団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

公選法違反で新人告発

2016年01月31日 | 沖縄

  24日、第 204-1回の「志 村候補と翁長知事、二人三脚の戸別訪問」の問題は、日本のマスコミは取り上げないのだろうと思ってました が、何と、産経さんが既に書いていたようです。

  何と、この戸別訪問を告発してくれた人がいるそうです。沖縄の人も変わってきているようです。

  流石、産経さんです。このところの産経の姿勢は素晴らしいですね。もう他の新聞なんか読む気もしません。と言うか、 新聞を止めている私が言える言葉じゃないですが、ネットでは産経さんばかり読んでいます。引用も、殆どが産経になってし まいました。
  この産経が、トップシェアのなってくれれば、日本の再生も加速するのですが、難しいのでしょうね。これも、国民が目 を覚まさないと出来ないことです。

   産経ニュースより     2016.1.23

  宜 野湾市長選あす投開票 過熱する集票活動 公選法違反で新人告発

  米軍普天間飛行場を抱える沖縄県宜野湾(ぎのわん)市の市長選が24日、投開票される。現職の佐喜真淳氏(51)= 自民、公明推薦=と、新人の元県職 員、志村恵一郎氏(63)の一騎打ちの構図で、選挙戦は過熱。21日には志村氏が、支援を受ける同県の翁長雄志(おな が・たけし)知事とともに公職選挙法 で禁じられている戸別訪問をしていたと指摘する動画がインターネット上で拡散し、県内の民間選挙監視団体の男性が22 日、同法違反の罪で志村、翁長両氏に 対する告発状を県警に提出した。

  県警は産経新聞の取材に、告発状について「受理か不受理かを含めて答えられることはない」とし、告発状の扱いは当 面、預かりにしたとみられる。

  志村氏選対の本部長代行を務める伊波洋一・元宜野湾市長は「街宣活動の途中に知り合いのところに顔を出すことはよく あり、違法なものではないと理解している」とコメントした。

  平成8年の普天間飛行場の返還合意から20年、同飛行場の移設問題で市民は二分されてきた。今回の市長選では佐喜真 氏が名護市辺野古移設を否定していないのに対し、志村氏は辺野古移設に反対している。

  選挙戦は、佐喜真氏が自公両党支持層の大半の票を固め、企業にも浸透する一方、志村氏は支援を受ける社民、共産両党 など革新勢力の支持層を固めてい る。勝敗のカギを握るのは有権者の半数を占めるとみられる無党派層だが、無党派層の支持は佐喜真、志村両氏に二分してい る。

  これは、翁長を止めさせる為にも、何としても有罪にしてもらいたいものです。選挙違反程度では知事を止めさせること は出来ないのでしょうか。


発狂的投機

2016年01月31日 | 中国

  宮崎さんが、香港取材の前に、今までの中国崩壊への流れを纏めて一気にアップしてくれています。宮崎さんには珍しく、かなり長いので、全文はリンク元で読んでください。

  それにしても、これを読むと、中国のとんでもないやり方に呆れると言うより、常識では考えられないことに驚くしかありません。こんな出鱈目で、未だに崩壊していないと言うことの方が不思議です。

  こんなのを見ていると、日本の政・官・財の腐敗なんか、可愛いものです。日本人は、ここまでの出鱈目は出来ないでしょうね。何とも、恐ろしい国です。何があっても、未来永劫、こんな国が、まともな発展をすることは有り得ないでしょう。

  と言うことは、やはり、絶対に国交断絶をして、二度と付き合うことが無いように未来に伝えて行かなければなりません。
  
  「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 より
 
  宮崎正弘の国際ニュース・早読み(china economy decline)  1月26日  通算第4790号

   中国発大不況のいま
   製造業も開発業者も石炭も鉄鋼もみーんな倒産寸前だ

  全人代の席上で、次のような驚くべき発言が飛び出している。
  「一部の地方政府に倒産の可能性があるので、気をつけて欲しい」(15年12月の全人代常務委員会で陳笠・常務副委員長)。

  すでに明らかになった地方政府の債務は邦貨換算推定で320兆円から340兆円。公式発表でも   290兆円。この金額は地方政府の歳入の弐年分、殆どが不動産の無謀な開発と担当党員のポケットに消えた。
  そして「発狂的投機」は「風と共に去りぬ」。

  借金を棒にする性癖がある中国人の経済活動から容易に想定できたリスクだが、それにしても想像を絶する巨額、返せる筈がないだろう。つまり、これらの開発費は銀行の不良債権と化ける。

  フィナンシャルタイムズが「中国の債務はGDPの290%だ」と報じたが、もし、そうであるとすれば、中国全体の債務は2900兆円となる。リーマンショックより、規模は壮大にして未曾有の数字である。
  無謀かつ無計画。そして借金に無関心と無心。貸し込んだのは国有銀行とシャドーバンキング、そして理財商品などからの迂回融資、あげくにヤミ金融。皮肉なことに後者のヤミ金融は胴元が殆ど公務員だ。

  「ここに巨大都市を造ろう」と呼びかけて、人口過疎の農村や湿地帯、いやはや海まで埋立てて人口島をつくり、セメントを流し込み、いい加減な地盤改良工事の果てに鉄筋、セメント量を誤魔化す手抜き工事を繰り返した。
  摩天楼がニョキニョキと人のいない過疎地、海の上、湿地帯、砂漠に建てられた。
  歴史始まって以来のバブルが中国で実験されたと考えると、その深刻な有様が理解できるだろう。

  鬼城(ゴーストタウン)の現場を何回かみたが、ため息より先に気絶しそうになる。
  誰も住まない百万都市はまず先頭を切って、内蒙古省オルダスの砂漠に出現した。いまでは蜃気楼のごとき鬼城となって世界的にその名が轟く。

  筆者が現地に飛んだのは、すでに五年前のこと、まだ日本のメディアは「中国の不動産ブームは続く、価格高騰中」とか、現場とは乖離した報道をしていたっけ。
  北京からパオトウへ飛んで、バスで二時間チョットでオルダス市内へ。そこからタクシーを雇ってカンバシ新区まで一時間半ほど南下した。…中略

  中国依存度の日本の高い自動車、精密部品にもじわり悪影響がでてきたゾ

  日本のメーカーにもどかんと悪影響がでている。
  対中国輸出の稼ぎ頭は自動車と精密電子部品だが、自動車に関して言えば、まだ悪影響は微少で、理由は高級車が売れるから。またトヨタは世界全体の12%を中国に依存しているが、工場増設を見送っている。

  対照的に日産は中国依存度が高く、VWの35%中国依存ほどではないにせよ、20%を超えている。ホンダは工場新設を見送る。
  自動車部品は親企業に連携し、凸凹も同じだが、オプションの車載部品はすでに減産するメーカーが目立つ。

  他方、スマホなどITI精密部品や、コンピュータ液晶などは中国の落ち込みの余波を被り、京セラ、村田製作所、TDK、日本電産アド軒並み悪影響がでてきた。
  「中国発大不況」はこれからが本番である。

  宮崎正弘の国際ニュース・早読み(RMB collaps)  1月25日  通算第4789号

  人民元暴落はいかにして起こるだろうか?
   通貨供給量からみても、高金利から判断しても暴落は秒読み

  人民元暴落のシナリオは以下のようになる。
  まず、人民元は投機対象としての「金融商品」と仮定すれば、市場は需給関係で決まるはずである。
  原油、金銀などの商品市況の一つが人民元であるとすれば投機筋の空売り、ヘッジファンドの思惑が交錯するとはいえ、FREE FALLを開始するだろう。

  なぜなら中国はさかんに裏付けのない人民元を増刷しているからである。しかし、そうならないのは人民元がドルペッグ制を採用しているからである。

  97年のアジア通貨危機の際にも、ジョージ・ソロスはタイバーツ、マレーシアリンギに続けて、香港ドルの下落を先読みして投機したが、中国が当時金融鎖国状態であったこと、香港が徹底的に香港ドル防衛のオペレーションを実行したため、人民元暴落は回避できた。
  もっとも、当時の中国の金融規模は小さく、世界の投機筋が勝負を駆ける場でもなかった。

  2016年1月21日、春節を前にして人民銀行が市場にばらまいた金額は7兆円、通貨供給を増やして景気の減速に配慮したとされる。
  ところが、前日に香港では人民元暴落回避のために中国国有企業が為替市場に大々的に介入していた。
  つまり元買い、ドル売りである。直前までにも、香港ドルをいまのうちにドル、ユーロ、円などの外貨に両替しておこうとする動きが顕著になっていた。

  香港ドルは人民元安に連動して、8年5ケ月ぶりに1ドル=7・82HKドル台に下落(通常は、1ドルが7・5HKドル)、これに連鎖して香港株式は3・8%の急落をみた。
  香港からも通貨下落を予想した外資系が資金を引き揚げ始めたからだった。

  ところが、香港の銀行間で人民元がたりなくなり、香港の銀行間の取引金利が、な、なんと66%もの高金利を記録した。
  まるで通貨暴落前夜のような、無茶苦茶な高金利、二年前に中国で翌日物が24%という異常な高金利を出現させたことがあったが、たとえ翌日物とはいえ、これほどの金利は史上稀である。

  人民元暴落をあらゆる手段を講じてでも中国が守ろうとするのは、資本流出を防ぐ目的が一番強いだろう。
  もっとも人民元は上下限が設定された狭いレンジのなかでしか変動しない管理相場体制であり、しかも人民元はドルペッグである。
  従って「金融商品」としての対象ではない。…中略

  すでに十年も前から中国の不動産価格は庶民が逆立ちしても購入できる価格ではなく、投機というより博打場と化していた。

  中国の中央銀行(中国人民銀行)は、それにもかかわらずマネーサプライを増やし続け、文革終了時から30年間で資金供給量はじつに705倍にも達していたのだ。

  ところが、ドルペッグ制を硬く採用してきたために、暴落するはずの人民元は一貫して高く評価されつづけるという、一種フィクショナルな、異形な、人民元相場を形成してきた。

  簡単なたとえ話をすると、狐が木の葉を黄金に化かすようなものであり、しかし狸の欧米は、その黄金を意図的に本物と幻覚させ、中国とは共犯関係で人民元の国際通貨入りを支援するのである。

  なぜか、ドルもユーロも金兌換紙幣ではないからであり、まして次に人民元が変動相場へ移行するとすれば、投機筋の空売りによって格好の稼ぎ場ともなり うるからなのである。グローバリズムに立脚するウォール街の論理とはカネが儲かれば、国際秩序とか経済倫理とかは二の次となり、他人の市場へも土足で上が り込んで、ごっそりと利益をもぎ取るか、あるいは読み違えて破天荒な損失をだす。

  こうみてくると人民元暴落の可能性はおおいに高まっているのが現状であり、必死にそれを避けようとする中国金融当局と国際的ヘッジファンドの血みどろの決戦が近日中に開始されるかもしれない。
 
  短期的展望としては、中国当局がありとあらゆる手段を講じて人民元暴落阻止、株価維持の政策出動をつづけるであろうから、暫し相場が大規模な変動に襲われることは考えにくい。
しかしながら、ギリシア危機が間歇的に噴火するように、人民元と中国株下落は、いずれ数ヶ月以内に間歇泉のように再爆発するであろう。

  こんな国を、利用するために延命させようとする世界の金融業界や国も、中国と同罪ですね。やはり、正解は腹黒い。

  冗談抜きで、日本は、世界との付き合いを、もう一度見直すべきじゃないでしょうか。貿易なども必要最小限にして、願わくば、情報だけは仕入れて、準鎖国も考えても良いのかも。

又、顰蹙を買いそうですね!

長谷川三千子氏 ~憲法改正を考える~

2016年01月31日 | 憲法

  昨日に続いて、長谷川三千子さんの素晴らしい話の動画を上げたいと思います。昨日は、翻訳語を作ってくれた明治の先人でしたが、今日も、明治に作られた憲法の話です。

  明治の人達も、江戸時代の人達と比べれば、欧米の影響でかなり劣化していると思われますが、現代人と比べれば段違いに素晴らしい人達だったことが分かります。

  ここまで劣化してしまった現代日本人は、先人に追いつくことが出来るでしょうか。と言うか、まず無理でしょうが、何年かかっても日本人は先人の素晴らしさに追いつき、追いこしてもらいたいものです。それは、世界にとっても期待することろじゃないでしょうか。
  


  長谷川さんも中山恭子さん達と同じように腹が座っていますね。やはり、今の男は女性にはかなわないですね。と言うか、日本の男は、女性に勝ったことは無かったのかもしれませんね。それが分かっていたからこそ、日本では女性が尊重されたのじゃないでしょうか。
  国が、おかしな方向に行き出したら、女性が立ち上がって、修正し、後は、アホな男に任せるなんてことをやってきたのかも。


公権力で押しつぶそうとすること自体がおかしい

2016年01月31日 | 韓国

 昨日も取り上げた、産経新聞の加藤さんが、「そこまで言って委員会NP」に出演して、公判を語ってくれたようです。
  その中で、日本でも思わぬところから圧力があったと語られています。やはり、日本は韓国に完全に犯されているようです。
  素直なお人好しで平和ボケが韓国によって洗脳されて、反日売国左翼に変えられてしまったというのが多いのじゃないでしょうか。

  産経WESTより     2016.1.24

  「公権力で押しつぶそうとすること自体がおかしい」…産経、加藤達也・前ソウル支局長が「そこまで言って委員会」で韓国での公判振り返る

  韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の名誉をコラムで傷つけたとして在宅起訴され、無罪が確定した産経新聞の前ソウル支局長、加藤達也・社会部編集委員 が、24日放送の読売テレビの番組「そこまで言って委員会NP」にゲスト出演し、韓国での公判を振り返った。番組で語った主な内容は次の通り。

  --現状は

  加藤前支局長「もう落ち着いて社会部で担当も与えられて仕事をしてる」

  --外信部に戻る可能性はあるか。韓国に入る可能性は

  加藤前支局長「社命があれば。でも韓国に入国を拒否される可能性もある」

  --将来韓国にまた行く?

  加藤前支局長「どうでしょうねえ、社命があれば行きます」

  《出演者からは「サラリーマンやなこの人(笑)」と野次が飛んだ》

  --無罪になった。むしろなぜ名誉棄損で逆に裁判を起こさないのか。逆裁判を起こせばいい

  加藤前支局長「私は新聞記者ですので、言論には言論で筋を通すべきといってきた。そもそも起訴するという、公権力で押しつぶそうとすること自体がおかしいという立場ですから」

  --コラムの元になった朝鮮日報については名誉棄損に問われなかった

  加藤前支局長「朝鮮日報についてはまったく不問だった。裁判では(朝鮮日報も)同じ事実関係について書いてると言ったが」

  --きょうは判決文を持ってきてもらった

  加藤前支局長「判決を読むと、裁判長が言ってることの7、8割は産経新聞の加藤達也を誹謗する内容。『韓国人としては受け入れがたい』『取材もろくに し ないとんでもない記事で、とんでもない記者だ』と。法廷で読み上げられるのを聞いていたが、レベルの低い裁判、司法かなと思った。日本でも裁判長が感情を まじえて被告人を説諭することあるが、『無罪だけど、(記事が)ダメだ、でたらめだ』と言っていて、どういう精神構造をしてるのかなあと思った」

  --無罪判決は想定してたか

   加藤前支局長「全く想定外のことだった」

  --韓国の司法は政権の影響を受けやすい?

  加藤前支局長「受けやすいものだと思う」

  --国際的には韓国はどんどんだめになっている。そのことを分かっている韓国人はいるのか

  加藤前支局長「分かっている人は相当数いる。ネットの書き込みサイトとかでもあるが、表には出にくい」

  --加藤さんが立派なのは裁判所、検察から取引を持ちかけられても認めず、判決までいったことだ。日本の中で、自分の味方だと思っていた人に、罪を認めるようにいわれたことがあったのか

  加藤前支局長「割とあった。昔からの知人、というか記者としての大先輩。他社の人だが」

  --それは何新聞?

  加藤前支局長「それはちょっと(笑)。お茶でも飲もうと何十年かぶりに呼び出された。(相手は)最初にジャーナリストの倫理的なことの話を始めて、『そ うですね』と黙って聞いてたが、相手は『判決が出る前にこの際ずばっと会社を辞めて、恭順の意を示せば、日韓関係もうまくいくんだから』と言われた」
   
  加藤さんは有罪を覚悟していたんですね。それでいて、取引などに屈服することなく戦ったその覚悟には感心します。そのお蔭で、韓国の異常さが、尚一層明らかになったのですから、素晴らしいですね。

  やはり、どう考えても、こんな国と付き合う必要はないですね。一日も早い国交断絶こそが望まれます。


台湾W選挙の結果とアジアの未来

2016年01月30日 | 台湾

  毎週末の桜チャンネルの【討論!】は、台湾の 選挙後どうなるかでした。台湾の専門家が勢揃いで、今後の台湾を語ってくれています。

  台湾が、どうなるかのカギは、やはり、日本とアメリカの覚悟にあるようです。特に、生きるか死ぬかは日本がどう付き 合っていくかにかかって来るのは間違いないでしょう。

  もし日本政府が、今までのように、中国におもねって、腰が引けた対応をするようなことがあれば、この折角のチャンス を潰してしまい、折角先人が築いてくれた台湾の日本に対する絶大なる信頼を台無しにしてしまい、逆に軽蔑されることにな りそうです。
  これは、東南アジアにも言えることだと思います。今の、堕落した日本が、早く先人のこころを取り戻し、きちんと対応 して行かないと、取り返しの付かないことになりそうです。

  それだけの、覚悟ができているでしょうか。心配です。やはり、中国との国交断絶が急がれます。


  
1/3 【討論!】台湾W選挙の結果とアジアの未来[桜H28/1/23]


2/3 【討論!】台湾W選挙の結果とアジアの未来[桜H28/1/23]


3/3 【討論!】台湾W選挙の結果とアジアの未来[桜H28/1/23]
  


中国共産党は崩壊しない

2016年01月30日 | 中国

  流石に、経済のプロの間でも中国経済の崩壊は避けられないと考えるのが大勢のようです。ところが、中国自体が崩壊するかどうかについては言及していないようです。

  私は、中国自体が崩壊することを期待していたのですが、もし、崩壊しないとなれば、これは問題ですね。残れば、何時までも世界の不安は消えないのじゃないでしょうか。特に、日本にとっては悪影響しか残らないのじゃないでしょうか。

  「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」より   平成28年(2016)1月25日(月曜日) 通算第4788号 

  宮崎正弘の国際ニュース・早読み(dabos)

  中国経済はハードランディング中なのか、直面中なのか
   ダボス会議で白熱の討論、世界的エコノミストの評価別れる

  年初来三週間、世界の投資家はパニックに陥っていた。人民元安と株価暴落の中国によって。
  先週から開催されているダボス会議、またも議論の中心はチャイナとなった。
  しかし往時の熱気、中国への期待はただの一つもなく、議論は中国経済失速への懸念だけだった。

  ラガルドIMF専務理事は「世界が求めているのは透明性と安定性であり、とりわけ元とドルの為替コントロールだ」と述べた。

  対して日銀の黒田総裁は「中国は国内金融を緩和し、他方で金融政策を管理して通貨を安定させるべきである」としたが、ラガルドは黒田の示唆(安定に外貨準備を使うのも手段)に対して「外貨準備をすでに中国は通貨の安定に使っている。それほど有効ではない」とした。

  公式統計で中国の外貨準備は2015年だけでも5170億ドルが流出しているが、ブルームバーグの想定では「2016年末に、2兆6600億ドルまで減るだろう」という(15年年末の公式統計による中国の外貨準備高は3兆3300億ドル)。

  その数字さえ怪しいことは小誌でたびたび指摘したがクレディスイスのダイジャン・チィアムは「GDP6・9%成長など、誰も信じていないように、中国経済はまさにハードランディングに直面している」と悲観的な見解を提示し、「官」の意見と別れた。
  いやその前に講演したジョージ・ソロスは「中国のハードランディングは事実上、不可避的である」ともっと悲観的だった。

  新しいデータがでてきた。「中国の債務はGDPの290%。対して消費は伸びず、対GDP比で40%に過ぎない」(フィナンシャルタイムズ、2016年1月24日)。
   同紙は続けて、「オフショア市場から外資が次々と去っており、現在の中国当局の金融政策(通貨、為替を含む)は、むしろ懸案の国有企業の改変を遅らせている」

  1月21日、中国人民銀行は公開市場操作で短期金融市場に4000億元という破格の資金をぶち込んだ。これは米ドル換算で479億ドル、2013年以 来の高水準だが、春節前の資金需要に答えたとした(同日の上海株式はこれを好感して、0・51%反撥したが、日本株は300円以上上げた)

  ▼中国沈没と対照的に欧米投資家が次なるターゲットは何処か?
 
  ならば欧米投資家が次なるターゲットは何処か?
建設ブームに沸騰したドバイ、アブダビ、カタールからの資本は撤収しつつあり、原油価格暴落は中東経済地図を薔薇色から黒に塗り替え、サウジアラビアは赤字国債を大規模に発行する。

  こうした状況に、新しい投資対象はあるのか?
  インドはもちろんだが、新規投資対象はなんとイランである。米国主導の六カ国協議で、イランへの制裁を解除したため、まずエアバスはイランに114機の売り込みに成功、また欧米の生損保企業は一斉にイラン進出の準備を始めた。

  日本企業もプロジェクト再開に意欲的だが、まっさきにイランに駆けつけ、イラン利権を確保したのは中国だった。なんという抜け目のなさ!
習近平は1月23日にイランを訪問し、ロウハニ大統領と会談、高速鉄道建設など大々的な投資をぶち挙げたのだ。

  むろん中国の構想するシルクロードプロジェクトの一環である。
  「今後、十年間で中国とイランの貿易額を6000億ドルへ引き上げる」と過剰な風呂敷も広げたが、イラン制裁解除後、中国が一番乗りしたことは注目し て良いだろう(もっとも習近平はイランの前にサウジとエジプトを訪問しており、アラブ諸国全体に200億ドルを融資し、まずは手付けとばかりに、エジプト 中央銀行に10億ドル融資を決めた。シーシー大統領は15年九月三日に開かれた北京の反日軍事パレードにも出席したのを加えて就任以来二回訪中している。 安倍晋三首相はエジプトを訪問したが、シーシー大統領の訪日はまだない)。

  意外にもソロスが期待するのはロシアである。
  従来もっとも先鋭的な反ロシア派のソロスが「原油安によってもロシアはまだ二年持ちこたえるだろうし、EUはもっとロシアと協調的になるべきである」と意外な発言をダボス会議でしている。
  ちなみにロシアの外貨準備は14年末が3854億ドル、15年末は3683億ドルで減少幅は僅か171億ドル(中国は同年に5170億ドルが流出した)。

  中国発世界大不況は秒読み、この段階で様々な動きがでてきた。

  それにしても、習近平がこの期に及んでもばら撒きを止めないのも、呆れると言うか、考えられないことですね。何が、ここまで足掻かせるのかと思っていたら、何時もの、川添さんが見事に説明してくれました。

  つまりは、庶民がどうなろうとも、共産党だけは残るということのようです。何と言う国でしょう。そして、それを助ける、自分さえ儲ければ良いという欲にまみれた国。
  まさに、ウシハクの国です。シラス国の日本人には理解できないことですね。

  つくづく日本に生まれた幸せを噛みしめたくなります。こんな素晴らしい日本を、その中国に売り飛ばしたい翁長達のような、反日売国左翼の奴らって、何を考えているのでしょう。やはり、日本人とは思えないですね。本当に、気の毒な人達です。

どうぞ、大好きな中国に移住してください!

★★自国語が使えるあなたがた日本人が羨ましい

2016年01月30日 | 素晴らしい日本語

  今年の元旦に、第561回の「日本語は世界で唯一“植民化”されなかった言語」を取り上げ、日本の素晴らしさを書きました、

  その植民地されなかった言語の有難さを、実際にそういう目に会った外国人の方達の切実な言葉を何時もの、「国際派日本人教養講座」が取り上げてくれています。

  これを、読むと、先人の有難さを改めて思わざるを得ません。本当に、凄い国に生まれたものです。やはり、日本語こそ世界共通語にすべきですね。世界に、こんな凄い言葉はないでしょう。

  国際派日本人養成講座より  2016/01/24

  No.935 国際派日本人のための英語学習法とは ~ 読者の体験から  

  英語教育に関するお便りを通じて、国際派日本人のための英語学習法を再考する。

   前号「国際派日本人にお勧めの勉強法」 [a]には多くのお便りをいただいた。米国駐在十数年の元銀行マン、プロの通訳・翻訳者、英語教育専門家など、この分野で一家言ある人々から、ご意見をい ただいた。それらの中には、前号で語り尽くせなかった論点もあるので、これらの方々からのお便りを紹介しつつ、一緒に考えてみたい。

   ■1.「自国語が使えるあなたがた日本人が羨ましい」(「北米駐在十数年の元銀行マン」さん)

  完全に同感です。私が海外に駐在して知ったこと

 1.東南アジアなど旧植民地国の人が英語が上手なわけ

   彼らは真顔で言いました。「植民地にならず自国語が使えるあなたがた日本人が羨ましい。自分たちは英語を話さなければ生きていけないのです。」

 2.日本を知らなければ相手にされない。

   ビジネスの場面でも、社交でも、学校でも、こちらが日本人だと知ると必ず訊かれることは「日本ではどうなの?」。本や雑誌を取り寄せて日本の政治経済、伝統文化、歴史などを慌てて勉強する駐在員や子女の多かったこと・・・

 3.あなたのご意見は?

   「わが社の調査部によれば・・・」とか「大方の見方は・・・」と前置きして話し始めると途中で遮られ「あなた自身の意見が聞きたい」と言われ冷や汗をかきました。

   結論:英会話力が問われる場面は殆んどありませんでした。

  ■伊勢雅臣:

  「自分たちは英語を話さなければ生きていけないのです」というのは悲痛な言葉ですね。改めて、英語を話せなくとも十二分に生きて行ける日本の有り難さを感じます。

  「日本を知らなければ相手にされない」とは、多くの在留邦人が感じていることだと思います。弊誌の読者に海外在住の方が多いのも、これが原因でしょう。い くら英語ができても、日本の事を知らなければ、単なる二流の英米人に過ぎません。海外の人々が出会いたいのは「一流の日本人」なのです。

  「英会話力が問われる場面は殆んどありませんでした」とは、学校や受験勉強などで、英文法をある程度やられていたからだと推察します。文法力があれば、会話力は現地ですぐに伸びます。逆に文法を知らずに耳から覚えるだけでは論理的なコミュニケーションはできません。


  ■2.「フィリピンの本屋では英語の本しかなかった」(久夫さん)

   前にフィリピンの本屋に行った時、英語の本しかなくて、タガログ語の本がほとんどなかったことを思い出しました。母国語で大学レベル以上の知識が学べることは本当に恵まれているし、幸せなことだなと感じます。

  外国語は、英語英語にこだわらず、自分の趣味というか性格に合った言葉をひとつ身につければいいぐらいの感じが一番いいのかな?と思います。国際人になるには英語ができないと、という馬鹿な考えはやめたほうがいいです。

  それよりも、自分の性格や相性に合う外国語を一つ身につけるだけで国際感覚は十分に養えるのではないかと思います。要は得意言語をひとつ探せばいいということです。

  自分にとっては英語よりも中国語の方が性にあっていたし、勉強するのも苦ではありませんでした。

  ■伊勢雅臣:

  旧植民地では、知識階級は旧宗主国の言語で勉強、読書、仕事をします。フィリピンで英語を解しない人は知的階級ではないので、本など読まず、従ってタ ガログ語の本など置いてないのですね。国民が英語を話す知的階級と、タガログ語しか話せせない一般大衆に、階級分離してしまいます。国民の同胞感という点 では、これは大きなハンディです。

  我が国では、国民の分厚い中間層そのものが知的階級であり、日本語だけで知的教養を得られる、という幸福な状況にあります。

  なお、国際社会はいろいろな民族、文化、宗教が百花繚乱の状態で、「英語だけが外国語ではない」というのは、大切な国際常識です。タガログ語を勉強す る日本人がいれば、フィリピンの一般大衆の文化や心情を共感を持って理解できるでしょう。そういう多元的な国際理解をできることは、国際社会を生きていく 上で財産となります。

  我が国は、植民地にならずに済んだお陰で、明治時代からフランス語やドイツ語も含め、いろいろな国々に主体的に学んできました。日本人は日本語だけで 大学まで勉強できますが、その分、世界のいろいろな言語を自由に学んで、世界中の国民と親しくおつきあいができる、そんな国になると良いですね。


  ■3.日本の自動車工場の素晴らしい人柄の職長さんたち(直美さん)

  英語を教える仕事、通訳者、翻訳者として仕事をしてきた私としては、仕事をするためにそれなりの努力、勉強を重ね実績を積んできましたが、海外で仕事をするのに必要なのは英語ではなく、仕事ができることだというのはその通りだと思います。

  しかし仕事が、たとえば英語圏でできるということは、すなわち英語で十分にコミュニュケーションが取れるということです。そのコミュニケーションをと れるに十分な知識、経験、実績があるからこそです。英語はコミュニケーションをするためのツールとして役立つ力があればよいということです。…以下略

  2015年1月 8日 (木)、第604回の「やはり素晴らしい先人」でも取り上げたように、その素晴らしい言葉が生き残ったのは、明治の人達が悪戦苦闘して「翻訳語」を造りだしてくれたからです。その長谷川三千子さんの動画をもう一度上げておきます。

  第1回から7回までありますが、全部でも、それ程長くないので、全部上げておきます。

  日本語を残してくれた有難さは、第7回を見れば、良く分かります。本当に我々は、素晴らしい先人に感謝しなければならないことを思い知らされます。何とも、素晴らしい国に生まれたものです。


第1回 「翻訳語」とは何か? 【CGS 翻訳語】


第2回 societyは付き合い?世間? ~「社会」という言葉ができるまで~【CGS 翻訳語】


第3回 individualはその人?ひとり? ~「個人」という言葉の裏の苦労~


第4回 「自由」の裏に隠れる考え方 ~かつてはネガティブな言葉だった?~【CGS 翻訳語】


第5回 権利の裏に潜むリスクを考える ~権利という概念のあり方~【CGS 翻訳語】


第6回 平等も差別も翻訳語!? ~元の意味から変わる言葉~ 【CGS 翻訳語】


第7回 翻訳語がなければ、今の日本もなかった!? ~高等教育から考える~ 【CGS 翻訳語】


「韓国と戦略的利益」 「基本的価値」は復活せず

2016年01月30日 | 韓国

  日韓合意で味噌をつけた安倍さんですが、中山恭子さんの質問で、やっと軍の強制がなかったことを正式に発言しました。

  それが本音なのでしょうが、アメリカの圧力で、言えなかったのでしょうか。ところが、今までの見方からの反対の声やこの中山さんの質問などで、それを味方にして本音を言いだしたなんてところでしょうか。
  とは言いながら、安倍さんの本音が何処にあるのかは、やはり分かりませんが、施政方針演説で、それとなく韓国を突き放しているのじゃないでしょうか。

   産経ニュースより   2016.1.23

  【安倍首相施政方針演説】 「韓国と戦略的利益」 「基本的価値」は復活せず

  安倍晋三首相の施政方針演説が韓国に言及した分量は平成26年1月の施政方針演説の水準にまで回復した。

  今回首相は、昨年12月の慰安婦問題での日韓合意で「長年の懸案に終止符を打った」として、韓国を「戦略的利益を共有する最も重要な隣国」と表現。首相は韓国と「新しい時代の協力関係を築き、東アジアの平和と繁栄を確かなものにしていく」とも述べた。

  韓国をめぐっては、25年と26年の施政方針では「基本的な価値や利益を共有する最も重要な隣国」と述べたが、27年は関係冷却化から「最も重要な隣 国」と簡略化した経緯がある。ただ、今回の演説でも「基本的な価値を共有する」は復活させず、「戦略的利益を共有する」にとどめられた。

  日中関係では、昨年の施政方針演説でも「友好関係の発展」に触れていた。今回は「戦略的互恵関係の下、関係改善の流れを一層強化する」とアピールし た。ロシア外交については、北方領土問題解決に向け「あらゆる機会を見つけて対話を重ねる」と、プーチン大統領との首脳会談に意欲をにじませた。

  韓国が、「基本的な価値を共有する」国じゃないことは、誰が考えても明らかでしょう。それを、見事に書いてくれているのが、あのとんでもない目にあって、尚、耐えて、勝利を勝ち取った産経の加藤さんじゃないでしょうか。

  その加藤さんの出版する手記を産経が一部公開してくれています。読みたいけど、買えないと思ってたので、助かりました。

  産経ニュースより    2016.1.23

  大統領の思惑を忖度して国家が動く-中世のような韓国の権力システムを目の当たりにした…加藤前ソウル支局長の衝撃手記を一部公開

  産経新聞の加藤達也前ソウル支局長が“暗黒裁判”の裏側をすべて明らかにした衝撃の手記『なぜ私は韓国に勝てたか-朴槿恵(パク・クネ)政権との 500日戦争』(本体1400円+税、産経新聞出版刊)が29日発売されます。国際社会からの批判をわかっていながら、なぜ韓国の検察は外国人記者を刑事 訴追したのか。公判中は表に出なかった事件の詳細な真実がついに明らかになります。発売に先立ち、序文の一部を抜粋して公開します。

  ■■■韓国は法治国家に非ず-序文に代えて■■■

  2015年12月17日、ソウル中央地裁の李東根(イ ドングン)裁判長は、韓国の朴槿惠大統領に対する名誉毀損罪で起訴された私に対して無罪を言い 渡しました。法廷で判決を待つ間、私は考えていました。韓国検察から出頭を命じられた前年夏からの約1年半、私はずっと炭鉱のカナリアのような存在だった のではないか、と。

  韓国に言論の自由はあるのか、いや、そもそも韓国は法治国家なのか-。それを確かめるための経験だったと思えば、決して無駄な時間ではなかったのではないか、とも思いました。

  一連の出来事を通じて強く感じたのは、韓国と価値観を共有することは極めて困難である、ということでした。日本の記者として、日本人に向けて、日本語 で執筆した記事で刑事責任が問われる。わが国に限らず自由主義国家では、まず考えられません。ところが、韓国ではまかり通ってしまう。それも大統領という 国家の頂点に立つ人物の思惑を青瓦台の周辺者が忖度し、それによって左右されてしまうのです。

  大統領自身がシナリオを書いているとか、すべて命じて裁判をやらせていたとは考えていませんが、大統領の意向や利害、快不快が忖度されながら動いていく。まるで中世のような韓国の国家権力システムを、私は今回はっきりと目にしました。

  今回の事件を韓国以外の人々はどう受け止めたのでしょうか。特に日本では、私への告発、起訴、そして出廷という一連の流れが逐次、新聞やテレビの ニュースで取り上げられる度、「韓国とはどういう国なのか」「危険な国ではないのか」という認識が広がってしまったのではないでしょうか。声明文などを通 じて韓国政府を批判した各国のジャーナリストや有識者たちも同様です。「これはそもそも訴えられるような事案なのか」「この国は一体何を裁いているのか」 という根本的な疑問や不信感すら生まれたのではないでしょうか。

  もちろん、私の記事の内容が不十分であったという批判には謙虚に耳を傾けたいと思います。「噂を取りあげたのは安直だった」「引用でコラムを書くのは いかがなものか」といった声もあります。それでも、国家の最高権力者について書いた記事を理由に刑事訴追を行うことは民主主義国家では絶対にあってはなら ないことだと思います。

  一羽の無知なカナリアは、ぐったりしているわけにはいきませんでしたが、韓国からの出国禁止を命じられ、裁判にかけられ、日々の自由な取材活動を奪わ れました。しかし、その様子はすべて内外のメディアを通じて世界中に発信されていました。韓国という国がどういう国なのか、国際社会にさらされてしまった のです。

  しかし、仮にメディアという存在がなかったら、あるいは、存在はしていても、その機能が国家権力によって抑えつけられていたとしたら、国家権力の顔色 をうかがうばかりだったら、私は誰にも見つからず、暗闇の中でぐったりとしたまま、鳴き声を失っていったでしょう。そう考えると、本当にぞっとします。

  検察からの出頭要請があったばかりの14年夏ごろは、あまりの圧迫感から吐き気を催したこともありました。しかし、そもそも、私のコラムは刑事訴追さ れるようなものだっただろうか。何度も自問してきました。結局は安易な謝罪、遺憾表明をしなくてよかったと心の底から思っています。水面下で話し合いを 持って、遺憾の意など示して折れてしまえば、将来も問題を蒸し返されて延々と弱みになりかねないことは、日韓の歴史が証明しています。中途半端な妥協をし なかったからこそ、無罪になったと私は確信しています。

  なぜ私は韓国に勝てたか。その問いかけには、この不可解な隣国と今後も付き合っていく上での有効なヒントがあるような気もします。

  私がコラムを書いた日から無罪判決まで約500日に及びました。この間、洞窟のカナリアが何を見、何を聞き、何を考えたのか、ここにすべてを書き記しておきます。

  ※『なぜ私は韓国に勝てたか-朴槿恵政権との500日戦争』(本体1400円+税、産経新聞出版刊)は29日に発売されます。ご購入予約はこちらへ。


★青山さん日本の闇を告発

2016年01月29日 | ゼロ戦・大和

  25日第 205-1回の「メ タンハイドレート 隠岐周辺から初採取」の報道について、青山さんが、【虎ノ門ニュース 8時入り!】で、語ってくれるかなと期待していました。

  ところが、青山さんが、最初に取り上げたのは、意外にも小保方さんの本の件でした。何でだろうと不思議でしたが、聞 いていて、納得しました。
  何と小保方さんの研究が潰されたのは、日本が抱える大変な問題があるということを熱く語ってくれました。
  それは、メタンハイドレートにも繋がる問題でした。日本は素晴らしい国ですが、大きな欠点も持っているようです。

  この動画は、何時ものように、暫くして削除されると思われるので、是非、今の内に見てください。青山さんの怒りが良 く分かります。

  メタンハイドレートは、どうやら、国に期待するのは止めて、独自に開発するようです。だから、国が何をしようと関係 ないとの考えのようです。何とも、情けない国です。

  


  この中で、2016年1月26日 (火)、第 5959回の「MRJ は大型にすべきだった」で取り上げた2015年11月16日 (月)、第 5888回の「飛 べぬ帰ってきたゼロ戦」でも取り上げたあのゼロ戦が飛んだ話題も同じ問題があると語ってくれています。
  どうやら、日本には、とんでもない問題があるようです。日本人が戦前から抱える大きな欠点のようです。と言うか、日 本人が元から持っている欠点なのかもしれません。

  ゼロ戦の記事は産経新聞が詳しく取り上げてくれています。

  産経WESTよ り   2016.1.27

  元 零戦パイロット「仲間は傾きゆく天を支える気持ちだった」鹿児島鹿屋市でテスト飛行、フェンス越しに歓声

   再び日本の空を飛んだ零戦(零式艦上戦闘機)=27日、鹿児島県鹿屋市の海上自衛隊鹿屋基地【鈴木健児撮影】

  翼よこれが故国の地だ-。零式艦上戦闘機(零戦)がテスト飛行した27日、零戦が飛び立った海上自衛隊鹿屋航空基地 (鹿児島県鹿屋市)の周辺には、雄 姿を一目見ようと、大勢の見物客が訪れた。福岡市在住の元零戦パイロットは、基地を訪れることはできなかったが、「元搭 乗員の友人と、零戦が鹿屋の空を飛 んだ喜びを分かち合った」と語った。(奥原慎平)

  午後2時、零戦のプロペラがエンジン音とともに回り出した。操縦席には米国人パイロット、スキップ・ホルム氏 (72)が乗り込む。機体は滑走路を滑らかに加速し、鹿児島の空に飛び立った。滑走路近くのフェンスに集まった、100 人近い見物人から歓声が上がった。

  2回目の飛行では最高で、高度約1650メートルに達した。

  この日飛行した零戦は、ニュージーランド在住でフライトジャケット製造・販売会社を経営する石塚政秀氏(55)が所 有する。石塚氏は、2010年2月に米国人バイクレーサーから購入した後、日本国内での飛行を目指して、資金集めや、関 係省庁との交渉を進めた。

  当初、戦後70年である昨年の実現を目指したが、安全保障関連法案の審議をめぐり、「戦争賛美の誤解を受けかねな い」と複数のスポンサーが撤退し、関係省庁も消極姿勢だった。

  石塚氏はようやく飛んだ零戦を見上げ「感無量だ。部品の一つ一つに日本人の勤勉さが詰まっている。飛ぶ姿を見て、今 の日本人に自信を取り戻してもらいたい。この機体を、日本のいろいろな場所で飛ばしたい」と語った。

  スポンサーの1人で、埼玉県在住の陸上自衛隊OB、和泉洋一郎氏(66)は「世紀の瞬間に立ち会えた。零戦は日本人 の技術力が詰まったものであり、日 本人が所有する零戦が飛ぶ姿をみると、感動しきりです」と涙ながらに語った。冠婚葬祭業、サンセルモ(東京)の安田幸史 社長は「この感動を多くの人と分か ち合いたい。飛行を一般公開してほしい」と述べた。

  福岡市南区に住む、零戦の元搭乗員、池田一彦氏(91)は残念ながら鹿屋に赴くことはできなかった。それでも、零戦 が旧海軍ゆかりの鹿屋を飛ぶという 話を、搭乗員仲間と電話で語り合ったという。池田氏は産経新聞の取材に「零戦が鹿屋の空を飛んだ喜びを分かち合った。零 戦の技術力も知ってほしいが、あの 戦争において、傾きゆく天を支える気持ちで戦った仲間の思いを、若い人が知るきっかけにしてほしい。いつか日本人が操縦 し、編隊で飛ぶ零戦をみたい」と 語った。

  何と、桜チャンネルが、このゼロ戦の所有者石塚さんと水島さんの対談をアップしてくれています。やはり、ここまで来 るのは並大抵のことでは無かったよ うです。日本の問題が凝縮されているようです。素晴らしい国を本当に素晴らしい国にしたいものですね。これも、自虐史観 の影響でしょうか。


【石 塚政秀】いよいよ明日!ゼロ戦 日本上空を飛ぶ![桜H28/1/26]


★★中国植林支援100億円の実態

2016年01月29日 | 反日売国奴左翼・在日

  2015年12月10日 (木)、第 159 回の「補 正予算案に中国の植林事業」で、怒りを覚えた予算が通ってしまったようです。
  何で、こんな予算が通るのか、日本の政治は腐っているとしか言いようがないですね。裏で動いていると思われるのは、 やはり、二階のようです。確認は出来てないようですが、間違いないでしょうね。

 

  有本さんが詳しく語ってくれています。 

  ツイッターで「日本のこころを大切にする党」の和田さんが抗議をしてくれているようです。やはり、日本の為に真剣に 仕事をしてくれているのは、この党だけのようです。
  次の選挙で、公明党の代わりに連立できるだけの勢力を得てもらいたいものです。と言うか、それが出来ないようでは、 日本人の恥です。

  和 田 政宗  2016年1月18日

  補正予算で、中国での植林事業に90億円が拠出されている問題について、質 問主意書を提出しました。
  回答はおおむね10日後になります。

  その回答が出たようです。何とも、腹立たしい回答のようです。

  参議院議員 和田政宗オフィシャルブログより   2016年01月27日

  我 が国は朝貢をしないと中国との関係改善はできないそうです

  中国の植林事業への拠出90億円を補正予算に紛れ込ませたことに対する質問主意書を先週提出しましたが、昨日政府答弁書が返ってきました。

  なぜ世界第二位の経済大国であり、東シナ海、南シナ海で問題行動を起こす中国に資金を拠出するのかの質問について は、「関係 改善の流れを強くする」「戦略的互恵関係の強化」のためとの回答で、すなわち我が国の外務省は「そうしたことをするためにはお金が必要!」と考えているこ とがわかりました。
  お金が無いと関係強化は出来ないようです。

  関係強化を図るにしても、例えば日中両国で植林についてのハイレベルの共同研究を行うので日中両国が資金を拠出しま しょうと いうことならわからないこともないですが、木を植えるのでしたらお金は日本が出しますので宜しくお願いします!という朝貢外交で良いわけがありません。

  私は補正予算について景気対策の観点から官邸に提案をしてきた身ですので、補正予算自体には賛成しましたが、90億 円を紛れ込ませたことについては承服していません。

  今回の質問主意書は言わばジャブです。
  この事業に関しては様々な情報が入ってきており、確認作業中です。
  確認が取れ次第、順次厳しく追及していきます。

  やっぱり、外務省は、どうにもなりませんね。この期に及んで、まだ中国にお金を使うことが正しいと考えているんです ね。

  どう考えても、外務省は解体しないと、日本は世界からバカにされ、利用されるだけです。これだったら、いっそのと こ、外務省が無くした方が、害がないかもしれません。税金を使うだけ、無駄です。


“詐欺まがいの錬金術”に乗るわけにはいかない

2016年01月29日 | 中国

  1月22日 (金)、第5955回の「AIIB最悪の船出」で、暴走リスクをまき散らすなと痛烈に書いてくれた、産経の田村さんが今度は「詐欺まがいの錬金術」と痛烈に表現してくれています。

   ZAKZAKより   2016.01.22

  【お金は知っている】 AIIB参加論に答える “詐欺まがいの錬金術”に乗るわけにはいかない

  年始休暇は、世界文化遺産の古都、マラッカ(マレーシア)に飛んだ。古色蒼然とした華僑街と宣教師ザビエルゆかりの遺構など歴史満載。名物のマラッカ 海峡の夕陽めざして沿岸部を歩いても、海面ははるかかなただ。中国資本によって大掛かりな海の埋め立て工事が進んでいる。

  マラッカ市政府は中国の習近平政権が提唱する「一帯一路」構想やその推進機関となるアジアインフラ投資銀行(AIIB)設立を奇貨として、中国資本の誘致政策を推進している。地元民の大半が中国語を話すし、観光客の多くは中国人団体客である。

  「もはや中国の一部も同然か」という感ありだが、現地紙を読んでみると、市長が釈明に追われていた。若者の間では「埋め立ては中国の軍港の建設のためで はないか」「中国による新植民地主義を拒否する」との反発がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて広がっているのだ。

  対中一体化が進む台湾では、18日に総統選挙が行われ、圧倒的多数が中台交流による経済利益を強調する国民党候補に「ノー」を突きつけた。大陸の情報ネットに台湾が組み込まれて思想や表現の自由が失われると若者たちが反発した。

  同じ日、北京でAIIBの開業式典が行われた。AIIBのシンボルは「点石成金(石を金に変える)」の記念碑という。指導者が指を差すと石が金に変わ るという中国の故事によるらしいが、「成金」とはよく言ったものだ。インフラ投資資金の欲しいアジア各国に加え、利益欲に駆られた英国、ドイツなど欧州が 率先して参加したのだから、なるほど、石を金に変えられるとの皮算用がAIIB参加国に共通しているのだろうが、元手がいる。

  AIIBは今年、15億ドル(約1760億円)以上の資金調達を計画している。日米が参加していないことから、米国の債券格付け機関はジャンク(紙く ず)債並みの信用度しか認めない。金立群AIIB総裁は、「中国国内で200億~300億ドルを低金利で調達できる」と昨秋に大見えを切ったのだが、北京 自体、火の車である。

  人民元安とともに巨額の資金流出が加速している。中国の外貨準備高は昨年末約3・3兆ドル(約388兆円)だが、対外負債の約4・4兆ドル(約517兆円)を下回り、中国から外資が引き上げると底を突く。

  残る一手は、国際通貨基金(IMF)から国際利用可能通貨のお墨付きを得た人民元資金の活用だ。しかし、元の金融市場はがんじがらめに規制され、使い 勝手が悪い。金融・資本の自由化と情報の自由がない市場は不透明で、北京の意志次第で動く。だれも投資したがらないはずだ。

  金AIIB総裁は「日米の参加は今からでも遅くない」と秋波を送ってくる。AIIB参加論の朝日や日経などは同調するかもしれないが、筆者はこう答え る。「石を金に変えるためには、自由という触媒が欠かせない。詐欺まがいの錬金術には乗るわけにはいかない」と。 (産経新聞特別記者・田村秀男)

  これだけボロを出しまくっていながら、何食わぬ顔でまだ、日本に参加を求めて来るのですから、やはり、並の神経ではないですね。その手下の朝日や産経は未だに参加させたいのでしょうか。

  それにしても、世界中で進めている中国資本による開発は、崩壊によって、とんでもないことになりそうです。後の処理は日本が負うことにならなければ良いがと心配してしまいます。

  これだけの、無茶苦茶をやっていながらも、しつこく粘るものですね。早くあきらめて崩壊してくれればいいのですが、一体、何時まで待てば良いのでしょうか。

何とも、諦めの悪い!

事実関係で反論する国際広報体制を

2016年01月29日 | 外務省

  外務省解体と新しい組織を作れと、何度も書いてきましたが、その気持ちを見事に代弁してくれる提言を櫻井よしこさんがしてくれました。

  今回の日韓合意を評価していたので、櫻井さんは、やはり、政府に取り込まれているのだろうと思っていましたが、主張すべきところはしてくれたようです。

   誰が考えても、今の日本の外交は、外務省がやっている限り、どうにもならないのは明らかでしょう。本来なら、解体すべきですが、それをやるのは時間が掛かるので、流石に現実的ではないので、やはり、全く別組織を立ち上げることこそが現実的というものでしょう。

  それだけに、こうやって提言をしてくれたことが、安倍さんの後押しになって、実現してもらいたいものです。
 
   産経ニュースより    2016.1.22

  反日キャンペーンに対抗 「事実関係で反論する国際広報体制を」 歴史問題で櫻井よしこ氏の国基研提言

  民間シンクタンク「国家基本問題研究所」(櫻井よしこ理事長)は22日、国会内で記者会見し、事実無根の反日キャンペーンが国際的に拡大し続けているとして、国際広報を担当する専門部署の政府内への設置など、国際広報体制構築のための政策提言を発表した。

  提言は(1)「事実関係に踏み込んだ体系的歴史認識の国際広報」を担当する専門部署を外務省とは独立した形で政府内に設置(2)国会は反日キャンペー ンへの反論を政府の任務とする「わが国の名誉を守るための特別法」(仮称)を制定(3)国際広報における官民協力体制の構築-が柱。外務省がこれまで避け てきた、誤った情報に反論する態勢作りを求めている。

  櫻井氏は、昨年12月の慰安婦問題に関する日韓合意が安全保障の観点などから評価されても、「歴史問題で、わが国は依然としてひどい誤解を受けたままだ」と指摘。その上で、「歴史問題の事実を冷静にしっかり発表し続けていかなければならない」と訴えた。


   公益財団法人 国家基本問題研究所

    2016.01.22 (金)

  政策提言を発表「歴史認識に関する国際広報体制を構築せよ」

  国家基本問題研究所は平成28年1月21日、櫻井よしこ理事長、西岡力企画委員が、萩生田光一内閣官房副長官に、「歴史認識に関する国際広報体制を構築せよ」と題する政策提言書を手渡しました。

  翌22日、衆議院第二議員会館第一会議室で、国会議員及びマスコミ関係者に向け、その内容を発表いたしました。

  政策提言書の全文はこちらから
  <日本語
  <英語

  安倍さんにも、外務省の酷さには懲りているはずですから、これを機会に腹を決めてもらいたいものです。


日本に、職業差別という観念は存在しない

2016年01月29日 | 韓国

  ねずさんが素晴らしい話を続けて書いてくれています。韓国が世界中に広めている捏造慰安婦問題を根底から覆すことが出来る素晴らしい話です。

  と言いながら、私も、こんな話は、ねずさんに教えてもらうまで、全く知りませんでした。ですから、戦後の教育で育った人達は、私て同じで、殆ど知らないのじゃないでしょうか。

  この話は、日本人全てと、世界に向かって広めるべきです。世界に、こんな民度の高い国があるでしょうか。この話を知って、戦前の日本人が慰安婦問題を起こすはずはないと分からない人達は、もう救いようがないでしょう。

   小名木善行 ねずさんの ひとりごとより

  妻への愛と敬意 山本権兵衛  2016年01月21日

  …略
  
   山本権兵衛は海軍出身で、日露戦争の日本海海戦を勝利に導き、第16代、第22代の内閣総理大臣を勤めた人です。
その内閣総理大臣であった山本権兵衛の奥さんは、韓国風に言えば「元慰安婦」です。
どこが慰安婦を差別していたというのでしょうか。

  私には山本権兵衛はとても男らしくてかっこよく、まさに男としての理想の生き方を体現した人に思えるし、そんな山本権兵衛に生涯愛され続けた奥さんのトキさんも、きっと幸せな人生だったに違いないと思えます。
そもそも日本に、職業差別という観念は存在しないのです。…以下略


  江戸時代の愛と青春の旅だち 松崎慊堂  2016年01月22日

  渡辺崋山に、高野長英といえば、ともに江戸時代後期の蘭学者として有名です。
そしてこの二人は、ともに儒学者松崎慊堂(まつざきこうどう)の弟子でもあります。
なかでも渡辺崋山は、天保十(一八三九)年の蛮社の獄で逮捕されたとき、師匠の松崎慊堂が、老中水野忠邦あてに建白書を出し、そのおかげで死罪を免れています。
渡辺崋山にとって松崎慊堂は、師匠であるとともに、命の恩人でもあったわけです。

  松崎慊堂は熊本の農家の出身で、幼名を松五郎といいます。家が貧しく寺に預けられていましたが、勉強好きだった松五郎は、学問で身を立てようと十三歳で江戸に出奔します。
江戸では浅草の寺の住職に拾われ、寛政二(一七九〇)年には設立されたばかりの、江戸湯島の昌平坂学問所(いまの東大)に入ります。
さらに江戸一番の儒学者である林述斎のもとで学んで、寛政六年には林塾で塾生のトップである塾生領袖になっています。
要するに、たいへん優秀で、かつ勉強熱心な男だったわけです。

  さて松五郎が、林塾の領袖時代のことです。
ある日、松五郎が考え事をしながら歩いていると、町のならず者たちにドスンとぶつかってしまいました。
そして、彼らが手にしていた酒徳利を割ってしまいます。

  「ごめんなさい」と松五郎がいくら謝っても、許してくれません。
それどころか、酔ったならず者たちは、「酒代を出せ!」と大金を迫ってきます。
ところが松五郎は、書生の身ですから貧乏です。
「そんな大金はありません」としきりに謝るのだけれど、ならず者たちは、ますます激昂して脅しをかけてきます。

  この様子を、すぐ近くで旅籠の飯盛り女をしていたおすみという女性がみとがめました。
そしてならず者たちに近づき、
「あんたたち、よってたかって何やってんのさ」と間に割って入ります。

  そして彼らが要求した額を、おすみはその場で全額立て替えて支払いました。
松五郎は恐縮してしまいます。
「必ずお金は返します。しかしいまはお金がないから、分割にしてください」とおすみに申し出ました。

  ところが話を聞けば、月二分の生活費でやりくりしているといいます。
いまでいったら、月三万円です。
着ているものもみすぼらしい。
その少ない生活費から払うというのだから、おすみは同情して、
「分かりました。では、月二分を私があなたに払ってあげましょう」と約束してくれたのです。

  それからのこと、毎月毎月、おすみから松五郎のもとにお金が届けられました。
頂いているうえに、届けてもらうのは申し訳ないからと、途中からは松五郎が自分でもらいに行きました。

  月日がたったある月のこと。今月に限って松五郎が現れません。
松五郎の住む長屋に行っても不在です。
それっきり、松五郎から音沙汰がなくなりました。

  おすみは、周りの女性たちから「バカねえ。あんた、騙されたのよ」と言われてしまいます。
松五郎は日本を代表する私塾の塾生です。
おすみは宿場の飯盛り女です。飯盛り女というのは要するに、私的売春婦です。
あまりにも身分が違うのです。

  さらに何カ月かたった、ある日のこと。
おすみの住む宿屋に、立派な身なりをしたお侍さんが駕籠に乗ってやって来ました。
そして、宿屋の主人に、
「おすみさんはいますか?」とたずねたのです。

  呼ばれて奥から出てきたおすみは驚きました。
あのみすぼらしかった松五郎が、見違えるような立派な姿で、そこに立っているではありませんか。

  松五郎は、懐から六両のお金を出しました。
「いままでお世話になりました。これはお借りしたお金です」
そう言って、おすみにお金を渡しました。
「ようやく塾を卒業し、掛川藩に教授として召し抱えになりました。これから掛川に向かいます。いままで本当にお世話になりました。ありがとうございました」

  そしておすみに、こう言いました。
「あなたさえよければ、私の妻になってください」

  その後、二人はめでたく祝言をあげました。
まるで、リチャード・ギアが主演したハリウッド映画『愛と青春の旅立ち』そのもののようなストーリーですが、こちらは実話です。

  ここで大事なことが二つあります。
ひとつは、掛川藩にお抱えになったばかりの松五郎が、売春婦であるおすみを妻に迎えているという点です。
もし日本人が、売春婦を卑しい職業と考えていたのなら、松五郎がおすみを妻にすることはありえません。
これから藩の若侍たちに学問を教える人物が、卑しい職業の女性を嫁にするなど、許されることではないからです。
ところが掛川藩は、松五郎の妻のことを全く問題にしていません。
それどころか藩の重要な任務となった朝鮮通信使の通訳兼交渉役にさえ、松五郎を抜擢しています。

  そしてもうひとつの大事なことは、おすみが宿屋の売春婦でありながら、松五郎に仕送りしたり、ならず者にからまれてカツアゲされたときに、そのお金を代払いしている点です。
よく、戦後の時代劇などでは、売春婦たちは子供の頃に女衒によって連れてこられ、売春宿の主人に借金漬けにされ、年季があけるまで無理やり働かされたという設定がなされています。
要するに、これが噓だ、ということです。

  女衒に買われてきたのは事実です。
仕事ですから、つらいこともあったでしょう。
けれど経済的には、彼女たちは実に豊かでした。

  当時の売春婦というのは、十七歳から二十二歳くらいまでしか働かせてもらえません。
それ以降は、それまでに貯めたお金で、自分で小さなお店を開いたりしました。
売春婦たちには、それくらいの稼ぎと経済的余裕が、実はあったのです

  幼い頃から雇い入れ、申し訳ないけれど商売に使わせていただく。
その代わりに、彼女たちが一生食うに困らないだけの貯えと、教養と技能を、しっかりと身につけさせようというのが日本の風俗の伝統です。

  商売以上に、人を大事にする。
それが、私たちの日本であり、それができたのは、権力者の上位に、天皇というありがたい存在がいるため、権力者は天皇の民である私たち民衆を私物化することができないという国のカタチ(構造)があるからにほかありません。

  松五郎は後に松崎慊堂と改名し、日本を代表する学者になりました。
そしておすみは、冒頭にお話しした渡辺崋山や、高野長英など、江戸後期の名だたる論客や学者たちから、母のように慕われながらこの世を去りました。

  職業に貴賤はありません。
そして職業や身分よりも、その人物が、人として尊敬できるかどうかや、人としての矜持(きょうじ)を失わずに生きているかどうか、そういうことを大切にしてきたのが日本人です。
それは、ひとりひとりの人間を公民(皇民)として扱うという日本古来の伝統・考え方から生まれ育まれた、日本人の美質です。


  上にある写真は、せんだって韓国国内のネットで公開された「従軍慰安婦と呼ばれた売春婦の収入」です。
  月給1万円なんていう猛者もいますが、この同じ時代の日本の内閣総理大臣の給料が800円です。
兵隊さんは9円です。
その時代に月1万円の稼ぎというのは、いまの時代なら、月収3億円にあたります。

  なぜ一介の売春婦に、日本はそんな大金の稼ぎを認めたのでしょうか。
その答えと、その意味するところを、是非、今日の松崎慊堂の物語からお汲み取りいただきたいと思います。
  
  それにしても、日本って、本当に凄い国だったんですね。戦後教育で育った情けなさをつくづく思い知らされます。教育とは、ここまで人間を堕落させるものなんですね。何とも、恐ろしいことです。


★やはり、女性の時代かも

2016年01月28日 | 日本の女性

  1月21日 (木)、第 201回の「『慰 安婦日韓合意』後の国際世論」で、取り上げた【日いづる国より】が、アップされていました。

  この山本優美子さんは、やはり、凄い人ですね。個人で、ここまで頑張ってくれているのには頭が下がります。
  こうやって見ると、中山恭子さんといい、今の男連中で、この人達に太刀打ちできる程に腹が座っている者がどれくらい いるでしょうか。もしかしたら、殆どいないのじゃないでしょうか。

  これは、いよいよ、女性の時代の到来かもしれません。と言うか、日本は、昔から、こうした腹の座った女性が、家庭を 守り、主人を手のひらの上で操っていたからこそ、素晴らしい誇れる日本が出来上がったのかもしれません。
  何と言っても、お調子者の男に任せていたら、感情に任せて、直に戦なんてことになっていたかもしれません。
  戦後教育で、男も女も堕落してしまいましたが、中には、こうして昔ながらのこころを持った人が残っているのでしょ う。
  今は、そうした残り少ない人達が、男女とも、いよいよ日本再生の為に立ち上がってきたのかもしれません。


【日 いづる国より】山本優美子、人権問題から政治問題で処理された「慰安婦」の真実[桜H28/1/22]

 
  その一人の杉田水脈さんのスイスや沖縄での報告の動画もありました。日本 再生が成るまで、一度、女性に任せた方が良いかもしれませんね。再生が成った後、再び、裏で男を操縦する形こ そ、本当の日本だったりして。


『救 国の女神!杉田水脈先生 怒り炸裂 (前編)』日本、サイコー!H27.10.12


『救 国の女神!杉田水脈先生 怒り炸裂 (後編)』日本、サイコー!H27.10.12


レノボ、アリババで大量の首切り

2016年01月28日 | 中国

  24日、第957回、の「ユニクロとソフトバンクが危なそう」で、ソフトバンクの保有する中国のアリババ・グループ・ホールディング株の価値を下回った状態となっ ていることを取り上げました。

  ところが、宮崎さんがそのアリババも危なそうとの情報を上げてくれています。益々、面白くなりそうです。やはり、日本を再生するには、中国の崩壊が一番の近道のようです。

  その可能性が、益々、高まってきているようです。今年は、期待できそうですね。ワクワクします。  

  「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」   平成28年(2016)1月22日(金曜日)弐 通算第4786号

  宮崎正弘の国際ニュース・早読み(lenobo cuts 3200jobs)

  中国発世界大不況は避けられない見通しとなった
   レノボ、アリババで大量の首切り、ハイテク分野でも失業拡大へ

  中国のハイテクを代表する企業が軒並み、新規採用、中途採用を控え始めた。騰訊は暫時採用予定はないと発表したのにつづき、レノボは3200名の解雇を発表した。
  百度、アリババなどネット通販ビジネスで急拡大してきた通信大手も、近日中に大量解雇を発表するという噂で持ちきりとなった(『サウスチャイナ・モーニングポスト』、1月21日)。

  これまでは新規採用でも追いつけず、中国のインターネット、通信、コンピュータ産業は香港、台湾、シンガポールへ出かけて人材を募集してきたが、そうした現象も様変わりである。

  新卒の採用凍結ばかりか、業界全体で数万人の解雇が予定されていると言われ、理工系に学ぶ新卒予定者も真っ青、こうした分野の株価も急落を続けている。

  くわえて石炭、鉄鉱石、セメント業界でも1000万人の雇用があるが、300万人が明らかに不要となっており、工場閉鎖、倒産が続いて、解雇どころか給料未払いという最悪の状況にある、

  株安、人民元安、輸出急減、外貨準備枯渇、銀行の不良債権が表面化するのは時間の問題となったが、北京当局は春節(旧正月=2月8日)を前に、市場に7兆円余の通貨供給に踏み切り、急場をしのぐ構え。

  春節が終わると、いよいよ中国発世界大不況の荒波が本格化するだろう。

  続けて、情報を上げてくれています。いよいよ、世界同時不況が来るようです。日本も大変ですが、中・韓が崩壊するのであれば、ここは我慢のしどころです。

  宮崎正弘の国際ニュース・早読み(made in chana world recesshon)

  中国発世界同時不況は秒読みになったのではないのか
   通貨安による危機をはるかにしのぎ、恐慌前夜に近い

  世界同時不況はこれまでにもたびたび繰り返されてきた。およそ八年から九年周期で世界は同時不況に陥没するため不況循環説も生まれた。

  1973年から74年にかけてOPECの減産による「石油ショック」が起こり、もっとも周章狼狽したのは日本だった。
  トイレットペーパーの買いだめがセンセーショナルに伝えられたが、一方で「これを千載一遇のチャンス」とした商社などは、売り惜しみに転じた。収拾に時間がかかったのも、日本に危機管理のノウハウが蓄積されていなかったからだ。

  ついでレーガン政権の登場前後に米国では高金利政策が執られたため構造不況に陥った。同時は日本の輸出は対米依存度が高かった。

  1991年、ブッシュ政権はイラクのクエート侵略に対応して湾岸戦争を仕掛け、サダムフセインを追い詰めたが、原油高を将来させ、世界は不況に喘ぐ。
  2000年にはクリントン政権が推進してきたインターネットハイエゥイなどプロジェクトが一巡したためITバブルがはじけ、2008年のリーマンショック発生への伏線となった。

  そして、2013年をピークに中国で不動産価格の急落が開始されたが、中国は強気の投資を繰り返したため、過剰生産設備、過剰在庫。
  この処理鳳凰が見つからず海外の鉱区開発中断、石炭産業の倒産、外貨準備枯渇などが表面化し、ついに2016年初頭から株価暴落が開始され、これが何れ「中国発金融恐慌」となり、世界同時不況の時代を迎える。

   ▼「通貨危機」も再来している

  通貨暴落危機は、過去にも何回か繰り返されてきた。
   思い起こすだけでも、1987~88年頃の米国S&L危機(格付けの低い地方の信用組合が連鎖倒産)、1991~92年北欧の金融危機が起きた。

  そして最大のショックとなったのは、タイ、マレーシアを襲った1997年から翌年にかけての「アジア通貨危機」だった。

  マハティール(マレーシア首相)は、これはジョージ・ソロスら欧米のヘッジファンド、禿鷹ファンドが通貨安を仕掛けて陰謀だと言って国内の矛盾を対外 に仮想的を架設することですり替えつつ、強権発動を繰り返した規制強化のうえ、海外資金環流を阻止し、なんとか食い止めた。

  インドネシア、フィリピンなどに悪影響をもたらしたものの、日本、韓国、台湾そして中国はアジア通貨危機の延焼からのがれた。中国は当時、人民元が自由に取引できない上、ドルとの固定相場制を採用していた。

  ついで1989年、ロシア国債デフォルトに端を発するロシア通貨危機がおこり、 2001~2002年にかけて米国ではITバブルが崩壊した。

  07年にはサブプライムローンの危機が表面化しはじめ、ベアスターンスが倒産の危機に見舞われた。
  翌 2008年にリーマンショックがおこる。

  ついでギリシア債務危機から欧州にユーロ不安が拡大した。
ユーロはドルとの交換レートを下げ、ギリシア支援に踏み切って危機を克服したかにみえるが、15年から突発的に激増したシリアからの難民流入による政治危機に通貨危機を胚胎させている。

  中国人民元安は、つぎの通貨危機を呼び込むだろうが、それは果てしなき、世界同時大不況の幕開けとなる可能性が日々高まった。

  やっと、世界の企業が中国から逃げ出したそうです。産経が書いてくれています。

   ZAKZAKより   2016.01.21

  中国から逃げ出す世界の企業 直接投資実行額が前年同月比8.2%減

  景気が失速している中国から世界の企業が逃げ出している。昨年12月の世界全体から中国への直接投資の実行額が前年同月比8・2%減となった。日本からの投資も34・5%減と激減、中国を見限る海外企業が相次いでいるようだ。

  中国商務省の統計によると、昨年2015年12月の直接投資は8・2%減122億3000万ドル(約1兆4000億円)。このうち日本からは34・5%減の1億6000万ドルだった。

  同時に発表した15年通年の世界全体から中国への直接投資の実行額は、前年比5・6%増の1262億7000万ドルとプラスを維持したものの、日本からの15年通年の対中投資額は25・2%減の32億1000万ドルと3年連続で減少した。

  かつては「世界の工場」と呼ばれ、多くの日本企業が生産拠点を中国に移したが、人件費の高騰や景気失速を受けて日本企業がいち早く投資に慎重になった。他国の企業も追随する形で、投資を手控える傾向が鮮明となっている。

  昨年末の投資減について、中国商務省の沈丹陽報道官は20日の記者会見で「人民元市場の変動の影響もあった」と述べた。人民元の先安観が強いことが、海外企業の中国投資を抑制する要因になっているのだ。

  年明け以降も人民元や株式市場、実体経済ともに改善の兆しはなく、海外企業は一段と投資に慎重な姿勢を見せそうだ。

  ここまで来て、まだ中国が持ちこたえると思っている人はいるのでしょうか。というより、相変わらず、メディアは騒がないようです。余程、都合が悪いのでしょうか。
  実際に、崩壊したら、当然のように騒ぐのでしょうね。特に、日本の企業に中国進出を煽った日経新聞は知らん顔で騒ぐのでしょうね。
  これでも、まだ、中・韓にしがみついている企業はどうするつもりでしょう。

自己責任で頑張ってください!