◇悪魔の陽の下に(1987年 フランス 98分)
原題/Sous le soleil de Satan
英題/Under the Sun of Satan
監督/モーリス・ピアラ 音楽/アンリ・デュティユー
出演/ジェラール・ドパルデュー サンドリーヌ・ボネール モーリス・ピアラ
◇北フランス、カンパーニュ
なぜ、悪魔ジャン・クリストフ・ブーヴェが馬商人の恰好をして登場し、さらに男色を迫ってくるのか?
簡単な話で、悪魔はどのような姿にも変わり、相手を安心させ、さらに相手が抱えている本当の欲望を満たすことのできる誘いをかけてくるからだ。してみると、ジェラール・ドパルデューがおのれをどこまでも律し、同時に夜中にトイレに起きることができないくらい徹底的にみずからを拷問するというのもうなずける。