画像はシングルツリーだが、首里のダブルツリーヒルトン(旧日航ホテル)から安里に向かう坂下通りは那覇の海をのぞみながら降りてゆく景観のよい道である。当然慶良間諸島が間近にみえている。このあたりから首里にかけての丘陵地帯は、緑も多くおそらく那覇でも環境のよいところなのだろう。ヒルトンのプールサイドで半日をすごし、坂道をくだり道の成り行くままに歩いていたら桜坂だった。こんなところへ道が続いていたのか。
沖縄県は、人口が増加している数少ない県である。冬がないため本土から人々が定住しにやってく。その気分はわからないでもない。たしかに居心地のよい場所さえ確保できたら、沖縄へ移り住むというのも面白い。実際あの浜野安宏さんもモンタナの家を売り払い、備瀬に居を構え、映画をつくり沖縄映画祭のレッドカーペットを歩いていたようだ。
私もダイビングをしつつ、魚の絵を描く売れないアーティストの看板でも掲げようかと考えそうになる。実際そんな人間達は沖縄には数多いだろう。ここへくると好き勝手にマイペースでクリエイションしたいなと思うぐらいに人生観も変わらざるを得ない気候風土がある。それは時間に対する感覚がなくなってくる、つまり時間忘れの沖縄である。そこが沖縄の魅力なのだろう。
最近の京都は、曇天が続き雨が降りそうで降らない。雲と地上の間に熱が閉じ込められたように蒸暑い日が続く。もちろんこんな燻製にされているような日に機材をかついで街の徘徊という気分でもない。こういう日が何日か続き、やがて派手に雷雨となり夏の空になるのだろうと思われる。天気図をみたら北陸から東日本にかけて梅雨前線が停滞しているではないですか。先日秋田では集中豪雨というニュースを聞いた。まだ梅雨があけてないのだ。やだねぇー・・。
那覇市
NikonAW130,ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/8.2,1/400