Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

番外編452. 虫干し14. バックシャンのプロダクトデザイン

2020年07月04日 | Photographic Equipment

 

 手持ち機材の虫干しが終わり、普段使いしたい機材がある。

それがEOS1Ds mark3+EF16-35mmLのシステム。

撮影者がいつも目にするのは機材の後ろ姿だが、そのバックシャンがシビれるぐらいに格好がよい。

デザイナー目線では、愛でたいほど格好がよすぎるプロダクトデザインだ。

EOS1は、それ自身を越えられないといってよいほど完成度が高い。

キャノンの経営が安定していた頃の自信作だ。

今やカメラ事業から撤退か?・・・。

だから、こんな優れたデザインは、もう二度と出ない。

・・・

EOSは、海外の街やスポーツ選手のユニフォームのような彩度が高い色が好きだ。

だから日本の地味な世界では、その発色の良さをもてあましている。

忘れてはならないのが、Peak Designのストラップだ。

これなくして重たい機材を担いで撮影はできない。

・・・

光軸がズレるほど固いロシアの歩道にぶつけても、

ポルトでカメラを抱えてこけても、

飛行機の座席の下に転がされても、

ボディは傷だらけだが、

それでも正常に動作する信頼性がある。

だから70万のボディは立派に傷だらけで、世界に持ち出した跡がパスポートの押印のようにある。

・・・

それでいてバッテリーの持ちがよい。

1日RAWで約500枚撮影し、2日でメモリーカードが一杯になり、4日目でバッテリー交換と目安が立てやすい。

つまり4日目まで同時挿入できる2枚のメモリーカードで4,000枚撮影し1本のバッテリーで持つわけだ。

4日以内の撮影なら充電器は不用だ。

・・・

さて常用のEF28-300mmに付け替えて・・

パーマセルテープでフードを固定し・・・

リュックに入れて・・・・

旅にゆこうか・・・・・。

・・・

以下にポルトガルで撮影した画像をあげた。

光と空気を撮し込むことができるのがEOS1Ds mark3の実力。

日本では、地味な街で性能をフルに発揮できないEOSは、こんな風景を撮りたがっている。

 

追伸

 ダイビングをしていたら、ダイバー達御用達のオリンパスが投資会社にカメラ事業部を売却する話を聞いた。これまで数多くの名機を世に出してきたオリンパスも、最近のスマホの高画質についに太刀打ちできなかった。売却先が投資会社だから、新規の機種を発売することはない。おそらくオリンパスユーサー達の機材のメンテナンスだけだろう。

 私は以前、E-M1もE-M1mark2も魚眼レンズやハウジングもろとも沖縄のインストラクターにすべてあげてしまったし、多数のレンズも処分したので、オリかバス機材は皆無だ。今思うと、それでよかったと安堵した。

 

SONYα6600、Carl Zeiss Vario-Tessar E 4/16-70mm

1)ISO2500,焦点距離70mm,露出補正-0.3,f/5.6,1/125

京都市下京区

EOS1DsMark3、 EF16-35mmL USM/F2.8

2)ISO1600,焦点距離16mm,露出補正+0.5,f/2.8,1/8000

3)ISO1600,焦点距離35mm,露出補正+0.5,f/8,1/800

4)ISO1600,焦点距離35mm,露出補正+0.5,f/2.8,1/8000

リスボン、カシュ・カイシュ

EF28-300mmL IS USM/F3.5-5.6

5)ISO800,焦点距離135mm,f/5.6,1/3200

6)ISO800,焦点距離35mm,f/4,1/8000

7)ISO1000,焦点距離85mm,f/9,1/160

コメント
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