昨日の黄砂のような公害がらみの温暖化には腹が立ちますが、私としては、温暖化よりエネルギー危機の方が気になっています。
電気自動車も温暖化対策というよりはエネルギー問題としての取り組みとして必要だと考えています。そして、その電気は太陽光発電によるべきと第3089回などで何度も書いてきましたが、いよいよそんな動きも出てきたようです。
nikkei BPnetより 2009年12月25日
豊田自動織機、プラグインハイブリッド車や電気自動車用のソーラー充電ステーションを開発
豊田自動織機は、太陽光で発電した電力をプラグインハイブリッド車(PHV)や電気自動車(EV)に供給するソーラー充電ステーションを開発し、愛知県豊田市が採用した。豊田市の市役所、支所、駅前など市内11カ所に21基の充電施設を設置する予定。豊田市が導入する「プリウスプラグインハイブリッド」20台とともに、2010年4月から本格的に運用を始める。ソーラーパネル出力は1.9kW、蓄電池容量は8.4kWh、電力変換機は系統連系時の最大出力が3.2kW(AC202V)、自立運転時の最大出力が1.5kVA(AC101V)。
太陽光発電システムと蓄電設備を備え、商用電力と連系する。太陽光で発電した電力を蓄電設備に蓄電し、太陽光発電と蓄電設備の電力を車両に充電する。蓄電設備の電力がなくなると商用電力から車両へ充電するため、天候や時間帯に関係なく安定して充電できる。
電気自動車の充電が太陽光発電で賄われることに象徴されるように、全てのエネルギーは太陽光発電などの自然エネルギーで賄うことが地球が目指すべき方向であると考えます。
太陽光発電の変換効率がどんどんアップされてくればその可能性はかなり高くなってくると思われます。
温暖化対策を打ち出した京都議定書や今度のCOP15などの話がまとまらないのも温暖化に対する疑いが消せないからでしょう。そうであるならば、温暖化じゃなくエネルギー問題こそを主題にして、その解決策としての太陽光発電を進めるべきでしょう。
太陽光発電など自然エネルギーで100%賄えるようになれば温暖化の問題は何とでもなりそうな気がします。たとえ温暖化でなく寒冷化にしてもエネルギーさえ確保していれば解決策はありそうです。
兎に角、なんだかんだと考えるより一日も早く太陽光発電を進めましょう。早く始めれば早く解決に近づくというものです。
考えるのはそれからでも良い!