◇愛がこわれるとき(1991年 アメリカ 98分)
原題/Sleeping with the Enemy
監督/ジョセフ・ルーベン 音楽/ジェリー・ゴールドスミス
出演/ジュリア・ロバーツ パトリック・バーギン ケヴィン・アンダーソン
◇潔癖症と家庭内暴力
そのふたつが昂じてしまうと逃げ出した妻をどこまでも追いかけるストーカーとなり果ては殺意の塊になる。
まあ想像の範疇だし、そういう夫は少なくないんじゃないかっておもうんだけど、この日本でもね。でも、なかなか最後の殺人にいたるのは珍しいかもしれないね、この日本だと。けど、アメリカは日本よりも激情型の人間が多いのか、こんな事件はままあるのかもしれない。
そういう病んだ社会をよく知っているところへもって、当時人気絶頂のジュリア・ロバーツが主演となれば、これは観るわな。で、ちょっぴりがっかりしたかもしれない。
けど、さすがに物語はうまくしたもので、3年がかりの逃亡計画はわかるんだけど、溺死したとみせかけるために水泳を習ってても都合よく海に出られるかどうかわからないし、ようやく逃げおおせたにしてもとなりに大学教授の独身男が住んでて恋に落ちるなんてのは、なかなか現実ではないだろな~。次の人生すら送れるかどうか不安ってのが現実なんだろな~。