Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE43. 五山送り火

2010年08月17日 | Kyoto city
 Googleのトップ画面も、五山送り火のイラストになっていた。昨日の京都・五山送り火では、私は船岡山公園へ出かけてみた。ここからの眺望ポイントは二カ所ある。東側は、遠くに小さく大文字、斜めから見る妙法、時に舟形、後ろに左大文字が見える。北側の山頂付近は左大文字と樹木の間に舟形が見える。
 東側は、観光バスの団体が来るなど人出も大変多い上に、警察官までいるのでパスした。ここからでは送り火が遠くに小さくしか見えないので私のレンズでは無理だ。大体警察官のいるところは、遠来からの観光客が多く身動きできないところが多い不快環境なので、私は近づかないことにしている。
 私は、左大文字が大きく見える山頂付近に陣取った。風が通り吹け夕涼みには調度良い。人出もそれほどではない。若い人達のグループがお弁当を広げていたり、団扇片手に大学の先生風が経済の話をしていたりといった具合に地元の人達の光景が、この場所の居心地のよさを物語っている。
 私は、こういうときに必要な三脚をパスし、撮影アングルが自由にとれる脚立を持参した。送り火それ自体は結構明るいので、後はオリンパスペンの手ぶれ補正機構頼みで、なんとか手持ちで撮影できると考えたからだ。
 結果は、約400枚ほど撮影し、そのうちの3/4は消去して残った1枚が本日の画像である。 通例であれば300mmに相当する焦点距離で、低速シャッターで手持ちで撮影をしているわけだから、ブレて写真にはならないが、ペンの手ぶれ補正機構のバックアップもあり、送り火保存会の人達の姿や火床が描写されている。このあたりがオリンパスペンを手持ちで撮影する限界であろう。これを超えたら三脚が必要になってくる。
 帰りに市バスで四条高倉に出て、柳馬場通にある「五行」で、麦酒と醤油焦がしラーメンで、去りゆく夏の終わりに一人乾杯をしていた。市内各所で続いた公のお盆の行事も一通り終わり、しばらくは京都も静かな街に戻るだろう。

京都市・船岡山公園,撮影日8月16日
OLYMPUS PEN E-P2,M.ZUIKO DIGITAL14-150mm/f4-5.6
シャッター1/8,絞りf5.6.,焦点距離150mm,ISO1600.iFINISH.
コメント
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