昨日も取り上げたドイツでまたまた大規模な太陽光発電が始るそうです。
ドイツザクセン州ブランディスに、40メガ(4万キロ)ワットという巨大な太陽光発電所を建設するプロジェクト、「ヴァルトポレンツ(Waldpolenz)ソーラーパーク」がこの2月からスタートした。40メガといえば、中堅モジュールメーカーの1年分の生産量だ。
太陽光やバイオマス、風力による発電事業を手がけるユーヴィー(juwi)グループが約3年をかけて建設するもので、完成は2009年末の予定。ソーラーパークが建設されるのは軍用飛行場跡地。建設予定面積は110ヘクタール、サッカー場200面分だという。
モジュールは、ファーストソーラーがドイツ国内で生産する薄膜太陽電池を使う。建設費は1億3000万ユーロ(約200億円)。完成時の年間発電量は4000万キロワット時で、1万世帯分以上の消費電力に相当する。フィードインタリフ制度により、全量が33.18~37.96ユーロセント(53.1~60.7円)で電力会社に販売される。
う~ん、元飛行場の遊休地とはいえこの巨大なソーラーパークには若干の違和感も感じる。ドイツでは冷戦終了、東西統一によって不要になった軍用地がいろいろなプロジェクトに転用されている。その意味では、これは平和の配当といえるかも。
参考:40-Megawatt-Solarpark entsteht
第2600回で取り上げたオーストラリアの施設にも驚きましたがこれも凄いですね。リンク元に画像もありますから是非見てください。
こういうのを見せられると、昨日のドイツの原子力排除が本気だろうなぁと納得させられるものがあります。
そして、それだけに日本の取り組みの情けなさを感じずにはいられません。日本のメーカーが一生懸命に増産して、それは日本に設置されること無く海外で設置される。地球のことを考えればどこで設置されようと同じなのでしょうが、何ともスッキリしません。
いずれ、世界から日本は何をやっているんだと非難される時が来るような気がしてなりません。
全く、情けない!