Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング267. 小説:小樽の翆198. 健さんの話

2020年10月09日 | Sensual novel

 

 健さんの店で夕飯を食べるのが、夜勤の時の晃子さんの定番になっている。

晃子「こんばんは、あら!、今日はお上さんがいないんだ。健さんでしょう!!」

健さん「うん、一寸町内会の会合に出かけている。ああ上さんがいってた病院の看護師さんね!」

晃子「文さん、健さんのこと自慢してたもん」

健さん「(笑)、上さんが肉料理のメニューださない?、というから、今日は私が一寸だけやってます」

晃子「健さんって料理はできるの?」

健さん「肉ならできるよ。今日は業者仲間から牛肉を仕入れたから、馬喰の小屋で燻製状体にしてお店に持ってきた、新しいメニューをいく?」

晃子「あっ、これ牛の燻製なんだ。これダントツに美味しい」

健さん「でしょう、ボクもこれよく作るんです」

・・・

晃子「動物と人間が違う所ってなーーに?」

健さん「やはり排卵日しか交尾しないところかな。そこが人間と違うところ」

晃子「お上さん、いってたよ。健さん、あれが一晩続くんだってと」

健さん「ありっ、(笑)、まあボクは肉食だから元気だけど、毎日はできないよ。やはり三日ぐらいあけないと」

晃子「そうなんだーー」

健さん「そんな話、好き?」

晃子「大好きーーー」

健さん「ボク全国を旅していたでしょう。それで儲かった時はキャバクラゆくのよ。若いお姉ちゃん達を捕まえに。それであるお姉ちゃんから聞いたんだけど、オンナの人のなかには、オトコの人のセックスだけじゃ満足できないん体質のひとがいるんだって。だって1回やっちゃったらそれでお終いで、すぐにチャージできないじゃない。そうすると女の人は、オトコの人だけじゃ満足できないからレズになるんだって・・・。実際いたよ、そういう娘、私も頑張ったけど3回で、勘弁してくださいだったね」

晃子「お上さんは?」

健さん「上さんは、控えめかな。まあ女の欲望は灰になるまでだからねぇー。こんな話、しちゃっていいのかなぁー(笑)」

・・

晃子「この話で、今晩もナースは話題持ちきりよ(笑)」

 

コメント
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