◇踊る骸(Tyskungen)
出だしのカット繋ぎが恐ろしく巧い。観る者を引き込むには充分だ。
なるほど、異父兄だといっていきなり訪ねてきた男が滞在中のホテルで変死したらDNA検査をすればええのか。そこで母の日記を見つけ、同時にナチスの鉄十字勲章が出てきたらもうそこで面白いわ~ってことになるよね。でも、そこまでなんだなあ。あとは冗漫だったなあ。
母親の若い頃の物語、つまり、当時の仲良し集団の青春時代なんだけど、それと現在が交互に進んでいくだけで、現在の筋立ては捜査っていうより単なる過去を追いかけてるだけで、ひきこまれるような繋がりが見えてこない。