Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE32. テントライフ

2010年08月06日 | field work
 テントは、持ち運びできる軽い建築なのだから、それ自体が大変ユニークな存在であり、その仕組みは実に合理的なテンション構造にある。そうした構造が居住空間をつくり強風に耐えているわけであり、優れた建築の一つだといえる。だから建築やデザインの教材としても、しばしば使われることがある。
 西穂山荘の周りにも、30張程が設営できる小さなキャンプ地がある。 何しろプライベート空間なのだから、テント暮らしに慣れると、相部屋の山小屋など馬鹿らしくなる位のお気楽さがあるのだろう。そんなノンビリした空気が、見ていても伝わってくるようだ。
 彼らは、山小屋泊まりのビジターと同様に、ここを足場にして、近所の独標や西穂高岳あたりまで、足を伸ばすのであろう。 山小屋があるから、テント暮らしをしていても水とトイレと珈琲と酒は十分にある。それに山小屋で飯を食べたり、広場でくつろぐといった具合に、気楽なテントライフだ。
 陽も沈むと若いラブラブのカップルがテントの方へ帰っていった。プライベート空間だから、二人だけのお気楽な避暑が堪能できるのだろう。

西穂山荘
OLYMPUS PEN E-PL1,M.ZUIKO DIGITAL14-150mm/f4-5.6
シャッター1/320,絞りf10.焦点距離42mm,ISO200.iFINISH.
コメント
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