Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

ドローイング775. 小説:小樽の翠687. コウさんの絶倫話

2023年08月10日 | field work

 翠は夜勤だ。夜勤同士のコウさんと晃子さんで夜中のお茶タイムに集まってくる習慣が続いている。
晃子「どうよ、服部君との新居の世界は?」
コウ「あっ、彼!(*^▽^*)、すっごい絶倫系なの!!」
翠「服部君って田舎育ちで精力溢れているタイプじゃん」
コウ「そうなのよ。なんかね、田舎の人ってみんな精力はすごいらしいの・・・」
晃子「都会人とは鍛え方が違うよなぁー」
コウ「だって肉体労働ばかりだもん。精力がなければお米はできないよ・・・」
翠「じゃ服部君は遺伝子を引きついでいるわけだ」
コウ「もう家に帰ると大変なのよ。だってねえ・・・『コウ!!、貯まっている、早く早く!!』 っていって夕飯の支度をしていると、後ろから脱がされて、抱きかかえられてベッドへつれてゆかれて、後ろからグイグイって押し込んでくるのよ・・・」
翠「服部君の子供ができてるんじゃないの・・・!?」
コウ「もう三ヶ月よ・・、あと二ヶ月もたてばお腹も目立つ頃じゃない。上からだとお腹に負荷がかかるから、毎晩後ろからグイグイなのよ。好き放題に突いて出してゆくわけ・・・」
晃子「服部君って何処の出身なの?」
コウ「もち、新潟よ。だから新居に引っ越すときに彼のボロアパートに、大きな米びつがあって、そこにコシヒカリが沢山合あったの。それだけは大事に新居に持ち帰ったわ。彼の荷物はコシヒカリだけだったもん」
翠「コシヒカリって精力絶倫なの?」
コウ「多分、あそこは多産系だから、からだにはよいはずよ。それにねぇー、彼に毎朝、田舎の青汁ジュースを飲ませているの。そこに甲賀の里の精力剤を少し入れて・・・(*^▽^*)」
晃子「それで服部君は、精力絶倫系なんだ。くれ、俺にも!!!」
コウ「あら、こんど田舎から送ってもらうわ(*^▽^*)」
翠「あたし、コシヒカリがいい」
コウ「彼んち農家だから、こんどあげるね(*^▽^*)」
晃子「コシヒカリと忍者の精力剤かぁー・・・・」
コウ「その2つがあると、子供沢山出来るみたいよ。だって田舎って子供は労働力だもん。沢山産んで、お米つくるわけじゃん。」
晃子「服部君って何人兄弟なの?」
コウ「9人兄弟よ・・・」
翠「ええっ!、すっごーーい・・・・」
コウ「田舎じゃそれが普通なんだって。でね男の子は絶倫系が多いみたいよ。だってねえ服部君の実家は9人子供を産んだら、奥さん疲れはてて亡くなっちゃんだって。それでお父さんの性欲処理係で後妻をもらったっていってたもん。絶倫系の家系なのよ。多産系だからどこでも女の人は余るのね(*^▽^*)」
晃子「しらねぇーぞー、コウさんも9人産まされておだぶつだーーー」
コウ「そんだけ産んだら、女として本望じゃん(*^▽^*)」
・・・
そんな話が続いていた深夜のナースステーションだ。
そろそろ水平線が明るくなる小樽の街だ。
コメント
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