久しぶりに札幌のベーヤンからメールが来た。いつものチクコウ・ホテルの和食屋へでかけた。
ベーヤン「朗報!、先日のキャリアウーマンの話、覚えている?」
「ベーヤンの種で妊娠して、血液型が同じだから、旦那の子供として出産しようという話だろ」
ベーヤン「でっ、そのキャリアウーマンは、その後仕事が猛烈に忙しくなり、残業、徹夜続きで、出張までして、そしてついに流産したわけ。つまり胎盤が安定するまでは、安静にしていなきゃいけないところを、キャリアウーマンは全然しなかったのね。これで俺の種はなくなったわけ。もうキャリアウーマンは御免被りたいね」
「自業自得だよね」
・・・
ベーヤン「もう一つ朗報がある。儲かった」
「こんな新型コロナ蔓延の時に儲かるって、投資しかないじゃん」
ベーヤン「それそれ、昨年の12月に中国で新型コロナが発見された頃、医療株とファンドを買い込んだんだ。まあボーナスがわりにね。それが大化けしたのよ」
「普通は、新型コロナが流行るから株価は下がって経済は落ち込むというのが通説。だけど一時期株価は落ち込んだけど、そうなると安いから株の買いなる。その後株価は反発していった。しかも政府が大型財政投資をバンバンやるから、市場に資金が余ってきた。観光株はダメだけど、医療株はドンドンあがる。それが世界規模で起きてきたから、リターンも、おそらく今世紀最大のリターンだろうかね」
ベーヤン「そうなんだ。昨年フイルム企業の株を買っておいたんだ。アビガンを製造しているところね。当然今年になって株があがったのを皮切りに、アメリカの医療系投資が、急成長。それで潤っている」
「こうした株価が何倍もあがるというのは、経済と無縁なところで発生した事件のときだね。ライフスタイルは変わっても経済の構造は変わらないから、そりゃ儲かる構図ができる」
・・・
「さて小樽に呼び出したぐらいだから、また不倫情事の後かな?」
ベーヤン「今度は、今年、うちの広告代理店に入社してきた女の子。この時期って仕事にも慣れてハメを外す時期。それまで普通の生活しか知らなかった女の子が、いきなりテレビスタジオだのCF撮影の現場を経験するじゃん。それだけで一気に世の中が広がって、出世したみたいな勘違いをしてくれる時期ね」
「それって文科系の女子でしょう」
ベーヤン「うん芸術系はこうるさいからパス!。だから狙いは文科系のおぼこ娘。旨い物食べさせて、飲ませて、グーなインテリアのバーで口説いて、ホテルに泊まって、セックスして、朝一番の列車で家に帰って、会社通勤のために着替える頃には、それでなんだったの?、と不思議な顔をしているさ。普通のボディじゃ広告価値はないから、本人には悪いけど私には玩具、つまり遊んだのさ。そんなことはお見通しの広告の世界です!」
「そんなこというと、その女の子が聞いていたらどう思うか。少しは愛情のかけらぐらい示したら。おぼこ娘、純情すぎるから後で怖いよー(笑)」