Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

ドローイング778 小説:小樽の翠690.幕間 ラフに描く

2023年08月13日 | field work

 2023年8月8日のブログ(ドローイング773.小説:小樽の翠685.)のイラストの制作過程を映像で紹介した。いつも思うことだが絵画が上達したければ、美術研究所に1年ぐらい通ってデッサンを勉強するほかない。
 日本の風土的特質が影響していると思われるが、大方の日本の風景は立体的に見えない。さらに霧が霞んでおぼろげで平坦な風景が多い。だから意識的に立体的に物事を捉えるデッサンの訓練が必要になる。上達の道はそれしかない。
 ところで日本の中でも、風景が立体的に見えると土地がある。鹿児島県である。だから鹿児島県人は、デッサンなど勉強しなくても立体的な表現ができてしまう。実際東郷青児をはじめ西洋絵画の大御所は鹿児島県出身者が多い。
 もちろんヨーロッパの乾燥した土地なら、いやでも物事が立体的に見える。私から見れば羨ましい限りだ。

ドローイング778 小説:小樽の翠690.幕間 HD 1080p
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