サメの造波抵抗が少ないボディは大変美しいのだが、その根性が実にいやらしい。というのも我々が安全停止をして船に上がろうとすると、船の周りの魚をあさっているではないか。こちらもあさられてはかなわないので、といってこちらがなにもしなければ大丈夫のはずだが警戒しつつ船に上がった。まだ2mにも満たないオグロメジロザメの子供であり、大きくなると体調3m以上になるというのがインストラクターの先生の解説であった。
船にたどり着き緊張感もほどけ安心したところでエアが少ないのを見越したように船の上がり口を徘徊するという根性のいやらしさはピカイチであり、「サメのような奴」という言葉があるかどうかは知らないが、そういったら猛烈に根性の嫌らしい奴と覚えておこう。
この時期魚はせっせと栄養を付けている。珊瑚に生息する魚の繁殖シーズンは春から秋にかけてだから、栄養を蓄えているのだろうか。
さて京都は祇園祭宵山の頃であり、朝から観光客が徘徊しているが、なぜか日曜日のために街は静かだ。祇園祭・・・もちろん私は行かない。夜になると通りは一方通行だらけで大勢の人たちが徘徊するから近づかないことにしている。最近は前祭、後祭と山鉾の巡行が2度行われるので、一難去ってまた一難の気配濃厚である。祇園祭の宵山の時はカップル達が燃え上がるらしいですよ。こちらも繁殖シーズンか・・・。
沖縄県渡嘉敷島カミグー
Nikon AW130
ISO125,焦点距離11mm,露出補正0,f/4.4,1/250