◎再生の地(Land)
なるほど、ロビン・ライトの監督&主演なのか。
人生いろいろなんだけど、ともかく疲れ果てて、ワイオミング北西部の山奥にひとりで籠もって生きていこうとする。それはわかる。わかるんだけど、こんなところ3日で死ねるな。こんなに大変なおもいをすることないのに、よほど心が折れたんだねっておもいつつ観るしかないのはつらい。
でも過酷な状況に自分を追い込んで生きようとするには、それだけの理由があるものだけども、人はひとりでは生きていけない。助けが要る。その助け次第では人生をやりなおすこともできるんだっていう、そういう映画だからね。
で、スター・ウォーズのヨーダを知らん山男が登場する。妻子は死んでいる。自分も夫と子供を亡くしている。で、このふたりがどうかなるのかといえば、微妙なところでそうならず、友情で結ばれる。よくわかる構図だけど、死にかけるまでが長い。そのあと、結局、文明の利器がないと生きられないことが実感されちゃう。現実はそういうもんだ。まあ、素人といったらあかんけれど、素人の作品っていうだけで、この展開の単調さはなんとなくわかる。