左大文字に点火されると、私の眼前の人達が一斉に上へ携帯電話をかざして撮影しているではないか。ブルーの液晶画面が静かにいくつも立ち上がっている風景は、デジタル時代の送り火かと思われるほど新鮮であり、私の記憶にはしっかり残っている。ただし周囲が暗すぎて撮りそびれた、今も残念に思う。私もiPhonで撮影しておけばよかったか(笑)。
ところでデジタル・オリンパスペンを使用していて気づいたことが二つある。
第一は、マイクロフォーサーズ・タイプの特徴の一つであるミラーがないという構造は、その動作によるショックもないことになる。従ってライカMシリーズをはじめとするレンジファインダー・タイプの機材と同様に扱えるデジタル一眼レフである。
心静かに構えれば、手持ちで撮影でシャッター速度1/8でだって撮影できるということだ。それに手ぶれ補正機能が加わったのが心強い。
その進化は大きく、あの重たい三脚を持参をしなくてもすむからだ。ライカブックを見ると、数多くのライツ・アクセサリーのなかで三脚は僅かに携帯用の小さなタイプしかなかった。当時のライツがあまり三脚の開発に熱心でなかったように、私達が使うスチールカメラ・クラスの機材の基本は、やはり手持ち撮影が原則なのだろう。そうでなくても、今はみんな携帯電話で手持ちで撮影しているが。
第二は、トーキー映画の露光面積22×16mmに、マイクロフォーサーズ・タイプの露光面積が24×18mmと近似値である。そう考えれば、デジタル・オリンパスだって実はフルサイズなのである。フィルム時代のオリンパスの露光面積は、ハーフサイズだった。いまデジタルペンの撮影素子はこれと同じサイズなのだから、ハーフ版のフルサイズであり、トーキー映画からみてもフルサイズである。
そんな風に考えて行くと、私達が使うスチール機材は大型機材をのぞけば、ライカと同様サイズかそれ以下でよいことになる。そこにスチール機材の世界で60年以上頂点にあるライカの凄さだがあるわけだ。従ってそれより大きい私の手元にあるEOS40Dなどは、プラスチック製粗大ゴミだと思うときもある。
そこまで大きくするならば、ハッセルブラッドなどの中判や4×5の大型機材を使うべきでなのであろう。そう考えてきたら、現在普及しているデジタル一眼レフがえらく中途半端な存在に見えてきませんか。
冒頭の携帯カメラの話題は撮りそびれたので、私が使用しているマイクロフォーサーズ機材の画像をアップさせた。
Canon EOS40D,EFSMacro60mm.
シャッター1/40,絞f2.8,-2/3露出補正,焦点距離60mm,ISO800.
ところでデジタル・オリンパスペンを使用していて気づいたことが二つある。
第一は、マイクロフォーサーズ・タイプの特徴の一つであるミラーがないという構造は、その動作によるショックもないことになる。従ってライカMシリーズをはじめとするレンジファインダー・タイプの機材と同様に扱えるデジタル一眼レフである。
心静かに構えれば、手持ちで撮影でシャッター速度1/8でだって撮影できるということだ。それに手ぶれ補正機能が加わったのが心強い。
その進化は大きく、あの重たい三脚を持参をしなくてもすむからだ。ライカブックを見ると、数多くのライツ・アクセサリーのなかで三脚は僅かに携帯用の小さなタイプしかなかった。当時のライツがあまり三脚の開発に熱心でなかったように、私達が使うスチールカメラ・クラスの機材の基本は、やはり手持ち撮影が原則なのだろう。そうでなくても、今はみんな携帯電話で手持ちで撮影しているが。
第二は、トーキー映画の露光面積22×16mmに、マイクロフォーサーズ・タイプの露光面積が24×18mmと近似値である。そう考えれば、デジタル・オリンパスだって実はフルサイズなのである。フィルム時代のオリンパスの露光面積は、ハーフサイズだった。いまデジタルペンの撮影素子はこれと同じサイズなのだから、ハーフ版のフルサイズであり、トーキー映画からみてもフルサイズである。
そんな風に考えて行くと、私達が使うスチール機材は大型機材をのぞけば、ライカと同様サイズかそれ以下でよいことになる。そこにスチール機材の世界で60年以上頂点にあるライカの凄さだがあるわけだ。従ってそれより大きい私の手元にあるEOS40Dなどは、プラスチック製粗大ゴミだと思うときもある。
そこまで大きくするならば、ハッセルブラッドなどの中判や4×5の大型機材を使うべきでなのであろう。そう考えてきたら、現在普及しているデジタル一眼レフがえらく中途半端な存在に見えてきませんか。
冒頭の携帯カメラの話題は撮りそびれたので、私が使用しているマイクロフォーサーズ機材の画像をアップさせた。
Canon EOS40D,EFSMacro60mm.
シャッター1/40,絞f2.8,-2/3露出補正,焦点距離60mm,ISO800.