ダイビングの動画もアップしているものしかないので、ここでは静止画で。
私の記憶違いでなければ、この日は慶良間諸島が見え出すとボートが左に舵をきった。波が静かな時でないとゆくことができないポイントである。ダイビングポイント名はログブックを開かないと解らないが、海の透明度は大変高く魚の宝庫である。私の場合、そんな機会は年に1回あるかだが、潜ると自然度たっぷりのランドスケープを心ゆくまで感じさせてくれた。これこそが海なんだ。
それはあまりダイバー達が容易にゆくことができないからだろう。人間が容易に近づけないからこそ、自然度が高いとする法則は地球上のすべての自然環境に当てはまる。
自然環境に人間が足を踏み入れた途端に生態系は変わってくるし、人間があらぬ微生物を持ち込んでくることもある。だが生態学研究のためには足を踏み入れざるをえず、そこが科学の悩ましいところだ。精々自然への最小限の負荷で速やかに立ち去るほかない。
まして自然の観光コースだって!。そんなのは既に生態系が変わっていて疑似自然なのだから南極でもどこでもどうぞ!。
自然の生態系は変わらない方がよいわけだが、どうしても近づきたければ博士号を取得して生物学者になるほかないでしょうね。限られた人間が調査し論文で発表し世界に知らしめる事で、私達は自然からの知見を得ることができますから、それでよしと私は考えています。
沖縄県慶良間諸島
NIKON CoolpixW300.