Chinaの金の力に負けて台湾との国交を断絶する国が多いことにがっかりさせられたものです。
そんな中で、パラグアイが大統領選挙で親台派を選んだそうです。そういう国があったことに感動です。何とも嬉しいですね。
宮崎さんが取り上げてくれています。こういう国がもっとあると信じたいものです。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和五年(2023)5月2日(火曜日) 通巻第7732号 <前日発行>
パラグアイは「豊かな水」と先住民が呼称した
大統領選で親台湾派が圧勝した
台湾の自由時報(5月1日)の見出しは「巴拉圭挺台候選人大勝 蔡英文 頼清徳致賀」となる。要するに「パラグアイ大統領選挙で親台湾派が圧勝し、総統、副総統が祝意を表した」という意味である。
4月30日、パラグアイ大統領選の投開票が行われ、与党コロラド党のサンティアゴ・ペニャ元財務相が当選した。この選挙が国際的に関心を集めたのは外交関 係で親台湾派が勝つか、台湾との断交を示唆した中道左派の野党連合候補が勝つかだった。親台派の勝利で外交関係は継続する見通しとなった。
ペニャ次期大統領は「深刻な格差や不平等のないパラグアイづくりに取り組む」と勝利宣言した。パラグアイの大統領は任期5年で再選は禁じられている。
パラグアイは大国ブラジルがとなりなので小さな国と錯覚しがちだが面積責は日本の1
・1倍ある。国旗は正義、平和、自由を象徴するが、パラグアイは「豊かな水」と先住民のインディアンが呼称した由来がある。
緒線では優勢が伝わり、中国との国交樹立に前向きな野党統一候補エフライン・アレグレ元公共事業・通信相とペニャの一騎打ちとなった。720万国民の七割が投票したとされ、ペニャの得票率は43%、アレグレは27%と圧勝だった。
パラグアイを挟むブラジルとアルゼンチンは貿易決済に人民元を認め、また中南米では中国の外交攻勢を受けて台湾と断交する国が相次ぎ、3月にホンジュラスが台湾と断交したばかりだった。
おりしも東京ではスカイツリー広場で「台湾祭り、数万の人出があった屋台に長い列ができた。
きっと、世界が目覚めて台湾を認めることになると期待します。とは言え、一番台湾との国交を回復すべき日本がそれをしない情けなさに本当にがっかりします。