団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

イチロー選手

2007年06月30日 | イチロー選手

  何と、去年のシーズンが終わった第2573回以来8か月もイチロー選手のことを書いていませんでした。今年はこれが初めてになります。と言って、特別話題があるわけじゃないんですが、シーズン最初のころの不調で今年はどうなるんだろうと心配していたのでなんとなく取り上げるチャンスがなかったのです。
  しかしながら、5月に入って4打数4安打で一気に3割に乗せてからは順調にヒットを稼ぎ、その間25試合連続安打の自己記録や19試合連続安打と残念な途切れがあったりしながらもコンスタントな成績を続けています。
  100安打もトップで達成し、既に112安打(27日現在)を稼いでいます。打率もいつの間にか3割6分2厘と2位につけています。

  ここまで来れば少しは安心して見ていられるのかもしれませんが、それでも安打が途切れたり、一安打しか打てなかったりすると心配になってしまうのですから贅沢なものです。
  しかしながら、こうなってくると2004年の262本の最多安打の更新を期待してしまうのですから勝手なものです。
  あれから、2年間の辛抱と心配を取り返すためにも後半の絶好調を期待したいものです。それには、この2年の8月の不振が心配になりますが、そんな不安を一掃する大活躍で3年振りのあの熱狂をもう一度経験させて欲しいものです。願わくば、4割、300本の達成も。
  何となく、そんな予感を感じさせる最近の好調振りです。と言って、こんなことを書くと逆になりそうで怖いものがありますが、そんな不安を吹き飛ばす活躍で沈滞した日本を元気付けて下さい。そんなことを期待できるのはあなたしかいません。

お願いします!


クールなガラス

2007年06月29日 | 太陽光発電

  

太陽光発電の弱点の一つにパネルが熱くなると変換効率が悪くなることです。太陽風呂は7月8月が最もよく沸きますが、太陽電池はそれよりも4月5月の方が発電量が多くなるときが多い。つまりは、日照時間が長くて温度が低いのが一番効率が良いのです。
  それなら暑いときにその温度を逃がすかさえぎる方法があれば夏場の発電がもっと増えるはずです。

  面白い記事を見つけました。熱を遮断するのに良さそうです。

  時事ドットコムより

  2007/06/26-05:18 光を通し熱だけ反射=省エネ窓ガラス開発-産総研

  太陽が照りつける真夏でもカーテンいらず-。独立行政法人産業技術総合研究所は26日までに、日光のうち、熱を伝える赤外線を50%以上反射するガラスを開発した。可視光は8割透過するため、明るさはそのままで室温上昇を抑える省エネ窓ガラスへの応用が期待される。

  詳しくは、独立行政法人産業技術総合研究所より

  2007625日 発表  ■日射熱を反射するクールなガラス -窓ガラスへの応用で省エネ効果を期待-

  このガラスを今の太陽電池の表面に使っている3mmの強化ガラスの代わりに使えば熱を遮断して光だけを取り入れるのだから発電効率が上がるのじゃないでしょうか。しかし、このガラスを強化ガラスと同じ強度にするのは難しいのでしょうか。コストにも問題はあるかもしれません。
  いずれにしても、このガラスを使ってどこかのメーカーが実現して欲しいものです。

面白そう!


身勝手

2007年06月28日 | 日本再生

  

偶然でしょうか、昨日の「ゴミ一つない国」につながるような投稿が25日の読売新聞の人生案内にありました。

  身勝手な大人にうんざり 

  20歳男子 ストレスたまり、人生悲観

  …略

  子供のころからあこがれだった成人になりました。小さいころ、大人とはもっとまともな人間だとおもっていたのですが、今周りを見るとうんざりします。
  基本的なマナーを守れなかったり、他人に迷惑をかけたりする大人ばかりです。禁止されているのに路上喫煙をする、酒を飲んで大騒ぎする、図書館などの公共の場で子どもが騒いでも親は注意しない。深夜に洗濯機を使う―。挙げればきりがありません。…中略

  最近他人のマナーの悪さを見ると、ストレスがたまります。まともに生きていくのは損なことで、出来るだけ早く人生を終えたいとも思うようになりました…以下略

  若い人にもこんなに真面目な人もいるんですね。こんな人が気持ちよく生きて行ける社会になって欲しいものです。

  それに対する回答

  …略

  人を思いやりルールを守ると損をするような社会は不健全です。でも世の中はダメな大人ばかりではありません。目立たなくても、お金もうけがうまくなくても、きちんと生きている大人もいます。すてきな大人とは、自分勝手病をストップさせるために、ささやかないい気分の波を伝える人でしょう。そんな大人でいようとする方が、身勝手な人に腹を立てたり、自分も身勝手に生きようとするより、気持ちよく生きられると思います。

  お金もうけがうまい人に身勝手病をストップさせられる人がいるでしょうか。身勝手だから他人をだましたり利用しても平気で金儲けができるのだと言えば貧乏人の僻みになりそうですね。
  しかし、最近の企業のインチキを平気でやる経営者や社会保険庁の問題を見ているとこの学生さんの言うように早く人生を終えたいという気持ちもわからなくはない。
  いずれにしても、「ささやかないい気分の波を伝える人」になってみたいものです。そんな気持ちで生きて行けたらきっとしあわせでしょうね。

考え方を変えてみますか!


ゴミ一つない国

2007年06月27日 | 日本再生

  第2809回でガムの吐き捨てについて書きましたが、あれから注意してみていると未だに吐き捨てられています。実際に捨てているところを目撃したことはありませんが、気をつけてみていると明らかに新しく捨てられたものがあります。どうも常習者がいるようです。

  このガムよりずっと多いタバコの吸殻や缶やペットボトルなどあらゆるゴミが体育館の外や道路だけでなく体育館の中にも捨てられていることがあります。その有様を見ていると、日本の国はもう駄目なのかもしれないと暗澹たる気持ちになってしまいます。

  何とかならないものかと思っていたら興味深い記事がありました。

  JOG Wing 国際派日本人のための情報ファイルより

  トイレ掃除と公共心 No.1304 H19.06.25

  …略

  自分の家の中を綺麗に保つことは「私事」である。綺麗な家で暮らしたい人が、自分のために自分の家を綺麗にしているだけで、それは公共心とは関係ない。

 ところが、階段や廊下など共用部分を綺麗に保つということは、「他人のために自分が掃除する」という公共心の発露である。

 ここで思い出すのが、JOG(480)「心を磨くトイレ掃除」で紹介したイエローハット社長・鍵山秀三郎氏の「掃除道」である。生徒に学校のトイレを掃除させることで、問題校の立て直しができた、という事例がいくつも報告されている。[a]…中略

  鍵山氏は「日本をゴミ一つない国にしたい」と活動を続けている。駅や道路などの公共部分にゴミ一つなくするためには、それだけ高度な公共心を国民一人一人が持った社会にする必要がある。

 それはよく清掃されたという意味で「街の美しい国」であるばかりでなく、人々の心が公共心に満ちて、互いに思いやりをもっている、という意味で「心の美しい国」であろう。

  「日本をゴミ一つない国にしたい」とは良いですね。こんな活動をしている方がいるんですね。それも企業のトップというのですから最近の不祥事ばかりの企業を見せ付けられているとそんなトップがいるということに本当だろうかと疑いそうになりますが、これぞ下司の勘繰りでしょうね。
  私も、我が家のトイレの掃除をやったことがありますが、確かに最初は気後れしますがやりだすと夢中になっている自分に気がつき、終わった時の達成感は結構感動的なものがありました。自分の家のものでもそうですから公共施設のものだったらもっと大きな達成感を感じるかもしれませんね。

  いずれにしても、「ゴミ一つない日本」を見てみたいものです。

日本人ならできるかも!

  


更新ピンチ4

2007年06月26日 | PC

  

体育館は月曜日が休みなのでゆっくりとパソコンの修復に取り掛かりました。一番あせったのは@が出ないことでした。メールの設定をしようにも@が打てないために設定ができないのです。どうやっても出てきません。
  そこで思いついたのがどこかに依然打った@があればコピーすることでした。幸いというか偶然残っていたメールアドレスを見つけてそれをコピーすることでとりあえずは設定できました。しかしながら、いつまでもこの状態では今後も困る場面がありそうです。

 ということで直していただいた方に電話で質問したところ、英語キーボード102として認識されていることがわかりました。
  そこで、「設定」→「コントロールパネル」→「キーボード」→「キーボードのプロパティ」→「ハードウェア」→「プロパティ」→「ドライバー」→「ドライバーの更新」で106日本語キーボードを選んで解決しました。

  しかし、英語キーボードが@が出ないなんて全く知りませんでした。どこに割り当てているのでしょうか。こんなことは常識なのかもしれませんが知らない私にとっては久しぶりの顔面蒼白でした。
  キーボードを取り替えてみたり、あちこちのキーを押してみたりとやってみたのですがどうしても@を打つことはできませんでした。

  今回の不調でパソコンに対する知識の無さを思い知らされました。最近は正直言ってパソコンは何かが起こっても何とかなるさとなめていたところがあります。もう一度勉強し直す必要がありそうです。
  幸い、時間は今までよりはありそうなのでその気と金があれば面白そうなのですが、何分後者には問題があるので得意の極貧
PCに特化してがんばるしかなさそうです。

奥が深すぎる!


更新ピンチ3

2007年06月25日 | PC

  今回のパソコンの故障の原因は私のメインテナンスの悪さにあったようです。と言うのもPCの部屋の第176話で書いたこのpcを頂いた方がこのピンチを見て急遽駆けつけてくださり現状を見て、私の手入れの悪さを指摘してくれたものです。
  実を言えば、私は熱暴走を防ぐ為に筐体の片方を常に開け放して使っているのでほこりがすぐにたまるのですが、横着にもその掃除を殆んどせずに使っていたのです。そのためpc内部は埃だらけ、当然
CPUファンも効率が悪くなって冷却不足になっています。冬の間はそれでも誤魔化せていたのですが、ここに来て急に暑くなったので一気に熱暴走になってしまったようです。
  その熱暴走で
HDDもマザーボードもやられたのじゃないかと指摘されました。全く言われる通りで一言もありません。
  日々の安定した動きに完全に慣れきって、そんな基本的なことも忘れてしまっていました。

  それだけ終わらずその故障したpcを持ち帰って掃除をして下さったのです。膨大な綿ぼこりが出てきたそうです。全く申し訳ない。
  それどころか、新しい
HDDOSを入れて立ち上がるようにしてくれました。マザーボードとCPUは生きていたのだそうです。
  早速引き取りに伺いました。持ち帰って稼動してみると見事に立ち上がりました。当然ながら今からソフトを入れたりインターネットお気に入りを構築し直さなければなりませんが、それにしても大助かりです。
  これに懲りて、もう少しpcのメインテナンスに気を入れたいと思います。

本当にありがとうございました。


Google

2007年06月24日 | 太陽光発電

  第2587回で取り上げたGoogleの太陽光発電が稼動しだしたそうです。ソフトエネルギーで見つけました。

  そのニュースソースである日経エコロミーより

  グーグルが大規模な太陽光発電を始めた理由――米環境担当者に聞く

  米検索最大手のグーグルは6月、カリフォルニア州マウンテンビューの本社で1.6メガワットという大規模な太陽光発電を稼動した。ネット企業は環境負荷が少ないと思われがちだが、「世界中の情報を検索する」ための巨大なデータセンターや、米本社への何千人もの社員によるマイカー通勤はエネルギー依存度が高い。・・・中略

  9220枚のシャープ製パネルを採用し、オフィスビルの屋上や、駐車場の日除けの上などにパネルを設置した。施工から完成まで6カ月しかかからなかった。・・・中略

 7.5年で投資を回収し、採算が取れる計算だ。太陽光パネルは2530年持つと考えれば、それ以降はクリーンな電力をコストをかけずに利用し続けることができるということになる。環境面でのメリットも大きいが、コスト削減にもつながるのだ。・・・以下略

  参考:Google goes solar

      A clean energy update

  アメリカのベンチャー企業のこうした取り組みに比べて日本の企業の最近の不祥事は目を覆うばかりのものがありますね。
  スケールの大きさと環境への取り組みは日本の企業を足元にも寄せないものがあります。
Googleはプラグインハイブリッドにも乗り出すそうです。それに比べて世界一の自動車メーカーのトヨタさんは恥ずかしくないのでしょうか。

  それにしても7.5年で投資が改修できるということは売電価格が日本の倍以上ということなのでしょうか。日本だってこのくらいの売電価格を設定すればトヨタさんも採用するのじゃないでしょうか。ということは、トヨタを非難するより日本政府の取り組みの貧弱さを非難する方が当たっているのかも。

安倍さん、何とかしましょうよ!


ムラサキカタバミ

2007年06月23日 | 日記・その他

  第2794回でどうやって退治するか悩んで第2807回で農薬を試してみたものの結果が待ちきれずに手で抜いてみたもののその膨大な数に圧倒されてやはり農薬に頼るべきかと迷いました。
  結局、1本1本手で抜く事を決意して取り掛かりました。しかし、その決断は間違っていたかもしれません。あれから約一か月、やっと一通りの退治が終わりました。結局、芝生をはがして1本1本抜いて行った為に芝生殆んどが枯れました。
  しかし、終わったと思った明くる日から毎日何十本かが芽を出して来ます。それを又1本1本掘り起こして退治しています。何という生命力でしょう。

  鱗形は流石に殆んど退治したのですが、その上に沢山ついている丸い種が飛び散って残っているものから1本1本芽が出て来るのです。ですから葉が出てきた根元を深く下から掘り返す事によりその種ごと取り除かないと又芽を出すようです。
  この種が残っている限り、多分何年かは芽を出してくるはずです。それを油断してそのままにしていると又
鱗形に成長していくのじゃないでしょうか。

  ということで、毎日芽を出してくるものを丁寧に根こそぎ抜いていく事を続けて、翌年芽が出なくなって初めて退治が終わったという事になりそうです。
  これは、カラスノエンドウの芽が未だに無くならない事を考えると生半可な事では終わりそうもありません。長い戦いが続きそうです。
  そういえば、
カラスノエンドウの種とムラサキカタバミの種は同じような小さな豆のような形をしています。何かの偶然か、それともそういう形態のものが退治が難しいのかも知れません。

気が遠くなりそう!


更新ピンチ2

2007年06月22日 | PC

  昨日はサイト巡路をお気に入りに登録したりと今までの環境を取り戻す事に精いっぱいで、更新の準備が整った所で、さあ更新しようと思ったら、突然インターネットに繋がらなくなりました。
  何とか更新できるようになったと思ったら今度は肝心のインターネットが繋がらない。一体どうなっているのか、更新しようと思った寸前まで問題なく繋がっていたので調整が悪い訳でもなく、全く原因が分かりません。プロバイダーか
NTTの光が問題を起こしているのじゃないかとも疑いましたが、あまりにもタイミングが良すぎます。
  色々考えて、最後に思い切って
のルーターのスイッチを切ってみました。やはり、これでした。何の問題もなく繋がりました。一体何が原因だったのでしょう。ISDNやケーブルネット、ADSLの時にはこうした繋がらないということは良くありましたし、その都度一度スイッチを落とせば大抵は治ったものです。
  光に関してはスイッチを切るとつながらなくなる事があると設置の時に
NTTに脅かされていたのでこれまで一度もスイッチを切ったこともないし問題も起きていなかったので躊躇していたのです。やはり同じような事は起きるようです。これを機会に光の勉強も必要かも。
  ということで、何時間かの遅れはありましたが無事更新も終わりました。しかし、次から次と問題が起きるもんですね。

  故障したPCOSの入ったHDDをつないで見たりいろいろと試していますが、バイオスの画面さえ出ない状態で解決策が思いつきません。
  故障した
HDDからデーターだけでも取ろうと新しい方につないで見たら新しい方も立ち上がらなくなって顔面蒼白。どうやらこのHDDに問題がありそうですが、バイオスが出なくなったマザーボードにも問題がありそうだし、全くお手上げです。

当分、不安定が続きそう!


更新ピンチ

2007年06月21日 | PC

  最近はWindows95や98の頃と違って2000やXPが安定しているのに甘えきって殆んどパソコンをいじる事もなくなり、その上ハードをいじるには資金不足ということでだれきったパソコン生活を送っていました。
  ですから、バックアップもいい加減。最初の頃は2台のパソコンを同じ環境にしておいて、何時どちらかが故障しても大丈夫な体制を取っていたものが、最近はそれも怠り勝ちになり何時しかパソコンは毎日のサイト巡回とこの部屋の更新だけという生活になっていました。
  油断しているときに問題は起きるものですね。最近何度かパソコンが
HDDを認識せずに立ち上がらない症状が起きました。それでも、もう一度スイッチを入れ直すと立ち上がっていたので、「危ないなぁ!そろそろもう一台を動かしておかないといけないかな」と思いつつも、「マァ、いいか!なんとかなるだろう」と高をくくっていました。
  ところが、とうとう何度スイッチを入れ直しても
HDDが認識されずに立ち上がらなくなりました。
  さあ、大変です。慌てて、もう一台を動かしてみましたが長い間使ってなかったのと同じ設定にしていなかったこともあって、たちまちこの部屋の更新が難しくなりました。

  何と、インターネットに繋がらないのです。光に変えたときには動いていたのでまさか繋がらないとは思っていなかったので慌てました。
  どうやら
LANカードが認識されていないようです。そこで以前のカードに交換してみると繋がりました。カードが悪いのかとも思いましたが、そんなに早く故障するのもおかしいと思いもう一度付け直したところどうやら差込が上手く行ってなかったようです。あまりにも古い筐体のためか歪があって上手く刺さらないようです。ということで歪を誤魔化して何とか認識されて無事光でインターネットが繋がりました。
  ところが、もう一度立ち上げると今度はビデオカードが抜けたようで立ち上がりません。
LANカードに会わせら今度はビデオカードが接触不良です。何とか誤魔化して、やっと立ち上がりました。

  ということで、昨日、今日の更新はK-6IIIの二号機からです。それにしても、サイト順路も初めから構築し直しです。
  しかし、さすがに
KK6III、未だに何とか動きます。といっても流石にワードやエクセルも重い。早く故障を治さないと。
  果たして原因は何でしょうか。長い間いじってないので治せることやら。

油断大敵!


フレキシブル太陽電池

2007年06月20日 | 太陽光発電

  第2688回Solar Integrated and BIPVフレキシブルな太陽電池が日本にも早く上陸しないかなと書きましたが日本にも意慾的な会社があるようです。

  

  立ち上がる巨大市場で地力発揮する日本企業太陽と風で飛躍せよ!(第4回)

  ・・・略

  その住宅メーカーに部材を供給する建材メーカーもまた、太陽電池を差別化の切り札に使おうとしている。金属屋根大手の三晃金属工業(東京都港区)は、富士電機システムズが開発した、自由に折り曲げられるフィルム状の太陽電池を利用し、太陽電池一体型の湾曲屋根を製品化している。体育館や学校には古くて補強工事のできない屋根やかまぼこ型の屋根が多い。自由な形状の屋根はそうした需要を見込んでいる。

フィルム状太陽電池を防水シートに組み込んだ企業もある。筒中シート防水(東京都中央区)で、4月から試験販売を始める。

建築防水の分野では、近年、シートを使う防水工法が伸び、全体の約3割を占めるという。例えばマンション改修時、シート防水なら新たなシートを上からかぶせるだけでよく、「工期が短くて廃材も出ないため、コストを抑えられる方法として需要が高まっている」と、草部一也・東京支店支店長代理は話す。

防水シートの差別化のため、さらに太陽電池を一体化したのが、今回の製品だ(上の写真)。1枚の防水シートは長さ4m、幅50cmで、96Wを発電する。「この2カ月半で100件近い問い合わせがあった」

通常の防水シートより高価だが、太陽電池を屋上に設置する予定の顧客にとっては、防水の改修も一緒にできるメリットがある。防水シートの上に太陽電池を設置すると防水シートの保守が大変だが、一体型ならその心配はない。・・・以下略

  参照: 富士電機システムズ アモルファス太陽電池 → 特長

       筒中シート防水 太陽電池モジュール一体型防水シート

  どちらも良さそうですね。これで複雑な形状の屋根にも設置が可能になりそうです。いよいよ京都の神社仏閣などへの設置も可能になるかもしれません。そうなると、京都議定書の京都市は世界の太陽光発電の中心地なんてことになるかもしれません。
  特に、筒中防水の防水シートと一体型は従来の雨漏りに弱い陸屋根の修理に威力を発揮しそうです。
  それにしても、無策な政府や足を引っ張る電力会社に負けることなく日本のメーカーは頑張っていますね。
  折角新しい産業として伸びる可能性の高い太陽電池を国のバックアップどころか足を引っ張ることで消滅させるなんてことをしないで欲しいものです。
  温暖化防止と世界のエネルギー問題の解決という最高の栄誉を得られる千載一隅のチャンスをみすみす他国に取られることのないように願いたいものです。

余りにも、もったいない!


日独格差

2007年06月19日 | 太陽光発電

  第2778回第2815回で世界との差が広がるばかりの太陽光発電を取り上げましたが、ドイツとの差についての記事がありました。

  日経エコロミーより

  (6/16)太陽発電、広がる日独格差・05年に1位奪われ

  再生可能エネルギーの主役の一つで、地球温暖化対策として注目される太陽光発電の発電容量が、過去2年間、ドイツで急増したのに対し、日本は伸び悩みが目立ち、2006年末のドイツの容量は日本の2倍近くになったことが民間シンクタンク、環境エネルギー政策研究所(ISEP、飯田哲也代表)の調査で16日、明らかになった。

 太陽光発電で長く世界一位を誇ってきた日本は05年にドイツに抜かれて2位に転落、その後、両国の格差が急激に開いた。

 太陽光発電装置の生産量では、日本企業が約5割のシェアを維持しているが、外国企業の急追を受けていることも判明。飯田代表は「エネルギー政策の抜本的見直しを行わないと、日本の太陽光発電は世界からどんどん遅れることになる」と指摘している。

ISEPが、欧州のデータなどから計算したドイツの太陽光発電の容量は、06年末で306万キロワットで、1年間で115万キロワット増えていた。

 これに対し、日本で昨年、新たに設置された太陽光発電の容量はドイツの4分の一以下の25万キロワット。総容量は167万キロワットと大きく水をあけられた。

 発電装置の生産量ではシャープが世界全体の約30%を生産しトップを走っているものの、05年から06年にかけての伸びはわずか。逆に、ドイツと中国のメーカーの生産拡大が目立った。

 飯田代表は「電力会社に、一定の比率で新エネによる電気の利用を義務付けた日本の促進法は、目標値が低過ぎて機能していない。20年までにエネルギー消費の20%を再生可能エネルギーでカバーすることを決めた東京都のような自治体の取り組みに注目したい」と話している。〔共同〕

  どのくらいの差がついているか興味がありましたが、ここまで差が開いているとは驚きました。何度も言いますが、政策のまずさの恐ろしさを思い知らされます。日本のメーカーも日本を相手にしている場合じゃないですね。
  しかし、このままでは日本のメーカーもドイツのメーカーに抜かれてしまうのかもしれません。
  それにしても、このまま日本の政策のまずさで世界に取り残されるのは余りにももったいないですね。

何とかならないものか!


ハブダイナモ

2007年06月18日 | 自転車・公共交通

  第2802回で自転車通勤を始めることを躊躇したのには一つ訳がありました。というのは使わせてもらう子どもの中古の自転車を点検してみると、ライトは付いているのですが、発電機が付いていないのです。ランプからのコードはゼンリンのハブに繋がっているのですが、そこには発電機はないし、ライトをつけるスイッチのようなものもありません。一体どうやってランプを点灯するのか分かりません。もしかしたら暗くなったら自動的に点等するような仕様にでもなっているのかとも思いましたが自信が持てません。
  暫らくして、子どもに確認すると、やはり自動点等になっているとのことでした。世の中は進歩しているんですね。尤も知らなかったのは私だけだったのかも。

  早速調べてみました。

  119回「自転車のハブダイナモと磁石」の巻 -車輪の中に格納された発電機-

  シュミット・ハブダイナモ /Schmidt's Original Hub dynamo自転車ライト用電源の決定版

  自転車のダイナモその3

  ハブダイナモと言うそうです。

  ということで、実際に走ってみないと分からないのでぶっつけ本番で夜勤に乗って行きました。行きはまだ明るいうちなので帰りに勝負をかけました。
  さて、本当に点等するのだろうかと半信半疑で乗ってみると、点きました。なんともあっさりと抵抗も無く。
  知らない間に世の中進んでいるんですね。という訳で、自転車通勤を妨げるものは何もなくなりました。

さて、クルマを手放すことは出来るでしょうか!


レンタル自転車システム

2007年06月17日 | 自転車・公共交通

  

曲がりなりにも自転車通勤を始めてみると近距離とは言いながらもいろいろと不便を感じます。何と言っても交通体系がクルマ中心となっているので自転車は邪魔者という位置付けでしょう。クルマが舗装された真っ直ぐな道を走っているのに、自転車は歩道や交差点に沢山の段差があってスムーズに走り難いところが多い。
  公共交通と自転車と歩行者を優先した道路への変更による交通体系の変換が早急に求められると考えるのは私だけでしょうか。

  その点ヨーロッパは大人ですね。第2648回で路面電車の復活を取り上げたパリが自転車でもやってくれました。

  パリ市が「レンタル自転車システム」導入、環境問題への新政策

  パリ市が「レンタル自転車システム」導入、環境問題への新政策

 【614 AFP】パリで来月、1万台のレンタル自転車事業が始まる。市当局は、環境に優しい自転車の利用を促し、自動車から自転車への「交通革命」を目指して、この新政策を実施する。

 ■24時間いつでも利用可能

 715日に始まるVelibと呼ばれるこの事業では、利用者は24時間、市内750か所で、クレジットカードなどを利用して自転車を借り、使用後は指定場所に乗り捨てることができる。

 短時間で何度も利用してもらうために、利用料は低めに設定。最初の30分は無料、以後30分ごとに1ユーロ課金される。

 定期利用も低価格に抑えた。年間登録は29ユーロ(約5000円)、短期ならクレジットカードの利用で11回限りの利用で1ユーロ(約160円)、または1週間5ユーロ(約800円)で借りることができる。

 ■世界が注目する自転車レンタル業

  この政策が優れているのは、納税者負担がゼロである点だ。市当局と広告大手ジェーシードゥコー(JC Decaux)と契約することで、同社が市内で優先的に1600の広告パネルを設置する権利と交換に、運営に要する経費を負担することになっている。この契約により、広告料金は市の財源となり、市の財政もうるおうことになる。

 市当局は年末までに拠点は1451か所、自転車台数2600台まで増やす予定にしており、それまでに20万人以上の利用者を期待している。

環境に優しく手軽な乗り物、自転車の利用促進政策への関心が世界的に高まる中、大都市における初の試みとなり、リオデジャネイロ、モントリオールなど各地の行政関係者が注目している。・・・以下略

 やはりこれからは自転車です。こんなシステムが日本でも導入されるといいのですが。田舎では納税者負担ゼロは難しいかもしれませんが、クルマのための道路整備費を削減したものをこのシステムに補填してもらったらどうでしょう。
  駅までは歩きや自転車で気軽に行くことができれば長距離も便利になり敢えて環境に悪くてコストのかかるクルマを利用する必要もなくなります。今のクルマでなければ不便なシステムさえ変わればあっという間にクルマは追放されるかもしれません。

早く実現したいものです!


帝国主義

2007年06月16日 | 国際

  第2822回で久し振りにトッテンさんを取り上げたと思ったら直ぐに新しい記事がアップされてそれに又興味深い言葉がありました。

  アシスト ビル・トッテン関連情報  コラム(Our World)より

  No.782 できることから始めよう

  ・・・略

  一部の国の人間が贅沢をするために、貧しい人々を搾取する仕組み、これがグローバル化の現実だと私は思っている。・・・中略

今米国がすぐにでもすべきことは、フリードマン氏が石油からエタノールにすることで永久に続くと国民に信じさせようとしている自動車社会を見直し、米国内に旅客鉄道を整備することだろう。・・・以下略

  貧しい人々を搾取する仕組みとは言いえて妙ですね。これは何かに似ているなと思っていたら、そうです、昔の帝国主義そのものじゃないでしょうか。昔は、国家が搾取のために後進国を植民地にしていましたが、それが企業に変わっただけのことです。
  民主主義の時代国としては後進国を侵略することは難しいでしょうが、企業ならばそれ程問題にならないと言うことなのかもしれません。
  こう考えると、発展途上国の安い賃金を使って設ける今のやり方のおかしさがはっきりとします。やはり、このやり方はおかしい。
  海外生産はあくまでもその現地で消費されるものを現地の価格で販売することが必要なのじゃないでしょうか。安い労賃でこきつかって生産したものを世界に高く出荷して設けることは一見正当な企業活動に見えますが、根本的には帝国主義と同じと言うことであって、人間としてはしてはならないことなのじゃないでしょうか。

  もう一つの、エタノールが自動車社会を永久に続くと信じさせるためというのも目からうろこの考え方です。やはり、公共交通を主体とした交通体系へクルマ社会から変えることこそ必要です。

やっぱりトッテンさんは良い!