Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

Nikon Freak101. 全て溶かしてしまう世界

2017年07月29日 | diving

 このポイントは以前にも来ている。洞窟の出口がピカチューの形をしている(2015-09-08番外編192ブログ)。魚はハタンポの群だ。この魚はWEBの釣り人によれば刺身にして味も素晴らしいらしい。ここでは釣るどころの話ではなく目の前に群れになっている。網でどんとやれば、群れごといただけるわけだが、我々は見るだけ。釣るのは漁師さんたちの仕事だ。

 実を言うと私は、刺身も大好物である。魚は見てよし食べてよしと、二度楽しめる種類も多いが、例えばマグロやカツオの大群に水中で出会ったという記憶はない。我々とは行動範囲が違うのだろう。

 洞窟のピカチューを撮るならばストロボは発行しない方が良い。以前のブログはそうして撮影した。今回のニコンAW130はストロボ発行モードのままだ。こういうとき簡単に解除できれば良いのだが、水中では手袋をしているので暗い洞窟で小さなボタンを突く操作は不可能だ。もっとも簡単な操作方法は電源オフ、再度電源オン、ただしこれでストロボなしにはできるがマクロモードも解除されてしまう。

 昔からニコンの機材は使いにくいところが必ずある。きっとニコンユーザーがつまらないケチをつけ、それにニコンが真面目に答えているため、その結果物の見事に使いにくい機材が出来上がると推測する。といってこのシチュエーションではストロボ必須だけどさ。過去にそのあたりの面倒くささに嫌気がさしフィールド機材をEOSに乗り換えたわけだが、今ではオリンパスが全てをカバーしてくれる。この時はハウジングとライトとの接合部が固定されないというトラブルで丘に置いてきたのが悲しい。

 えてして水中機材は消耗が早い。ニコンAW130も2年使用しているから、本来ならパッキング部品を交換すべき時期をとうに過ぎているが、私は新しいイエローボディをインタンブールで調達しちゃった。部品ではなくボディごと交換した。古いボディは大学の備品だから研究室へ置いて来た。どうせ事務屋はダイビングなどしないだろう。イエローボディもそろそろ1年経つので秋の終わりには交換時期だ。オリンパスのハウジングもOリングを交換しておいた方が良さそうだ。水中は時間をかけて最終的には全てのものを溶かしてしまう世界なのだ。

 さてブログトップ画面は15回分が編集されるのだ、ようやくあの暗い民家の画像が消えた。建築的には面白くても暗いのは勘弁願いたい。トップ画面全体の画像構成というのは編集の心得があるものとしては気にしている部分でもある。さて、暑い頃だけど執筆感覚維持のためにブログを書き続けてゆこう。ブログは、文章を描く練習には丁度良い。もちろん誤字脱字もあるので校正練習にもなっているが・・・。

 

沖縄県万座ドリームホール

NikonAW130,ISO200,焦点距離10.1mm,露出補正0,f/4.4,1/30

コメント
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