湾政府、香港からの移住に専門部署、英国はBNOパスポート延長
日本は何をしているのか? 自由が失われ、人々が全体主義の恐怖と戦っているというときに、我が国の国会は枝葉末節の議論に明け暮れている。かろうじて与党の一部議員が習近平国賓来日に「慎重な考慮」を促しているに過ぎない。
5月22日から開催されていた全人代の最終日に、香港国家安全条例が採択されたことに抗議し、「強い政策措置を取る」と示唆してきたトランプ政権は、「香港へあたえてきた優遇措置を剥奪」すると正式に記者会見した。また米国滞在中の中国人留学生の「ヴィザを無効とする」ことを検討中だ。つまり、不良外人を叩き出せ、という強硬措置、まるで戦争前夜ではないか。
トランプ政権は同時に「中国の操り人形」となったWHO(世界保健機構)から脱退を表明した。
トランプ、香港とWHOに「さようなら」を言ったのだ。
俄然、注目が集まったのは台湾である。
コロナ退治でも、防疫で世界一の成功と言われた台湾は、香港の自由民主派の活動家と強い連帯の絆がある。
台湾は香港からの移住希望が急増する動きに備え、専門部署を設置した。「政治亡命」希望者の庇護を目的に本格的な対応に乗り出した。従来、台湾籍を得るにはハイテク技術とか専門分野の学者などが中心だった。2016年には1086名を受け入れた。
2019年には銅鑼湾書店の林栄基が亡命し、クラウドファンディングで書店再開資金を募ったところ、賛同者が多数、四月、台北市内に開業に漕ぎ着けた。
5月29日には、蔡英文総統が駆けつけて激励した。
2019年の台湾亡命者は1474人を記録し、今後「政治亡命」を正式に受け入れると表明しているので、香港から「独立党」「民族党」などの活動かが台湾へ移住する可能性が高いとされる。
英国はBNO(BRITISH NATIONAL OVERSEAS)パスポート延長を通達した。
BNOは香港人およそ30万名がもっていて、正式な英国移住は出来ないが「英国籍海外組」として扱われ、何時でも英国へ入国でき、これまでの六ヶ月滞在をさらに六ヶ月延長すると表明した。
それにしても、香港がもぬけの空になるのを見てみたいものです。これも、トランプさんでなければ出来ないことでしょう。
宮崎さんも言われているように、日本はもう最悪ですね。China肺炎で、その劣化を晒してしまいました。安倍さんに建て直しの気概はあるか。