◇生き写しのプリマ(Die abhandene Welt)
導入から唐突な展開。
これあかんわ。脚本が悪い。カッチャ・リーマンがふりまわされるだけの物語って感じだ。
設定はいいけど、こじつけだらけの筋立てとしか感じられん。
死んだ母親とうりふたつのオペラ歌手バルバラ・スコバがいる。ドイツじゃなくてニューヨークだ。父親は金持ちなんだけど怒鳴ってばかりでなんの魅力もない。しかもなにもかも想像がついてて娘に事情を探らせてるだけって、なんだこの父親は。って感じなのは、結局、父親の兄の子だったって話を正当化させるための伏線なんだけど、叔父がいかにも物優しげで、これだったら母親もほだされて不倫して、のちにオペラ歌手になる子を産んで、友達にあずけちゃうかもしれないなあ。とかって、なんだよ、まじ。めちゃくちゃじゃん。