大きなナマコをひっくり返したら腹にウミウシカクレエビが張り付いていた。目といい頭部といい体の模様といい玩具的な形態だ。ナマコの下が外敵がこなくて安全なのだろう。これを共生というべきか。
さて話題は変わるがカテゴライズという言葉がある。もちろん学術論文の世界では、そのカテゴライズに研究者の考え方が反映されるのだから重要なテクニカタームになるのだが、ここではもっと軽い話でブログのカテゴリーのことである。
例えば鉄道写真の画像を貼り付けてテキストも鉄道の話だったというのであればカテゴリーは明快なのであるが、私のように撮影機材の話を書いておいて、画像は旅先の風景だったりする。そうなると撮影機材と旅とどちらのカテゴリーにいれるかの判断に迷う。そういうときは判断基準をあらかじめつくっておけばよいのだが、最初から判断基準というのは成立しない。試行錯誤を重ねようやく自分なりの判断基準が確立してくるのである。
このあたりの考え方は、大学の英語の入試の採点と実によく似ている。例えば英文和訳などは一人一人文章が違うのだから、原則として正解の文章というものはないというのが採点者の立場だ。当然書かれた和訳を一通り読みながら自分なりの判断基準を作り上げてゆくことになる。そこで何回も同じ答案の束を読み返すことになる。そうした作業を複数の採点者で繰り返し行ってゆく。そうやって英語の試験問題の採点が進められてゆく。
ブログに戻って撮影機材・・・これは機材すなわちプロダクトのカテゴリーなのだから、ハードである撮影機材の画像であれば撮影機材のカテゴリー。撮影機材の話を書きながら画像が旅先であれば、それは旅先で考えた撮影方法などのソフトな話なので旅のカテゴリーにいれる、という判断基準ができた。そんなわけでこのブログもカテゴリーの変更作業をしていたわけである。FBで過去にみたような画像が再登場したというのは、この作業のためである。
なんともこだわるなぁーと我ながら思う。研究ならこだわりにこだわりぬいて考えるが、ブログだから少しだけこだわって少し整頓した。
なにしろ私は画像に合わせて文章を書いているわけでも、あるいはその逆でもなく、といって画像を無視しているのでもなく、画像を見ながらいろんなことを思い出しつつであるから話は飛躍してくる。それが通例の本のような編集規則に縛られないブログのよさかと思っている。そして私のブログにの執筆スタイルなのだろう。
沖縄県万座ナカユクイ
NikonAW130,ISO125,焦点距離9.2mm,露出補正0,f/4.3,1/400