Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

NIKON FREAK483. 小説:小樽の翆106. 手持ちぶさたなランドリー

2020年05月25日 | Sensual novel

 

 もう午後も遅い時間だろうか。

翆が起き出して、はってインナーをとりにゆこうとしている。おっ、そのまま!、一寸クロッキーをしておく。

後ろからみてると、僅かな陰毛の後ろの翆の股間に一文字のラインが見えている。

翆「あちきも元気だねい、後ろから・・・、そんなにオンナの股間って描きたい?」

なんか人間の行為の意味づけや確認をしてたくなるというのかなぁ、それは昨日は激しく燃えた股間というだけで、なんか意味深じゃない。まあそれだけじゃないけどさ・・・。

翆「いいよ、もっと近くで描いても、5分ぐらいこのまんまにしておくからさ」

そういって、四つんばいになった翆の後ろ姿をクロッキーしている。昨日タップリ愛した翆の股間、というだけで意味をもっている。女の生々しい股間には、それは、はいりこめそうで、はいりこめない、いつも、そんな現実の落差というか、もどかしさを感じている。

それにしても今はエアロビクスがお休みだから、翆は趣味がないよね。

翆「アチキと毎晩セックスするのが趣味かなあー。オンナってセックスして、料理して、お家のお掃除して、それで仕事もしてといったら、もうそれで十分だよね。だからオンナは、男の人に注ぐ愛情に飽きたら趣味に走るでしょう。趣味に没頭してオトコとのセックスは疎遠になる、それにオトコが女に飽きるっていうのがあるかなぁー。上さんの裸みたってたたないよ、というのが年取ったオトコの気分という話もあるよ。つまりお互いに愛していないんだけど別れない、そのあたりが夫婦のしがらみなんだろうね」

まあそうなっちゃったら人生も楽しくないよねぇー。アチキはずっと翆とセックスができることに幸せ感を感じるけどね。

翆「たぶん私達って相性がよかったんだよ」

(笑)

・・・

翆「さて今日は、夜勤ですぅー、ならばお掃除かな。アチキは洗濯物をランドリーに持っていってね」

夕方のランドリーは空いている。夜になると再び混んでくる束の間のまったりした時間帯だ。ランドリーで洗濯の仕上がりをまちながら雪の小樽の街に眼をやると、結構よいシーンがあったりするのだが、もう雪は大半がなくなってきている。撮影機材も、手持ちぶさたなランドリーだ

・・・

夜半に、翆は、エイリアンのディプリみたいに、カルバンクライン風の黒いブラとショーツで身を固め、米軍の夜打にでかける戦場の兵士みたいにして出勤していった。病院は、次第に戦場の気配が濃厚になってきているようだ。

小樽市の感染者 陽性19名、入院2名・・・。

 

小樽市花園

NIKON Df、AF-S NIKKOR28-300mm3.5-5.6G

ISO400、焦点距離28mm、露出補正+0.67、f/11、1/25

コメント
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