宮崎さんがずっと報告してくれていたパキスタンの財政破綻が間違いないようです。これが、Chinaの命取りになってくれることを願います。
それにしても、汚職が全ての Chineseと汚職大好きのパキスタンには笑うしかないですね。何で、未だに崩壊しないのか不思議で仕方ありません。
やはり、日米独の平和ボケ企業が支えているということなのでしょうか。金に目の眩んだ経済人は本当に困ったものです。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和2年(2020)12月27日(日曜日) 通巻第6743号
汚職がすべての中国人と汚職大好きのパキスタンが組めば結末は最初から見えていた
CPEC(中国パキスタン経済回廊)、資金が蒸発、見事に財政破綻
米国ボストン大学の研究に拠れば、習近平が豪語してきたBRI(一帯一路イニシアティブ)は2016年がピークだっ た。
同年にBRIプロジェクトに投下された資金は750億ドル。中国輸出入銀行が主たる貸し手だった。
このプロジェクト資金が劇的なカーブを描いて激減した。
2019年に40億ドル、2020年は11月までの推計で30億ドルに激減していた。貸した国からの償還が間に合わず、 この ため中国の銀行は繋ぎ融資さえ滞ることになり、世界各国でプロジェクトは中断、頓挫あるいは撤退という惨状になった。
中国が呼号するCPEC(中国パキスタン経済回廊)も、予想されたように資金が途中で蒸発し、全長1872キロの横断 鉄道 工事現場は随所で工事が止まっている。
こうなることは、あの「汚職がすべての中国人」と「汚職大好きのパキスタン官僚」が組めば、最初から予測できたことだっ た。
CPECは合計122のプロジェクトがある。完成したのはこのうちの32件。残り90件のプロジェクトが中断している。
就中、パロチスタンの南端グアダール港の近代化工事である。港湾の拡大、コンテナヤード、国際空港、LNG基地。工業団 地。 いずれも中途で「休憩」している。
バロチスタン洲はもともとパキスタンへの帰属意識が乏しく、独立を要求してきた。中国人を殺害、誘拐、拉致と凶悪化して いる ため、パキスタンは工事現場にパキスタン軍を投入して警戒することになった。
だから工事の能率は上がらず、さて現場に行けばセメントも鋼材も盗まれていた。
ところが中国は労働力不足ならば、パキスタン軍人を投入しろと要求しているらしい。
基本的にプロジェクトの資金が続かず、中国はこれまで拒否した外国ファンドの受け入れを認める方向にあるという。
パキスタン政府系シンクタンク「経済改革研究所」に拠れば、「CPECは、中国の借金の罠に落ちた」と総括する報告書を まと めた(『ザ・タイムズ・オブ・インディア』、2020年12月26日)。
それにしてもどっちもどっちですね。素晴らしい組み合わせのようです。それにしても、外国ファンドはまだ金を出すのでしょうか。正に禿鷹ファンドです。
まさか、これで復活するとは思えないですが心配ではあります。何ともしぶとい奴等です。