3月に浦添グスクの建築創造復元を書いた本を浦添市役所に送ったので私の沖縄に対する文化的関心も薄れ、浦添市役所もウォーターフロント開発が軌道に乗り始めたので、そんな歴史遺産など後回しという状況の頃、双方の関心が薄れてきて調度よいときに、私はもっぱらダイビングだけに沖縄へ4ヶ月ぶりに訪れた。文化的関心がなくなると都市景観の見え方も違ってくる話はおいといて・・・。
さて4ヶ月ぶりのダイビングは慶良間諸島で始まる。画面上にチラチラと見える小さな魚は、スカシテンジクダイの群れである。スカシというくらいだから水中と同化している。それを食べに来ているデバスズメダイが上に見える。いよいよ魚の共食い!?が始まるのだろうか。小さな魚は、それより少し大きな魚の餌となり、それはさらに大きなサメなどの餌になるといった具合に魚の共食い連鎖!?がはじまり、栄養をつけた魚は産卵し、そして11月頃になるとみんな食べられて水中から魚がいなくなるのである。岩穴にはミーバエの模様が見えている。これもどこかの魚の餌なのだろう。いやこれはおいしいから人間の餌になる。
久しぶりにダイビングをすると中性浮力を忘れていたり、エアは消費量が高いなど、こちらも大分忘れかけてきた頃である。さらに潜るとオリンパスのハウジングにライトが固定されなかったり、露出を変えて3枚連射する設定にしていたのに、それが全く設定されていなかったりと誤算続きのオリンパス・ハウジングだった。同じ露出の画像が何十枚も高速連写されてもなぁー、消去するのが難儀よ。こういうことが重なるとエアの消費が早くなってしまう。
そんな機材のトラブルがまとわりつき、なにかとダイビングの立ち上がりはもたついた。ようやく二日目にして、いつものペースに戻った。
当然沖縄は暑くダイビングボートが機材を積み替える間に港でゴロゴロしていたら、体は熱い日差しでひりひりし風呂に入れないほどに日焼けした。さすがに沖縄は大変強い夏の日差しである。今朝は那覇市内で蝉が鳴いていた。今年の夏を初めて感じた。
座間味島アイダー
OLYMPUS E-M1,M.ZUIKO DG 8mm,F1.8
ISO200,露出補正-1,f/7.1,1/100