Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE34. 山小屋の夜

2010年08月08日 | field work
 来週早々から大学の集中授業が3日あるので準備多忙に付き、このブログも4日分をまとめだしである。
 西穂山荘の早めの食事が終わる頃、夜のとばりがおりてくる。まだ寝るには、少し早い時間をダベリングや飲み会ですごす人達で、カフェは賑わっている。今日の山歩き、そして明日の予定にはじまり、山行の経験談など話題はつきないようだ。そんな一時が楽しいのかも知れない。私もそんな時間つぶしはお酒しかない。
 消灯は午後9時である。翌朝3時半には、起き出す人もいるので、それぐらいの時刻で調度良いのだ。
 今日は今年一番の混み方なので、布団1枚に2人の就寝である。ちゃんと山小屋の受付に布団1枚で何人寝るかがかかれてあるのが、面白い。混んでいるときには、これはまだ良い方で、布団一枚に4人という話を涸沢ヒュッテの帰りに聞いたことがある。そうなると頭を交互にして身動きできない目刺し状態である。
 山小屋は、登ってきた人は全員泊めるという原則があるので、とにかく寝かせて飯をださなければならない。だから入りきらないときは、廊下や食堂や玄関など平らなところはすべて、寝処になってしまう。
 さて、たっぷり歩いて疲れていれば、どんな状況だろうと熟睡してしまうのだが、このときの私は1時間半しか歩いていないので、そうそうは眠れない。そうなると周囲の人のいびき声や、人が密集していることによる発熱で、結構部屋の環境が悪く、なかなか寝付かれないのであった。
 そういうときは、毛布と枕を持ち出し廊下や荷物置き場辺りに避難するのが正解である。夏だから、廊下でもそんなに寒くはない。むしろ手足を伸ばせることのメリットが大きい。そんなことを考えながら、い私もいつのまにか寝てしまったようだ。

西穂山荘
OLYMPUS PEN E-PL1,M.ZUIKO DIGITAL14-150mm/f4-5.6
シャッター1/15,絞りf14.1.焦点距離16mm,ISO1600.iFINISH.
コメント
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