団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

鳥人間コンテスト

2011年08月24日 | 日記・その他

  去年(第4033回)帰ってきた「鳥人間コンテスト」ですが放送日が10月だったこ ともありなんだか気が抜けた思いがしたものです。思いは同じだったのか今年は夏に帰ってきました。願わくば生放送で 見たいところですが時間の長さからいって無理なのでしょうね。今年はどんな記録が出たのか。

 鳥人間コンテスト

  人力プロペラ機タイムトライアル部門 去年 1分55秒02

                          今年 2分8秒03

  滑空部門                  去年 421.11メートル

                          今年 314.41メートル

  人力プロペラ機ディスタンス部門    去年 18,556.82メートル

                          今年 18,687.12メートル

  過去の記録はウィキペディアよ り → 鳥人間コンテスト選手権大会

記録的には去年と余り変わらなかったようです。というよりもう限界まで進歩してしまったのかもしれません。これか ら大幅な記録更新するには機体よりパイロットの体力と天候特に風任せのような気がします。特に人力プロペラ機ディス タンス部門は人間の体力勝負の様相です。
  このままでは体力勝負で進歩も遅々としたものになり、人気もなくなってしまいそうな気がします。こうなると本来 の目的からは外れそうですが、アシスト自転車のシステムの導入を考えても良いのじゃないでしょうか。そうすれば、機 体ももう少しコンパクトなものにできそうですし、実用的なものもできてくるかもしれません。

無理かな!


富裕層に増税を

2011年08月23日 | マネーゲーム

  第2481回で取り上げたビル・ゲイツ氏と並ぶ富豪のウォーレン・バフェット 氏が慈善事業だけでなく、世の金持ちを敵に回すような素晴らしい発言をしたようです。

 CNN.co.jpより

  「われわれ富裕層に増税を」 米投資家バ フェット氏が提言

  ニューヨーク(CNNMoney) 大富豪として知られる米著名投資家のウォーレン・バフェット氏は15日付 の米紙ニューヨーク・タイムズに寄せた論説で、議会に「甘やかされ」たくはないと述べ、米政府は富裕層にもっと税金 を課すべきだと主張した。

バフェット氏は論説の中で「貧困、中間層がアフガニスタンで戦い、大半の米国人がやりくりに苦しんでいるというの に、われわれ超富裕層には巨額の減税が続けられている」と指摘。自身が昨年支払った所得税、給与税などの連邦税は 693万8744ドルで「高額に聞こえるかもしれないが、課税所得の17.4%にすぎない。これは職場にいる他の 20人と比べても一番低い」と説明している。投資マネジャーの中には何十億ドルもの所得の15%しか税金を払ってい ない人がいる一方で、中間層には最大25%の所得税が課されていると、同氏は批判する。

また富裕層の税率が現在より高かった1980~2000年には4000万件の雇用が創出されたのに対し、富裕層減 税の導入後は雇用創出数も減少したと述べて、増税を主張。年収1000万ドルを超える層にはさらに高い税率を適用す べきだとしている。

同氏は「友人たちも私自身も、富豪に優しい議会によってもう十分に甘やかされてきた。政府はそろそろ犠牲の分担を 真剣に考えるべきだ」と強調した。

オバマ米大統領は同日、ミネソタ州での市民集会でこの論説に言及し、富裕層増税の必要性を改めて主張した。

  これはちょっと信じられないよ うな発言ですね。世の金持ちがみんなこんな考えを持ってくれていれば第2971回でも書いた所得税の累進課税の実現も楽でしょうね。そうなれば、 以前の日本がそうだったようにお金持ちへの70%以上の所得税で多くの生活困窮者の救済措置が取れると言うもので す。
  しかし、こんな人はまずいないでしょうから相変わらず一部の金持ちと大多数の貧乏人という嫌な世の中は変わらな いのでしょうね。
  そうであるならば、せめてマネーゲームだけでも止めさせる法律を作って、金が金を生む社会だけでも変えて欲しい ものです。

それにしても凄い人がいるものです!


太陽光パネル義務化案

2011年08月22日 | 太陽光発電

  第4323回で太陽光発電を組み込んだ新築が増えていると書き、太陽光発電へ の理解が深まっていると感じていましたが、思ってた程理解が進んでいないと言うアンケート結果が大阪であったそうで す。

  YOMIURI ONLINEより 

  橋下知事の太陽光パネル義務化案、88% が反対

 大阪府の橋下徹知事が検討する新築住宅への太陽光パネル設置の義務化(自己負担額200万円)について、府民を 対象に府がアンケートを実施したところ、導入反対が87・5%を占めたことがわかった。

 「原発をゼロにすべきだ」と回答した人でも3割が義務化に反対しており、橋下知事は見直しを迫られそうだ。

 構想では、原発に代わる自然エネルギー普及のため、新築住宅の屋根に太陽光パネルを取り付けることを条例で義務 化。設置費用は自己負担とするが、再生可能エネルギー特別措置法案が成立し、太陽光発電などの買い取りが実現すれ ば、実質負担は大きくならないと見込んでいる。

 府は7月、府内の持ち家、賃貸住 宅の各2000人に調査し、2916人から回答を得た(回答率72・9%)。初期投資の自己負担額を200万円とし て義務化した場合、賛成は12・5%にとどまり、100万円の負担でも賛成は23・1%。負担額22万6000円で 賛否が同数になった。(20118181538

  これは意外です。もっと多くの人が理解していると思っていました。しかし、これはどうやらアンケートの設問に 問題があったような気がします。というのも自己負担額を200万円としているので抵抗感を持ったようです。実際に業 者が提案する場合、太陽光発電の価格を住宅価格の方に組み込んで太陽光発電自体の価格を低く見せるという方法で勧誘 していると思われるからです。それなら割安感があり採用が増えるのじゃないでしょうか。
  実際に、採用した場合でも、ローンの年数が家のローンに含まれるので太陽光発電だけでの15年より長くなるので 太陽光発電の支払い分は設置しなかった場合の毎月の光熱費より少なくなるので、家のローンと別に光熱費を支払うより 絶対に有利です。このあたりがまだ分かっていないのでアンケートにこんな数字が出てきたような気がします。実際に営 業がその有利さをきちんと説明できれば太陽光発電を採用しないという選択肢は無いと思います。

勿体無い!


2世帯に1台

2011年08月20日 | 軽自動車

  第2433回第2539回などで軽自動車の人気が高まってきていることを取り上げました が、その傾向はますます顕著になってきているようです。

  SankeiBizより  2011.8.13

  軽自動車「2世帯に1台」突破

 全国軽自動車協会連合会が12日発表した3月末現在の軽自動車保有台数(商用車を含む)は100世帯当たりで前 年を0.7台上回る50.6台となり、1986年の調査開始以来初めて「2世帯に1台」の水準を超えた。自動車の需 要が縮小傾向にある中で堅調ぶりが際立っている。

 都道府県別では98.0台の鳥取が26年連続でトップとなり、佐賀、島根、長野と続いた。最下位は11.0台の 東京で、さらに神奈川、大阪、埼玉、千葉の順で少なかった。集計には東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の22 市町村は含めていないが、22市町村の前年の世帯数を加えて算出しても50.3台と50台を超えた。

  参照:2世帯に1台突破・軽自動車の保有台数と世帯あたり普及台数をグラフ化してみる(20113月末まで反映版)

  理想を言えば、車なんかいらない交通体系への 移行が待ち望まれるところですが、ガソリンが無くなるくらいのことが起きない限りそう簡単には実現しそうもありませ ん。であるならば、次善としては軽自動車へのダウンサイジングでしょう。今の傾向には所得の減少なども原因している ようですが、取り合えず良い傾向でしょう。
  一度は車から自転車に移行した私ですが、太陽光発電の営業に携わるようになり、田舎では車なしでは仕事に差し支 えるので、仕方なく義妹から中古車を安く譲ってもらいました。ところが、これが残念ながら軽ではなくホンダのフィッ トでした。
  これが結構使いづらい。というのも営業でどこへでも車を止めるのですが、軽より幅があるため田舎の狭い道では通 行の邪魔になりそうで止め辛い場所が多いのです。こうなると軽の有難さが身にしみます。狭い日本、軽が良い。実際、 1人しか乗らないのでもっと小さくても良いくらいです。
  と言うことで、近くはできるだけ自転車で営業に回っていますが、こちらは体力の問題もありほんの一部でしかあり ません。

やはり田舎でクルマ無しは難しい!


風流

2011年08月19日 | 無知

  殆どテレビを見なくなった私で すが、その数少ない中で時々見るのがNHK 鑑賞マニュアル美の壺です。と言っても、最近は日曜の朝4時半からの再放送を時間が合えば食事をしながら見るくらい です。
  今回もたまたまその時間に起きたのでぼんやりと見ていましたが気になる言葉がありました。

  file212「京焼」|NHK 鑑賞マニュアル美の壺

  京焼鑑賞 三のツボ、「伊達道具で風流を楽しむ」

  画面に「風流(ふりゅう)」と出ているのです。何、「ふりゅう」。「ふうりゅう」だろうと見ているとやはり 「ふりゅう」と言っています。どうやらそんな言葉があるようです。

  早速サーチして見ました。

    ウィキペディアより

  風流

  風流(ふりゅう)とは、中世以 後の日本において高揚した美意識の1つ。人目を驚かすために華美な趣向を凝らした 意匠を指し、婆娑羅や数寄とともに侘び・寂びと対峙する存在として認識された。後にはこうした意匠に沿った芸能や美 術・建築などにも用いられた。なお、室町時代の漢和辞典である『下学集』には「風流の義也。日本の俗、拍子物を呼び て風流と曰ふ」とある。

現代の日本語で日常的に用いられる「風流(ふうりゅう)」の言葉の指す美意識とは若干異なるものである。

  やっぱりあるんですね。もう一つ理解できかねますが何となく分かるような気もします。
  それにしても、64年間全く知りませんでした。是ほどものを知らないのでは、何時、知ったかぶりをして恥をかく ことになるかもしれません。と言うか、知らないうちに一杯恥をかいてきているのは間違いなさそうです。
  やはり戦後教育の手抜きが影響しているのでしょうか。子供のときに目一杯詰め込むことは必要なのかもしれませ ん。ゆとりは恥につながりそうです。

今更取り返しはつかない!


値下がりペース

2011年08月18日 | 太陽光発電

  昨日は品質の差による価格競争を取り上げましたが、太陽光発電の価格下落はそれだけの理由ではないようです。

  U.S. FrontLineより 20110813

  ソーラー業界収入、来年は減少へ~パネル の価格下落で一時的に

 ソーラー発電市場の成長ペースよ りも太陽電池(パネル)の値下がりペースの方が激しいため、来年は一時的に業界収入が減少するとの見通しを、ラックス・リサーチが発表した。

 ロイター通信によると、ラックス の予想では、業界の売上高は2010年の644億ドルから12年 には569億ドルに減少し、16年には654億ドルに回復する。

 イタリア、ドイツなどの主要市場 で太陽光発電向けの政府助成が削減されたため、パネル供給がだぶつき、今年は価格が大幅に低下している。しかし、値 下がりによって需要は大きく伸びると考えられ、ラックスは世界業界の発電容量が10年の15.8ギガワット(GW)から16年 には37.5GWに増加すると予想している。

 ソーラー業界は、欧州諸国の多額の公的助成によって急成長したが、助成削減によって今後5年間は米国、中国、日 本、インドなどが重要市場になるとみられる。ラックスは「需要はアジアや北米に移り、ソーラー市場は設置容量では成 長するが、機器の価格低下が販売台数の増加よりも激しくなるため、収入は横ばいとなる」と見ている。

  助成金の削減による需要減でパネルがだぶついているんですね。それによる価格の下落が新しい需要を生み出すと は面白いものです。しかしながらこうしてみると価格の下落は私などが思っていたより早いような気がします。
  この分で行けば思ってた以上に早く太陽光発電の時代が来るのかもしれません。もしかしたら大きな変革の時代に太 陽光発電の仕事に携わっているのかもしれません。

面白くなるかも!


価格競争

2011年08月17日 | 太陽光発電

  昨日書いた太陽光発電の内外の価格差を説明してくれる記事がありました。

  IT MONOistより

  太陽電池市場とその動向 (1/3)

  小寺信良氏が発電/蓄電/送電 の3つをテーマに次世代エネルギーについて語る新 連載。第2回は太陽電池の市場とその動向について紹介。

  …略

  下克上アリアリの業界ピラミッド構造

 どの業界でも高コスト高品質なも のを頂点に、低コスト低品質なものへ向かってピラミッド構造を形成する。太陽電池業界もまたしかりで、大きく分ける と現時点では4段階のピラミッド構造になっている。

太陽電池産業のピラミッド構造

 トップの階層は高効率だが値段が 高い単結晶シリコンで、業界では「太陽電池のスーパーカー」などと呼ばれており、三洋電機、シャープ、米サンパワー が製造している。第2層は多結晶シリコンの高効率のもので、シャー プ、京セラ、三菱電機などがここに入る。国内で多く導入されているのは、この階層のものだ。

 第3層は多結晶の効率がそれほど高くないもので、ここは多くの中国メーカー、イン リーグリーンエナジー、JAソーラー、サンテックパワー、トリナソーラー などがひしめき合っており、最も価格競争が激しい部分だ。一番下は薄膜アモルファス系で、価格は安いものの変換効率 が低いため、広大な面積が用意できる発電産業用とされてきた。しかし最近は変換効率が10%を超え始めており、家庭用としても注目されている分野だ。

 いま大きく注目されるのはこの第3層の部分で、価格で競争力があるため、知名度さえ上がれば一気に市場を席巻 (せっけん)する可能性を秘めている。国内メーカーは低価格競争に巻き込まれないよう、さらに高付加価値、高効率で 上の層に逃げていくしかないというのが実情だ。

 価格競争という点では、前出の化 合物系も大きな広がりを見せている。ファーストソーラーだけでなく、日本では昭和シェルの子会社ソーラーフロンティ アが、銅、インジウム、セレンなどを使った「CIS薄膜系」のセルを製造、今年(2011年)春には宮崎県国富町に1000億円を投じた超巨大工場が稼働した。生産能力としては、単一工場として世界一の規模だそうであ る。…以下略

  成る程品質の差ということですか。これなら価格差に納得が行くものがあります。しかしながら、高効率は単に設 置面積に影響するだけで同じワット数なら発電量は同じなのですからその価格差を素直には受け取れません。耐用年数が 違うのであれば納得するところもありますが、ただ単に効率の差では余程屋根の面積が小さい設置者にしかメリットは無 いのじゃないでしょうか。
  ある程度の設置面積があるのならコストはできるだけ安価である方が受け入れられるはずです。何時までも高品質で 上の層に逃げていくなんて方法をとっていては市場を奪われてしまうのは火を見るより明らかでしょう。ここは日本の メーカーの踏ん張りどころじゃないでしょうか。何とか価格競争に勝ち残ってもらいたいものです。

頑張れ日本!


太陽光発電のコストダウン

2011年08月16日 | 太陽光発電

  昨日取り上げたドイツの価格の詳しい記事がありました。何と、太陽光発電のコストがあらゆるエネルギーで一番 安価になると言うのです。

  IT MONOistより

  太陽光発電のコストダウンはどこまで可能 か (1/2)

  …略

  2013年には家庭用電力料金を下回る

 図1に示した傾向は今後も続くというのがBSW-Solarの予想だ。エネルギー専門家の多くは、太陽光発電の発電コストが さまざまなエネルギー源のうちで最も安価になり得るという意見を表明しているという。

 BSW-SolarCEOを務めるカールステン・ケーニッヒ氏(Carsten Konig)によれば、「技術の進歩と大量生産が、価格引き下げを押し進 め、エネルギー革命に結び付く」という。さらに、「今後数年間の世界的な太陽光発電市場の力強い成長により、太陽光 発電のコスト競争力はさらに高まっていく」とした。BSW-Solarの推定では、2020年時点の太陽電池モジュールの売上高は、現在 の3倍に達する見込みだ。

 ドイツでは2012年には家庭用電力料金と太陽光発電システムの発電コストが等しく なる。いわゆる最初のグリッドパリティ*2)の達成だ。

  2017年以降は政府の支援が不要に

 BSW-Solarによれば、2013年には家庭用電力料金を下回り*3)、2014年には海上設置型の風力発電を規模においても上回る(図2)。2017年には財政上の支援がなくても、他の動力源に 対して優位に発電所を建設して経営できるようになるという。ドイツの経営戦略コンサルティング企業であるRoland Bergerと、経済研究やコンサルティングに注力するス イス企業Prognosの協力によって、コストを算出した。

 ドイツの教訓から学べることは、 太陽光発電システムにおいても、規模の経済がきちんと働くことだ。さらにFIT制度の設計が重要であることも分かる。買い取り価格が高すぎても低すぎても、市 場の形成に悪影響を及ぼす。太陽光発電システムに対する投資を促しながら、過剰な投資が集まらないように制度を設計 しなければならない。

 グリッドパリティ以後は太陽光発電システムの導入量が市場原理だけに従って伸びていく。これは世界的な流れとな り、今後数年間で太陽光発電システム市場の勝者が明らかになっていくだろう。

  この予測は本当でしょうか。今の日本の価格からは到底想像もできないスピードでのコストダウンです。もしこれ が本当なら日本のメーカーは生き残れない可能性もありそうです。日本のメーカーは早くこの流れに追いつくように努力 をしないと大変なことになりそうです。それとも、実際にはこの程度の価格は可能だが国内での利益確保のためにだんま りを決め込んでいるのでしょうか。
  しかし、今の時代そんな姑息な方法が通るとも思えないがもしそんなことが行われているのなら市場から大きなしっ ぺ返しを受けるでしょう。
  兎に角、この世界の動きに早く追いかないと日本の付け入る隙はなくなりそうで心配です。

どうなんでしょう!


ドイツの価格

2011年08月15日 | 太陽光発電

  第4346回で積水ハウスの太陽電池1キロワット当たり44万8000円とい う衝撃的価格を取り上げましたが、ドイツにはそれどころでない価格が出ているようです。

  Tech-On!より  2011/08/10

  ドイツの太陽光発電システムはこの5年で半額以下に、業界団体が発表

 ドイツの太陽光発電の業界団体BSW-Solarは、屋根に設置するタイプの太陽光発電システムの2011年第1四 半期における小売価格(工事費込み)が2006年時点の半額以下になったと発表した。

 BSW-Solarによれば、ドイツでのビルや工場の屋根向けなどの太陽光発電シス テムは、2006年時点では、1kW当たり5000ユーロだったが、2011年第2四半期には同2422ユーロ(1ユーロ112円換算で、約27万 円)になった(図1)。2008年まではまだ同4000ユーロ台だったが、2009年以降「4年で半額」の勢いで価格下落が進んだ。

 BSW-Solarは、ドイツでは2012年には太陽光発電の発電コストが家庭向けの電気料金に並び、そして2013年にはより安くなると予測する(図2)。さらに2017年には、固定価格買取制度などがなくても、太陽光発電システムの発電コストが既存の発電システ ムに対して競争力を持つようになる、とみる。

  どうやら産業用で100KW設置の場合のようですから住宅用の3・4KWとは比較にならないのかもしれませんがそれにしても何なんでしょうねこの価格は これなら第4343回で取り上げた100万を切るも現在の補助金を 考えると十分可能です。
  こうなると日本の価格は世界に比べて高すぎるということでしょうか。何となく納得が行かないものがあります。ま さか国内価格を高くしているなんてことはないでしょうね。これは日本のメーカーさんに頑張ってもらわないといけませ んね。

これはおかしい!


創エネ・蓄電住宅

2011年08月13日 | エネルギー 環境

  第4341回で日産の住宅用電源システムを取り上げましたが、住宅メーカーも 負けてはならじと発表してきました。

  日刊工業新聞より  20110809

  積水ハウス、創エネ・蓄電住宅投入-太陽 光発電、燃料電池、鉛蓄電池

 積水ハウスは8日、太陽光発電、燃料電池、鉛蓄電池(容量8.96キロワット時)を備えた自立型環境配慮型住宅 「グリーンファーストハイブリッド」を同日発売したと発表した。東日本大震災後、創エネや蓄電のニーズが高まったた め、発売を前倒しした。創エネと蓄電を備えた電力供給システムを持つ住宅の市販化は住宅業界で初めて。当面、3カ月 間で150棟限定で発売する。

 鉄骨住宅、木造住宅に対応。コスト面などを考慮し、鉛蓄電池とした。蓄電池は200万円。燃料電池は240万 円、太陽光発電1キロワット当たり44万8000円。

 日常的には夜間に燃料電池や蓄電池の電力を使い買電を減らし、光熱費は年間26万円削減できる。非常時は太陽電 池、蓄電池、燃料電池などからの電力供給に自動で切り替わる。

 蓄電池だけで冷蔵庫200ワット、テレビ150ワット、照明100ワットが約17時間使用できる。

  日産と違って電気自動車の代わりに鉛蓄電池と燃料電池に太陽電池の組み合わせとあるものを寄せ集めてきた感じ です。蓄電池や燃料電池の価格が適当なのかどうかは分かりませんが、太陽電池の1キロワット当たり44万8000円 は驚きです。コストを住宅価格に組み込ませているのじゃないでしょうか。いずれにしても、こうした単価が公表されれ ば既存の太陽光発電の価格にも影響してくるでしょう。
  単価が下がることに異論はありませんが、適正な価格でないと又しても太陽光発電の市場が壊れることになりそうで 怖いものがあります。

どうなることやら!


安全なリチウム電池

2011年08月09日 | エネルギー 環境

  昨日の自動車用リチウム電池を家庭用に使うシ ステムは魅力的ですが、リチウム電池の安全性にはまだ疑問があるようです。
  トヨタなどがその解決を期待できそうな新材料を開発したそうです。

  時事ドットコムより  2011/08/01

  安全な固体リチウム電池期待=イオン伝導 率高い新材料-東工大やトヨタなど開発

 リチウムイオン電池の固体電解質として、電気の流れやすさを示すリチウムイオン伝導率が室温で世界最高水準の硫 化物材料を開発したと、東京工業大とトヨタ自動車、高エネルギー加速器研究機構などの研究チームが1日、英科学誌ネ イチャー・マテリアルズ電子版に発表した。

 安全性が高く、高エネルギー密度の固体セラミックス電池に応用し、電気自動車やハイブリッド自動車の普及拡大に つなげられる可能性があるという。

 リチウムイオン電池の電解質には現在、可燃性の有機電解液が使われており、自動車に搭載する場合は事故時の火災 を防ぐ安全装置が必要。新開発の硫化物材料は不燃性の無機固体で、リチウムイオン伝導率も室温の27度で12ミリ ジーメンス毎センチメートルと、既存の有機電解液と同等以上だった。

 新材料はリチウムとゲルマニウム、リン、硫黄で構成。高エネ研と日本原子力研究開発機構が運営する大強度陽子加 速器施設「J-PARC」(茨城県東海村)に設置された高性能な解析装置で結晶構造も解明した。

  原発じゃないですがリチウムイ オン電池もまだまだ安全とは言えないようです。災害用に考えていたEVのリチウムイオン電池で事故にでもあったら何をしているかわかりません。早くこうした安全なリ チウムイオン電池が開発されて安心して使えるようになって欲しいものです。
  それにしても、日本の技術は凄いですね。こうして少しずつ弱点を克服する技術が地道に開発されているのには頭が 下がります。この地道な努力が何時かは素晴らしいバッテリーを生み出しエネルギー問題が解決されることを期待したい ものです。

もうすぐかな!


住宅向け電源システム

2011年08月08日 | エネルギー 環境

  第4229回でも書いたように今回の震災で見直されたのが家庭用バッテリーで す。お金さえあれば我が家にも欲しいところですが、こればかりはどうにもなりません。
  各自動車メーカーも
EVのバッテリーを利用するシステムの開発を急い でいるようです。そうした中で、日産が目途をつけてきたようです。

  MSN産経ニュースより  2011.8.2

  日産、住宅向け電源システム公開

 日産自動車は2日、電気自動車(EV)「リーフ」の駆動用リチウムイオン電池から一般住宅に電力を供給するシス テムを開発し、公開した。同システムは、小型化など改良を加えたうえで、2012年3月末までに発売する予定。発売 時の価格については現段階では未定だが、渡部英朗執行役員「競争力のある価格にしたい」と低価格化を目指すことを強 調した。

 同システムは、駐車中のリーフのバッテリーから「パワーコントロールシステム(PCS)」と呼ぶ電力制御装置を 経由して、住宅の分電盤に直接、一般住宅に電力を供給するシステムだ。

 リーフは一般家庭であれば約2日間は使用できる24キロワット時の大容量電池を持つ。同システムを利用すること で、太陽光や夜間電力で蓄積した電気を、停電時や昼間の電力が不足する時間帯に一般住宅で使うことができるようにな る。

  「パワーコントロールシステム(PCS)」の価格に言及している記事がありました。

   レスポンス自動車ニュース(Response.jpより 201182

  日産渡部執行役員、EV・住宅の電力供給装置は「競争力ある価格に」

  …略

日産は今後、住宅や電機メーカーと 連携を図りながら、PCSの改良などを進め、2011年度中に市販化を目指していく。住宅向けの蓄電ユニット(2次バッテリー)は、容量が2kwhクラスの小容量で100万円前後の価格となっている。

渡部執行役員は「リーフのバッテ リー容量は24kWhと極めて大きく、PCSとの組み合わせで大容量の給電が可能となる。PCSはできるだけ求めやすい価格としたい」と語った。実際には数十万円程度となる見 込み。《池原照雄》

  PCSとは太陽光発電のパワーコンディショナーのようなものでしょうか。技術はよく分からな いのですが、それなら共用できるのじゃないでしょうか。是非、共用できるようにしてコストダウンを図って欲しいもの です。

  いずれにしても、このEVのバッテリーを使う方法は魅力的に思えます。太陽光発電とEVで災害に強い住宅ができそうです。

時代は進んでいます!


悪質自転車摘発

2011年08月07日 | 自転車・公共交通

  第4337回第4339回で自転車の味方を取り上げたので、今度はマナー違反の摘発の話題 です。見方を多くするためには自らを律することも必要でしょう。そうしないと敵が増えることになります。違反が減ら ないのであれば取り締まりも仕方ないでしょう。自業自得です。

  四国新聞社 | 香川のニュースより 2011/08/02

  信号無視5件に赤切符/悪質自転車の摘発 強化

  香川県警は1日、自転車の交通違反の取り締まり強化を始めた。これまで違反を見つけても注意や警告にとどめる ケースが大半だったが、悪質な違反には刑事処分の対象となる交通切符(赤切符)を積極的に適用するよう方針転換。同 日、高松市内の交差点6カ所に警察官約30人を動員し、信号無視5件を摘発した。

  交通ルール順守の徹底を図り、人口10万人当たりの自転車事故件数が6年連続で全国ワースト1位という状況か らの脱却が狙い。

  摘発対象は、▽酒酔い運転▽信号無視▽指定場所一時不停止▽遮断踏切立ち入り▽二人乗り▽携帯電話の使用-の 6行為。警察官の警告を無視して違反運転を続けたり、自動車を急停止させるなど周囲を危険な状態に陥らせた場合に適 用する。県内での赤切符適用は2006~10年の5年間で、酒酔い運転4件と信号無視4件の計8件。

  この日、高松市番町1丁目の国道11号交差点では、午前8時から1時間にわたって警察官6人が監視するなど、 事故の約半数が発生している同市内の6カ所で取り締まりを実施した。…以下略

  どれもクルマの運転でも許されないものであり取り締まりは当然でしょう。マナーを守って自転車に乗ることが自 転車の普及の追い風になるはずです。
  マナーを守って気持ちよく自転車に乗り車社会から自転車社会への移行を進めたいものです。
  自転車と公共交通による新しい交通体系ができあがればエネルギー問題も大きな改善となることは間違いないでしょ う。

自転車は良いですよ!


違法駐車をぺっちゃんこ

2011年08月06日 | 日本再生

  第4337回の自転車をいじめちゃダメで自転車に脅威を与える自動車の取締り を取り上げましたが、世界にはもっと過激な行動を取るところがあるようです。

  WIRED.jpより

  違法駐車ベンツを装甲車で破壊(動画)

違法駐車は許さないというキャン ペーンを展開するリトアニアの市長が、メルセデス・ベンツの『W140』に装甲車で乗り上げて潰す動画を公開した。

リトアニアの首都ヴィリニュス市は、違法駐車したくない都市のナンバーワンとなった。

ヴィリニュス市のアーチュラス・ズ オカス市長が、違法駐車には実力行使を行うというキャンペーンを実施し、装甲車でメルセデス・ベンツの自動車[W140]を潰したのだ。

[利用された装甲車は、ソ連が1959年に採用した『BTR-60』。二基のエンジンで第1、第3車軸と第2、第4車軸を分担して駆動させているため、一方が損 傷しても走行可能。後部にウォータージェットを装備しており、水上も推進できる]

地元新聞の記事によると、市長は、「自動車とカネを持っているからといって、どこにでも駐車していいというわけで はない。他者を軽んじてはならないのだ」と語ったようだ。

以下の動画は、キャンペーンを宣伝 するため撮影したものだ。確かに、駐車スポットを2個 とも独り占めしているような愚か者は罰したくなるものだ。そして、今回のズオカス市長のように、自転車専用レーンを ふさいで通れなくしている者も。

Vilnius Mayor A.Zuokas Fights Illegally Parked Cars with Tank  

  やることが凄いですね。日本にもこのくらいのユーモアが欲しいですね。と言うより、実際にこんな取締りをやれ ば違法駐車もいっぺんに無くなりそうです。それとも、逆に訴える人がいるかもしれません。なんたって、何でも権利の 国ですから。
  それにしても、このくらいの意気込みで自転車道を整備すればクルマ主体の交通体系を代えることもできるのかもし れません。
  パフォーマンス好きの石原都知事や橋下府知事あたりが自転車道普及を狙ってやってくれませんかね。

2番煎じじゃダメか!


ソーラー・パネルと震災

2011年08月05日 | 太陽光発電

  第4308回で太陽光発電は地震に対してどうなのかを調べたところ駿河湾地震――そのとき太陽光は!?で屋根を守ることが分かりましたが、今回の地震についてはまだ調 査が行われていないようでサーチしても見付けることができませんでした。

  やっと調査報告が出たようです。

  Response.jpより 201181

  ソーラーパネルと震災

ソーラー・パネルの設置で家屋はむ しろ強化される? ~東日本大震災による太陽光発電被災実態調査中 間報告

東日本大震災により、太陽光発電シ ステムを設置した家はどのような被害にあったのか。災害時の停電などで太陽光発電はどう役立ったのか。太陽光発電の ユーザーグループであるNPO法人太陽光発電所ネットワークPV-NET)と東京工業大学ソリューション研究機構の黒川浩助特任教授は、共同で被災実態調査を実施し、このたび中間報告を行った。

  ソーラー・パネルの設置で、家屋の強度はむしろ高まる可能性

かねてより日本では、「屋根を軽く して家屋の重心を低くするほど、地震の揺れに強い」といわれてきた。この点ソーラー・パネルは、全体で300~400kgの重量があり、搭載によって家屋の重心が高くなり、地震の影響を より強く受けてしまうのではという懸念があった。しかし実際に被災地を調査してみると、瓦などの屋根材は破損してい ても、ソーラー・パネルを設置した部分は健在であるなど、むしろ家屋の構造強化につながっている可能性があるとい う。断定は避けながらも、「ソーラー・パネルを設置する際の架台(フレーム)などが、結果として家屋の構造強化に役 立っているのでは」とPV-Net専務理事都筑建(つづく・けん) 氏。震災時に震度6の地震に見舞われた千葉県我孫子市と船橋市の 設置者へのアンケート調査でも、太陽光発電システムの損傷はほどんど報告がなかったという。…以下略

  やはり今回の地震でも太陽光発電は地震に強かったことが分かったようですが、未だにきちんとした理由は分かっ ていないようです。もう少しはっきりとした理由を知りたいところですが、今のところそれを証明するまでのデータが集 まっていないのかもしれません。最近はブームで増えてきているとはいっても何といっても、まだまだ少ない設置件数で ははっきりとした結論を出すところまでは行かないのでしょう。しかし、架台が屋根の強化になっているというのは間違 いないでしょう。太陽光発電にとっては良い結果です。

うれしいことです!