図1. 河端通 実は、このアングルで舞妓さんの髪飾りを撮りたいのだがと思いつつ、今日は撮りそびれた。このアングルはフォトグラファーの奈良原一高さんがスペインのマタドールを撮った写真が記憶に残っているからなのだが。
図2. 安井金刀比羅宮 縁切り寺だから絵馬には切りたい縁が書かれてある。実は、それを読むのが面白い。「旦那が芸子の××と縁が切れて我が家に戻りますように」というのがあれば、「ダーリンが奥さんと縁が切れますように!」というのもある。そんな本音がズラーッとだ。京女は旦那に奥さんがいようが、そんなことは関係なく、うちにきたらわてのもんという意識。
図3. 四条河端通 アドレスホッパーというのは、こんな感じかなとイメージしているけど。
図4. 祇園南町 この街を歩けば舞妓さんに必ず遭遇する。あらっ回りを見渡したら、私しかいないではないかと少し慌ててしまう。
図5. 花見小路 4月から都踊りが南座で始まるんだ。だからぼんぼりが建てられている。都踊りをみたら京都は、もう十分じゃないか。
(本文)
昨日の京都は、外気温が16°と高かったのだが町屋のなかは寒いぐらいに冷えていた。まだまだガスストーブとダウンコートが離せない日々が続くようだ。
さて日経流通新聞3月6日号が、「アドレスホッパー」というライフスタイルを紹介していた。
それは、自分の家をもたないでシュアハウスなどを転々としながら、ウェブメディアなどで仕事をしつつ、日本全国や世界を移動しながら仕事をするノマドワーカー達、あるいは多拠点生活者という概念だそうだ。アドレスホッパーの医者もいるそうだ。いまの20代から30代の若者達のライフスタイルの1つだ。多拠点生活者数は17万1千人と推定している。
私の回りを見回すと、そうしたライフスタイルをしている人間達が確かにいる。昨年もそうしたアドレスホッパーが結婚式に呼んでくれたし、仕事と恋人が一緒という人間もいた。場所が変わると彼氏も変わるけど。
最近シュアハウスやゲストハウスが増えているのも、長期滞在をしたいアドレスホッパー達のニーズを満たしている部分があるだろう。実家に住民票をおいておけばよく、あとは自分の家を持たない身軽さがある。
そうした人々のニーズに応えられる都市サービスがあり、仕事情報をもったコミュニティがある。それは成熟した都市を使いこなしている姿か。あるいはホントに人生旅暮らしを実戦できるほどに私達の生活環境がよくなっているわけではあるが。
さて今日は、背景が大いにボケる85mmレンズを意識的に使った。
京都市祇園町南側、2019年3月9日
NikonDf、AF-SNikkor85mm/F1.8G
1)ISO800, 露出補正-0.33,f/2,1/2500
2)ISO5000, 露出補正-0.33,f/4,1/100
3)ISO3200, 露出補正-0.33,f/2,1/100
5)ISO2000, 露出補正-0.33,f/2,1/100